旭山にゅーす・ぶろぐ

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2018年8月のすべての記事

カバのペアはどうなった?

 カバの百吉と旭子の繁殖目的で4月下旬から同居を始めて4か月がたちました。前回のブログから報告が遅れましたが、なんと5月と6月の旭子の発情期に百吉との水中交尾行動が見られました。15分から30分間にも及ぶカバのマウントする姿を、私たち飼育員たちも間近でみられたことは大変貴重な出来事でした。

カバの水中交尾行動

水中交尾行動の2頭


 しかし、発情期終わるといつものように主導権は旭子に戻ります。互いに距離感を保ちつつ大きな口を開けコミュニケーションをとったり、2頭寄り添って気持ちよさそうに寝たり、時にはテンションが高まるようで活発な泳ぎも見られます。先日、屋外のプールで旭子の左下の歯が百吉と互いの口を開けていた弾みでしょうか歯が欠けてキリンを見ていたお客さまにけがはなかったのですが当たったようです。


  さらに7月、8月と2か月以上旭子の発情期が途切れてしまいました。当然交尾行動が無く様子を見守るしかないのですが、たまに百吉が旭子に近づいていくこともありますが、これはひょっとして妊娠・・・と期待がふくらみます。とはいえ繁殖(ペアリング)に向けてスタートしたばかりです。皆さんもこの2頭の命の誕生を期待して仲の良い様子をぜひ見に足を運んでくださればと思います。なお、同居の展示がない日もありますご理解ください。

お昼寝

仲良くお昼寝

カバ・タンチョウ担当:高井正彦

ブタその後…

 4月に来園したブタ2頭ですが、来園時は体重約30kgぐらいだったのが、現在は約100kgになりました。

4月ブタ

4月来園時

ブタ8月 

8月のブタ2頭

 来園してから4ヶ月を振り返ると、試行錯誤しながらの飼育だったなあと思います。柵や扉を破壊されたり、穴を掘りすぎて芝がなくなってしまったり、木の根っこを…。色々ありましたが、ブタについて本当に勉強になった4ヶ月です。

 これからは、もっとみなさんにブタのすばらしさを伝えられるようがんばりますので、ぜひ今後のブタの成長も楽しみに足を運んでもらえればと思います。

こども牧場・教育活動担当:佐賀真一

2018年10月の壁紙カレンダーができました

1810カレンダー

 10月のWEBカレンダーの動物はコノハズクです。

 10月の動物はコノハズクです。体長20センチほどで、フクロウの中では最も小さく、北海道には夏鳥として渡ってきます。オオコノハズクに似ていますが、短い羽角と黄色い目で見分けることができます。「ブッポウソウ=仏法僧」と聞こえる甲高い鳴き声が特徴です。旭山動物園では今年8月と9月にコノハズクのヒナが巣立ちを迎えました。ヒナの成長ぶりも楽しみにしながら、ぜひ会いに来てください。


WEBカレンダーのダウンロードはこちら

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。

カレンダー1810_800x600(画像形式(JPG) 319キロバイト)  
カレンダー1810_1024x768(画像形式(JPG) 479キロバイト)  
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カレンダー1810_1680x1050(画像形式(JPG) 897キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダーはこちらからご覧ください

2018年9月分(マヌルネコ)

2018年8月分(カルガモ)

2018年7月分(エゾシカ)

2018年6月分(シマフクロウ)

2018年5月分(カバ)

2018年4月分(チンパンジー)
2018年3月分(キングペンギン)
2018年2月分(ホッキョクギツネ)
2018年1月分(シンリンオオカミ)
2017年12月分(アムールヒョウ)
2017年11月分(シマフクロウ)
2017年10月分(カピバラ)
2017年9月分(ニホンザル)
2017年8月分(ニホンザル)
2017年7月分(トナカイ)
2017年6月分(オランウータン)
2017年5月分(アザラシ・ダチョウ)
2017年4月分(ホッキョクグマ)
2017年3月分(タンチョウ)
2017年2月分(シロフクロウ)
2017年1月分(ニワトリ(ポーリッシュ))
2016年12月分(エゾタヌキ)
2016年11月分(レッサーパンダ)
2016年10月分(シンリンオオカミ)
2016年9月分(ヨーロッパフラミンゴ)
2016年8月分(シロテテナガザル)
2016年7月分(アムールトラ・ユキヒョウ)
2016年6月分(アビシニアコロブス)
2016年5月分(シマフクロウ)
2016年4月分(レッサーパンダ)

2018年9月の壁紙カレンダーができました

1809カレンダー

 9月のWEBカレンダーの動物はマヌルネコです。

 9月の動物はマヌルネコです。7月19日に埼玉県こども動物自然公園よりマヌルネコの「グルーシャ」が来園しました。マヌルネコはシベリア南部から中国、イラン、アフガニスタン等の高地に生息するヤマネコです。旭山動物園では初めての飼育となります。小獣舎の以前ウンピョウを展示していた部屋で展示していますが、暑さに弱いため、夏の間は屋外展示場と涼しい室内の寝室を出入り自由にしていました。これから涼しい日が増えてくると放飼場で生活する時間も増えてくると思いますので、ぜひ会いに来てください。


WEBカレンダーのダウンロードはこちら

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カレンダー1809_800x600(画像形式(JPG) 297キロバイト)  
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カレンダー1809_1680x1050(画像形式(JPG) 979キロバイト)

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダーはこちらからご覧ください

2018年8月分(カルガモ)

2018年7月分(エゾシカ)

2018年6月分(シマフクロウ)

2018年5月分(カバ)

2018年4月分(チンパンジー)
2018年3月分(キングペンギン)
2018年2月分(ホッキョクギツネ)
2018年1月分(シンリンオオカミ)
2017年12月分(アムールヒョウ)
2017年11月分(シマフクロウ)
2017年10月分(カピバラ)
2017年9月分(ニホンザル)
2017年8月分(ニホンザル)
2017年7月分(トナカイ)
2017年6月分(オランウータン)
2017年5月分(アザラシ・ダチョウ)
2017年4月分(ホッキョクグマ)
2017年3月分(タンチョウ)
2017年2月分(シロフクロウ)
2017年1月分(ニワトリ(ポーリッシュ))
2016年12月分(エゾタヌキ)
2016年11月分(レッサーパンダ)
2016年10月分(シンリンオオカミ)
2016年9月分(ヨーロッパフラミンゴ)
2016年8月分(シロテテナガザル)
2016年7月分(アムールトラ・ユキヒョウ)
2016年6月分(アビシニアコロブス)
2016年5月分(シマフクロウ)
2016年4月分(レッサーパンダ)

夜の動物園へのご来園・絵本の読み聞かせへのご参加、ありがとうございました

大変遅くなりましたが…
8月16日、31回目の夜の動物園が終わりました。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
また、期間中開催していたやすらぎの森休憩所での「夜の動物園の紙芝居」を見に来ていただいた皆さま、
紙芝居、楽しんでいただけましたでしょうか? 
お集まりいただき、本当にありがとうございました。

夜の動物園紙芝居の表紙

夜の動物園では、どんな動物の夜の姿を観察しましたか?

夜の動物園が始まって2日目の8月11日(土)には、毎月第2土曜日開催の絵本の読み聞かせがありました。
「カラス」と「かばくん」、2冊の本を読みました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

飼育担当の佐藤からは、カラス(よく見かけるのはハシブトガラス、ハシボソガラスの2種)についてのお話がありました。
厄介者というイメージのカラスですが、そうしたのは人間の生活が大いに関係しているとのこと。
また、カラスは頭が良く、旭山動物園で飼育しているカラスは、
エサが入ったケースの仕掛けを試行錯誤しながら開けてエサを取り出して食べるということなど、
カラスにまつわるお話をいろいろしていただきました。
皆さんも、身近にいるカラスについて考えてみてはいかがでしょうか。
カラスの解説
身近な鳥「カラス」についての解説を聞く参加者の皆さん
 

次回の絵本の読み聞かせは、9月8日(土)11時からです。
「きつねとねずみ」「オオカミクン」の2冊を読みます。皆さまのお越しをお待ちしております。

(動物図書館 北川裕美子)

【キングペンギンが生まれました】

 7月30日にキングペンギンのヒナが孵化しました。

 孵化した日の体重は250グラムで、大きな声で鳴く元気なヒナです。親もさっそく給餌を始めみるみる大きくなっています。

 キングペンギンのヒナは孵化直後は羽が生えていません。ですので、親のお腹の下(というか足の上というか)の場所で育てられます。つまりお客さんからはほとんど見えません。外の世界に出るようになるのはまだ先ですので、ヒナが見えたあなたはかなりラッキーです。


ラッキーでない方にもヒナをご覧いただけるよう、キングペンギンのヒナ22日齢の体重測定の動画をアップしました!コチラ↓)

www.youtube.com/watch(新しいウインドウが開きます)

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親から給餌されるヒナ

(獣医師・ぺんぎん館担当:佐藤 伸高)

ゲンちゃん日記・平成30年8月「オオカミのペア誕生なるか?」 

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 (写真:手前が「アオイ」、奥が「ヌプリ」)

   毎年今年の気候はおかしいと感じていますが、と言うことはどんどんおかしくなり続けていると言うことになります。感覚的なことなのかもしれませんが、今年は全国的に明らかに異常な気象状況が続いていますね。7月の大雨では旭山の麓の倉沼川に架かる橋が通行止めになりました。開園以来初めてのできごとでした。もはや想定外という言葉は死語になるのかもしれません。
 夏に向かって今年もレッサーパンダが誕生し、あとはキングペンギンがどうなるかですが繁殖についてはひとまず一段落でしょうか。気づきにくいですがクマタカの雛も成長していて、順調にいけばこの手紙の頃にはもう巣立っているはずです。秋からは交尾行動を確認できているアミメキリンそしてカバの状態を慎重に観察していくことになります。
 繁殖と言えば来年に向けての話になりますがシンリンオオカミ。ケンとマース?いえいえ違います。ヌプリとアオイです。ヌプリは旭山動物園生まれのオス(7歳)です。ケンとマースファミリーの中で姉妹と共に生活をしていましたが、自己主張が強くなり始め父親ケンとの同居の限界が近いと判断して2年前に群れから離して非公開エリアでの飼育としました。群れを出るという点ではオオカミの習性を考えると自然な成り行きでもありました。搬出先を探してきましたが声が掛かりませんでした。
 アオイは東山動物園から今年6月に来園しました。メスの10歳です。アオイは海外からの輸入個体で、東山動物園では何回かペアの形成を試みましたがうまくいかずに単独で生活をしていました。繁殖の可能性は高くはない年齢で、可能性があるのは後2シーズンあるかないかです。
 ではなぜあえてヌプリ・アオイでペア形成・繁殖を目指すのかというと、血統です。日本で繁殖しているシンリンオオカミは旭山系統と富山系統の2系統しかいないのです。ですから次の世代までは考えられるのですが、3代目は血縁が非常に近い近親交配となってしまいます。オオカミなどの肉食動物は近親交配による遺伝的な弊害が出やすいため、近親交配は極力避けなければいけません。アオイはどちらの系統でもありません。理想はオスも新たに海外から導入することなのですが、現状でできうる最善策として今回のアオイ導入となりました。 
  アオイは気むずかしい個体と聞いていましたが、群れでの生活が長く様々な経験を積み穏やかな性格の(親バカかな?)ヌプリとのお見合い、同居は順調に経過しています。 
  非公開エリアでの飼育となりますが、経過は折に触れ報告していきますので、皆さんも気に留めておいてくださいね。

 旭山動物園 園長 坂東 元

2018 夏→秋~ヒツジ~

 夜の動物園が終わり、お盆も過ぎ気温が低くなってきました。
 今年は例年より早く、5月上旬に毛刈りをしたヒツジたち。

 真夏は少し毛が伸びてきていたので、来園者の方からは「暑そうだね」「また刈ってあげたら?」と言われることが多くありましたが、最近は快適そうに過ごしています。
 もうすぐ秋がやってきます。

 ヒツジたちは冬も外で過ごすので、秋の間にたくさん栄養をとり、冬を迎える準備をしていきます。
 動物たちも食欲の秋ですね!

無我夢中

無我夢中

こども牧場担当:南翔悟

自然観察会「虫ってすごいな!あなたは虫に勝てるかな?」を実施しました!

 自然観察会「虫ってすごいな!あなたは虫に勝てるかな?」を実施しました!

 夏だからこその虫取り!と思っていたのですが、当日は気温17度の雨模様・・・。

 虫の声も聞こえない状態でしたが、昆虫採集を始めると隠れていた虫たちがたくさんいました。

 今回のタイトル通り、バッタとジャンプ対決を行い、バッタが体長の30倍ジャンプしたことから、人間の身長の30倍を何歩で跳べるか?とみんなで実験しました。

 写真1


 また、アリの巣の観察からアリの好物は何か?とバナナ、砂糖、煮干しで実験したところ・・・大変残念なことに時間切れとなり、結果はこのブログに持ち越しになりました。

そして、1時間後の結果は・・・・

写真2

 3つの中では砂糖がアリの好物でした!

 私たちの周りにはたくさんの自然があります。自然観察会では身近な自然を探す自然観察会を定期的に実施していますので、ぜひご参加ください。

さる山担当:鈴木悠太

【百獣の王子さま】


「しいくにゅーす」でお知らせした通り、群馬県の桐生が岡動物園からライオンのオリト(♂)がやってきました!

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<部屋暗いしオリトが動くので、なかなかピントが合いません。>

 1才1カ月齢で、体重は70kgほど。まだまだコドモです。
 幼獣のみに見られる「まだら模様」がうっすら残っており、表情も幼い感じです。
「百獣の王」ならぬ「百獣の王子さま」といったところでしょうか。


「オリト」って変わった名前ですよね。
 一般公募で名付けられたそうです。桐生市は古くから織物が盛んで、織都(しょくと・おりと)とも呼ばれるようです。地元にちなんだ名前だったのですね!

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<時々ガウッとかかってくる。チビでもライオンだね。>

 長年、多くの来園者に愛されたライラ・レイラのライオン夫妻が死んだあと、園内では
「ねえ次ライオン見に行こう!」「・・・あれ?ライオンいないの?」
そんな会話が毎日のように聞こえてきます。やはり一般の方にとって、動物園=ライオン=百獣の王!というイメージが強いようですね。
 オリトには、もうじゅう館の新たな顔として歴史を紡いでいってほしいと思います。
 ちなみにオリトのお母さんの名前は「ライラ」だそうです。ちょっと混乱しますけど(笑)これも何かの縁かもしれませんね。

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<これが一番まともに写った写真。>

 オリトを早くお見せしたいのはやまやまですが、オリトにとっては
「1才になったばかりで急に家族と引き離され、見慣れない場所に来てしまった」という状態。
 今後はじっくり旭山動物園の環境に慣れさせたいと思います。
 その代わり、オリト搬入時の様子をアップしましたのでご覧ください。コチラ↓

www.youtube.com/watch(新しいウインドウが開きます)

 オリトのお披露目まで、もう少しお待ちください!

(もうじゅう館担当:大西 敏文)

【ボルネオへの恩返し企画展「パーム油ってなんだ??」開催中!】

 8月1日よりあざらし館裏のやすらぎの森にて「パーム油って何だ??」と題し、オランウータンの生息地でもあるインドネシアとマレーシアが主な生産国となっている「パーム油」についてのパネル展を開催しています。

 パーム油は私たちにとって欠かすことの出来ない植物油になっていますが、一方で、パーム油を採るためのアブラヤシのプランテーションが拡大することで、野生動物の生息地である森林面積が減少し、農園に侵入したり農作物を食べたりしてしまう野生動物とヒトとの軋轢も生じています。

 このパネル展を通してボルネオやパーム油のことを身近に感じてもらえればと思います。

※また、オランウータン舎横にあるボルネオ自動販売機の横にもサテライト展示としてパーム油に関する写真を掲示していますのでご覧いただければと思います。

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オランウータン舎横の様子

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やすらぎの森の様子

(ほっきょくぐま館・猛禽担当:大内 章広)

8月11日(土)11:00から動物図書館で絵本の読み聞かせがあります。

モモイロペリカン
(羽の色が名前どおりのモモイロになっています)

先日、羽づくろいしているモモイロペリカンがいました。

羽が「モモイロ」になっていました。少し淡いピンク色ですかね…。
夕日にあたると少しオレンジがかっても見えました。
思わず、キレイだなぁと独り言を言ってしまうぐらい美しかったので、
思わずたくさん写真をとってしまいました。(^0^)

繁殖期にこの「モモイロ」が強く出るらしいですよ。
ちなみに、モモイロペリカンは2羽、「きりん舎」にいます。

さて、動物図書館から絵本の読み聞かせのお知らせです。

今月の絵本の読み聞かせは8月11日(土)11:00からです。


8月に読む本2冊
(8月の読み聞かせで読む絵本はこの2冊)

今月は、1962(昭和37)年に出版された、動物園にいるカバの一日のお話「かばくん」と、
都会のグルメに憧れた1羽の山のカラスを描いた「カラス」という絵本を読みます。

絵本の読み聞かせの後には、飼育スタッフによる「絵本に出てきた動物の解説」があります。
飼育スタッフならではの、詳しく、興味がわく解説を聞くことができますよ。
ぜひ、遊びにきてくださいね!

また、8/10(金)~8/16(木)の「夜の動物園」では、
動物図書館スタッフが、18:00から毎日、やすらぎの森休憩所で
「よるのどうぶつえん ~どうぶつたちは、よる、なにをしているかな~」という紙芝居、
18:30からは、プロジェクターを使って「夜の動物園を楽しむ講座」を
行っていますので、ぜひ遊びにきてくださいね。

※動物図書館では、絵本の読み聞かせのスタンプカードを用意しています。
絵本の読み聞かせに参加していただくとスタンプを押すことができ、
5個で努力賞、夏期・冬期すべて(全10回)参加していただいた方には皆勤賞として、
プレゼントをお渡ししています。


投稿者 動物図書館 北川裕美子

ライオンが来園しました

 8月7日に群馬県の桐生が岡動物園から、ライオンの「オリト(1歳・オス)」が来園しました。

 今年の4月にライオンの「レイラ」が死亡してから、旭山動物園ではライオンがいない状況でしたが、今回の移動により、ライオンの展示を再開できることになりました。

 展示の時期につきましては、新しい環境に移動したばかりということもあり、寝室での様子をみながら行っていく予定となりますので、ご了承ください。

ライオンのオリト  ライオン到着

来園したライオン「オリト」(桐生が岡動物園提供) 旭山動物園もうじゅう館にライオン「オリト」到着

【来年小学5・6年生になるみなさんへ!】

 今年もサマースクール、無事終了しました!
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<写真は過去のものです。>

 もう40年ほど毎年開催しているイベントですが、意外と知らない方もおられるようです。
 小学5・6年生を対象に、8月1日~3日まで3日間おこなわれる体験学習です。

 2日間は飼育体験をして、3日目に手書き看板を作ってもらいます。
 看板は園内に掲示しますし、作った子にはコピーをさしあげますので、そのまま学校の夏休み自由研究として提出することもできます。
 毎年、自由研究のネタに頭を悩ませている親御さん!要チェックです!


 飼育係にとっては「一年で最もハードな3日間」といえますが、それでも自分の担当動物の手書き看板を作ってもらえるとうれしいもんです。
(飼育係みんな「自分の動物を書いてもらえるかな?」と内心気にしてるみたい)

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<今年の参加者が書いてくれた看板です!>

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<男子の豪快な絵、女子の繊細な絵。個性が表れます。>

 ぼくが飼育係一年生の時、ととりの村担当だったんですけども、まだ教え方も下手だったせいか、ととりの看板を作ってくれた子は一人もいませんでした。(なんてこったい!!)
 これがかなりショックでしたが、落ち込むというより反骨心を燃やして、2年目からは並々ならぬ気合でサマースクールに臨んでいます!
「子ども受けしやすい動物・しにくい動物」というのは、正直あります。でも「ありふれてると思われている動物こそ、じつはすごいんだ!」と伝えるのがあさひやま流なら、「絶対カモの看板を書きたい気持ちにさせてやろう!」と挑むのが正しい姿勢なんじゃないかな、と。
 ととり担当だった頃は、気合入ってたな~。今はもうじゅう館担当だから、少し楽してるかな。(良い事か悪い事かわかりませんが)

 今年くやしい思いをした飼育係がもしいたら、来園は気合を入れ直してがんばってほしいです!


 飼育係13年目になった今年もやっぱりヘトヘトに疲れましたが、サマースクールを楽しむ余裕も少しだけ出てきました。学歴の無い自分をこどもたちが「先生、先生」と呼んでくれるのは、ちょっといい気分です(笑)。

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<写真4:なに「飼育係さんの顔も描く」って?おお!ヒタイを狭く描いてくれたのがうれしいね!(なんの話や)>


 ウン十年前にサマースクールの生徒だった自分が今、飼育係になってサマースクールに毎年勝負を賭けてるなんて不思議な気持ちです。
 さあ来年はどんなネタを仕込もうかなっ!?

 来年小学5・6年生になるお子さんを持つご両親、あるいは身近にお子さんがおられる方は、ぜひサマースクールのことを教えてあげてください!
 5・6年生のみんな!来年も待ってるぞ!


 さてこの後のイベントは「夜の動物園」ということになりますが・・・
 今年のもうじゅう館には、もうひとつのビッグイベントが飛び込んできたのでした!
 その内容は・・・
 まだ秘密です。

(もうじゅう館担当:大西 敏文)

【知ってる動物・知らない動物】

 みなさんこんにちは!
 毎回いきなりですが、みなさんはどれくらい動物を知っていますか?
 例えばペンギンなら「あのペンギンはどこにすんでいる?」「猿の名前と顔は10種類言える!」
 こんな感じで大丈夫です。

 そこでみなさんは世界にどれくらいの動物がいると思いますか?










 なんと100万種といわれています。
 想像もつかないですが、それだけ多くの動物が地球にいるということです。
 その中で、ライオン・ゾウという名前を聞くと頭に浮かぶと思いますが、
「ハシビロコウ」「キンカジュー」と聞くと、なかなか出てこないですよね。

 こんな時動物図鑑を見てみてください。
 知らない動物や聞いたことのない名前がたくさんのっています。
 動物があまり好きではない方も意外とおもしろいと思いますので、
ぜひ名前や見た目からでも興味をもっていただけたらと思います。

 最後に2枚、魚の写真を載せておくので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか?

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(ぺんぎん館担当:畑野 和輝)

【またまた】

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<カルガモの親子>


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<キンクロハジロのヒナ>

 写真はキンクロハジロのヒナ。巣箱の中で孵化したものの、母鳥がいつまでたっても戻って来ず、ヒナだけが巣箱に取り残されていたため、回収して人工育すうしています。

 毎日ものすごい量の餌を食べ、すくすくと成長しています。外放飼場でもキンクロハジロのヒナが孵化しているので、是非、探してみてくださいね。

(ととりの村・教育担当:鎌上 塁)

連携イベントを行いました!

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7月26日~7月28日に旭山動物園と富良野自然塾と大雪青少年交流の家で連携イベント「46億年 地球の命 ~ぼくらはみんなでいきている~」を行いました!

富良野自然塾では、五感を使った体験や地球の歴史などの環境教育プログラム、植樹体験、大雪青少年交流の家では望岳台のトレッキングや川での自然体験、ナイトハイク、旭山動物園では動物観察とオリジナルテキストなど盛りだくさんの内容で行いました。

動物園では動物のことを知ることができますが、動物たちが生きていくためにはさまざまな環境が必要です。連係イベントだからこそさまざまな環境(森や山や川)で、さまざまな視点を感じてもらえたのではないかと思います。

まだまだ夏休みです!たくさん遊んで、たくさん勉強して、多くのことを体で感じましょう!

ニホンザル担当

鈴木 悠太

団体入園の申し込みがホームページ上からもできるようになりました

 これまで、FAXまたは郵送でお申込みいただいておりました団体入園時の申し込み手続きが、ホームページ上からもできるようになりました。

 団体で入園される際は、こちらもご利用ください。(現在、2018年度冬期、2019年度夏期入園分まで受付しております。)

  団体申込フォーム(新しいウインドウが開きます)

 ※団体入園についての詳細はこちらでご確認ください。

 なお、申し込みが必要な団体は下記のとおりです。

  1. バス駐車場を利用される場合(※人数に関係なく必要です。)
  2. 有料入園者が25名様以上の団体
  3. 引率等の各種免除申請を行う場合

「自然観察会・環境学習バスツアーを行います」

今週末、8月5日に『自然観察会・環境学習バスツアー(ウチダザリガニ防除体験)』を行います。

旭山動物園の自然観察会では初めてのテーマ、ウチダザリガニはこんなザリガニです。

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アライグマやアメリカミンクと同じ特定外来種で、旭川市内の川にも生息しています。

食用で北海道に持ち込まれた美味しいザリガニですが、もともと北海道にいるニホンザリガニや川の生き物たちなど、生態系に大きな影響を与えています。

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こんな感じで川に入ってザリガニを捕まえます。

どうです?楽しそうでしょう??

今回は旭川市環境部とのコラボイベントで、対象は小学校3-6年生とその保護者となっています。

直前のご案内になってしまいましたが、まだ定員に余裕があるとのことなので、『行ってみたい!』という方は金曜日(8月3日)までに環境部環境総務課(0166-25-5350)までお申し込みください。

詳細はこちら (自然観察・環境学習バスツアーチラシ(PDF形式 693キロバイト))

『行ってみたいけど対象学年じゃない…』という方も、環境部環境総務課へお問い合わせください。

7・8月はほぼ毎週のように防除活動を行っていますので、事前申し込みで参加可能です。

ちなみにこのザリガニ、無断で捕まえて持ち帰ったり他の川に放したりすると特定外来生物法により罰金が科せられますのでご注意ください。