旭山にゅーす・ぶろぐ

このページでは、しいくニュースやお知らせ、ブログなど「すべて」の情報を一覧で見ることができます。

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2018年6月のすべての記事

2018年7月の壁紙カレンダーができました

1807カレンダー

 7月のWEBカレンダーの動物はエゾシカです。

 7月の動物はエゾシカです。エゾシカは日本各地に広く生息するニホンジカの亜種で、北海道に生息しています。ニホンジカの中では最も大きく、オスの成体では140kg近くあるものもいます。

 旭山動物園では今年も赤ちゃんが生まれ、順調に生育しています。赤ちゃんは、他の動物に襲われないように母親から離れ物陰でじっとしていることが多く、見つけにくいかもしれませんが、ぜひ、さがしてみてください。

 WEBカレンダーのダウンロードはこちら

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。

【800×600】  
【1024×768】  
【1280×800】

【1280×1024】 
【1366×768】
【1680×1050】

過去の壁紙カレンダー

過去のカレンダーはこちらからご覧ください

2018年6月分(シマフクロウ)

2018年5月分(カバ)

2018年4月分(チンパンジー)
2018年3月分(キングペンギン)
2018年2月分(ホッキョクギツネ)
2018年1月分(シンリンオオカミ)
2017年12月分(アムールヒョウ)
2017年11月分(シマフクロウ)
2017年10月分(カピバラ)
2017年9月分(ニホンザル)
2017年8月分(ニホンザル)
2017年7月分(トナカイ)
2017年6月分(オランウータン)
2017年5月分(アザラシ・ダチョウ)
2017年4月分(ホッキョクグマ)
2017年3月分(タンチョウ)
2017年2月分(シロフクロウ)
2017年1月分(ニワトリ(ポーリッシュ))
2016年12月分(エゾタヌキ)
2016年11月分(レッサーパンダ)
2016年10月分(シンリンオオカミ)
2016年9月分(ヨーロッパフラミンゴ)
2016年8月分(シロテテナガザル)
2016年7月分(アムールトラ・ユキヒョウ)
2016年6月分(アビシニアコロブス)
2016年5月分(シマフクロウ)
2016年4月分(レッサーパンダ)

【イワトビペンギンのヒナが孵化しました(動画あり)】

 6月7日にイワトビペンギンが孵化しました。

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 親鳥からの給餌を受け、ヒナは順調に育っています。

 ヒナの成長を確認するために、担当スタッフが毎日ヒナの体重測定をおこなっています。体重は順調に増えており、孵化当日は51gだったのが、16日齢で485gと9倍以上になりました。

 イワトビペンギンのヒナの体重測定の動画はこちら
https://youtu.be/XroF9Ldlh3k

 ぺんぎん館内の窓から室内展示場をご覧いただくと、子育て中のイワトビペンギンの様子をご覧いただけます。
 ヒナは基本的に親鳥の下にいるので見えづらいかもしれませんが、、運が良ければヒナの姿も見えるかもしれませんよ。

 今後のヒナの成長を私たちと一緒に見守ってくださいね。

2018年6月22日 しいくのぶろぐ

ちーちゃん

【ちーちゃん】


 こども牧場のチンチラのちーちゃんが、今年で19才になりました。


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 チンチラの平均寿命は15~20年なので、かなりのおばあちゃんです。

 おばあちゃんとはいってもまだまだ元気で、おやつの時間にはすごい早さで飛んできますし、砂浴びの時間では、うれしそうに身体をゴロゴロ回転させて、砂をまき散らしています。

 ウトウトしている姿や、この時期にしかとれないタンポポの葉をうれしそうに食べている姿、基本無表情な顔をしているチンチラですが、よく見るとたくさんの顔を見ることができるので、こども牧場に来たらぜひ、ちーちゃんに会いに来てください。
(こども牧場担当:塚部 匠)

 エゾシカの赤ちゃんが生まれました

 

 しいくにゅーすではすでにお知らせしていましたが、6月8日、エゾシカのぺぺ子が出産し、♀の赤ちゃんが生まれました。

 来園者の方がいる中での出産となり、見ることが出来た方はラッキーだったのではないかなと思います。

 母親のぺぺ子は何度も出産、育児を経験しているベテランお母さんなので、育児自体はあまり心配していませんでしたが、誕生後数日は気温が低く、雨に打たれたり、夜に冷え込む日が続いたので、仔の体調が少し気がかりでした。飼育担当の心配をよそに仔は元気そうで、気温も上がってきており、とりあえず大丈夫そうです。

 エゾシカの仔は生まれてしばらくは母親について歩かず、目立たないところでじっとして、日に数度お乳をもらい、体をなめてもらったりなどの世話をされ、また母親から離れてじっとして・・・という過ごし方をします。

 離れてすごす時間がほとんどなので、育児放棄されている様に見えるかもしれませんが、エゾシカにとってはこれが当たり前。育児の仕方も動物ごとに様々ですね。

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<枯れ木の陰でじっとしている様子>

 現在はまだじっとしている時間が長いですが、動き回ることも増えてきました。エゾシカはとても成長が早く、赤ちゃんの時期はあっという間に過ぎてしまいます。エゾシカの育児を観察したい方はお早めにどうぞ!

(くもざる・かぴばら館、エゾシカの森 担当:中野 奈央也)

イワトビペギンが孵化しました

 6月7日にイワトビペンギンが孵化しました。旭山動物園でのイワトビペンギンの繁殖は4年ぶりです。孵化した日のヒナの体重は51グラムでした。

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<孵化した日。ほんとに小さい・・・。>

 なかなか小さめのヒナだったので元気にエサをねだることが出来るか心配でしたが、次の日には順調に体重が増えていて一安心しました。

 それと両親は今回が初めての産卵だったのでうまく抱卵(卵を抱くこと)、育雛(仔育て)が出来るかというのも不安でしたが抱卵の交代も育雛もとってもスムーズにやっています。

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<親にエサをねだるヒナ>

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<親は自分が食べた餌を口移しで与えます。>

 このブログを書いている孵化10日目には体重は330グラムになりました。孵化した日のなんと6倍です。

 親からエサをもらっているかチェックするために毎日体重測定を行っています。運が良ければお客さんから見える場所で体重測定してますので、見れたらラッキー?

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<室内放飼場のガラスの前で体重測定>

 イワトビペンギンは孵化から約3ヶ月で巣立ちをします。今しか見られないヒナの姿、育雛の様子をぜひ見に来てください。

(獣医師・ぺんぎん館担当:佐藤 伸高

ゲンちゃん日記・平成30年6月 「シマフクロウの孵化と巣立ち」 

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 (写真:シマフクロウ母鳥とヒナ)

  今年のゴールデンウィークは後半雨と低温続きで、こんな年は滅多にないなと思うくらい行楽日よりはありませんでしたね。おまけにサクラの満開も重なって、動物園的には最悪の天候でした。皆さんはどのように過ごされたでしょうか?
 それでもサクラの開花と共にシラカバやヤナギ続いてミズナラなどの広葉樹が芽吹き始め春の足音は旭川にも届きました。園内のシラカバの折れた枝の先にアカゲラがいて盛んに折れた枝の先に嘴をつけてじっとしていました。虫を捕るにはおかしな格好をしているなと思いよく見ると水を飲んでいるのでした。この時期にシラカバの枝を切ると驚くほどの水がしみ出すと言うより吹き出してきます。休眠から醒め一気に開花、そして葉をつけるためです。
 4月の閉園中にもうじゅう館オープンの平成10年から飼育していたライオンのレイラが死亡しました。レイラの死で初代もうじゅう館の飼育個体はいなくなりました。時間は確実に刻まれていることを改めて感じました。閉園期間中のできごととして、タンチョウの抱卵開始とシマフクロウの孵化がありました。シマフクロウについては昨年に続き2度目の産卵、抱卵でした。どちらも2個の産卵でしたが昨年は無精卵に終わりました。今年は交尾も確認できており期待は高まっていました。冬期開園期間の抱卵中から巣内の様子をカメラで記録しており、同時にモニターで来園者にも公開していました。孵化は閉園期間中になってしまいましたが無事に2卵共孵化しました。モニターにチラッと映った雛の姿に飼育担当者はハイテンション!皆でおめでとう!と盛り上がりました。父鳥がせっせと餌を巣に運び母鳥に渡し、母鳥が雛に給餌し雛たちは無事に成長していきました。夏期開園と同時にモニターで見てみて!とは言ったものの母鳥が羽の下でがっちりと暖めていてその姿を見られるのは粘り強いかラッキーかのどちらかぐらいでした。ゴールデンウィークも終わり雛たちはぐんぐん成長し、夜間だけでは足りずに昼間でも父鳥が餌の魚を捕り巣に運ぶ姿が見られるようになりました。外気温も上がり雛自身の体力もついてきて、母鳥も巣を離れる時間が長くなってきました。巣の入り口から雛たちが顔を見せる時間も増えてきました。この手紙が届く頃には無事に巣立ちをしていることでしょう。
 シマフクロウは北海道の豊かさの象徴であると同時に、約165羽という余りにも少ない生息数は北海道の現状の象徴でもあります。
 彼らの命を繋ぐ営みを見ていると、私たちが大切にしなければいけない自然の姿が具体的に見えてきます。

 旭山動物園 園長 坂東 元

 「アリジゴク」の正体!?

 先日、今年度2回目の「絵本の読み聞かせ」がありました。多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。読み聞かせの後は、ダチョウの飼育担当の田中から旭山動物園のダチョウに関するお話がありました。最近産んだというダチョウの卵を手にのせ、その大きさや重さを実感したり、飼育担当ならではの生態に関するお話なども聞くことができ、とても貴重な時間となりました。

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 (ダチョウの卵を手に持ち説明する飼育担当)

   次回は、7月14日(土)11時からです。絵本の読み聞かせは、「しましまかしてください」「キリンですけど」の2冊です。飼育担当からのお話は、当日のお楽しみに!
皆さんのお越しをお待ちしています。

   ところで皆さん、5月24日の図書館ぶろぐで紹介した、「動物図書館のアリジゴクが、5月16日に砂のボールを作った。」という記事を覚えていますか。
6月16日の朝、飼育ケースを見ると、砂にさしておいた小枝に虫(下の写真)がとまっていました。「ウスバカゲロウ」です。「アリジゴク」と呼ばれている虫は、ウスバカゲロウの幼虫でした。成長したアリジゴクは砂のボールを作りその中でさなぎになります。さなぎになってからちょうど1ヶ月。砂のボールに穴を開け成虫になるために出てきました。羽化の様子は残念ながら見ることは出来ませんでしたが、無事成虫になり一安心です。ウスバカゲロウ(成虫)の寿命は短いので、次の日、外に放してあげました。

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 (羽化した「ウスバカゲロウ」)

   動物図書館には、ウスバカゲロウの幼虫がまだ2匹います。この2匹も成虫になるまでしっかりお世話しようと思います。
   虫の好きな方!来館の際は、ぜひ見ていただければと思います。あっ、図鑑も一緒に見て下さいね。ウスバカゲロウがもっと好きになりますよ~!

(投稿者:動物図書館 稲 村 昌 弘)

チンパンジー「ニコル(メス)」の訃報

チンパンジーニコル
母親の「チロ」に抱かれる「ニコル」

 6月13日にチンパンジーの「ニコル」(3ヶ月)が死亡しました。死亡原因は強い衝撃を頭部に受けた事による「頭蓋骨陥没による脳内出血」でした。

 頭部に受けた衝撃の原因は、群れに所属するオス個体が「ニコル」を抱いていた際、扱いが乱暴になり、「ニコル」の頭部を壁等にぶつけてしまったことによるものと考えられます。

 一般的に母親はこの年齢の子どもを他の個体に預ける事はあまりないのですが、今回はこどもに興味を示していたオスによく渡す行動がみられ、その際何度か、そのオスが子どもを乱暴に扱う行動が観察されていました。

 そのオスはちょうど青年期に入りかけ、子どもに興味を覚えていたこと、体格や性格に変化を迎えはじめ、群れの中で存在感を示しはじめないといけない年になっていたことが、「ニコル」の扱いを手荒にしてしまった原因と考えられます。

 完全に群れと分離することは群れで生活する彼らの関係をより悪化させるため、何度か格子で隔てた部屋で、群れと親子を隔離し、再び同居をさせることでそのオスになじませるよう試み、最近は乱暴に扱う事もほぼ無くなっていたため、様子を観察していた中での事故発生でした。

 チンパンジーの誕生は当園でも3年ぶりのことであり、その成長を楽しみにしていましたが、このようなことになり大変残念でなりません。

ととりの村のマガモがふ化&エゾシカが出産しました

 6月5日にマガモが6羽ふ化し、それからぞくぞくとふ化しています。
 ととりの村は、今年リニューアルオープンしましたので、久々のヒナ誕生となりました。
 にぎやかなととりの村で足をじっくり止め、ヒナたちを探してみてください。

ととりのヒナ

マガモのヒナと親(中央)

 また、6月8日には、エゾシカの「ぺぺ子」が出産しました。順調に成育しています。
 エゾシカの子どもは、すぐに親についていかないので、色々な場所でじっと隠れて過ごします。
 エゾシカの森では、岩の陰や、木を組んでいる下など、隠れる場所が多いですので、じっくり探しながら観察してみてください。

 エゾシカのこども

エゾシカの子ども

シンリンオオカミが来園しました。

 6月11日に名古屋市東山動物園からシンリンオオカミの「アオイ」(メス)が来園しました。

 非公開施設での飼育となるため、皆さんにはご覧いただけませんが、今後は本園で飼育している「ヌプリ」(オス)との同居・繁殖を目指していくことになります。

 オオカミ

(写真は東山動物園にいた時のものです。)

ととりの村のなるほどガイド と マガモの親子

 ととりの村では、不定期でなるほどガイドを実施しています。

 ↓ガイドの様子の動画はこちら↓

https://www.youtube.com/watch?v=20f26kHipis

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<ガイドの様子>

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 潜水採餌ガモのキンクロハジロが水中に潜って餌を採る様子を見ることができます。

 キンクロハジロは、旭山動物園の中では小さくて地味な存在かもしれませんが、どんな動物にもすばらしい能力や魅力があるということを、ガイドを通してみなさんに知っていただけたら、と思っています。

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<キンクロハジロのこんな行動が観察できます!>

 午後3時頃から実施していることが多いのですが、詳細は旭山動物園のホームページ「本日のタイムスケジュール」でご確認ください。


 6月上旬にマガモが孵化しました。6月5日に6羽だった雛の数は、6日に7羽、7日には22羽と、ものすごい勢いで増えています。

 まだまだたくさんのマガモ、カルガモが抱卵中なので、もうじきととりの村は雛だらけになります。母鳥が雛を引き連れている様子は非常に可愛らしく、一見の価値ありです。

 雛は1か月程度で大きくなるので、この機会に是非、マガモ、カルガモの親子を見にきてください。

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<マガモの親子>

(ととりの村・教育担当:鎌上 塁)

 【最近ボルネオ感が増してます】

 最近めっきり暑くなり夏のような天気が続いていますね。

 当園のボルネオオランウータンたちも高いところで気持ち良さそうに過ごしています。

 そのオランウータン舎では今ボルネオ感が増し増し中です。

 その理由の1つは5月中旬くらいからオランウータン舎の周りの林で見られるキビタキという鳥です。お客さんから見える所だとトナカイ舎の中のミズナラの林にいて、美しいさえずりを聞かせてくれます。

 実はこのキビタキは日本では夏鳥で冬の間は東南アジアで過ごします。その場所の一つがボルネオ島なのです。時期によりますが野生でもこの2つの動物は近くにいるんですよ。

 最近はセミの鳴き声に負け気味ですが。

 そしてもう1つ。この春からオランウータンの放飼場の中にボルネオカワガメがいるんです!

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<お休み中です。よく心配されます>

 ボルネオカワガメもオランウータンの暮らす森の中の河川や湖沼に生息している動物です。

 昨年までは夏の間に放飼場の隣でボルネオカワガメを展示していましたが、今年は獣舎の中にプールを新設し同居展示にしました。

 同居開始時はカメもオランウータンたちもお互い警戒していましたが、今では両種とも落ち着いています。

 とはいえ、まだ段階的に慣らしている状況ですので基本的に午前中のみの展示で、展示していない日もあります。

 完全同居まではもう少しといったところです。

 そしてもう1つ新たな計画が・・・

 これについてはまだ秘密にしておきます!

 みなさんもボルネオ感を感じに遊びにきてくださいね。

(おらんうーたん舎・トナカイ担当:佐橋 智弘)

アライグマの訃報について

アライグマ
死亡したアライグマ(小獣舎)

 2018年6月9日に小獣舎で飼育していたアライグマのオス(13歳)が死亡しました。

 4月下旬より食欲の低下がみられ、餌の変更などで一時的に回復傾向にあり5月中旬には展示を復活していましたが、5月下旬より再び食欲が低下していました。

 触診によりお腹の中に大きな塊を確認し、腫瘍を疑っていましたが、高齢であることと貧血など全身状態が悪いことから麻酔下での検査や手術は行わず安静にしていました。

 6月からはほとんど寝てばかりいる状態で、時折動いては水のみ飲んでいましたが6月9日の朝に死亡した状態で発見しました。

 解剖の結果、腹腔内にリンパ節と疑われる腫瘍を認め、心臓の機能の低下も認められました。

 この個体の死亡により、小獣舎で展示しているアライグマはいなくなり、北海道産動物舎で飼育展示している1頭のみになりました。

 また、小獣舎のアライグマと昨年死亡したウンピョウの部屋は現在動物がいなくなりましたが、今後は他の種も含めて新たな動物の導入を検討していきます。

2018年6月8日 しいくのぶろぐ

色々な卵

【色々な卵】


 みなさんこんにちは!
 さて毎回いきなりですが、


 ↓この卵は何の卵だかわかりますか?

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 これはキングペンギンの卵です。
 私たちが食べている鶏の卵とはちょっと違いますよね。

 では鳥の卵って何種類ぐらいあると思いますか?

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 なんと一万種類ぐらいあると言われています。
 かなり多くて想像もつかないですね。

 ちなみに一番大きな卵、一番小さな卵ってどのくらいの大きさかわかりますか?

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 一番大きい卵はダチョウの卵で、重さが1.5kgもあります。
 鶏の卵20~25個分ぐらいです。卵料理がかなり作れそうですね。

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<ダチョウの卵>

 では一番小さい卵はというと、これはあまり知られていないと思いますが、ハチドリの卵です。

(ハチドリが出てこない方はどんな鳥なのか調べてみてください。)
 そして卵の大きさはというと、大きさ6mm、重さ0.3gです。
 イメージしにくいと思うので周りにあるものでいうと、1円玉の1/3くらいの重さです。軽いですね!

 その他にも一万種類の卵があると思うとすごいですよね。
 みなさんも身近な鳥を見た時でかまいませんので、どんな卵を産むのか考えてみてはいかがでしょうか?
(ぺんぎん館担当:畑野 和輝)

きっとうまくいく

 5月22日に北海道産動物舎でクマタカのヒナが孵化しました。

 ここ2、3年は自然繁殖がうまくいっていませんでしたが、今年はいろいろと策を講じているので、7月末頃には巣立ちを迎えているでしょう。

 巣がかなり高いところにあるためなかなか観察はむずかしいですが、ヒナの鳴き声は聞こえるので、耳を澄まして鳴き声からヒナの成長を感じてもらえればと思います。

クマタカ

赤い丸の中に白い羽のヒナがいます

猛禽・ほっきょくぐま館担当:大内章広

クマタカがふ化しました

クマタカ
赤い丸の中にクマタカのヒナがいます

 5月22日にクマタカがふ化しました。
 4月4日に産卵をし、49日目にふ化となりました。

 現在は北海道産動物舎のクマタカがいる放飼場の高い巣で過ごしておりますので、みなさんからは観察できませんが、鳴き声が聞こえるときもあります。

 成長すると姿が見えてきますので、それまで温かく見守ってもらえればと思います。

【アムールヒョウのなるほどガイド】


 昨年8月に生まれた、アムールヒョウのとわ♂とみらい♀。
 9カ月齢をすぎ、すっかり大きくなりました。
 

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<左とわ♂ 右みらい♀>


 小柄なルナ母さんの大きさに追いつきそうな勢いです。

「アムールヒョウのなるほどガイド」、不定期で行っています。


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 写真は3月撮影のものですが、垂直の金網を登ってしまうアムールヒョウの運動能力を観察できますよ!
・・・でも体重増加に伴い「金網登り」のスピードも鈍ってきた気がします。
 成獣になっても金網登りを続けるのは、さすがにつらいかな。今のうちしか見られない行動かもしれませんね。

 ガイドがない日にも、ゲリラ的にちょっとだけ餌やりタイムがあったりもしますので、運が良ければご覧いただけるかもしれませんよ!

↓そんなアムールヒョウの餌やりの動画はコチラ↓
www.youtube.com/watchアムールヒョウの餌やり

 アムールヒョウの成長は、あっという間です。
 みなさんぜひ見に来てくださいね!

(もうじゅう館担当:大西 敏文) 

 6月9日(土)11:00から動物図書館で絵本の読み聞かせがあります。

あっというまに、もう6月。園内の木の葉も生い茂ってきました。

動物図書館から、オランウータンが外放飼場で遊んでる様子も見られるようになりました。よーく目をこらせば、テナガザルも見ることができますよ。

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 (左にシロテテナガザルのテルテル、右の下の方にオランウータンのモカがいます)

 

さて、動物図書館から絵本の読み聞かせのお知らせです。

今月の絵本の読み聞かせは6月9日(土)11:00からです。

 

今回の絵本は、北海道にいるエゾモモンガの「もん太」のお話「とべ!もん太」と、陸上で一番大きな鳥・ダチョウのお母さんとうんだ卵のお話「だちょうさんのたまご」を読みます。

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(6月の読み聞かせの本、2冊)

 

また、絵本の読み聞かせの後には、飼育スタッフによる「絵本に出てきた動物の解説」があります。飼育スタッフならではの、詳しく、興味がわく解説を聞くことができますよ。ぜひ、遊びにきてくださいね!

 

※動物図書館では、絵本の読み聞かせのスタンプカードを用意しています。絵本の読み聞かせに参加していただくとスタンプを押すことができ、5個で努力賞、夏期・冬期すべて(全10回)参加していただいた方には皆勤賞として、プレゼントをお渡ししています。

投稿者 北川裕美子

上手者


 皆さんは、かば館下にあるこのコーナー、見たことありますか?


「アフリカのゲテモノたち」


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 ここでは、ゴキブリ・ヤスデ・ウデムシ・イモリ・カエルを展示しています。
 旭山動物園は、見たい動物を好きな時間だけ見て欲しいという願いから、園内の見学順路は設けていません。なので、しっかりと姿を見たうえで気持ち悪いとは感じて欲しいものの、苦手な人に無理強いはしません。

 ただ、どうしても気になってしまうことがあります。
 ゲテモノ前の来園者を見ていると、子供たちの方が、ゴキブリをまじまじと見ているように感じます。

 あまり、「気持ち悪い」だとか「怖い」のような発言も聞こえません。
 もしかしたら、子供たちにとってみれば、カブトムシのようにカッコよく見えているのかもしれません。

 それなのに、大人たちが「気持ち悪いから次行くよ。」と見ている子どもの手を引いて行ってしまう。

 このやり取りを一日何度も目にしますが、一担当者として、堪えきれない悔しさと悲しさが込み上げてきます。
 どうか、【ゴキブリは見てはいけないもの。】という、一方的な先入観を、純粋な興味を持っている子供たちに押し付けないでほしい。

 その瞬間が子供たちにとってゴキブリという存在の全てが、悪なのだと認識されるのだと感じます。


 旭山動物園で展示しているゴキブリ【マダガスカルコックローチ】は、ゴキブリとはいうものの、羽がなく飛ぶことができません。

 また動きも、手で捕まえられるほどの速さです。近くで見てみると、アリのような顔つきをしています。ほんとに気持ち悪いですか?


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 また、ヤスデはよく「危険な奴だー」と言われるのを耳にしますが、噛みついたりするのはムカデであり、ヤスデは臆病で草食の生き物です。危険を感じると、すぐに体を丸めてしまいます。


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 ウデムシに関しては、世界三大奇虫と呼ばれるほど、ものすごいフォルムをしています。
 タイミングさえ合えば、腕を使ってる姿を見られるかもしれません。


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 虫というのは、恐らく野生で一番身近な生き物だと思います。
 虫がいなくなると、虫を食べる魚や鳥がいなくなります。
 そしてその魚や鳥を食べる我々人間が…と続いていきます。
 食べられるだけの役割ではなくて、彼らのような虫たちが食べてくれている、死体や枯葉、微生物が増えすぎても、必ず我々人間の環境にも影響が出ます。

 どうしても、カバやキリンなど大きくて有名な動物に目が行ってしまう。
 けれども、そういった大きな動物の足元で、生態系を支える小さなかけがいのない存在がいることを忘れないで欲しい。そういう意味を含めゲテモノたちを展示しています。
 見た目は地味かもしれない、気持ち悪いかもしれない。それでも僕にとっては、ゴキブリもアザラシもヘビもみな主役。少しでも多くの人に彼らの本来のすばらしさが伝わればと思います。

(アフリカのゲテモノたち・アザラシ館・は虫類両生類舎・飼料担当 鈴木達也)
 

「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!

  園内の木の若葉が美しい季節になりました。日射しも強くなり、夏に向かっているな…と感じますね。ナナカマド の白い花も咲き始めていますよ。

 先日、昨年生まれたキングペンギンのヒナってどうなってるのかな…と思い、ぺんぎん館に行ってみました。キングペンギンのヒナと言えば、そうです。果物のキウイみたいになるヒナです。茶色い羽毛に覆われていましたよね。

キングのヒナ

昨年11月6日のキングペンギンのヒナ

 

 茶色い羽毛が少し残っていた頃までは、ヒナを見つけることができたのですが、もう今はわからないんだろうな…と思っていました。ですが、ペンギンのもぐもぐタイムを見ていたときに飼育スタッフが話していました。

「クチバシが黒い個体が昨年生まれたヒナです。胸元の黄色い羽毛も、まだまだ薄い色をしています」

昨年生まれの今

クチバシが黒い以外はほとんど大人のキングペンギンと同じ姿です

 

 まだ、見分けられるんですね! 黒いクチバシはこれからピンク→オレンジに変わっていくそうです。いろんな動物の仔、鳥のヒナの成長の様子をぜひ観察しにきてみてくださいね。

 

 さて、先日、新しい「動物園だより」と「どうぶつえんみにだより」を発行しました。

「動物園だより」では、潜望鏡が設置されリニューアルした「ととりの村」についてや、新しく仲間入りした動物たちについて紹介しています。

 「どうぶつえんみにだより」は、第2こども牧場にやってきた「ブタ」を紹介しています。

ぜひ、読んでみてくださいね。

旭山動物園だより250号

内容:夏期開園スタート。新しいコトがいっぱい!

だより250

旭山動物園だより250号

あさひやまどうぶつえんみにだより 83号

内容:ブタ

ミニ83

あさひやまどうぶつえんみにだより83号
 

「旭山動物園だより」「あさひやどうぶつえんみにだより」のバックナンバーはこちら(「資料・統計」のページへ)

シマフクロウのヒナ1羽が巣立ちをしました

巣立ちしたヒナ
巣立ちをしたシマフクロウのヒナ

 5月31日に、シマフクロウのヒナが1羽巣立ちをしました。
 4月9日と13日孵化したどちらかのヒナですが、1羽目が孵化後52日目での巣立ちとなりました。

 低い木の上でとまっている時など姿を見ることができますが、地面の草などに隠れていることもありますので、その場合は姿を見ることができませんので、ご了承ください。

 巣立ちしたヒナの体にはまだ綿羽が残っており、虹彩がオレンジ色をしていますから、見分けるポイントとなります。

 残りのヒナ1羽は、まだ巣穴で過ごしている状況です。ここ数日で巣立ちをすると予想しております。
 温かく見守ってもらえればと思います。

ヒナが1羽巣立ちしました

 こんにちは、フクロウ世話人です。

 さて、シマフクロウの雛情報ですが、昨日1羽が巣立ちました。

 夕方えさをあげにいったところ、地面の枝の上にいるのを発見しました。

 2週間前から巣から頻繁に外を見るようになり、数日前から身を乗り出したり入り口の縁に足をかけたりしていました。昨日、巣の入り口の縁に立って外を見回していたのでそろそろかなと思っていましたが、とうとうです。午後に巣から地面に羽ばたきながら落ちるのが確認されました。1羽目が孵化してから52日目の巣立ちとなりました。雨の中での巣立ちとなり少し心配しましたが、綿毛の下にはしっかりとした羽がほぼ生えそろっているようで雨をものともせず、周りを観察していました。まだまだ飛ぶことはできませんが、これから両親に見守られていろいろな事を学んでいくでしょう。

 まだ、もう1羽の巣立ちが残っていますので、数日間は外のヒナと巣内のヒナが一度に見られるある意味レアな状態です。散歩がてら動物園に観察しに来てくださいね。

シマフクロウ縁

入口の縁に立つ

 

巣立ち

雨の中の巣立ち

フクロウ担当・獣医師:池谷優子