- すべて |
- しいくにゅーす |
- お知らせ |
- しいくのぶろぐ |
- 園長(ゲンちゃん)日記 |
- 図書館ぶろぐ
2017年10月のすべての記事
2017年10月31日 | お知らせ
2017年11月の壁紙カレンダーができました
2017年11月の壁紙カレンダーができました
今月のカレンダーはシマフクロウです。当園では現在2羽のシマフクロウを飼育しています。この2羽は2016年3月に釧路動物園より来園しました。名前はロロ(オス)とモコ(メス)です。旭山動物園での暮らしにもずいぶんと慣れ、2羽のペアリングに成功し、2017年にはモコが抱卵している姿も確認されました。残念ながらふ化には至りませんでしたが、今後シマフクロウのヒナが見られる日が来ることを期待しています。
シマフクロウはユーラシア大陸極東沿岸地域および北海道に生息しています。日本に生息するフクロウの中では最も大きいです。
シマフクロウ舎へ行くと、時々鳴き交わす声や、飛翔する時の大きな羽が風を切る羽音が聞こえます。
通年で展示しており、これから冬、雪景色の中で生活するシマフクロウの様子を観察することができますので、
当園へお越しの際にはぜひ「シマフクロウ舎」へお立ち寄りください。
WEBカレンダーのダウンロードはこちら
お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
【800×600】
【1024×768】
【1280×1024】
【1280×800】
【1366×768】
【1680×1050】
過去の壁紙カレンダー
2017年10月29日 | しいくにゅーす
アムールトラ「のん」の近況
2017年10月22日 | お知らせ
旭山動物園開園50周年・記念植樹イベントを行いました(10月22日)
旭山動物園開園50周年・記念植樹イベントを行いました(10月22日)
本日(10月22日)、旭山動物園開園50周年・記念植樹イベント(セレモニー)を行いました。
イベントでは今回、園内のさる山横・園路に在来種のエゾヤマザクラ3本を植樹。
植樹に参加してくださったのは、地元の小中学生(NPO法人旭山動物園くらぶ・こども会員)計6名の皆さんです。
坂東園長あいさつの後、3本の木に2人ずつ分かれて、植樹のエゾヤマザクラの根元にスコップで土を盛っていきました。
(植樹の様子1)
(植樹の様子2)
(植樹の様子3)
(最後に参加のお子さんと坂東園長で記念撮影!)
・
参加してくださったお子さんたち共に、今回植樹した木が立派に成長して、毎年春には満開の桜の花を咲かせ、長くたくさんの来園者を魅了してくれることを願っています!
今回ご協力・ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
参照【10月19日UP】 旭山動物園開園50周年・記念植樹イベントを行います(10月22日)※終了しました
旭山動物園開園50周年を記念した植樹イベント(セレモニー)を次のとおり行います。
今回、園路にエゾヤマザクラ3本を植樹します。
当日はぜひ会場へお集まりください。
日 時 ※終了しました
平成29年10月22日(日) 午前10時30分から
場 所
園内さる山横園路付近
・
(写真:園内・満開時のエゾヤマザクラ・春)
式 次 第 ※終了しました
- 開式
- 坂東園長挨拶
- 記念植樹
・植樹木:エゾヤマザクラ3本
・植樹者:地元小中学生6名(NPO法人旭山動物園くらぶ) - 記念品贈呈
- 記念撮影
- 閉式
2017年10月21日 | お知らせ
ボルネオ・スタディ・ツアーに参加する生徒・学生を募集しています。※募集終了しました
ボルネオ・スタディ・ツアーに参加する生徒・学生を募集しています。 (募集締切:平成29年11月15日(水曜日)まで)※募集終了しました
旭川市内に住んでいる高校生・高等専門学校生・大学生・専門学校生、または、旭川市内にある高校・高等専門学校・大学・専門学校に通う生徒・学生を対象とするボルネオ・スタディ・ツアーが実施されます。
(旅行企画主催:株式会社コープトラベル、協力:サントリービバレッジサービス株式会社、旭川市旭山動物園)
今回実施されるツアーは、現地での滞在日数はさほど長くはないながらも大変充実した内容となっており、参加する生徒・学生たちにとっては少なからずカルチャーショックを受けつつも将来的には必ずプラスとなる体験ができそうです。
旭山動物園からは坂東園長とスタッフ1名が参加する予定です。
※募集終了しました。
実施期間
平成29年12月19日(火曜日)から平成29年12月25日(月曜日)までの6泊7日
募集要綱
募集人員
最大14名まで (応募多数の場合は、書類審査で参加者を決定)
募集対象
旭川市内に住む高校生・高等専門学校生・大学生(短大含む)・専門学校生
旭川市内の高校・高専・大学(短大含む)・専門学校に通学する生徒・学生
※原則、個人での応募に限ります。
※グループ、サークル等の団体での応募はできません。
※未成年者による応募の場合は保護者の承諾を必要とします。
参加条件
- 心身ともに健康であること
- 旭山動物園が関わる「恩返しプロジェクト」に理解・関心を持っていること
- 帰国後、「恩返しプロジェクト」の活動に積極的な参加が可能であること
- 事前研修会に参加できること(11月下旬実施予定)
- 有効残存期限のあるパスポートを所持していること
※入国時から6ケ月以上の残存有効期限が必要です。
参加費用
無料です。
※ツアーの基本費用は、サントリービバレッジサービス株式会社が負担します。
※参加者個人の負担が必要な費用は次のとおりです。
パスポート取得、個人携行品準備等の渡航に係る費用、
旭川駅(集合場所予定)~自宅間の移動に係る費用
ツアー期間中の個人的な消費活動に係る費用
応募方法
必要事項を記載した参加申込書を持参又は郵送してください。
郵送の場合は、宛名の後に「ボルネオ・スタディ・ツアー参加申込書在中」と記載し、
期日までに必着するよう投函してください。
※募集要項・参加申込書入手先
旭川市旭山動物園
(078-8205 旭川市東旭川町倉沼 TEL:0166-36-1104)
HP:www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
Mail:asahiyamazoo@city.asahikawa.hokkaido.jp
※申込書提出先
旭川市旭山動物園 ボルネオ・スタディ・ツアー係あて
(078-8205 旭川市東旭川町倉沼 TEL:0166-36-1104)
問合せ先
「募集要項・参加申込書の請求について」
「参加申込書の提出について」
旭川市旭山動物園 中瀨
078-8205 旭川市東旭川町倉沼
TEL:0166-36-1104
「ツアーの行程・内容について」
株式会社コープトラベル企画販売部 中島
(札幌市白石区栄通18丁目5-35コープさっぽろルーシー店2階
TEL:011-851-7411)
しいくのぶろぐ「秋の恒例企画」
動物園内の紅葉も落ち葉に変わり、天気予報では初雪の言葉も聞こえていきました。
北海道の秋は本当に短くて、あっというまに冬になってしまいそうです。
レッサーパンダの双子の写真
レッサーツインズの外デビューはもう少し後かな?
雪が積もる前には出したいのですが…
そんな過ぎゆく秋の最後の企画が、11月3日の閉園日に行われる「わくわくゲーム大会」です。
参加者は基本3人一組になって、園内さまざまな場所に設置されたクイズやゲームに参加します。上位のチームには豪華賞品が、それ以外のチームにも参加賞やブービー賞まであるという空前絶後超絶怒濤の企画です。
そんなゲーム大会のクイズやゲームは私たち飼育スタッフが考えています。
黒板の写真
どんな問題にしようかな?
クイズは難しすぎず、簡単すぎずのさじ加減が重要。何でも知っている常連さんが上位になってもつまらない(常連の方々すいません)ので、ちょっとひねってみたり、子供でもわかるようにしてみたりと毎年頭を悩ませます。
そしてゲームはお絵かきクイズや動物の餌はかりクイズなど運と勘が重要な内容で、毎年この点数が順位を分けている気もします。
もう一つこのゲーム大会で重要なのが、飼育スタッフによる問題決定会議です。みんなが出し合ったアイデアを内容や他とのバランスをみながら投票(挙手)によって決定していくのですが、やはり自分のアイデアが採用されるとうれしいもので、みんなわきあいあいとした中にそこはかとない殺気を感じる会議となることが多いです。
さて、今年はどんな問題が出てくるでしょうか?
興味がある方は下記案内を参照して、ぜひ参加応募して下さいね。
(小獣舎担当・獣医師 中村亮平)
わくわくゲーム大会について
2017年10月18日 | しいくのぶろぐ
モユク☆カムイ95号が完成しました!!
モユク☆カムイ95号が完成しました!!
「モユク☆カムイ95号」が完成しました!!
今回の表紙は、今年の動物児童画コンクール、旭山動物園賞を受賞された作田季穂さんが描かれた「ボルネオオランウータン」です!
モユク☆カムイは、飼育展示スタッフ手作りの情報誌です。日々、変化していく動物たちの様子や動物園のできごとなど、現場のスタッフだからこそ知ることのできる情報が盛りだくさん。
今回は鳥に関する特集が中心です!
動物園に遊びに来た際には、ぜひ手にとってみてください!
モユクカムイ95号へのリンクはこちら
もくじ
1・ぼくは動物大使 おしどり夫婦って本当? オシドリ
2・特集 鳥たちが手にした「羽毛」のあれこれ
3・飼育研究レポート レッサーパンダの繁殖生理に関する研究
4・動物園裏側紹介 こども牧場からのお手紙 オープン20周年を迎えたこども牧場
5・主なできごと 50周年開園記念日を振り返る
入手方法
モユク☆カムイは、動物園東門管理事務所、園内サポートセンタ-、動物図書館で入手することが出来ます。また、郵送での取扱いも行っています。詳しくは旭山動物園までお問い合わせください。
モユクカムイについての詳細はこちら
2017年10月17日 | しいくのぶろぐ
パックから考える動物園動物の死
しいくのぶろぐ【パックから考える動物園動物の死】
しいくにゅーすでお伝えした通り、ヒョウ黒変種(いわゆるクロヒョウ)のパックが死亡しました。いきものを扱う動物園、生もあれば死もある。パックの死は触れなければならないでしょう。
<写真1>在りし日のパック
パックの黒い体に黄色の瞳、高台に登るしなやかな動き、そして日の光を浴びて浮かび上がるヒョウ柄の斑紋。来園者の中にもパックのファンが多くおられたようです。
飼育係に向かって檻越しに飛びかかってくる野性味を最後まで保ち続けたパックには、飼育係の中にも隠れファンがいました。
「クロヒョウは別種ではなく劣性遺伝による変種である」というのをパックから知った人も多いのではないでしょうか?(じつは僕もその一人です)
最後は左ほおに腫瘍ができ、そこからの感染症によって死亡したと考えられます。
5月に発見した腫瘍は実質、摘出不可能で、獣医と協力して投薬などの緩和ケアをおこなってきましたが、10月4日に死亡しました。
もうじゅう館と共に歴史を歩んできたパックが死んでしまったことは寂しく感じます。
しかしヒョウの飼育下寿命が15年程度といわれる中、19才8カ月まで長生きしてくれた、ともいえます。
パックの腫瘍を発見した5月に、奇しくもアムールヒョウの交尾も確認していました。担当者として、アムールヒョウ妊娠の経過とパックの病状の経過を同時進行で見守ってきました。動物園にたくさんの命がある中で、こうした状況も起こり得るのです。
動物の命の尊厳を最後まで尊重し「看取る」。それも飼育係の仕事です。「命を伝える」という意味では、老いや死も生の一部です。ありのままを伝えるのが「旭山らしい」と言えるでしょう。
<写真2> アムールヒョウのツインズは元気に成長しています。
生まれ、育ち、子を産み、そして老い、死んでいく。でも次につながる新たな命もある。
命は継続するもの。繁殖や死は大きな出来事ですが、動物飼育にゴールはありません。
現在もうじゅう館には16頭の動物がいて、長寿な個体、繁殖可能な若いペア、生まれたばかりの幼い命などさまざまです。それぞれの命を、担当者としてこれからも見守っていきたいと思います。
(もうじゅう館担当:大西 敏文)
2017年10月17日 | 図書館ぶろぐ
「旭山動物園だより」と「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!
「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!
(写真1: エゾユキウサギの毛の色が変わってきています!)
10月13日、旭川近郊の深川市でハクチョウを見かけました。もうシベリアから南下してきているんですね。もう冬ですね…。昨年は、10月20日に初雪が降り、10月24日には10cmほどまった雪が降り、10月29日が根雪初日になりました…。今年の冬は、どんな冬になるんでしょうか?
さて、新しい「動物園だより」と「どうぶつえんみにだより」を発行しました。
「動物園だより」は、芸術の秋・読書の秋ということで、学習ホールで行われている児童動物画コンクールの展示会や、読書感想文コンクールの募集告知をさせていただいております。もちろん、動物たちの「今」も伝えておりますよ!
クジャクのオスの飾り羽は? トナカイのツノは? 8月に生まれたアムールヒョウの赤ちゃんや7月に孵化したキングペンギンのヒナの様子などなど…。
そして「どうぶつえんみにだより」では、私たちにとって身近な野生動物でもある、キタキツネを紹介しています。
また、現在、動物資料展示館(2階が動物図書館です)で、これまで発行してきた「動物園だより」「どうぶつえんみにだより」を掲示する「動物園だより&どうぶつえんみにだより展」を開催中です。来年3月まで開催中で、月替わりで掲示内容を変更しています。
10月の展示は「くもざる・かぴばら館」が完成した2005(平成17)年とマルミミゾウの「ナナ」が亡くなった2006(平成18)年の「動物園だより」と、2013(平成25)年・2014(平成26)年の「どうぶつえんみにだよりを掲示しています。ぜひ、見に来てくださいね。
旭山動物園だより244号
内容:芸術の秋・読書の秋。もうすぐ冬がやってきます
あさひやまどうぶつえんみにだより 77号
内容:キタキツネ
あさひやまどうぶつえんみにだより77号(PDF形式 489キロバイト)
「旭山動物園だより」「あさひやどうぶつえんみにだより」のバックナンバーはこちら(「資料・統計」のページへ)
2017年10月16日 | しいくのぶろぐ
怖すぎてpart1,part2
しいくのぶろぐ「怖すぎてpart1,part2」
みなさんこんにちは。
クモザル、カピバラの飼育を担当している白木です(再登場!)。
前回「日々のできごと」と題して、カピバラとのできごとを4コマで書いてみましたが、
好評につき(?)、第2弾を書いてみました。
今回は、タイトル「怖すぎて・part1」「怖すぎて・part2」の2話構成です。
どうぞご覧ください!
タイトル【怖すぎて・part1】
※画像クリックで拡大できます
タイトル【怖すぎて・part2】
※画像クリックで拡大できます
(飼育:くもざる・かぴばら館担当 白木 雪乃)
2017年10月11日 | しいくにゅーす
シンリンオオカミの「フミ」が引っ越しをします
2017年10月10日 | 図書館ぶろぐ
10月14日(土)の11:00から、動物図書館で絵本の読み聞かせがあります。
10月14日(土曜日)の11時から動物図書館で絵本の読み聞かせがあります。
9月30日には、旭岳の初冠雪が観測されました。
現在、旭岳温泉にも、積雪があるそうです。
園内にも雪虫(トドノネオオワタムシ)が飛んでいました。
そろそろ初雪が降るのでしょうか…。
そんな冬を感じる季節ですが、園内の木々はまだ紅葉がキレイですよ(10月7日現在)。
(葉が落ち始めていますが、まだキレイです)
さて、動物図書館から絵本の読み聞かせのお知らせです。
10月の絵本の読み聞かせは10月14日(土曜日)11時からです。
夏期最後の読み聞かせとなります(次回は12月9日)。
今回の絵本は、
五味太郎さんの「干支(えと)セトラ」シリーズの「みんなの ひつじさん」。
言葉の遊びもある楽しい絵本と、1994年に初版が発行された「みんなのかお」。
ゴリラやラクダやゾウ、ライオンやシマウマなど、国内の動物園の動物たちの顔をたくさん紹介している本。
もちろん、旭山動物園の動物の顔写真も掲載されていますよ。
(10月の読み聞かせの本、2冊)
また、絵本の読み聞かせの後には、子どもにも大人にも人気の飼育スタッフからの動物解説があります。
飼育スタッフならではの、詳しく、興味がわく解説を聞くことができますよ。
10月14日(土曜日)の11時からは、ぜひ、動物図書館へお越しくださいね!
(投稿者 北川裕美子)
2017年10月8日 | しいくのぶろぐ
動物園でフォトジェニックな秋を
2017年10月6日 | しいくのぶろぐ
レッサー担当者の最近の悩み
レッサー担当者の最近の悩み
すっかり続報を忘れていました、すいません。
7月15日に生まれたレッサーの双子たちはすくすくと育っています。
生まれた時は推定150gだった体重も、10月4日時点で約1.5kgと10倍ほどに成長し、最近は産箱の中から時々出ては室内を探検しています。
順調に行けば11月ころから屋外に慣れていってもらう予定なので、皆さんにお見せできるまでもう少しお待ち下さい。
2017年生まれの兄弟
ちなみに性別は今年もオスとメスでした。
が、一つ困ったことがあります。
それは2頭の見た目がそっくりなこと…。
昨年の双子はオスの雷雷(レイレイ)がメスの雲雲(ユンユン)より一回り大きかったことや毛色も雲雲が薄い色だったので見分けが付きやすかったのですが、今年の2頭は大きさもほぼ一緒、毛色もほとんど同じで顔つきも今のところ違いがないように見えます。
2016年生まれの兄弟(雷雷と雲雲)
もちろん性別が違うので、もちあげておしりを見ればわかるのですがぱっと見てわかる違いがないというのは困りもの。
いつもはたくさんいるレッサーと個体紹介の看板を見比べて、個体識別に苦労している来園者の方に
「このレッサーは○○で、こっちが○○。全く違う顔つきですよ~、すぐわかるようになりますよ!」
「すごーい、さすが飼育係だね!」
などという会話でどやっていたのですが、今年はこのままではまずい…。
外デビューまでの残り1ヶ月ほどで違いが出てくるor違いがわかるようになることを祈るばかりです。
小獣舎担当・獣医 中村
キョン治療中
キョンの♂は背中のけがの治療のため、しばらく展示を中止しています。心配して下さったかたも多いと思います。
初めは小さなケガでした。現場を見ていませんでしたが、おそらくキョン同士の闘争によるものです。ケガしても、たいてい無理に治療しなくても治りますが、このケガはなかなか治らずにいました。自分でなめてしまい、薬をつけても傷口が広がるばかりでした。ケガは見た目ほど、本人にとっては痛みや障害があるわけではありませんが、傷口が開いたままになっていると、感染の危険や、機能障害につながる危険があります。
そこで思い切って麻酔をかけ、眠っているすきにエリザベスカラーを付けることにしました。
※エリザベスカラーとは、ケガした所をなめられないようにする、大きな襟のようなものです。
カラーを付けると視界が悪くて落ち着かないのでは?と思い、初めは後ろも見える透明のカラーにしました。でも柔らかい素材だったので、次の日に壊れてしまいました・・。
そして、2回目はもっと丈夫なものを取り寄せました。今回は透明ではない厚めの素材です。視界が狭く、動きにくいかもしれませんが、しばらくこれで我慢してもらいます。
ケガが治るまで寝室で過ごしています。皆様にまたお目にかかれるまで、少し時間がかかるかもしれません。でも元気にしていますよ。
背中のケガ
水色のエリザベスカラーです
てながざる館・ダチョウ・イボイノシシ担当:田中千春
2017年10月5日 | しいくにゅーす
ヒョウ(黒変種)「パック」の訃報
ヒョウ(黒変種)「パック」の訃報
2017年10月4日にヒョウ(黒変種)の「パック」が死亡しました。
「パック」は1998年1月14日、愛媛県立とべ動物園生まれのオスのヒョウ(黒変種)で、同年9月24日に旭山動物園に来園し、もうじゅう館で飼育展示していました。
ネコ科としては高齢となり、冬期や気温の低い日などは屋外に出たがらないことも増えていましたが、元気食欲はありパックの調子に合わせての飼育を行っていたところ、昨年の冬から体調の低下が見られていました。以下、経過になります
*2017年3月
目やに・鼻汁を認め、細菌感染を疑い抗生物質投薬。
*2017年5月10日
症状変わらないため、麻酔下で検査。左頬・顎の皮下に腫瘤を確認し、病理検査により良性の腫瘍と診断。元気食欲はあることと、高齢個体であること、病変の位置から切除が難しいことから判断し、手術による切除は行わず経過を観察することとする。
*2017年8月
元気食欲は変わらずあるが、腫瘤の拡大を認めたためステロイド薬の投薬を開始するが、病変に変化無し。
*2017年9月22日
食欲廃絶・元気低下。麻酔下で検査を行い、腫瘍の拡大を確認。左上顎の歯根部が壊死しており、歯の動揺による痛みが食欲低下の原因と考え、上顎臼歯の抜去を行う。
*2017年9月23日~
麻酔翌日以降も食欲回復せず。鎮痛剤の吹き矢による投与を行うが改善はなく、10月4日の朝に死亡を確認。
解剖の結果、頬の腫瘍は直径6cmに拡大しており、周囲の骨の融解・壊死・化膿が認められました。その他の臓器への転移および加齢による病変はなく、頬病変部からの細菌感染による敗血症と診断しました。
2017年10月1日 | お知らせ
(10月22日実施)自然観察会「動物への餌付けを考える。水鳥たちの生活の場に行ってみよう」
(10月22日実施)自然観察会「動物への餌付けを考える。水鳥たちの生活の場に行ってみよう」(現在募集中)
(永山新川の様子)
旭山動物園の飼育スタッフと一緒に、水鳥たちの生活や動物に対する餌付けをテーマに、市内を流れる「永山新川」で自然観察会を開催します。
実施日時
10月22日(日) 午後1時30分から午後3時00分まで
定員
20名(対象:小学生以上。中学生以下は保護者同伴)
服装・持ち物
長袖、長ズボン、長靴、(雨天時は)雨具、(持っていれば)双眼鏡
集合場所
旭川市永山町13丁目 「川のふるさと交流館さらら」駐車場
雨天時
雨天決行(大雨の場合中止有り)※中止の場合こちらから連絡します。
募集期間
10月1日(日)から10月21日(土)まで
電話:旭山動物園 0166-36-1104 まで
(重要)募集は定員になり次第終了します。あらかじめご了承下さい。