旭山にゅーす・ぶろぐ

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2016年6月のすべての記事

明日は49回目の開園記念日です!

 天気が優れない日が多かった6月ですが、ここ数日は天気も良くようやく夏も訪れを感じますね。

さて、旭山動物園は7月1日に49回目の開園記念日を迎えます。

開園記念日当日は、園内の様々な場所で飼育スタッフによる「マルチポイントガイド」を行ったり、動物慰霊碑において、この1年間で亡くなった動物たちを慰霊するために千羽鶴を飾ることができます。

その他にも、たくさんのイベントが行われますので、ぜひ7月1日は旭山動物園にお越し下さい!


そんな中、動物図書館でも開園記念日特別編として、14時より紙芝居を2つ行いたいと思います。

1つ目は「アザラシたちのうみ」です。あざらし館ができるまでの様子が描かれており、飼育員さんからオープン当初のエピソードも聞けますよ!

あざらしたちのうみ

(手作り紙芝居1「 アザラシたちのうみ」)


2つ目は「よるのどうぶつえん」で、8月9日よりはじまる夜の動物園にむけて、見所などを紹介したいと思います。あるものを使って行う不思議な紙芝居になっています!

「よるのどうぶつえん」

(手作り紙芝居2 「よるのどうぶつえん」)


ぜひ7月1日14時より動物図書館にお越し下さい!お待ちしています。  

                                                                (投稿者 昆野優子)

2016年7月の壁紙カレンダーができました(※スマホ壁紙追加しました(7/5))

今月の動物はアムールトラの子とユキヒョウの子です。

 

アムールトラの子2頭は今年の夏期開園中の6月15日から一般公開されており、放飼場では2頭の子が愛らしい動きやじゃれあう仕草で来園者を魅了しています。

性別はオスとメスです(2016年4月8日生まれ)。

アムールトラはシベリアトラとも呼ばれ、現在ではロシア・ハバロフスク地方のアムール川、ウスリー川周辺の針葉樹林帯に生息しています。現在個体数が減少し、絶滅も危惧されており、世界では保護活動が進められています。

 

一方、ユキヒョウの子は今年の夏期開園中の6月26日から一般公開されています。

性別はオスです(2016年4月19日生まれ)。

野生のユキヒョウの生息地はヒマラヤ、チベットなどの中央アジアの高原や山岳地帯に生息しています。

頭から胴体までの同じくらい長い尾でバランスをとりながら岩山の斜面でも身軽に歩き回り、野ウサギやシカなどを素早い動きで捕らえます。跳躍力は15メートルとも言われています。

アムールトラの子、ユキヒョウの子はともに旭山動物園では初めての繁殖となります。

無邪気で愛らしい小さなアムールトラの子とユキヒョウの子とが見られるのは、今が絶好の機会です。

ぜひお越しください。

 

1606カレンダー
(左:ユキヒョウ、右:アムールトラ) 

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。

【800×600】  
【1024×768】  
【1280×1024】
 

【1280×800】  
【1366×768】  
【1680×1050】

 

(※スマホ壁紙追加しました(7/5))

画像好評につき、スマホ壁紙追加しました。

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                 ※iphone6sのロック画面に設定するとこのようになります。 

 

過去のカレンダーはこちらからご覧ください
2016年6月分(アビシニアコロブス)
2016年5月分(シマフクロウ)
2016年4月分(レッサーパンダ)
2016年3月分(オオタカ)
2016年2月分(エゾユキウサギ)

 

カピバラの訃報

カピバラのゴンベ
カピバラの「ゴンベ」

 6月25日に、カピバラの「ゴンベ(メス・10才)」が老衰のため死亡しました。

 くもざる・かぴばら館が完成した2005年の秋に「ゴンベ」が生まれました。一緒に暮らしている「ピョン」とは同じ日に生まれた姉妹です。

 

 今後カピバラは、「ピョン(メス)」と「泉水(いずみ)(オス)」の2頭での展示となります。

アムールトラの子どもの愛称を募集します(来園者のみ対象。募集期間:7月1日から7月10日まで)※募集は終了しました 

トラの子愛称募集

4月8日に誕生し、6月15日から一般公開をしているアムールトラの子ども2頭(オスとメス)の愛称の募集を下記のとおり行います。アムールトラの子の展示についてはこちら

※募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!

1 募集期間

7月1日(金曜日)~7月10日(日曜日)の10日間 ※募集は終了しました

2 応募方法

もうじゅう館アムールトラとヒグマ展示の間の観察場所に設置してある応募用紙に、愛称、その愛称を考えた理由、応募者の氏名等を記入し、設置してある応募箱へ投函してください。(記入漏れがある場合、無効となります。)
また、アムールトラの近況を説明した看板を設置しますので、その写真を見て、愛称を考える参考としてください。

3 留意事項

  • 当園としては「実際にアムールトラの子どもの様子をできる限り見て愛称を考えてもらいたい」ことから、来園者を対象とするため、電話、FAX、郵便、Email等での応募受付は行いません。
  • 応募は1人1通です。

4 選考方法

  • 命名者は1名とします。
  • 愛称及び命名理由が同一のものが複数ある場合は、抽選を行い命名者を決定します。
  • 選考にあたっては、必ずしも一番多い愛称とするものではなく、命名理由を重点として選考します。

5 アムールトラの子どもの基本情報(現在)

トラの子愛称募集2

オス・メスともに

体長:約50cm

体重:約10kg

6 命名式について

夜の動物園期間中(8月9日~8月15日)にもうじゅう館前で実施する予定です。
当日は命名者にぬいぐるみの他、飼育担当から特別なプレゼントを用意しております。
命名式の詳細については、後日報道依頼いたします。

ユキヒョウの子どもの屋外展示を開始しました(6月26日)

4月19日に生まれたユキヒョウの子ども(1頭)ですが、現在、体長約40cm、体重約4kgまで成長しました。なお、性別はオスでした。
6月中旬頃から、屋外展示の訓練を本格的に開始し、屋外の環境にも順調に慣れてきたことから、本日(6月26日)より、正式に一般公開を開始しました。

ユキヒョウの子どもは、まだ体も小さく、あどけなさが残っています。終日、母親の「ジーマ」と一緒に過ごしており、放飼場では、岩によじ登ったり、丸太の上を歩いたりするなど、無邪気な様子を見ることができます。

 アムールトラの子ども

ユキヒョウの子(オス)

【動画】ユキヒョウの子・放飼場での様子(6月21日撮影分)

ユキヒョウの子・放飼場での様子(動画)をご覧になるには、下記画像をクリックしてください(youtube動画へ)

ユキヒョウの子2

6月21日・屋外放飼場での様子(動画)はこちら

展示時間について

展示に関しては、「ジーマ親子」と「ヤマト(父親)」を交替で展示する形となります。

なお、もうじゅう館では、開園時間帯に展示中の個体情報(名前)を掲示しておりますので、御確認の上、御見学ください。

基本的には当面、毎日以下のスケジュールでの展示予定となります(7月22日から展示方法を変更)。

  • ジーマ親子 日替わり交代で展示
  • ヤマト 日替わり交代で展示  

(個体の体調や天候などにより、展示の時間帯の変更、あるいは展示時間帯を入れ替える場合などがあります。あらかじめ御了承ください。なお、本日のタイムスケジュールでも展示時間帯を掲載します。参考にしてください。)

愛称募集について(7月15日~7月24日)※募集は終了しました

7月15日~7月24日の10日間、アムールトラの子の愛称を募集します(来園者の方のみ対象となります。)

詳細はこちらです ※募集は終了しました

「ボルネオへの恩返しプロジェクト」に寄贈された軽トラック3台が現地ボルネオに届けられました。(6月20日) 

去る4月2日、ダイハツ工業(株)様より、旭山動物園が取組みに参加している「ボルネオへの恩返しプロジェクト」に対し、軽トラック3台が寄贈されました。4月の軽トラック寄贈についてはこちら


そして6月20日、恩返しプロジェクトが行われている現地ボルネオ島(マレーシア)にて、寄贈された軽トラック3台の引き渡しと贈呈式が行われました。


贈呈式には、マレーシア国サバ州野生生物局ほか現地関係者が出席、日本からは、軽トラックを寄贈されたダイハツ工業(株)関係者の皆さんや、恩返しプロジェクトの中心となっているボルネオ保全トラストジャパン関係者のほか、当園からは坂東元園長ほか1名の職員が出席しました。

式では、まずダイハツ工業(株)様を代表して、同社の吉田英人氏より寄贈にあたっての御挨拶があり、その後、当園の坂東園長より贈呈先となるマレーシア国サバ州野生生物局のウイリアム・バヤ局長に対し、軽トラックの「鍵」が手渡されました。

贈呈式の様子
贈呈式の様子
関係者の皆さん
ダイハツ工業(株)様ほか関係者の皆さん

乗り込む園長
軽トラで記念撮影!
軽トラック
寄贈された軽トラック(うち1台)

今後、恩返しプロジェクトに対して寄贈された軽トラックは、ボルネオゾウをはじめとする、現地の野生生物保護活動に役立てられます。プロジェクトに対する思いがたくさんつまった3台の軽トラック。野生動物の未来のため、現地で長く活躍することを願ってやみません。 

エゾシカが出産しました

 6月10日に「ぺろ」が1頭、12日に「ぺぺ子」が1頭と、2頭のエゾシカが生まれました。授乳も確認できており、順調に成育しております。

 エゾシカの子どもは、すぐに親について歩くことはなく、授乳の時だけ親について歩きます。それ以外の時間は色々な場所でじっと隠れて過ごします。

 エゾシカの森に立ち寄ったらぜひ子どもを探してみてください。木の陰や岩の陰にひっそりと隠れています。見つけた際は、温かい目で見守ってください。

 

6月10日生まれのエゾシカ 6月12日生まれのエゾシカ

6月10日にうまれたエゾシカの子ども(左)と6月12日うまれたエゾシカの子ども(右)

トラ子ども

夏期開園から5月は雪のゴールデンウィークに始り、低温続きで桜の開花予想はズレにズレ、と思えば中旬には30度を超える猛暑が続いたりと、落ち着かない春でした。
そんな中、アムールトラの子は元気に成長しています。先日性別が判明しました。オスとメスでした。

母親のザリアも堂々としたもので、すっかり母親が板についてきました。

この手紙の頃には無邪気に転げ回る子供たちと、そっと見守るザリアの姿を皆さんにも見ていただけているでしょう。
旭山動物園でのアムールトラのペアでの飼育は、3代目になります。

昔の古い施設での「ハチ・ノーヒメ」、2代目は途中から現在のもうじゅう館に引っ越した「いっちゃん・ノン」。ノンは現在20歳になりました。

足腰も弱ってきましたがまだまだ健在です。この4頭は皆人工保育、ヒトに育てられた個体でした。

一般的に人工保育の個体は、その動物としての学習やコミュニケーションをとっていないために同居はできても交尾ができなかったり、出産しても育児ができなかったりと言った問題が起こることが多いのです。初代も2代目のペアも交尾ができませんでした。

メスに発情は来るのですが、お互いに特にオスがどのようにメスにアプローチしていいのかが分からないのです。

2代目の時は人工授精に取り組みました。

人工採精、凍結保存の技術などさまざまな知見を積み重ね、数回の人工授精を試みましたが、妊娠には至りませんでした。
そして3代目の「キリル、ザリア」です。両方共にアメリカの動物園生まれ、自然保育個体です。

旭山に来たいきさつは今までの場合とはちょっと違います。

アムールトラは昨年イルカ問題で話題になったWAZA(世界動物園水族館協会)が積極的に種の保存を行う重点種で、近親交配をできるだけ避けるペアーのコーディネートと言うよりも、現在世界中で飼育されているアムールトラの未来を考えて、新しい血統をつくっていくという視点からのペアーなのです。

ですからキリルとザリアをペアーとして受け入れ可能な園館を世界中から募り、旭山に来ることになったのです。
平成26年に来園し翌年の9月に出産、この時は環境にもまだ慣れていない中で、ペアリングから発情交尾とトントン拍子でことが進みましたが、出産から育児にはつながりませんでした。そして2回目の出産は4月8日。今度は見事育児につながりました。

前回の失敗を受けて、産室の大改造、落ち着ける環境作りに専念し出産に備えた結果でした。

担当者冥利に尽きる繁殖成功ですが、旭山動物園の歴史の中でも特別な繁殖成功になりました。
 

オオワシとクマタカがふ化しました

オオワシの幼鳥
オオワシの幼鳥

 

 5月4日にオオワシがふ化しました。旭山動物園では、約3年ぶりとなり、北海道産動物舎では初めてのふ化となります。

 現在は巣の中で順調に成長しており、最近は巣から顔出す姿が見られるようになりました。

 足を止めてじっと巣を観察してみてください。巣は放飼場の右上にあります。

 

 

 

 

クマタカモニター
真ん中の白いのがクマタカのヒナ

 

 また、6月12日にクマタカがふ化しました。

 昨年に引き続きのふ化となりましたが、昨年はふ化後数日でヒナは死亡し生育はしていませんでした。今年は注意しながら生育を見守っていくことになります。

 現在はクマタカの巣にカメラを設置していますので、モニターでクマタカのヒナの様子をご覧いただけます。

毛刈りをしました

 しいくのぶろぐをご覧の皆さんはじめまして。

 今年の5月から飼育展示スタッフになりました増谷です。よろしくお願いいたします。担当はこども牧場のヒツジを担当しています。

 そのヒツジたちは5月27日、28日に毛刈りを行いました。27日はサフォークの「きらら」と「リリー」の毛刈りを、28日はポールドーセットの「かれん」と「ししまる」の毛刈りをしました。

 毛刈りの日はお腹が膨らんで刈りづらくならないように朝ご飯は抜きです。ヒツジたちはお腹が減って「メェ~メェ~」と鳴いていました。刈られる時はおとなしくしていましたが、刈り終わった後はまた「メェ~メェ~」と鳴いていました。

 刈り終わり放飼場に戻ったらやっとエサの時間です。「待ってました!」と言わんばかりに集まってきて、勢いよく食べていました。「ウメェ~ウメェ」と聞こえてきそうですね(笑)

 毛が短くなったヒツジたちに皆さんぜひ会いに来てくださいね!

初めての毛刈り

毛刈りをしている最中

 

毛刈り前と毛刈り後

毛刈り前(左)と毛刈り後(右)

  

こども牧場担当:増谷拓哉

アムールトラの子どもの屋外展示を開始しました(6月15日)

アムールトラの子ども
アムールトラの子ども

 4月8日に生まれたアムールトラの子ども2頭(オスとメス)ですが、現在、体長約50cm、体重約9kgまで成長しました。
 屋外放飼場に出る練習を6月から始めましたが、放飼場の環境にも順調に慣れてきたことから今回、一般公開を開始しました。

 放飼場での2頭の様子は、母親の「ザリア」について歩いたり、子ども同士遊んだり、ひとりで遊んだりと色々な姿を見せてくれています。

6月15日・公開直後の親子の様子(動画)はこちら

 

 展示時間について

展示に関しては、アムールトラ放飼場において「ザリア親子」と「キリル(父親)」を交替で展示する形となります。

また、アムールトラ「のん(高齢のメス)」は、ライオン放飼場でライオンとの交替展示となります。

なお、もうじゅう館では、開園時間帯に展示中の個体情報(名前)を掲示しておりますので、御確認の上、御見学ください。

基本的には当面、毎日以下のスケジュールでの展示予定となります。

アムールトラ放飼場の展示

  • 午前:「キリル(オス)」
  • 午後:「ザリア(メス)と子ども2頭」

ライオン放飼場の展示

  • 午前:アムールトラ「のん(メス)」
  • 午後:ライオン「ライラ(オス)」と「レイラ(メス)」
     

(時間はあくまで目安となります。個体の体調などにより、展示の時間帯が変わる場合があります。また、日によっては各個体の展示時間を入れ替えることもあります。あらかじめ御了承ください。なお、本日のタイムスケジュールでも展示時間を掲載しています。参考にしてください。)

愛称募集について(7月1日~7月10日)※募集は終了しました

7月1日~7月10日の10日間、アムールトラの子の愛称を募集します(来園者の方のみ対象となります。)

詳細はこちらです ※募集は終了しました

第1回日本サービス大賞「地方創生大臣賞」を受賞しました(6月13日)

表彰1
表彰を受ける坂東園長
表彰2
受賞者による集合写真

6月13日に東京で行われた「第1回日本サービス大賞」の表彰式において、当園が「地方創生大臣賞」を受賞しました。

日本サービス大賞は、サービス産業生産性協議会(後援:総務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省)が創設・主催し、全国の優れたサービスを提供した団体や企業を表彰するというものです。
今回「動物の本能を魅せる『行動展示』」が来園者への優れたサービスとして評価をいただいたものです。 
表彰式には当園の坂東園長などが出席し、式では坂東園長が「地方創生大臣賞」の表彰を受けました。

今後とも、皆様に親しまれる動物園づくりをさらに目指していきたいと思います。

引き続き、皆様の御支援と御協力をお願いいたします。ありがとうございました。

日本サービス大賞の詳細はこちらです。(公式ページへリンク)

6月の読み聞かせを行いました。動物の解説は「オランウータン」! 

6月に入った園内では、トナカイやエゾシカの赤ちゃんが産まれたり、
今後はアムールトラやユキヒョウの子どもが寝室から外に出てくるようになったりと、
至るところで動物たちの親子の姿が見られるようになりますよ。
トナカイの親子

(トナカイの親子)


さて、動物園図書館では、6月11日(土曜日)に、6月の読み聞かせを行いました。
今回の絵本は「ふたごのしろくま ねぇ、おんぶのまき」と「しぜん1 オランウータン」でした。

6月の読み聞かせの様子

「ふたごのしろくま ねぇ、おんぶのまき」は、ホッキョクグマの双子とお母さんグマのお話。
もう1人で海に入れるのに、いつまでも母グマに甘える姿が描かれていました。
「しぜん1 オランウータン」は、オランウータンの暮らし方や大人と子供の違いなどが紹介されている、
図鑑のような本です。高い木の上で生活していること、雨が嫌いで、大きな葉っぱを傘のように使う姿が
紹介されていました。
 飼育スタッフの説明佐橋さんの解説
読み聞かせ後は、オランウータン、ワピチ・トナカイの飼育担当・佐橋から、オランウータンがなぜ木の上で暮らしているのかや、股関節がとても柔らかいというオランウータンの体のつくり、苦手なモノなどの解説がありました。
また、野生のオランウータンが減っている現状や理由などのお話もありました。 

7月の読み聞かせは7月9日(土曜日)です。

「羽仁 進の愛情いっぱい動物記  がんばれ!きりんのこどもたち」と「ともだちキリン」の2冊を読みます。

もちろん、読み聞かせ後には、飼育担当から、絵本で登場する動物「キリン」にまつわる解説がありますよ。

ぜひご参加くださいね。子供だけでなく大人も楽しめる「読み聞かせ」。7月9日(土曜日)は、「キリン」の本を2冊読むので、「キリン」が好きな人、興味がある人はぜひ、お越し下さい。
お待ちしております!

 

                                   (投稿者 北川裕美子)

【虎穴に入らずんば】

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざがあります。

「リスクを負わねば成功はつかめない」という意味ですね。

 でも実際にトラの穴に入ったことある人は滅多に居ないと思うんで、みなさんいまいちピンとこないんじゃないでしょうか。

 

 6月7日、61日齢のアムールトラのツインズにワクチン接種をおこないました。

 

 虎穴に入って虎児を得る動画です!→アムールトラ61日齢・ワクチン接種

 

 母親・ザリアは別の部屋に分けてあるので、ぼくは「リスクを負わずに虎児を得て」いますけどね。

 

 トラバケツ1

ポリ容器を秤に乗せ、体重測定。2頭とも8kgに成長していました。

体重差は少ない2頭ですが、行動・性格はけっこう違います。

やはりオスは活発です。トラえる時も、迫力のある唸り声をあげました。

 

 トラバケツ2

着実に「トラになって」きていますね~。

1か月後、2度目のワクチンの時にどこまで成長してるか、ちょっとトラウマです。

 

かわいそうに見えるかもしれませんが、健康管理のため必要なことです。

ザリアがしっかり子育てしている中で、飼育係はこのようなサポートをしているんだ、とトラえていただければ幸いです。

 

「虎の子」のツインズ、病気などにかからず元気に育てよ!

                                   もうじゅう館担当:大西敏文

 こだま2歳になります

  12日にシロテテナガザルのこだまが2歳になります。おかげさまでこれまで大きな怪我もなく、無事に成長してくれました。寝るときはまだお母さんのモンローにべったりですが、日中は親から離れてとても活発に過ごしています。

 そうそう、小さな声で両親と一緒に歌も歌っています。テナガザル夫婦が歌いはじめたら、こだまにも注目してください。両親の大きな声に紛れて聞こえにくいですが、一緒に歌っていますよ。

 

モンローに抱きつくこだま

モンローに抱きつくこだま。こっちを見ているのはモンローです。

 

てながざる館・ダチョウ担当:田中千春

6月の読み聞かせは、6月11日(土曜日)です

図書館から見たオランウータン

(図書館から見たオランウータンの空中散歩)


図書館の窓からは、

新緑の向こうに、オランウータンの空中散歩が見えます。まるでジャングルです!

そんなジャングルの中の、オランウータン観察スポット・動物図書館からのお知らせです。

来る6月11日(土曜日)、11:00から、動物図書館で6月の読み聞かせを行います。
今回の絵本は
しぜんオランウータン ふたごのしろくま 
(今回、読み聞かせで読む本 2冊)
 

オランウータンの暮らし、生態がわかる、写真を多く使った絵本「しぜん1 オランウータン」、
ホッキョクグマの双子とお母さんグマの日常が描かれた、あべ弘士さんの絵本
「ふたごのしろくま ねえおんぶのまき」です。
もちろん、絵本の読み聞かせの後には、飼育スタッフによる解説もありますよ。

ここで改めてのお知らせですが、絵本の読み聞かせは
たくさん参加された方にはなんとお楽しみがあるんです!
5回参加された方は努力賞、全て参加された方は皆勤賞として、ささやかなプレゼントを用意しています!

ゆっくり絵本を見て、動物たちのことを知る。
動物たちはどんな暮らしをしていて、人間とはどう違うのかな…など、きっと「発見」があるはずです。

お子さんはもちろん、大人の方も楽しめる時間となっています。6月11日は、ぜひ動物図書館へ!
 

投稿者(北川 裕美子)


 

【58、47】(アムールトラ&ユキヒョウ続報)

6月4日でアムールトラ58日齢、ユキヒョウ47日齢になりました。
この辺で新しい画像をご紹介しておきましょう。

 

トラ測定1
アムールトラは5月20日に性別判定と体重測定をしています。 

こっちは・・・


トラ測定2

ふむ。オスかな?

 

トラ測定3
で、こっちは・・・
 

トラ測定4
メスか。

 

オス1頭、メス1頭のきょうだいでした!
 

トラ測定5

体重まで量られちゃって。
 

オス6.1kg、メス6.0kg。
 

ずっとモニターなどで成長を見守ってきましたが、この時はじめて、この手でトラの子の重みを感じました。
マイクロチップも挿入され、子トラたちにとっては「さんざんな一日」だったでしょう(笑)。

 

ユキヒョウの方は、正式な性別発表はもう少しお待ちください!
 

ユキヒョウ1
最近は、いっちょ前に威嚇してきます。でも、かわいい・・・威嚇効果ゼロ。
 

お、乳歯が生えてますね。
 

トラより11日遅く生まれたわけですが、巣箱から出て歩き回るようになってきました。
まんまるに太ってます。でもさすがユキヒョウ、尾が長い。
カブトガニみたいなフォルムやな(笑)。

 

そんな動画はコチラ → ユキヒョウ46日齢

 

どちらも順調で、いよいよ展示訓練という段階まで来ました。
展示開始まで、みなさんもう少しお待ちください!


                                   もうじゅう館担当・大西敏文 

トナカイが出産しました

トナカイの子どもと母親
トナカイの子ども(左)と母親の「和香」(右)

 6月1日朝にトナカイ(メス・和香)が1頭出産しました。

 旭山動物園では、トナカイの出産は12年ぶりとなります。

 生まれた子どもは、焦げ茶色をしており、母親の後をついて回りながら元気に過ごしております。また、授乳も確認ができ、順調に生育している様子がうかがえます。

 現在は、ワピチ・トナカイ舎でトナカイの「デナリ(オス)」とワピチの「サチ(メス)」とも同居しています。

 子どもの毛の色は地面の色と同じ色をしていますので、放飼場を隅から隅まで探してみてくださいね。