旭山にゅーす・ぶろぐ

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2016年4月のすべての記事

49回目の夏期開園を迎えました(ゲンちゃん日記特別版)

ゲンちゃん画伯(トラ親子)

(イラスト「アムールトラの親子」BY:坂東 元)

49回目の夏期開園を無事に迎えることができました。

当たり前に今日があることに感謝しなければいけませんね。

そして毎日を大切にしなければいけません。

予期せぬ震災で熊本市動植物園はじめいくつかの動物園では日常が一変してしまいました。

動物たちも動物園もこれから長い苦労が続きます。

一日も早く日常を取り戻せるように私たちも支援をし続けていきたいと思います。
今回は、旭山動物園の中で掲示している旭山動物園からのメッセージ「伝えるのは、命」を書きます。
 

「動物園で地球一周の旅」
旭山動物園では、約120種620点の動物を飼育しています。

決して多い数ではありませんが、地元はもちろん、北極から南極周辺、

アフリカからアマゾンと地球上のさまざまな環境に暮らす動物たちを飼育しています。

旭山の動物たちを観ながら園内を一周すると地球一周の旅をしたことになります。
寝ているホッキョクグマをちょっと我慢して見続けてみてください。

呼吸のリズムを感じてみてください。

ふと見続けることができる瞬間が訪れます。

それが北極の時間の流れです。

それぞれの動物の時間の流れを感じたとき、その時間の流れを心地よく感じた時、

振り返って自分の時間の流れを思うとき、何が大切なのかにふと気づかされるのではないでしょうか。
 

「シンクグローバル アクトローカル」
私たちの暮らしは、地球上あらゆるところから豊かさを奪い続けることで成り立ってきました。

人間が文明を築いた8000年前に比べ原生林の8割が失われたと言われています。

森林の減少と共に多くの野生動物が絶滅し数を減らし続けています。

自然が失われる中ただ一種ヒトだけが数を増やし続けています。

私たちは生まれた環境の仕組みの中で生きること、共存することをやめた唯一の生きものです。

しかし地球そのものが病んでしまっては、私たちも生きていくことはできません。

私たちが奪っているもの、奪うことで数を減らす生きものたちの素晴らしさを知ること、

今気づき反省し行動しなければ取り返しのつかないことになります。

日常の中でほんの少しだけ優しくなること、できることはたくさんあるのではないでしょうか。
 

「旭山動物園 存在のこだわり」
とはいえ、動物園も人間のエゴで動物を閉じ込めている場所です。

動物園が人間の知的好奇心や癒やしや楽しさを追求するだけの場であってはいけないと考えます。

動物たちの本質的な素晴らしさを感じてもらうことで飼育動物と来園者をつなぐ架け橋となり、

動物園は飼育動物とその動物が本来暮らすふるさとを結ぶ、

架け橋としての役割を担うことに取り組まなければいけないと考えます。
 

旭山動物園は、

「ヒトも含めたくさんの命がかがやき続ける未来のためにできること」
を考え、実行していきたいと思います。

平成28(2016)年4月29日

旭川市旭山動物園 園長 坂東 元 

「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!

一般向けの「旭山動物園だより」と、小学校低学年向け「あさひやまどうぶつえんみにだより」の2種類です。
旭山の”今”を伝えるタイムリーな情報やクイズなどが楽しめますよ!
ぜひご覧ください !!

旭山動物園だより228号
(旭山動物園だより228号)
あさひやまどうぶつえんみにだより61号
(あさひやまどうぶつえんみにだより61号)

【最新号のご案内】
・旭山動物園だより 228  内容:クロスワードをやってみよう!

・あさひやまどうぶつえんみにだより 61号  内容:レッサーパンダ

バックナンバーはこちら(「資料・統計」のページへ)

夏期開園式を行いました(4月29日)

テープカット
(夏期開園式・テープカットの様子)

本日、開園前に正門広場にて夏期開園式を行いました。

旭山動物園の夏期開園がいよいよスタートです。

開園式は小雨模様であいにくの天気となりましたが、旭川市消防音楽隊による演奏のもと、園旗掲揚やテープカットなどを行い、参加者や来園者の皆さんの笑顔も見られました。

さて、春から夏にかけては繁殖のシーズンです。先日アムールトラ出産のニュースを発表しましたが、今後、他の動物達の赤ちゃん誕生など明るい話題を提供できればと思います。

今年1年もどうぞよろしくお願いします。

夏期開園に当たっての坂東園長メッセージ(ゲンちゃん日記特別版)はこちら

2016年5月の壁紙カレンダーができました

写真の鳥はシマフクロウです。

オス「愛称:ロロ(1997年うまれ)」、メス「愛称:モコ(2011年うまれ)」の

2羽がいる様子がシマフクロウ舎で見られます。

 

1605カレンダー
 

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。

【800×600】  
【1024×768】  
【1280×1024】
 

【1280×800】  
【1366×768】  
【1680×1050】

 

過去のカレンダーはこちらからご覧ください
2016年4月分(レッサーパンダ)
2016年3月分(オオタカ)
2016年2月分(エゾユキウサギ)

 

2016年旭山動物園春まつり抽選券を配布します(4/29~5/5)

大型連休中の4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝)のにかけて、期間中の入園者に抽選券を配布します。
抽選で動物園グッズなどの商品が当たります(商品は企業・団体等からの協賛によります)。
抽選会は5月8日(日)に実施する予定です(非公開)。
当選者には後日連絡するとともに商品の発送をおこないますので、皆さんぜひお越しください!
2016春まつり詳細内容(PDF形式 93キロバイト)

2016年4月28日 しいくのぶろぐ

【108日目】

【108日目】

昨年のアムールトラの出産は、自然哺育もさせられず、人工哺育も失敗、という惨めな結果に終わりました。
しかし、ザリアは少なくとも「交尾→妊娠→出産」までは可能な個体である、という証明にはなりました。

ザリア寝室
(徐々にあさひやまの環境に慣れてきたザリア。)

 今回の繁殖では「ザリアにしっかり育児をしてもらうこと」を目標に準備しました。
トラの人工哺育個体は、うまく繁殖できない個体になってしまうケースが多くあります。
キリル&ザリアの貴重な血統を未来まで繋いでいくためには「自然哺育」であることが重要だったのです。

産室を拡大し、ザリアがより落ち着ける環境を作りました。
昨年は8月に産室が完成し、9月出産。ザリアを産室に慣らす期間は一か月だけでした。
今回は産室改造が終わった12月からキリルとザリアを同居・交尾させ、妊娠期間の約100日間、産室にじっくり慣れさせたのち、春に出産、となるように計算しました。

産室の様子
(産室改造中。)

 とはいえ、「ザリアが今度こそ育児してくれるかどうか?」は、出産してみなければわからないことでした。
万が一に備え、前回の人工哺育で使った道具は用意しておきました。

そして迎えた4月8日、最終交尾日から108日目。
朝8:30にもうじゅう館へ行き、モニターを覗いてみると・・・なんと!ザリアが1頭の子を出産し、なめているではありませんか!
「よし!ちゃんと育児しているぞ!」ザリアは育児ができるトラでした。前回の育児放棄も、やはり環境に慣れていないだけだったのです。
VTRを巻き戻してみると、一頭目が生まれたのはぼくが着く4分前、8:26でした。「しまった!通勤途中でスタンドに寄らなければ、リアルタイムで出産を見れたかも」などと思いながら。

ザリア出産の動画はコチラ(アムールトラ・ザリア出産の瞬間)

 その後9:38に2頭目、11:25に3頭目を出産。3頭目は残念ながら死産でしたが、2頭の子はザリアに体をなめてもらい、元気に動き出しました。

出産直後
(2頭の子を出産した直後)

そして15:00には2頭とも、ザリアの乳首にたどり着きました。
まだ目も開いていない、這いずることしかできない子ですが、自力で母親の乳首にたどり着き、吸い付くのです。野生の逞しさを感じます。

その後、2頭の子は母の愛を受けてぐんぐん成長し、4月28日で21日齢となりました。
まだ安心はできませんが、人工哺育の時とは比べ物にならないほど順調に生育し、まるまると太っています。

4月26日の子の様子はコチラ(アムールトラ生後19日齢)

放飼場でみなさんにお披露目するのはもう少し先になりそうですが、今から楽しみです。
それまでの間、またHPで成長の様子をご報告したいと思っています。

このまま生育してくれれば、「昨年の失敗を失敗で終わらせず、今年の成功に繋ることができた」ということになります。

2頭のチビたち、元気に育てよ!

去年生かしてあげられなかった、3頭のぶんまで!

もうじゅう館担当:大西敏文
 

平成28年度夏期開園がスタート!(4月29日~11月3日。期間中無休。)

水中ホッキョクグマ

旭山動物園の夏期開園がいよいよスタート!

夏期の旭山動物園。全ての動物達が躍動し、命の輝きをみせるシーズン。

冬場、屋内で夏の訪れを待ちわびていた、ととりの村の水鳥たち、大きな羽を広げるインドクジャク、空中を自由自在に動き回るシロテテナガザル・・・。ここでは伝えきれないほど、夏期の旭山は動物達のたくさんの魅力にあふれています。

そして春から夏にかけては、繁殖のシーズン。3月に誕生したワオキツネザルのほか、4月にはアムールトラのペア(キリルとザリア)から2頭の赤ちゃんも誕生しました。新たに誕生した動物達の成長とともに、これから誕生する動物達にもご注目ください。

また、冬期に釧路市動物園から来園したシマフクロウのペアの様子も見逃せません。今後の繁殖にも期待です。

動物以外の話題としては、増加傾向にある海外からの来園者へ対応するため、夏期開園から園内看板の多言語表記を増やしたほか、無料Wifiエリアの拡充や、タブレットやスマホを活用したAR(エーアール)動画の多言語案内看板の設置等を実施しました。

このほか、動物達をより観察しやすくなるよう、一部施設(シロフクロウ舎やクジャク舎)の網の張り替え等も行い、展示の充実も図っています。

さて、旭山動物園は来年の7月1日に開園50周年を迎えます。

今年は記念すべき50周年に向けて様々な準備を進めてまいりますので、皆さまのご協力をお願いいたします。

夏期の旭山動物園では、動物展示やガイドやイベントなどを通じて、これまで以上に情報発信を積極的に進めていきたいと思います。皆さまのご来園を心よりお待ちしています!

平成28年度夏期開園について

シマフクロウペア
キリルとザリア
ワオ親子 

夏期開園期間

  • 平成28年4月29日(金曜日・祝日)~平成28年10月15日(土曜日)
    午前9時30分~午後5時15分(入園は午後4時00分まで)
  • 平成28年10月16日(日曜日)~平成28年11月3日(木曜日・祝日)
    午前9時30分~午後4時30分(入園は午後4時00分まで)

※期間中は無休です。

【夜の動物園】
  • 平成28年8月9日(火曜日)~8月15日(月曜日)の7日間
    午前9時30分~午後9時00分(入園は午後8時00分まで)

冬期開園等について 

冬期開園等、年間の開園スケジュールについては、こちらをご覧ください

2016年4月27日 しいくのぶろぐ

【12日間】

【12日間】 

少し昔の話をしましょう。

昨年・2015年9月9日、アムールトラのザリアが出産しました。
しかし、産室の環境に馴染んでいなかったザリアは育児放棄してしまいました。
やむなく、回収した子3頭は人工哺育することになりました。

人工保育1
(人工哺育することになった3頭)

毎日3時間おきに哺乳瓶で授乳。深夜は担当者、早朝は獣医と交替でおこないました。
初めて子が哺乳瓶にチュッチュッと吸い付いたときは、思わずホッとしました。
子も懸命に生きようとしている。
動物用ミルクの在庫はわずかだったので、急きょ大量に発注をかけました。

本来、子の糞尿は母親が舐めとってしまいます。授乳の後は、ぬるま湯で濡らしたペーパータオルを母親の舌に見立て、おしりをトントンして排便・排尿を促します。

人工保育2
(体重測定中)

しかしそんな人工哺育が始まって間もなく・・・生後2日目にはメスの子1頭が死亡してしまいました。
さらに3日目にはもう1頭のメスも死亡。

残るはオス1頭のみ。この1頭だけでも、なんとか生かさなければ。
トラは体重の性差が大きく、出生直後でもメス900gに対し、オスは1200gでした。動きも活発で、最も生育が見込まれました。
オスの子はミルクもよく飲み、体重も順調に増えていきました。
この間に、獣医が他の動物園に電話して、トラ人工哺育のデータやノウハウを教えていただいたので、それを参考にミルクの量を計算していきました。

人工保育3
(最後に残ったオス一頭)

 9月20日、生後12日目には体重1850gに成長していました。
なんとか軌道に乗ってくれたか、と思われた矢先・・・9月20日夜に容体が急変し、最後の1頭もあっけなく死亡しました。
最後の子が死ぬ間際、それまで閉じていた瞳がうっすらと開きました。瞳は美しいキトン・ブルーでした。
その瞳にぼくの姿は映っていたのでしょうか。

トラ育児生活は、わずか12日間で終わりました。

人工保育4
(こうしてわずか12日間の
人工哺育は終わりました。)

自分にでき得るすべてを投じるつもりでのぞんだ人工哺育でしたが、1頭も生かすことはできませんでした。
挫折感と睡眠不足による疲労で、ただ茫然とするしかありませんでした。
もはや使い道のなくなった大量のミルクが、むなしく積みあげられていました。

今からちょうど半年前の出来事でした。

(つづく)

                                      もうじゅう館担当:大西敏文  

アムールトラの出産について(4月26日)

産室の様子
産室での「ザリア」と赤ちゃんの4/12の様子

 4月8日に出産したアムールトラの詳しい経過をお伝えいたします。

 生まれた赤ちゃんは全部で3頭になります。1頭目は午前8時26分、2頭目は約1時間後の午前9時40分ぐらいに生まれました。ただ3頭目は残念ながら死産という結果でした。

 担当の飼育員もビデオでの観察を続けており現在は、目が開き始めています。赤ちゃんの性別の判定は、ビデオからでは判断できませんので、まだ先になる予定です。

 旭山動物園では、アムールトラの生育が初めてのこともあり、とにかく慎重に見守っていきたいと思います。

 また、公開については、6月に入ってからと考えています。

 

 アムールトラの産室の様子(動画)はこちら(4月16日の様子)

シンリンオオカミとカナダヅルが引っ越しました

 4月14日に、シンリンオオカミの「ミナ(♀)」とカナダヅルが、鹿児島県の平川動物園へ引っ越しをしました。

 シンリンオオカミの「ミナ」は、2014年5月に旭山動物園でうまれた個体で、これから新しい地での繁殖を目指していきます。

 また、カナダヅルは1987年4月に恩賜上野動物園から来園した個体で、旭山動物園での展示スペースの問題、日本国内では平川動物園のみで飼育されていることから、今回の移動となりました。

 

  シンリンオオカミ「ミナ」
  シンリンオオカミの「ミナ」
 カナダヅル
  カナダヅル

アムールトラが出産しました

ザリア
アムールトラの「ザリア」

 3月末から産室で過ごしていたアムールトラの「ザリア」ですが、4月8日に出産しました。

現在もビデオで経過を観察し、赤ちゃんは授乳もしており、順調に成長をしていますが、

まだまだ安心できません。
 ザリアの出産は昨年に続き2度目で、昨年は育児放棄をしましたが、今回は育児を行っています。

 旭山動物園でのアムールトラの繁殖は、失敗に終わりましたが昨年が初めてのことでした。

 今回無事に生育できるよう細心の注意を払い見守っていきたいと思います。

 経過については、後日報告いたします。

前回のしいくにゅーすについてはこちら

あさひやま「もっと夢基金」の寄付金贈呈式を行いました(4月24日)

贈呈式の様子1
贈呈式の様子2

あさひやま「もっと夢基金」に関連し、自動販売機を活用した支援活動として、協力企業や団体及び個人の展開により、その売り上げの一部を旭山動物園の新施設建設や大規模な修繕、新たな動物購入等に役立ててほしいと、この度、当園に北海道コカ・コーラボトリング株式会社様より寄附金が贈呈され、4月24日(日曜日)に園内「やすらぎの森」休憩所で寄附金贈呈式が行われました。

贈呈式では、まず同社取締役営業統括本部長の山田雄亮様より、当園の坂東園長へ寄附金が贈呈され、続いて坂東園長から同社山田様へ寄附に対する感謝状の贈呈が行われ、合わせて協力企業様への感謝状贈呈も行われました。

この度の寄附、誠にありがとうございました。

  • 今回の寄付額 809、964円(寄附は今回で5回目となります)
  • 今回を含む寄附金の合計 3、084、465円

NHK「サラメシ」で旭山動物園スタッフが出演します。ぜひご覧ください!(4月26日全国放送)

ホッキョクグマ

サラリーマンの昼食を取り上げたNHKの番組「サラメシ」で、この度旭山動物園の飼育スタッフが出演します。

番組内では、昼食とともに飼育作業の様子も紹介されます。

放送日時は次のとおりです。皆さんぜひご覧ください!

 放送日時(全国放送)

  • 本放送:4月26日(火曜日)午後8時15分〜午後8時43分
  • 再放送:4月28日(木曜日)午後0時20分〜午後0時43分

(※東北ブロック 青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島は再放送はありません)

詳細ページ 

NHK「サラメシ」サイトはこちら

モユクカムイ89号が完成しました! 

モユクカムイ89号表紙

今回の表紙は、イボイノシシ(オス・ドゥニア)です!

「モユクカムイ」は、飼育展示スタッフ手作りの情報誌です。

日々、変化していく動物たちの様子や動物園のできごとなど、現場のスタッフだからこそ知ることのできる情報が盛りだくさん。

動物園に遊びに来た際には、ぜひ手にとってみてください!

モユクカムイ89号へのリンクはこちら

もくじ

  1. ぼくは動物大使・その50「アフリカの大地を駆ける!イボイノシシ」
  2. 特集「きりん舎・かば館徹底解剖」
  3. 飼育研究レポート「キジバトの人工ふ化・育雛」
  4. 海外ZOO訪問記「香港海洋公園・2014年9月」
  5. 主なできごと「雪あかりの動物園・無事終了!」  

入手方法

夏期開園(4月29日~)以降は、動物園東門管理事務所、園内サポートセンター、動物図書館で入手することができます。
また、郵送での取扱いも行っています。詳しくは旭山動物園までお問い合わせください。

モユクカムイについての詳細はこちら

冬の旭山動物園画像

今年も一昔前よりは早い雪解けになりそうです。

この手紙を書いているのが3月中旬ですが、昔の4月中旬くらいの雪の量のように感じます。

4月下旬の開園に向け必死で雪割り、雪解け後にでてくる藁や糞などの「堆肥出し」作業に明け暮れていた日々を思い出します。

この天候だと4月には芝生が色づき初めてもおかしくありません。

さっき越冬していたタテハチョウ(種までは分かりませんでした)が太陽の光を浴び飛んでいました。

春はすぐそこです。

今年度もたくさんの方に足を運んでいただき無事に冬期開園を終えることができましたと報告できるように頑張っていきたいと思います。
3月は、レッサーパンダのロンロンが那須どうぶつ王国に旅立ちました。

そしてシマフクロウのロックが釧路市動物園に里帰りし、替わりに新たなペアー、ロロとモコが来園しました。

シマフクロウは日本では北海道だけに棲息したった150羽程度しかいない絶滅危惧種です。

棲息地での保全活動(域内保全)とは別に、飼育下での遺伝子プールをつくっておかないといけない(域外保全)段階との判断があり、それまでは釧路市動物園だけで保護個体からの繁殖に取り組んでいたのですが、旭山動物園、円山動物園でも飼育繁殖を目指そこととなり釧路市動物園で繁殖したロックが来園しました。

しかしロックとペアーを組める新たな血統のオス個体が繁殖、あるいは野生復帰不可能個体が見つからず、今回の移動となりました。

ロロは釧路市動物園生まれですが、モコは野生の保護個体です。

右目が失明しており野生復帰不可能と判断された個体です。

ロロとモコは雄雌なのでペアーと表現しましたが、まだ鳴き交わしや産卵には至っていない状態です。

オスの一声に、雌が二声で答える鳴き交わしは、背筋に電気が走るくらい気高く森に響き渡ります。

正にコタンコロカムイ(村を守る神)を感じます。

でもその神を私たちは自分事を優先し追い詰めてしまいました。
シマフクロウは魚食いフクロウです。

川と川を繋ぐ森はとうの昔になくなり現在は水系ごとに閉じ込められて3世代に渡る近親交配も起きています。

地上最大級のフクロウでその動きは驚くほど鈍重です。

音もなく獲物を仕留める暗闇のハンターとはかなりかけ離れたフクロウです。
羽音はするし、川の中の魚を見つけるとバシャッと脚から飛び込み決して優雅とはいえません。

豊かでおおらかな自然の象徴のような鳥です。
知床では夜になると河口に下ってきて、海岸の岩場で海の魚を捕っています。

知れば知るほど北海道の象徴です。
ロロとモコが命を繋ぎ、将来に渡りシマフクロウが暮らせる北海道であり続けたものです。  

カバも春の陽気を感じて 

 雪解けもすすんで旭川市も3月30日で積雪ゼロになりました。通勤途中、ハクチョウの群れが飛んでいたり田んぼで餌をついばんだりする様子も見られました。しかし残念なことに道のあちらこちらでゴミが落ちています・・・。着々と季節は変わります。

 旭山も4月7日で冬期開園が終わり夏期開園へ向けて3週間ほど閉園となります。私も飼育員になり、はや3年がたちました。この間いろんなことがたくさんありました・・・・。

 カバの百吉と旭子。冬の寒さから春のおとずれを感じて、屋外へ出て行く姿も足取りも軽く2頭とも天気の良い日は気持ちよさそうにうたた寝しています。お互いも意識し始め成長を伺えます。体も大きくなり(まだまだかなぁ~)本当に楽しみですね。一緒になるのはいつ頃かな・・・これも楽しみです。

 

カバ寝顔

気持ちよさそうにうたた寝の百吉

 

エサを食べるカバ

食欲の春?でしょうか?旭子

  

かば館・タンチョウ担当:高井正彦

「野依科学奨励賞を受賞しました&お世話になりました」

みなさん、こんにちは。どーも、ロン毛です。

 

さて、「お知らせ」にも投稿されていますが、このたびロン毛は平成27年度の「野依科学奨励賞」を受賞いたしました!

10年以上、旭山動物園で行ってきた学校との教育連携についての取り組みが評価されての受賞です。

 

記念撮影

野依先生と記念撮影しました

 

その授賞式が3月30日に東京で行われ、表彰状を受け取って参りました。

ノーベル化学賞受賞者の野依良治先生から直接表彰状を受け取ったのですが、大変名誉な時間でした。

表彰状には、「

 子どもたちの

 みずみずしい感性を育んだ

 あなたの努力を

 讃えるとともに

 今後の活躍に

 期待をこめて

」とあります。

表彰状

受け取った表彰状

・・・・・・

動物園から異動することになりましたが、表彰状の言葉を胸に今後とも頑張ります。

これまで大変お世話になりました。そして、これからも旭山動物園をどうぞよろしくお願いいたします。
 

奥山 英登

トラック寄贈式及び感謝状贈呈式を行いました(4月2日)

寄贈式の様子
寄贈式の様子

 4月2日、ダイハツ工業株式会社様より、軽トラック「ハイゼット」を3台寄贈していただき、ダイハツ工業株式会社へ感謝状を贈呈しました。

 今回の寄贈は、ダイハツ工業株式会社様に旭山動物園が中心となって取り組んでいる「ボルネオへの恩返しプロジェクト」活動の理念に共感をいただいたことから実現しました。ハイゼット3台は、旭山動物園、ボルネオ保全トラストジャパンを通して、マレーシア国サバ州野生生物局に寄贈され、サバ州(ボルネオ島)でボルネオゾウの救助活動などで活躍します。

 そして将来のボルネオ島の動物たちの未来へつながっていきます。

現地での状況は相変わらず厳しい状況ではありますが、様々な方々の応援を力にし、ボルネオへ恩返しをし続けていきたいと思います。

 寄贈された軽トラックは今後、今月末にボルネオ島へ向け出発をし、来月中には到着する予定です。

ボルネオへの恩返しプロジェクトについてはこちら

2016旭山動物園パスポート販売中!

2015パスポート
2016旭山動物園
パスポート

2016年4月1日から、2016 旭山動物園パスポートを販売します。
今年度のデザインは「オオワシ」です!

(オオワシは現在「北海道産動物舎」にて飼育展示している鳥です。)
作画は、元旭山動物園飼育係のあべ弘士さん。
旭山動物園パスポートは、有効期間中であれば何回でも再入園できる、大変お得なパスポートです。
価格は1,020円(税込)です。
皆さんぜひご利用ください!

 【主な販売箇所】

動物園各門券売所(4月1日から発売開始中。ただし休園期間を除く。)

市役所厚友会売店(4月1日から随時発売開始中。)

旭川市内各ホテル(4月1日から随時発売開始中。)

詳細はこちらでご確認ください。

共通パスポートについて

2016共通パスポート
共通パスポート

旭川市科学館(サイパル)との共通パスポートも販売しております。
今年度から「ニホンザリガニ」のデザインとなりました(こちらもあべ弘士さんの作画で平成18年度の復刻版です。※共通パスポートはサイパルが作成)。
価格は1,820円(税込)です。
こちらもあわせてご利用ください。