「旭山動物園だより」&「どうぶつえんみにだより」の最新号を発行しました!
3月に入ってからの暖かさで、出てくるのが少し早いと思われる
生きものが動物図書館前にいました。
3月10日の朝です。枯れ葉のように見えますが、
目もありますし、触覚もありますし、脚もあります。
「エルタテハ」でした。
翅が少し痛んでいました。動きもゆっくりとしていました。
「エルタテハ」は、成虫で越冬するチョウです。
園内の建物の隙間などでじーっとしていたのでしょうね。
見つけたチョウは、もといたところに逃がしました。
翌日、気温があがったからか、逃がしたところに姿はありませんでした。
どこかへ飛んでいったか、野鳥に食べられたか…、どうなったかは知るよしもないですが、
カメムシやハエ以外の昆虫の発見に、春を感じさせてくれた「エルタテハ」でした。
園外では、最近、通勤時にハクチョウが多く観察できます。
しばらく旭川で羽を休めたら、繁殖地のシベリアへ向けて飛び立ちます。
今年は昨年より、春がくるのが早いように感じますね。
さて、先日、旭山動物園だより・みにだよりの最新号を発行しました。
2022年度の最終号ということもあり、
動物園だよりでは「初めての冬をすごした動物たち」を紹介しています。
また、みにだよりでは「おしり」。いろんな動物の「おしり」を掲載しています。
ぜひ、園内観察の参考にしてくださいね。
次の動物園だより・みにだよりの発行は、4月29日の夏期開園日を予定しています。
投稿者:動物図書館 北川裕美子
旭山動物園だより288号
内容:初めての冬をすごした動物たち ほか
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あさひやまどうぶつえんみにだより121号
内容:「おしり」
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