ゲンちゃん日記・令和5年12月「行く年来る年、行くもの来るもの」

最終更新日 2023年12月7日

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ゲンちゃん日記・令和5年12月「行く年来る年、行くもの来るもの」

デン

デンマークからやって来た

アムールヒョウのデン

少し遅かったですがいつものように雪景色が広がるようになりました。べた雪が続き日中は溶けてぐちゃぐちゃになるので、寒くてもさらさらの雪になって欲しいなと思います。それにしても暑さが続いた夏のことを、いつの間にか忘れてしまいがちです。おそらく来年も暑い夏になるでしょうから、その対策の予算をしっかりと組まなければいけませんね。
本格的な冬を前に、ライオンの子イト、ダチョウのオス、そしてホッキョクグマのゆめが新たな飼育地に旅立ちました。コロナ禍で誕生し、様々な思いを抱いた多くの人に見守られながら、たくましく成長しました。新たな飼育地でも、それぞれの魅力を発揮してくれることでしょう。
その一方で、旭山動物園では、新たな繁殖に向けた取り組みも生まれています。デンマークからアムールヒョウのデン(オス)が来園しました。アムールヒョウは、アフリカからロシアのアムール地方まで分布するヒョウの一亜種(同一種に属する地理的な品種)です。一般的に北方の亜種ほど体が大きいのですが、デンは「これぞアムールヒョウ」といえる立派な体格をしています。当園の環境にも順調に慣れ、放飼場でも堂々と落ち着いています。ここで生まれ育ったのかと思うほどです。両隣にいる当園生まれのユキヒョウのユーリやアムールヒョウのみらいの方が「誰だこいつは?」とデンに警戒心を示し、デンの一挙一動から目を離せず緊張しています。これくらいの方が一安心ではありますが・・・。
 早いもので、今年も残りわずかになりましたね。動物園としては様々なことを具体化でき、合格点には届いたのではないかなと考えています。来年に向けた直近の悩み事は「昨年のように、行く年来る年インスタライブをやるのかな?」です。皆さんにとっても来年がよい年になりますように。




 

                                  令和5年12月7

                                  旭山動物園 園長 坂東 元