平成28年7月「ユキヒョウの子の成長を見守る」

最終更新日 2016年7月18日

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ユキヒョウ母子 

6月13日に第1回サービス大賞の授賞式があり、旭山動物園は地方創生大臣賞を受賞しました。

正直受賞したことにピンとこなくて「義務的に行かなければ」と言った気持ちもあったのですが、受賞された方々と話をする中でそれぞれの分野で皆とても熱意を持って前向きに進もうとしている姿勢を感じ、義務的にではなく、誇りを持ち喜びを持って受け取るべき賞であることを痛感しました。

皆、旭山動物園にも敬意を払ってくださいました。それにしても公務員が運営する施設として唯一の受賞でした。公務員もやればできるんだと少し嬉しくなりました。公共でやる意味はお金で計れない物・心を還元していくことなんだと常々思っていて、その取り組みの結果が動物園単独の会計ということではなく、地域の経済にも大きな貢献ができること、経済だけではなく街の知名度、イメージ作りにも大きな影響を及ぼすことなど、客観的に旭山動物園を見つめ直すことができました。サービスとは何か、提供したサービスがどんな未来につながるのかを改めて考えさせられました。
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7月1日には49回目の開園記念日を迎えました。今年は旭山動物園にとっては初めてアムールトラ、ユキヒョウの繁殖に成功しました。

ユキヒョウに関しては、もうじゅう館ができた時には先代のゴルビー・プリンペアを飼育していました。国際的には絶滅危惧種として飼育下での繁殖が期待される種なのですが、当時日本で飼育しているユキヒョウはゴルビーとプリンの血統しかなく、繁殖させても子供の行き先がないことが分かっていたので、薬による避妊をせざるをえませんでした。子供の行き先が確保できたら繁殖をと考えていたのですが、結局そのチャンスは巡ってきませんでした。

現在のペアーは円山動物園生まれのヤマトとドイツのライプチッヒ動物園生まれのジーマです。国際的な交流を視野に入れ、繁殖を目指しました。
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オスの子1頭が順調に成長しています。先日ワクチン接種マイクロチップ接種とやインドやモンゴルでユキヒョウの保全に取り組んでいる京都大学との共同研究として子の体長などの計測をしました。薄いグレーと黒の体毛と瞳のブルー、大きな手足…動かなければ絵に描いたようなぬいぐるみです。子の成長を母親ジーマと共に見守っていきたいと思います。 
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6月は寒い日が続きましたが、今年の夏はどんな夏になるのでしょうか。