さて恒例の閉園期間、一年で最も忙しい期間なのですが…
今年は過去経験のない早さでの雪解けでした。
閉園して一週間はひたすら雪割り、雪下ろしが全く必要ありません。
何か拍子抜けでのスタートでした。
例年夜にやる作業を日中からやるようにするなど工夫をしながら、
なんとすでにパネル作成や、ヒグマ、さる山のチップ入れ等々
追い込みで行う作業もこなしつつ日々に追われています。
なんと15日現在でこぶしのつぼみが膨らみ始めています。
桜の開花は4月27日と見ました。
さて結果はどうなっているでしょう?
開園の日に桜が満開!
動物園は従来の飼育展示係、管理係といった縦割りの組織を見直し
スタッフ制に移行したのですが、本格的に人的な交流を深め、
飼育をしていた職員を事務部門のスタッフに、
事務をやっていた職員を飼育部門のスタッフに内部で異動をしました。
旭山開園以来の大変革です。
新たな視点での取り組みや、仕事の価値観の共有など
大変だけど将来の旭山の大きな力になっていくと信じています。
役所的な発想で右と言われれば左を行く、
それが旭山の原点でもあるからこれからも前進するために、
飲み込まれないためにチャレンジは続けていかなければと思います。
とにかく皆一生懸命頑張っています。
今年の夏期開園からこども牧場の向かいにあったワシタカ舎を改築して
クジャク舎として生まれ変わりオープンします。
ワシタカ舎の鳥たちはバックヤードに繁殖用ケージを新設して引っ越しました。
クジャクの飛び回るたくましい姿を見ていただきたいなと考えました。
あの長い飾り羽根をぶら下げてほぼ垂直に飛び上がる姿は圧巻です。
鳥本来のたくましさを感じていただけるのではないかと思います。
現在担当者はいかにクジャクの習性を引き出せるのか、
止まり木の配置などに頭を悩ませているところです。
さてさてどんな獣舎に生まれ変わるか楽しみです。
こども牧場ではイヌの飼育も改めて始めます。
秋からの工事になりますがさる山のリフォームも控えています。
今年度もより豊かに命を感じられる場であるために努力をしていきたいと思います。