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2007年7月に生まれたボルネオオランウータンのモリトの成長日記です。 いろいろな出来事を日記にしてみました。モリトに関する裏話などがあるかも。 今まで紹介していなかった写真や動画もあります。 随時更新していきますので、楽しんでご覧下さい。
(補足)自動販売機からの支援金や寄付金、自動販売機の設置場所については、 ボルネオ保全トラストジャパンホームページ(プロジェクト:野生生物レスキューセンター)へ
ご無沙汰しております。 モリト日記を書こう書こうと思いながらも月日というものは早いものであっという間に過ぎていってしまいました。 書くことはたくさんあるので小出しにして長続きさせたいと思います。 さて、今回は3月の出来事を。12月頃にリアンとモリトにロープを取られていまい撤去していた屋内放飼場のハンモックがパワーアップして帰ってきました。 まず、ロープは一本一本にワイヤーが入っていて、ハンモックとの固定部分も従来のボルトやシャックルではなく外されないよう金属でガッチリ固定。 色も鮮烈な赤でカラフルな屋内放飼場にはピッタリ。 次にハンモックを揺らして遊んでいて壁にぶつかり穴が開いてしまっていたので、壁に当たっても大丈夫なようにハンモックをロープでグルグルに。 これもかなり手が込んでいてほどかれないよう隣り合うロープどうしをさらにひもで結びその結び目も取られないよう焼いております。万が一取られたとしても全部がダメにならないよういくつかにセパレートしてあります。 そしておまけはワイヤー入りのロープなので結び目などが作れなかったことから、ハンモックの部分と同じように金属で固定したロープを枝のようにいくつかつけております。 今回はかなり手が込んでますよ。 それもこれも業者さんたちのおかげなんです。いつもオランウータンが何かを壊してしまうたびに駆けつけてくれます。 そしていつもオランウータンのことを考えて色々な工夫してくれたりアイディアを出してくれます。 遅い時間でも、危険な場所でも楽しそうに作業もしてくれます(たぶん)。 ほんとに感謝です。 ただ、いつも帰り際には「オランウータンに直し方を教えておいて」、「もう電話してこないで」と言って颯爽と帰って行きます。 今回の力作のハンモックもいつ壊されるか分からないので、みなさん早めに見に来ると良いでしょう。
パクより
8月6日のオランウータンの飼育体験に参加していただいた皆さん、ありがとうございました。 段取りが悪く、終わらなかったハンモック制作作業ですが、無事2つとも寝室に無事設置いたしました。(宣言通り、責任を持って制作いたしました) オランウータンはまだ慣れていないので今のところあまり利用していませんが、そのうちたくさん使ってくれることでしょう。そして恐らく壊されてしまうでしょう。 と思っていたら案の定、二つとも壊されていました。 22日にジャック側、26日にリアン側がやられてしまいました。悲しいのでグッシャグシャに壊れたハンモックの写真はとりませんでした。まあ、予想してたし、壊すことを楽しんでくれたでしょうし、また作ればいいので、もったいないけど良しとします。 また機会があれば参加者を募って、もっと頑丈なものでも作れればと思っております。
この題名が何かわかった方はすごいですね。 先日いただいた、たくさんのフルーツ達ですが、オランウータンにあげようと思い、冷蔵庫から出した時に奇跡が起こりました。まな板の上にはキウイとパパイヤとマンゴー。 思わず口ずさんじゃいましたよ。 ♪君たちキウイ、パパイヤ、マンゴーだね うれしはずかし真夏の噂 君たちキウイ、パパイヤ、マンゴーだね 咲かせましょうか 果実大恋愛(フルーツスキャンダル)♪
見事にまな板の上に咲いちゃいましたね。名曲ですよ。 おふざけはこれくらいにしておいて、いただいたフルーツですがジャック、リアン、モリト各々で味の好みが違うんだなということが判明いたしました。 ジャックは食べはするけどライチがあまり好きではない様子、モリトは食べはするけどパパイヤがあまり好きではない感じ、リアンはというと、全部美味しそうに食べてますね。さすがリアン。
きのう(7月17日)、オランウータンへということで、たくさんの果物をいただきました。 マンゴー、サクランボ、パイナップルにパパイヤ、そしてなんとライチ。ライチといえば種が座薬みたいな形、うーん、何とも言えぬ曲線美なんですね。 たくさんありすぎるので、一度にあげずに何回かに分けて与えようと思ってます。さすがにいっぺんにあげてしまうとお腹の中で相当な量のミックスフルーツジュースが出来ちゃいますからね。 おいおい食べてる様子などは写真に撮って日記に書いていこうと思います。 たくさんのフルーツ本当にありがとうございました。 オランウータンも普段なかなか食べること少ないものばかりなので、きっと喜んでいると思います。
巷(ちまた)では、モリト日記が更新されると、とんでもないことが起こるともっぱらの噂「らしい」です。 最近更新がかつてないほど頻繁なので、近々何か起きるんではないかとソワソワしている皆さん。そんな心配はいりませんよ。 なぜなら、ちゃんとした理由があるからですよ。 その理由とは、♪それは ひみつ ひみつ ひみつ ひみつのパクちゃん♪ はい、無かった事にしてください。 ただ単に、前に持っていたカメラが壊れてしまって、新しいカメラを買ったので写真を撮るのが楽しいだけです。楽しさが続く限り更新していきたいと思っています。できるだけ。 では、また。
先日、スイカとメロンをいただいたので早速オランウータンにあげてみました。 スイカとメロンはなんだかんだ毎年夏になるとあげてる果物ですね、夏っぽいし。 なのでおいしさも十分承知しているので見つけるとすごい勢いで寄ってきます。 しっかし、美味しそうに食べるんですよ。見ていると自分もものすごく食べたくなってきますからね。 CMとかできるんじゃないかなってくらい。 いやー、やっぱり絵になりますね、果物とオランウータンって。
今、一番欲しいものです。 時代が時代でもし僕がコマだったらすぐに倒れてしまってますよ。そしてもう「こんなコマなんていらない」って子供に言われて捨てられてますね。 きのう「1週間同居で様子を見る」とどっかの誰かさんが言っていた様な気がしますが、今後は様子を見て「適宜」同居させていこうと考えています。 今後は同居を試みる際には「適宜」こちらの方で報告していきたいと思ってます。 軸がブレた理由は「適宜」聞いてみてください。では。
昨日からジャックとリアンとモリトを一緒にして展示しています。ほぼ単独で生活するオランウータンの場合、メスの発情時にお尻が腫脹したり、赤くなったりしないですし、出血もほとんどしないため、行動の変化をみて同居のタイミングを判断します。((補足)尿中のホルモンを計測する方法もありますが、旭山では近隣に検査機関が無いので現実的に厳しい) 前々から尿中の潜血などは調べていたのですが、バラつきがあり、あまり当てにならないんですよね。今回はリアンの行動にはあまり変化が見られなかったんですが、ジャックの行動がいつもと違い、しきりにリアンの方へ行きたがったり、檻越しにずっと見つめていたりしていたため、試しに一緒にしてみる運びとなりました。 意外とデータなどの科学的な判断より直感的な判断の方が良かったりする場合もあるんですよ。今回は同居をするにあたり、色々と考えましたけどね。 「よく考えよう、同居は大事だよ」って。5回くらい。なかなかぼくも思慮深い人間なんですね。言い方を変えればただのチキンなんですけど。 では、約1年ぶりの同居の様子をご紹介。 一定の距離を保ち同じ空間で過ごす両者。 ジャックがたびたび接近を試みるもののリアンはモリトを連れまた距離を保つ。 モリトは久々のジャックに興味津々でちょっかいを出しまくる。 ちょっかいを出すモリトを自分のところへ戻そうとするリアン。 ジャックはモリトにはお構いなしで、常にリアンの動きをチェック。 時折リアンからジャックに近寄るが、そんな時に限りジャックは興味を示さない。 とこんな様子が2日間続いていまして、まだ交尾には至っていません。 夕方近くになるとジャックは近づくのを諦めてしまい、お互い対面にいるような状態。ちょっと早かったかな、間違ってたかなと、同居2日目にして若干後悔し始めてきましたが、プラス思考で行きたいと思います。まだ2日だしね、久々だしね、たぶんシャイなんだよ、もったいぶってんだろうと。 予定では1週間くらい同居で様子をみて、また約1ヶ月後に同居というふうに予定しております。 うまくいけばいいですね。弟、妹ができてモリトはどういうように接するのか楽しみです。
このまえスーパーに買い物に行って、何となく果物コーナーに立ち寄ってみるとココヤシの実が置いてありました。 今まで見たことがなかったし、珍しいので、さぞかしお高いんでしょと思って値段を見ると、なんと298えん。 即買いですよ、もちろん。 まあ、この値段が適正なのかどうかは全くわかりませんが、オランウータンにあげてみようとひらめきました、一休さんばりの早さで。 おそらく初めて見るであろうヤシの実に対するオランウータンの反応を想像すると、ニヤけが止まりません。 で、今日あげてみたところ リアンはラグビーボールのように実を小脇に抱え、トライ。 すぐに皮を剥き中のジュースをゲット。 そばで見ていたモリトはリアンの口から無理矢理吸い取る。おいしいと思ったのか、その後はだだをこねてリアンから実をターンオーバー。 なかなか予想通りの動きでしたね。モリトがあんなに夢中になるのは意外でしたけど。
ジャックは相変わらず慎重に実との間合いを詰めて、がっぷり四つ。 ジャックが相手(実)の上手(皮)を取ったので勝負あったと思ったんですが、うっちゃりで実の勝利。 中の甘いジュースにたどり着くことなく、あっさりあきらめたジャック。らしいですね。 男は引き際が大事ですからね。 モリトはどっちに似てくるか楽しみですね。
ここ最近の旭川は日差しも強く、気温も高いので、オランウータンが外に出ていることがあります。 その時のモリトはというと。久々の外を堪能している様子。 空中散歩をしている姿を見ていると、昨年よりもスムーズに渡っているように思え、外の放飼場でも、ロープを使っての動きが昨年よりも活発に見えます。 半年ぶりの外でのモリトの動きを見ると、成長しているなと実感した今日この頃でした。
ジョージより
ある朝の一コマ。 エサを頬張リアン。 欲張リアン。 モリトの分も横取リアン。 そのときモリトは紙袋をかぶリアン。(あっ、関係なかった) そして袋を破リアン。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 僕は仕事終わりに暖かいコーヒーを飲んでおります。なので題名は「コーヒー」。 旭山のオランウータンたちも早く暖かくなるのを今か今かと待ちわびていることでしょう。たぶん。 けどオランウータンのいる屋内は暖房を25度程度に設定しているので常夏気分って感じですかね。たぶん。 ただやっぱり広い外の放飼場に出たいんでしょうね。やたらと外につながる扉をガンガンたたきます。いつも。 モリトも元気を持て余し気味です。
先週の週末は天気がよく暖かかったですね。晩秋から初冬にかけて、穏やかで暖かい日のことを小春日和って言うんですよ。知ってました? まぁ、僕はモリト日記を書くに当たってウィキペディアで調べましたよ。 ということで、先日久しぶりにオランウータンを外に放飼しました。擬木を修理したり、寒かったりで3週間ぶりぐらいですね。 どの個体も新しくなった擬木やロープに興味津々。モリトも久しぶりの外ということではしゃぎ回ってました。
ご無沙汰しております。 またしばらく放置してしまいましたが、今日から適度な感じでまたモリト日記をやっていこうかなと思います。 放置していた間には、色々なことがありましたが少量をピックアップして紹介したいと思います。 まず、メロンを食べるモリト。 今まで食べたことがないからか、あまり興味を示さず。 リアンに取られてから必死に食べようとする。 少しずついろんな味を覚えていきましょう。 次にテナガザルを真似るモリト。 テナガザルがピョンピョン跳びはねるのを見て同じような動きをする。 頑張ればオランウータンもテナガザルのようになれるかもしれないですね。 ただ危なっかしいのでほどほどに。 最後は自分のことになってしまいますが、再びボルネオに行ってきました。 前回よりもたくさんの動物を間近で見ることができました。 もちろんオランウータンも見れました。 野生のオランウータンはなかなか見ることが難しいのですが、2日間で2回も見ることができました。 そしてなんとリアンとモリトぐらいの親子のオランウータンだったんです。かなりの感動ものでした。 ボルネオでのことをもっと聞きたいという方は是非気軽に聞いてみてくださいね。ではまた。
モリト日記、最終更新日から早3ヶ月がたっていました。すみません。 7月30日にモリトが無事に3歳の誕生日を迎えました。担当者としてうれしい限りでございます。 最近のモリトを見ていると本当に日々成長というか、大人になっていってる気がしてとても感慨深いです。 今後ともみなさん温かい目でモリトの成長を見守ってください。
アニョハセヨ パク イムニダ。 みなさん、お久しぶりです。何ヶ月ぶりでしょうか。 決してサボっていたわけではありませんよ。なんだかんだ僕も忙しかったり何だりしちゃって日記を書くことができなかったわけです、書く気はめちゃめちゃありました。 さて、開園して数日が経ちましたが、今年のモリトは違うぜって感じです。 去年まではリアンの補助付きで空中散歩をしていましたが、4月29日に突如としてリアンを置き去りにして一人で渡っていきました。ビックリしましたよ。 ついこの間までリアンに置いて行かれそうになると泣きわめいていたモリトが一人で懸命に渡っていく。 その姿を見て僕は鳥肌がたつし、泣きそうになるし、写真も撮らないといけないし、お客さんに解説しないといけないし、と大忙しでした。 一通り落ち着いた後、これからが楽しみだなぁと思ったのと同時に成長するのが早くて少し寂しくも感じました。 今年は日々成長しているモリトから目が離せませんよ。
今日はおらんうーたん館内で「ボルネオへの恩返し」と題して、ワンポイントガイドを行いました。 たくさんの方々に来ていただき、モリトやリアン、ジャックのふるさとであるボルネオ島の現状をお話ししました。話している最中、モリトやリアンは活発に動き、お客様もその動きや能力に感動をしてくれました。 今回は、オランウータンの動きを見ながら、ふるさとの現状を知ってもらえたかなと思います。 ということで、モリトやリアンにもワンポイントガイドではお世話になったので、 夕方、モリトとリアンに会いに行き、感謝の気持ちで好きな落花生をあげてきました。
おらんうーたん館内でのモリトの姿がとてもおもしろい。 リアンから離れて、一人で遊ぶことを覚えたモリトは、ロープを使って、あっちいったり、こっちいったりと本当によく動いて遊んでいます。 ハンモックを動かして壁にぶつけて音を出して遊んだりもします。あまり激しくぶつけて壁に穴をあけないでよ。そんな気分です。 夏になると外の放飼場でどのような遊ぶ姿を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです。
更新が約1ヶ月とまってしまい、「モリト成長日記」を楽しみにして下さっている方々ごめんなさい。 ということで、寝室でのやんちゃなモリトをみなさんにおしらせします。 ロープを使ってぶらんぶらんぶらんぶらん。 たまにエサを食べているリアンをけったり。でもリアンは気にせずエサに夢中。 しまいには、僕に両足でけったり、手でたたいたりとやんちゃっぷりはますます増してきている気がします。でも元気なオスの証拠ですね。 今年の7月で3歳になるモリト。やんちゃなモリトがこれからどう成長していくのか楽しみです。
ある日、飼育員さんはお客さんから干し柿をいただきました。 まず、飼育員さんはリアンさんとモリトくんに1つずつ干し柿をあげました。 ところが初めて見る干し柿に少し戸惑っていたモリトくんの干し柿をリアンさんが横取りしてしまい、モリトくんは干し柿が食べられませんでした。 せっかくの干し柿をモリトくんにも食べてもらいたかった飼育員さんはもう1つ干し柿を持ってきてモリトくんにあげました。 モリトくんは干し柿の3分の2を食べると満足してどこかへ行ってしまいました。 モリトくんが干し柿を食べている横ですでに干し柿を食べ終えていたリアンさんがずっと干し柿を欲していたので、飼育員さんは余りの3分の1をリアンさんにあげました。 その後、寝室に戻ってきたジャックさんにも干し柿を1つあげました。 さて、きょう干し柿を全部でいくつあげたでしょうか。 オランウータンにお土産を持ってきてくださった方、ありがとうございました。
お約束通りの週一の更新です。さて、このタイトルで内容がわかる方はかなりの野球通ですよ。そうです、スワローズの助っ人外国人の名前、今回は乳酸菌飲料のお話です。 うちの動物園ではオランウータンに毎日乳酸菌飲料を与えています(理由はまた今度)。モリトにも夏ごろから与えているんですが、飲むのが遅くてリアンに奪い取られることが多いんです。乳酸菌飲料を取られたモリトはリアンから分けてもらおうと必死です。 早く大きくなって、乳酸菌飲料をジャックみたいに一口で飲めるようになるまで頑張れモリト。
みなさん、こんにちは。オランウータン担当の大内です。今年から「ボルネオへの恩返し」とリンクして「モリトの成長日記」を書くことになりました。 この日記を通してモリトの成長をみなさんに感じていただき、同時に旭山にいるオランウータンの故郷のボルネオ島の現状について少しでも考えていただけたらと思っています。 週に最低1回の更新、しいくのブログより真面目に、を目標にしていますので、ぜひ目を通していただけたらと思います。よろしくお願いします。
8月、初めて自分ひとりで空中散歩。 とはいっても、最初の頃は、リアンに手を引っ張られ、擬木を登り、リアンの腕に足をかけながら、モリトが自分の力で空中散歩をしました。このように、ブラキエーションを教えていったのです。 その後月日がたっていくうちに、リアンが先に空中散歩をし始め、渡っている途中で止まり、モリトを待つ姿。そして、モリトが声を出しながら、リアンを追って渡っている姿を見ることができました。
モモが4月に亡くなり、また母親のリアンにべったり。一人遊びをする時間も少なくなりました。 父親のジャックと初めての同居。 少し怖がる様子もあったが、ジャックの空中散歩の様子をじっと見ていたり、ちょっかいを出して遊んだりしていました。
モモがモリトを抱きかかえて、空中散歩をし始めたのが、この年の夏。 冬ぐらいから、モモと一緒に行動する時間も多くなり、リアンもモモに預け安心をしていました。そして、そのリアンは一人で空中散歩をし、もぐもぐタイムの時に与えられるエサを一人占め。
モモとモリトは、後で追いつくけど、その時はすでにエサは残っていない。でも、エサがなくても遊具があるので、そこで遊ぶ姿が見られました。
リアンがモリトをモモに預け、面倒を見させるようになりました。 モモはリアンのマネをしながら、モリトをしっかりと抱き、ロープを使いながら移動したり、毛づくろいをしたり。こんな中でモモは子育ての学習をしていました。
モリトは、だんだんリアンと一緒にいるより、モモと一緒にいる時間が長くなっていきました。行動の幅が広がり、一人遊びを覚え、檻から外側に出て遊んだりしていました。 リアンとモモが心配し、無理やり戻され頭の形が歪に変形しちゃいました。
2007年10月に公募の結果「森人(モリト)」と命名されました。命名者の方から、森人(モリト)と書かれたプレートをいただきました。 このプレートはオランウータン舎に付けてあります。 モリトは母親(リアン)にしっかり抱かれすくすくと成長していきました。
生後4日でリアンに抱かれ初めての空中散歩。 空中散歩中、こどもが落ちそうになることもありましたが、そこはしっかりとリアンが抱き直して進む姿も見られました。
7月30日午後12時30分ごろ、お客さんの見ている前でリアン出産しました。 旭山では4年ぶりのオランウータンのこども誕生。 飼育係は慌てるがリアンは普段と 何も変わらない感じでこどもを抱いていました。 リアンは、へその緒を自分で切ることができず、へその緒がそのままだったので寝室に収容し、飼育係がへその緒を檻越しに切りました。 同時に生まれたこどもがオスであることを確認できました。 お姉ちゃんとなったモモは、赤ちゃんに興味津々でした。
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