施設と主な設備

情報発信元 廃棄物処理課

最終更新日 2016年3月31日

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清掃工場のしくみ

家庭などから排出されたごみは、プラットホームで下ろします。一時、ゴミピットで溜めておいたごみは、2時間半かけて焼却処理します。近文清掃工場では、連続高温安定燃焼によりダイオキシン類などの有害物質の発生抑制と高効率エネルギーリサイクルを行っており、設備全体についても自動燃焼制御などにより的確にコントロールしています。

清掃工場のしくみのイラスト

図(清掃工場のしくみ)の説明

(1) プラットホーム

収集してきたごみはここで下ろします。
(2) ゴミピット

ごみを一時溜めておくところです。
(3) ごみクレーン

ごみをつかみ燃焼室に入れます。また、ごみを高い所から落とし、その衝撃で袋を破り、紙や生ごみなどが均一になるように混ぜます。
(4) 送風機

ごみを燃やすために必要な空気は、ごみピットから取り入れます。ごみの臭いのする空気を送ることで、臭いは高温で分解します。
(5) 燃焼室(焼却炉)

コンピュータで制御され24時間、850度以上の高温で燃え続けます。
(6) ボイラ

ボイラ内部は、水の入った管がたくさん並んでいます。ごみを燃やして発生した熱で管の水を温め、高温の蒸気を発生させます。
(7) 蒸気タービン発電機

高温高圧蒸気によって、最大2,100キロワットの発電が行えます。発電した電力は工場内で使用するほか、電力会社に送電します。なお、余った蒸気や発電に使用した後の蒸気のエネルギーも、給湯や冷暖房の熱源として利用しています。
(8) 冷却塔

排ガス中の有害な物質を除去しやすくするため、水を噴射し、排ガスの温度を低くします。
(9) 有害ガス除去装置

有害な物質に消石灰を反応させて処理します。
(10) バグフィルタ

排ガス中の細かいばいじん(飛灰)を取り除くための装置で、掃除機の紙パック(ろ布)の役目をしています。
(11) セメント固化装置

捕集したばいじんにセメントと水を加えて練り混ぜます。
(12) 煙突

煙突は、ごみを燃やしたときに発生する水蒸気や炭酸ガスを排出するためのものです。高さは80メートルあります。
(13) 燃えがら(焼却残渣)

燃焼室から出た灰(焼却灰)と、ばいじんをセメントで固化した物をいいます。

清掃工場はエネルギー工場です

ごみを燃やしたときに発生する熱は、工場の機械に使用するほか、暖房や給湯、ロードヒーティングに使用したり、発電や温水プールの熱源などにも利用しています。
また、発電した電気は施設で使用し、余った分は電力会社に売っています。

ごみ焼却熱の利用先説明図

お問い合わせ先

旭川市環境部廃棄物処理課旭川市近文清掃工場

〒070-0821 旭川市近文町13丁目
電話番号: 0166-53-8989
ファクス番号: 0166-53-7737
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