第103回開催内容

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2018年2月14日

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第98回まちづくり対話集会

第103回は、「これからのまちづくり」をテーマとして、江丹別・嵐山地区にお住まいの方を始めとする市民等の皆さんと意見交換を行いました。

日時など

日時

平成29年10月19日(木曜日) 午後6時から午後7時26分まで

場所

旭川市嵐山中央会館第1集会室

(旭川市江丹別町嵐山)

出席者

  • 旭川市長 西川将人
  • 市民等(32人)

対話の内容

市長あいさつ

本日は、江丹別地域の皆様を中心にたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございます。まちづくり対話集会は今回が103回目になりますけれども、江丹別地域としては4回目になります。地域のいろいろな課題についてお聞かせいただいたり、また、意見交換をさせていただく有意義な時間にできればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
意見交換の前に、私から旭川市の総合計画について、御説明させていただきたいと思います。

市長から「これからのまちづくり」についての説明

市長説明

市長が説明に使用した資料(PDF形式)はこちらです。

資料(PDF形式 1,062キロバイト)

意見交換

(参加者)
8月のまちづくり推進協議会に市の防災課の方が来られ、「共助」ということで自主防災組織を江丹別に立ち上げるよう説明をいただきました。意見を交わした結果、江丹別では、あえて新たな組織を作らなくても、今のネットワークで十分に機能するのではないかとの意見に集約されました。江丹別市民委員会地区には約70世帯、140人余りが広い地域に点在しています。しかし、ほとんどの住民は周りの住人についての基本的な情報を常に持っており、災害が発生しても、あの人の所の水が尽きそうだとか、あの人は一人住まいだからどうしているか、などの情報を共有しています。消防団、市民委員会、支所、地区社会福祉協議会などの公的機関はこのような顔の分かる住民意識と相まって、まさに自主防災組織となっているのではないでしょうか。それはむしろ市街地から一山離れた集落ならではの良さではないでしょうか。そこで、改めて江丹別に住み続けるために何が必要かを考えますと、飲料水、電気、通信網など当然あるべきライフラインについては整備されてきました。もう一つ必要なことは、健康面で安心できる環境が地域にあることです。赤ちゃんから高齢者までが安心して健康を維持できる将来に渡る保証です。
ここで4年前に行われた旭川市の事業とその後の取組についてお伝えします。平成25年度に旭川市が実施した住民参加型高齢者生活支援等推進事業が旭川市の郊外農村地区5か所を対象に実施され、江丹別もその調査地区になりました。聞き取り調査を行った結果、困りごとや地域に対する思い、願いなどが把握されました。その後、全住民を対象にタウンミーティングが行われました。旭川市社会福祉協議会がアドバイザーとして参加してくださり、合計6回行われ、住民一人一人の暮らし続けるための具体的な思い、悩みが明らかになってきました。しかし、この事業は市の単年度事業であったため、このまま生かされずに終わってしまう危機感を参加者の多くが抱きました。住み慣れた江丹別を離れたくない、死ぬまで江丹別に住み続けたいとの強い愛着や願いを何とか形にすることはできないか。自分たちの暮らしは自分たちで取り組まなければとの思いを強く抱く住民と有志が核となり、江丹別に地域福祉活動の拠点をつくろうと立ち上がり、「みんなで活動拠点をつくろう会」として、20回近くの会合を重ね、3年をかけて少しずつ青写真ができてきました。この青写真の特徴は、市街中心部から遠く離れ積雪寒冷地としての過酷な自然環境に対応できる介護サービスという江丹別の独自性に重点を置いていることです。この会議においても、介護等福祉に関して専門である旭川市社会福祉協議会に多くのアドバイスをいただきながら、構想の実現のために取り組んできました。しかし、専門的なノウハウを熟知している社会福祉協議会の構想にコアメンバーの構想が追いつけず、改めて地に足をつけたペースで再構築しようという状況になっています。
一方、うれしいことに地域高齢化の進む江丹別に若者が定着しつつあることも事実です。その若者たちは、外の世界と江丹別を比べた結果、江丹別の持つ多くの潜在的な魅力や価値に気付き、江丹別をグローバルに知ってもらうためインターネットを活用した情報発信という重要な部分を担ってくれています。基本的には、江丹別に来てもらう、仲間になってもらう、共に生活して特産品や地場産品を知ってもらう、自然や産業を体験してもらう、住民と語り合ってもらうということになります。このように若者たちが新たな価値観で生活の場を築きつつあります。江丹別の今後を考えるとき、活動力のある高齢者と現代の開拓精神あふれる若者とのふれあいが最も大切なことと心得るのが自然です。
赤ちゃんから若者、壮年者、そして私たちのような高齢者までが一堂に介し、ふれあい、くつろぎと安心を実感し、明日の江丹別を見通せる福祉拠点づくりにつきまして、旭川市社会福祉協議会のお力添えと江丹別市民委員会と江丹別地区社会福祉協議会等の御協力をいただきながら、早期の実現に向けて取り組んでまいりますので、旭川市の今後一層の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。

(市長)
御意見ありがとうございます。地域の福祉拠点づくりについて一緒に頑張っていきたいと思っています。

(参加者)
昨年から同じお願いを申し上げている優良田園住宅地についてです。昨年、もし家が建っていれば、子供3人の家族が嵐山に移り住んでいただろうということがあり、これを逃したことは今でも残念に思っています。とにかく2戸ぐらいの家を建てていただいて、嵐山に住みたい人を捜すことが嵐山地域の住民の一番の願いです。このことがうまくいけば次に進むことができます。
また、旭川では、いじめの件数が昨年の倍の200件ほどあると聞いています。そのような子供を嵐山、江丹別で受け入れることができたら、安心して教育を受けられると思います。嵐山地域では快くと申しませんが、これまで廃棄物処分場の協定に協力してきていることを考えていただきたいと思います。

意見交換1

(参加者)
優良田園住宅の建設に関わる法律が平成10年4月に公布され、平成13年には業者が土地を取得しました。その後、市と話し合い年間5戸以上の建設に着手するということで、平成19年度までに20戸を建て、場所は数か所に分散して建てたいという計画でしたけれど、一向に進んでいません。
地元としては地域外の方との交流を進めています。今年の8月にも嵐山魅力発見ツアーというイベントがあり、定員の3倍ぐらいの応募があったそうです。また、昨日も地域振興部と一緒にバスツアーを行い、車に乗ることができるのは25人だったのですが、参加者が35人となり、自家用車で来ていただいた熱心な方もいまして大盛況でした。りんごジュース作り、そば打ち体験、地元の農産物のお土産を渡して終了しました。
私もこの地域に引っ越してきました。全国放送でも気温が低いと報道されていますけれど、本当に住みやすい所です。2軒でもよいので家を建てていただけると人が来ると思いますので、よろしくお願いします。

(市長)
優良田園住宅は、なかなか整備が進まず申し訳ないと思っています。早く売却できるように頑張っていかなければいけないと思っています。
市内にはいくつか特認校がありますけれども、江丹別には自然あふれる環境があります。今後の学校教育の中で検討の材料になり得るのではないかと思っていますので、教育委員会と話合いをしてみたいと思います。

(地域振興部次長)
嵐山は、展望や冬の景色、夏も気持ちのよい空間が広がる魅力のある地域です。市では、大阪や名古屋、東京で開催されたフェアに出展し、旭川のブースにもたくさんの方がお話を聞きに来てくださり、住まいや仕事などについて話をさせていただきました。その中では、旭川の中心部に住みたいという方もいらっしゃるのですが、北海道らしい田園風景のあるところに住みたいという要望もあります。しかし、移住にはタイミングがあり、仕事などで急に来ることができない方もいます。嵐山にはたくさんの魅力がありますので、市民の方にももっと知っていただくとともに、大都市圏にも発信して移住につなげていきたいと考えております。

(参加者)
嵐山小中学校は建物が立派なのですが、江丹別小中学校は古く体育館は数か所で雨漏りしています。入学式や卒業式のときもバケツで雨漏りを受けている状態で、子供たちにはきちんとした所で卒業や入学をしてほしいという気持ちです。江丹別は、全国放送でも寒いと言われている地域なのですが、校舎の窓は一重ですし、職員室でも雨漏りがします。先ほど市長から「これからのまちづくり」の説明を聞いていまして、私の江丹別に対する思いと、市長の旭川市に対する思いは一緒だと思いました。「世界にきらめくいきいき旭川」は「旭川にきらめくいきいき江丹別」なのです。学校も適正配置による統廃合の動きがあるのかもしれませんが、とんでもないことだと思っています。学校がなくなると、これからの子供たちのことが心配です。今は少ないですが、若者が地域に戻ってきていまして、子供が生まれる家庭もあります。その子供たちが学校に入る年齢になったときに学校がないということがないように、遠い学校までタクシーで通うのではなく歩いて通える、また、卒業したOBがいつでも母校に来ることができるようにしてほしいと思います。本当は建て直してほしいと思っていますが、優先順位もあると思います。学校があることで子供たちを安心させてあげてほしいと思います。

(市長)
お話を聞かせていただきまして、江丹別への思いが伝わってきました。学校も古くなってきており、いろいろと不便をお掛けして申し訳なく思っています。学校の改修にどのくらいの費用が必要かも含めて教育委員会とも協議したいと思っています。

(参加者)
災害が発生したときは、学校に避難することになっています。毛布やストーブなどが体育館に備蓄されていますが、災害発生時に使えるのか心配しています。子供にとっても地域にとっても安心できる学校にしていただきたいと思います。

(市長)
これまで大雨の際、何回か避難していただきました。そのときに不安に思われた方もいたと思いますので、検討させていただきたいと思います。

(参加者)
今、福祉施設で認知症のお年寄りの方や障がいのある子供への虐待が深刻な問題になっています。一つの要因として職員の過重労働があげられます。これを防止するためにどのようにしたらよいか市長の考えを聞きたいと思います。
9月にいじめ撲滅展を開催しまして、いろいろな方に来ていただきました。実際にいじめを受けているという方も来られ、真剣に人生の達人のメッセージを見ていただきました。今回は55人のメッセージを展示したのですが、特に心に響いた30のメッセージについて、コピーしたものを小中学校の図書館や廊下に貼っていただけないかと思っています。私が23年間いろいろな所に行って頂いたいじめ撲滅のメッセージであり、少しでもいじめの防止につながればと思っています。

(市長)
展示会は私も見させていただきました。本当にいじめに対して高い問題意識を持ち活動されていると感じております。いじめは高齢者や子供に限らずあってはいけないことです。いじめをなくすことは本当に難しい課題ですが、一人一人がいじめは絶対にいけないことを自覚できる、また、いじめを早く発見できるような社会にしていく必要があると思っています。
メッセージを学校にという御意見もいただきましたが、スペースのこともありますので、学校と協議したいと思います。

(参加者)
若者の郷は、相当の年数が経過していますので、施設がかなり老朽化しています。10年くらい前から、グリーンパークの遊歩道も歩けない状況になったりしています。一時はライブジャムを開催して、道内に名前が知れ渡っていました。江丹別をPRするためにも若者の郷の復活が地域の望みです。
他にも、市民農園の隣に子供たちが遊べる遊具があったのですが、老朽化によって撤去されました。市民農園には家族連れの方も来ますので、遊具があると利用の促進にもなると思います。また、地場産品試作センターも老朽化が進んでおり、指定管理者も市と相談しながら修繕しているのですが、応急処置であり数週間で同じ箇所が壊れたりしています。複数年の計画でも結構ですので、長く使えるようにしていただきたいと思います。
もう一つは鳥獣対策についてです。自然が多い環境ですので、鹿がいることはよいことなのかもしれませんが、先日も車両が鹿と接触しました。秋から冬、春先など鹿と接触する事故がかなりあります。鹿が道路に出て来られないようにするための方法があればと思います。

意見交換2

(市長)
若者の郷も整備してから年数が経ち古くなっています。学校もそうですが、他の施設も老朽化していますので、順次、改修していかなければいけないと思っています。
道内でも鹿の数は増えてきており、北海道でも対策を立てていまして、現在は少し減っていると聞いています。道路に柵を設置することは現実的に難しいですので、個体数を減らすことが重要だと思います。農地については、いろいろな対策をしなければならないと思っています。今年は熊の出没も増えてきていますので、猟友会や北海道とも連携しながら対応していきたいと思っています。

(参加者)
先ほども話がありましたが、菜園付住宅について、廃棄物処分場を造るときの条件として、20戸建てるということで皆さんが賛同したはずです。ですが、十数年経ってもまだ1軒しか建っていない状況です。6、7年前に市から共和地区に9戸建てるという話があり、場所も決まっていないのに9戸も建てられるのですかと聞くと、市は建てると言いました。それでも結局は建たないで終わってしまいました。
実際に住みたいという方が来るのですが、住むところがありませんので帰ってしまいます。私はリフォームした家を1軒用意していまして、住みたいという方は結構いるのですが、子供がいる世帯以外は断っている状況です。
20戸建てるという約束があり、十数年経っていますので、しっかり考えていただきたいと思います。子供も少なくなっている中で、江丹別に来たいという方もいます。このような状態が続けば、廃棄物処分場を一時中止してもらうくらいの考えも持っています。本日は2、3年のうちに必ず建てるというくらいの約束をしていただきたいと思います。

(市長)
貴重な御意見ありがとうございます。市でも関係部局間で協議して、良い方策がないか検討したいと思います。

(総合政策部長)
これまでの経過も承知しており、整備が進んでいないことについて申し訳なく思っています。これから予算編成の時期に入っていきますので、関係部局でしっかりと協議していきたいと思っています。

(参加者)
江丹別地域では、早くから過疎化が進み子供が少ないのですが、豊かな自然環境の中、温かく見守ってくれる地域の人々がいます。整った学校施設があり、熱心な先生方がいます。様々な事情で大きな学校に通うことができない子供たちも一緒に学んでいます。市では、人口減少と少子化により学校のクラスが減り適正化も考えているようですが、大きな学校で学ぶことができない子供たちのために、小さな学校だからできることがあるのではないでしょうか。私は、多くの子供が普通に学ぶことができる特認校のような学校を望んでいます。将来を担う子供たちが普通に学べる場所を整えることが大切なことだと思います。

(参加者)
今の意見の関連として、小中一貫教育が国でも推進されています。小中併置校は、小学校一年生から中学校三年までの9年間を同じ学校で勉強しています。人数も少ないので、先生は児童生徒を全員知っていますし、子供たちも全ての先生を知っている環境で教育を受けています。
江丹別小中学校、嵐山小中学校は、子供の数は少ないですが、生徒一人一人に合わせた充実した教育ができています。市街地から通っている子供もいまして、大きな学校にはない小さな学校の良さがあります。

(市長)
小さな学校には、御意見のとおり小さな学校にしかない良いところがたくさんあると思いますし、その環境の中で子供たちが元気に成長していくと思っています。

(参加者)
この地域でも大変カラスが増えていまして、今年も数えきれないくらい電線にとまっていて、糞による被害もあります。最近では子供や高齢者の頭を狙って近づいたり、花壇の花を散らかしたりもしています。廃棄物処分場でも対策はしていて、花火をいただいて鳴らしているのですが、あまり効果がありません。カラスが集まる原因はよく分かりませんが、駆除するにしても個人ではできませんので、何とかならないかと思っています。

(市長)
カラスについては、よい対策が見つからない状況です。いろいろと研究しなければならないと思っています。

(江丹別支所長)
カラスが多いことは実感としてありますが、先ほど話にもありましたとおり、鹿がかなり多いと感じています。

(環境部長)
カラスの被害は、市街地でも市民の皆様から電話をいただいています。特に5月、6月は子育ての時期であり多くの問合せがあります。カラスは野鳥であり駆除できませんので、巣を撤去することくらいしかできないのが現状です。市でも、数年前に生態調査を実施したり、専門家にも話を聞いたりしています。鹿や熊もそうですが、今後も鳥獣対策に取り組んでいきたいと考えております。

(参加者)
へき地保育園がやっと次年度から通年制になると聞いています。農家の方もいますが、会社勤めの方も多くなってきていますので、通年制の保育園を待ち望んでいました。
それと、放課後児童クラブについてですが、小学校の低学年ですと、保育園のときよりも早く子供が学校から帰って来ます。高学年でもそれほど遅くまで学校にはいません。地域に若い人たちが増えてきても、小学生になると子供たちはどうなるのかという不安があります。先ほど学校の老朽化の話がありましたが、これからを見据えて、建替えをして放課後児童クラブを設置していただきたいと思います。

(市長)
放課後児童クラブについては、ニーズがあるところはしっかりと整備を進めていかなければいけないと考えています。江丹別小中学校でもニーズがあれば、検討していかなければいけないと思っています。教育委員会とも意見交換したいと思います。

市長お礼のあいさつ

まちづくり対話集会として、江丹別地域に3年ぶりにお伺いしまして、以前と同様の御意見も本日は聞かせていただきました。実際なかなか進んでいないこともあり、私も反省しながら聞かせていただきましたし、地域の大きな課題として改めて認識したところです。
これからも住みやすい地域にするために、皆様と一緒に頑張っていきたいと思っていますのでよろしくお願い申し上げます。これから寒くなってきますので、皆様も体調を崩さないように、十分気を付けていただきたいと思っています。本日はありがとうございました。

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