平成26年度(2014年度)市政方針

情報発信元 政策調整課

最終更新日 2016年2月24日

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平成26年度(2014年度)市政方針

はじめに

平成26年第1回定例会の開会に当たり、市政運営についての基本的な考え方を申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
先日閉幕したソチオリンピックでは、多くの道内関係選手が活躍しましたが、特に本市出身の竹内智香選手の銀メダル獲得に旭川市民は大きな喜びに包まれました。
初出場から4回連続でオリンピックに出場し、この間、大きな目標に向かって、ひたむきに何度もチャレンジしてきた竹内選手の強い意志は、私たちに大きな勇気と感動をもたらし、この度、竹内選手の快挙をたたえて、市民栄誉賞を贈呈し、心から敬意と感謝を表したいと思います。
さて、私は、平成22年11月に市長として2期目を任せていただいてから、市民の皆様が、将来に大きな夢と希望を持ち、笑顔で日々の生活を送り、そして、その笑顔が広がっていくまちの姿を思い描きながら、住民同士が互いに支え合える地域づくりや、安心して子どもを産み育てることができる環境づくり、豊かに暮らせる力強い地域経済づくりなど、全力で市政を進めてまいりました。
この間、住民による個性豊かな地域づくりを推進するため、地域まちづくり推進協議会を市内全域に設置し、防犯や防災、健康づくり、世代間交流、地域の魅力発信など、それぞれの特性を生かした各地域の自主的な活動の促進と活性化に努めました。
また、市を挙げて子どもの誕生の喜びと健やかな成長を願う気持ちを伝えるため、子どもが生まれた全ての家庭に絵本を贈る取組を始めたほか、この3か年で、認可保育所の定員を267人、留守家庭児童会の定員を195人、それぞれ増員するなど、子育て環境の充実に努めました。
地域経済においては、中小企業振興基本条例の制定や融資制度の充実等に取り組み、企業の新分野進出、新事業展開への支援を行ったほか、積極的な誘致活動により、食品製造業のヤマザキや自動車部品製造業の日信工業、アクサ損害保険などの企業立地を実現し、産業構造の高度化や雇用の創出を図りました。
中心市街地の活性化に向けては、基本計画を策定し、旧丸井今井旭川店のフィール旭川に子ども向け屋内遊戯施設の「もりもりパーク」、中高生向けの自習スペース、高齢者向け生涯学習施設のシニア大学を開設するなど、小さな子どもたちが元気に駆け回り、中高生は真剣な表情で勉強に打ち込み、高齢の方々が生き生きと笑顔で過ごす空間の創出は、買物公園の歩行者通行量の増加という効果にもつながりました。
また、地場産品の魅力発信にも力を入れ、道北を代表する一大イベントとして定着してきた食べマルシェの開催や道の駅あさひかわのリニューアルは、多くの来場者を呼び込み、この地域の食の素晴らしさを改めて実感させるものであります。
さらに、積極的な誘致活動や要望活動により実現した国際定期便の増加や入国管理局出張所の開設、友好都市ユジノサハリンスク市での道北物産展の開催は、道北地域における国際化の進展を示すものであるとともに、今後のビジネスチャンスの拡大に向けて新たな可能性を拓くものであります。
このほか、市民の心に感動と潤いをもたらすことにも取り組んでまいりました。
スタルヒン球場に北海道初の屋外ナイター設備を整備し、打ち上げ花火、ナイターマルシェをセットで開催した昨年の4日間のプロ野球公式戦では、夜空に大きな歓声が響き渡り、旭川市民をはじめ道北地域の方々に大いに楽しんでいただきました。
また、動物愛護センター「あにまある」の開設により、生き物を慈しみ、命を大切にすることを子どもから大人まで伝え、保護された動物が多くの人に引き取られるなど、動物愛護の精神が市民の間に浸透してきております。
こうした取組は、市長就任以来続けてきた対話をもとに、多くの人の声を聞き、私の考えを伝え、共に知恵を出し合いながら進めてきたものであります。
また、ユジノサハリンスク市での物産展の手応えや食べマルシェの賑わいは、対話から共感を呼び、共に行動し汗をかいて取り組んできたことを示すものであり、道北地域の結束力の表れでもあります。 私は、まちが発展するために最も大切なことは、自分たちの地域の財産、資源に誇りと自信を持つこと、次の時代に希望を持つことだと思っており、これらの取組によって、私たちのまちが食を中心とした素晴らしい魅力を有し、道北の拠点としての役割を担っていることを明確に示すことができたと考えております。
私は、こうした経験を通して、今が、新たなステージに向けて大きな一歩を踏み出すべき時であると確信しており、勇気と信念を持ってまちづくりを進めていく覚悟であります。

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平成26年度市政運営の基本的な考え方

次に、市政運営の基本的考え方であります。
平成26年度は、市民の皆様と約束しました公約をはじめ、これまでの取組の仕上げの年であり、旭川の未来への礎となる年でもあります。
我が国は、人口減少と少子高齢化の進行により、労働力の不足や社会保障費の増加、地域コミュニティの希薄化などの大きな課題を抱えております。
経済面では全国的に景気回復の期待感が高まっており、一部の大企業には賃上げの動きも見られますが、地方においては各種指標が示すような好況感までは得られていないのが実態であります。
今後は、経済全体の伸びが地方経済と家計に反映され、市民の生活上の実感につながっていかなければならないと思っております。
このようなことから、本市においても、地域のつながりや近隣に住む人同士の支え合いをより大切にし、地域福祉や防犯、防災対策など、市民が安全で安心に暮らす最も身近な生活単位である地域コミュニティの構築がますます重要になっています。
また、人口減少は、国内市場の縮小をもたらすと予測され、経済のグローバル化もますます進んでいく中で、多くの優良な地場産品を有する本市は、地域産業の足腰を強くし、魅力をこれまで以上に積極的に発信し、新たな市場開拓に取り組んでいくことが必要であります。
さらに、このまちを次の時代へと引き継いでいくことが、今を生きる私たちの未来に向けた希望になるものであり、責務でもあります。
このため、地域が有する自然環境や都市基盤を大切に保全し、より快適で持続可能性の高い都市環境づくりを進めていくことも重要であります。
こうしたことから、私は、次の3点を平成26年度に重点的に取り組む分野とし、施策を推進してまいります。
一つ目は、市民や団体同士のつながりや協働による地域づくりを促進する「地域力の向上」であります。
二つ目は、ものづくり技術や農業、食品産業などの地域産業を振興する「生産力の向上」であります。
三つ目は、次代を担う子どもたちの健全育成や自然環境、都市基盤の保全を推進する「持続可能性の向上」であります。

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主要施策

あたたかさへの地域力の向上

はじめに、あたたかさへの「地域力の向上」についてであります。

住民活動の環境整備

市民が暮らしやすく活力のある地域を実現するためには、地域住民が活動する場があり、活動に参加する機会がなければなりません。
そのため、平成26年度は4つの地区において活動拠点の整備に向けて取り組んでまいります。
豊岡地区には、住民の利便性の向上と地域の安全安心や地域福祉の充実を図るため、証明書発行など支所機能の一部を備えた(仮称)東部まちづくりセンターと消防署出張所、地域包括支援センターを併設した複合施設を整備してまいります。 末広東地区では、地域で盛んなスポーツ活動の推進と地域の拠点機能の向上を図るため、体育施設と避難所機能を持った(仮称)末広地域活動センターを整備してまいります。
さらに、緑が丘地区には、複合型の地域コミュニティ施設の建設を目指して用地を取得するとともに、近文地区では、地域の特性であるアイヌの文化や歴史を生かした市民活動の場の整備に向けた調査、検討を行います。

住民の活動の支援

また、それぞれの地域において、具体的な課題を解決していく実践的な取組を促進することも必要であります。
そのため、自主防災組織の結成とその防災活動を促進するとともに、地域への防災資機材の整備を進め、地域防災力の向上を図ります。
また、各地域に設置している地域まちづくり推進協議会が、より特色ある地域づくりを進めることができるよう、東部地域と神楽地域において分割による新たな地域まちづくり推進協議会を設置し、住民がより身近なところで活動できる体制をつくってまいります。
春光台地域では、公民館の管理運営と地域まちづくり推進協議会の事務局を、地元の団体が担うことで、地域の人々の知識や能力を生かした地域活動や施設運営を推進してまいります。

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豊かさへの生産力の向上

次に、豊かさへの「生産力の向上」についてであります。

地域産業の育成

市民生活を支える経済と雇用を強化するためには、ものづくりや農業など、本市が誇る地域産業の魅力を更に向上させていかなければなりません。
そのため、生産意欲の増進を図り、質の高い地場産品の生産を促進するために、地域の優れた製品を表彰する「旭川元気ものづくり大賞」を開催するとともに、世界の最先端デザインを取り入れることで地元家具の高付加価値化を図るため、「国際家具デザインフェア旭川2014」を開催いたします。
また、市内製造業や誘致企業の工場などの設置需要に対応するため、旭川工業団地第4期予定地の造成に向けた調査を行います。
さらに、企業の本社機能が集中する首都圏において企業誘致に向けた情報の収集力と発信力を強化するため、鷹栖町、東神楽町、東川町と共同で、東京都内にサテライトオフィスを新たに設置いたします。
農業では、通年営農の実現を図り、冬の地元産野菜の供給と生産者の所得確保を目指すため、農業センターが上川農業試験場等と連携し、葉物野菜をはじめとした冬期栽培技術についての研究を行ってまいります。
ロシアをはじめとする海外への農産物輸出拡大を図るため、消費者の人気が高く、本市の気候条件に適し、安定生産が期待できる品種のりんご「つがる」の生産量拡大を進めるとともに、より付加価値の高い地場産品の生産を図るため、スイーツ開発の支援を行ってまいります。

地域産業の魅力の向上

また、優良な地場産品をより多くの方々に買っていただくためには、魅力発信と販路拡大が重要であります。
そのため、北の恵み食べマルシェを引き続き開催し、イベントを通じた食のPRに取り組むとともに、食品を中心とした地場産品のアンテナショップを大手コンビニエンスストアチェーンの協力により、東京都内に開設いたします。
また、海外にも積極的に販路を広げていくため、ユジノサハリンスク市においては、昨年に引き続き2回目となる道北物産展を道北9市で共同開催するとともに、ユジノサハリンスク市が進める農業パークの開設に向けた支援、協力を行ってまいります。
さらに、国際定期便を利用して、本市のおいしく安全な農産物を新鮮な状態で、台北市へ直接輸送し、物産展を開催するなど、海外での販路拡大の取組を支援するとともに、海外への貨物空輸についての調査検討を進めてまいります。
また、物産展等での成果を継続的な取引につなげていくため、海外に進出する地域企業が活用できる通訳を新たに配置し、円滑な商談成立を支援してまいります。
さらに、年間100万人を超える旭川空港の利用者と、本市と富良野・美瑛方面を往来する通行客や地元住民をターゲットとする集客施設「空の駅」構想の具体化に向けて調査するとともに、関係機関や関係団体と協議を進めてまいります。
また、良質で豊富な水資源に恵まれた本市が誇る日本酒をはじめとする地酒の消費拡大を図るため、各種食のイベントで普及促進活動に取り組んでまいります。
観光振興では、旭山動物園で夏季に開催している「夜の動物園」の期間や冬季開園の期間を延長するとともに、隣接する旧三浦庭園を7月にリニューアルオープンし、動物園との相互利用を可能にするなど、来園者の楽しみと利便性の向上を図ります。
また、冬を代表するイベントである旭川冬まつりでは、参加体験型のプログラムをより充実し、冬季の観光客の滞在拡大を図るとともに、本市と近隣7町で国の制度を活用した上川中部広域観光圏を形成し、滞在交流型観光を推進します。

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未来への持続可能性の向上

次に、未来への「持続可能性の向上」についてであります。

子育て支援の充実

旭川の希望に満ちた明るい未来のためには、次代を担う子どもたちへの支援を充実することが必要であります。
そのため、子どもを預けながら安心して働ける環境を充実させるために、私立認可保育所6か所の増改築を支援し、定員を120名増やすとともに、留守家庭児童会を2か所新設し定員の40名増を図るほか、受入れに余裕のある近隣の留守家庭児童会へ子どもたちをスクールバスで送りとどける取組を開始し、待機児童の解消を図ります。
また、子育て中の保護者の不安を軽減するため、新たに東鷹栖地区に地域子育て支援施設を開設し、身近な場所で保護者同士の交流を促進するとともに、保育士によるアドバイスなどを行います。
さらに、北彩都地区に整備を進めている市営住宅の隣接地に、中高生や大学生等若者の活動や、子育て世代の交流を図るための施設の整備に着手します。 また、子育て家庭の経済的な負担の軽減と、必要な医療を受ける機会の確保を図るために、就学前までとしていた子どもの通院に係る医療費助成の対象範囲を、小学6年生まで拡大します。
学校教育では、学習環境の充実を図るため、児童一人一人に対してきめ細かな指導ができる小学校1、2年生の30人以下の学級編制を完全実施するほか、児童生徒の悩みや不安に対する充実した相談体制をつくるために、スクールカウンセラーを増員いたします。
また、英語教育の充実を図るために、外国人英語指導助手を増員し、新たに夏、冬休み期間中に英語講座を小中学校で開催するとともに、(仮称)中央中学校に英語教育の拠点施設を開設する準備を進めてまいります。
さらに、学校間や学校と地域との連携、協力体制づくりを進めながら、先進事例などの調査研究を行い、小学校教育から中学校教育への円滑な移行や一層の学力向上などに向け、本市における「小中連携・一貫教育の基本的な考え方」を策定してまいります。
また、子どもたちの読書環境を充実させるために、学校図書館補助員を増員し、統合する3中学校を除く全小中学校に配置するとともに、中央図書館では、学校の夏、冬休み期間中は休館日の月曜日も開館します。
さらに、安全安心な学校給食を提供するために、本市の学校給食にかかわる基本的な考え方をまとめていくとともに、老朽化が進んだ東旭川学校給食共同調理所の改築に向けた準備を進めます。
特別な支援を要する子どもたちの教育の充実と就労の促進を図るため、平成26年度に北海道教育委員会が策定する特別支援学校配置計画に本市での高等部開校が確実に位置付けられるよう、積極的に要望活動に努めるとともに、卒業後の就労支援対策等について検討してまいります。
また、次の時代を担う若者が、このまちに希望と魅力を感じることができるよう、有識者による懇談会を設置し、公立大学設置の可能性など本市の高等教育の将来像について長期的かつ専門的視点から検討を進めてまいります。

自立や社会参加への支援

このまちに暮らす全ての人が幸福な人生を過ごすためには、社会的な居場所を見いだせない人々や生活が困窮している人々の自立を支援することが必要であります。
このため、生活支援課を新たに設置し、相談支援や就労訓練など自立の後押しを進めてまいります。
また、障害者の雇用拡大と、障害のある人とない人が共に働いていくことができる地域社会の形成に取り組むために、障害者雇用について事業者の理解を深める取組を進めてまいります。
さらに、精神障害者保健福祉手帳を持つ方の社会参加を促進するために、バス事業者との共同により、乗車料金の半額を助成します。

環境の保全

また、将来にわたり、豊かな自然を保全し、環境にやさしいまちづくりを進めていくことが重要であります。
廃棄物最終処分場については、江丹別地域の皆様の御理解により、平成42年3月までの使用延長を受け入れていただきました。
大変重い判断をしていただきましたことに心から感謝いたします。
今後さらに、ごみの減量化と資源化を進めていくことが必要であり、資源ごみの回収や再利用に取り組む事業所の登録制度、生ごみの排出を抑えたアイデア料理のコンテストなどを行い、環境負荷の低減を一層図ってまいります。
また、適正な生活雑排水処理を促進し、下水道未整備区域における快適な生活空間の創出を図るため、合併処理浄化槽設置の補助を拡充します。
さらに、地球温暖化対策の推進やエネルギーを取り巻く社会情勢の変化に対応するため、新エネルギー推進課を新たに設置し、本市の地球温暖化対策の基本となる計画を策定するとともに、引き続き、家庭や事業者への新エネルギー設備の普及や木質バイオマスの活用を進めるなど、新エネルギー施策を総合的に推進してまいります。
また、地域の安全安心を守り、環境負荷や維持費の軽減を図るために町内会が設置する省エネ型防犯灯の導入に対して、補助対象灯数をこれまでの2倍に増やしてまいります。

都市基盤の整備と保全

これまで整備された社会基盤を適切に維持管理することもまちの将来にとって重要であります。
そのため、老朽化したインフラの延命化と安全の確保のため、平成25年度に策定した橋梁長寿命化修繕計画に基づき、橋梁の修繕及び耐震化工事を順次実施します。
施設設備が老朽化している市民文化会館についても、市民の声を聞きながら改修に向けて検討を進めてまいります。
本市は、日本一と言われるほど地震が少ないまちでありますが、災害に対する心構えに十分過ぎるということはありません。
そのため、非常時の市民の安全確保を図るため、東日本大震災の教訓などを踏まえ、被害予測について精度を高めた、より実践的な地域防災計画の策定に取り組んでまいります。
また、本市の冬の生活に密接にかかわる雪対策については、雪に強い快適な生活環境づくりを目指し、市民の意見を聞きながら、効率的な除雪体制の構築や市民との協働の在り方などを検討し、雪対策基本計画の見直しを進めてまいります。
さらに、居住者が不在で放置されるなど、管理がなされていない空き家の倒壊や落雪等の危険から市民を守るため、その適正管理を促すための条例を制定してまいります。
北彩都地区では、6月末に完成する駅北広場のバスターミナルやイベント広場により、交通アクセスの向上と賑わいの創出、集客力の強化を図ります。
また、駅南側の北彩都ガーデンでは、大池プロムナードとガーデンセンターの整備を進め、忠別川との調和により、都心部の魅力を一層高めてまいります。
さらに、買物公園の回遊性向上のための調査等を行います。
東光スポーツ公園では、市民のスポーツ振興、余暇の機会の充実を図るため、サッカーやラグビーの試合ができるグラウンドを2面備えた球技場を4月に開設します。
また、この球技場の開設を記念して、本年秋に、友好都市ユジノサハリンスク市、姉妹都市水原市から少年サッカーチームを招き、親善試合を開催し、都市間交流を深めてまいります。
2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、本市としても、国を挙げて取り組むこのスポーツの祭典を祝うとともに、市民の皆様が一流選手の練習を間近で見ることでスポーツの振興を図るためにも、オリンピックの事前合宿をはじめ、各種スポーツ大会や合宿の誘致に積極的に取り組んでまいります。

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地域を支える市役所づくり

私は、めまぐるしく変化する社会の中で、まちづくりは常に時代の趨勢に対応する柔軟性と、目指す本質を忘れない一貫性が必要であると思っております。
私と職員は全体の奉仕者として、市民の幸福を追求し続けるとともに、決して変化を恐れることなく、市政の課題に対して果敢に立ち向かっていかなければなりません。
まちづくりを安定的で効果的に進めていくためには、効率的な行政運営と持続可能な財政基盤を確立することが必要であります。
これまでも計画的な職員数削減や、土地開発公社、河川環境整備財団の解散等、第三セクターの改善などに積極的に取り組んでまいりました。
今後も、更なる事務事業の効率化を進めながら、スピード感を持って課題解決を図る即応型の市役所づくりを進めるとともに、指定管理者制度の導入拡大など、行財政改革を推進してまいります。
また、市政を取り巻く課題に、より的確に対応するため、6年ぶりに機構改革を行い、防災安全部、生活支援課、新エネルギー推進課を新設するなど、より機動的な組織体制を構築します。
私は、「対話から市政を動かす」という信念でまちづくりを進め、市民参加や協働、地域づくりなどの取組を重ねてまいりました。
これらの取組を更に前進させ、市民の皆様と市がまちづくりに関する理念や仕組みについて認識を共有し、共に考え、共に行動し、みんなで力を合わせてまちづくりを進める仕組みを築きたいとの思いから「まちづくり基本条例」の策定に取り組んできたところであります。
これまでの3年にわたる策定作業においては、本市が目指すべきまちづくりについて、市民検討会議や地域説明会、対話集会などで様々な意見をいただき、何度も議論を重ね、そして、多くの市民の皆様の旭川への思いが結実して形をなしたと考えております。
今後、この条例を踏まえ、平成28年度からスタートする新たな総合計画の策定を本格化させ、市民の皆様とともに新しい旭川の将来像を描いてまいります。
私たちの地域をより暮らしやすくし、そしてこの魅力を更に発信するためには、上川中部圏や道北各市などとの連携がますます重要になってまいります。
上川中部定住自立圏では、新たに美瑛町が加わり、4月からは1市8町体制がスタートするほか、上川町と鷹栖町から消防事務を受託し、広域化によるスケールメリットを生かした消防体制の充実強化を図ってまいります。
今後も食べマルシェやユジノサハリンスク市での道北物産展の開催をはじめ、本市及び道北地域の更なる発展に向けて、拠点都市であるという自覚と責任を持って、その役割を積極的に果たしてまいります。
市民生活に最も身近な行政サービスを担う市役所は、市民が安心して利用しやすい施設でなければなりません。
そのため、老朽化や狭隘化が著しく、また、地震に対する脆弱性が大きな課題となっている総合庁舎について、多くの方々の意見を聞き、理解を得ながら、建て替えに関する基本構想策定に向け検討を進めてまいります。
また、福祉にかかる市民の不安などの解消に努めるため、毎日夜10時まで、休日も電話相談に対応する体制を整備するとともに、市税と国民健康保険料の納付の利便性を向上させるため、コンビニエンスストアでの収納に向け準備を進めてまいります。
昨年は、職員が不祥事をおこし、市民の皆様に不信の念を抱かせる事態になりましたことは、大変遺憾であり、市政の最高責任者として、その責任を重く受け止めるとともに、心からお詫び申し上げる次第であります。
今後とも、全職員が職務を適正かつ厳格に執行するよう徹底するとともに、法令遵守などの意識を高める、より実践的な研修を行い、一日も早い市政の信頼回復に努めてまいります。

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むすび

以上、平成26年度市政運営の考え方の一端を申し上げました。
私の2期目の公約のテーマは「絆」であります。
私はこれまで、このまちの魅力を最大限に生かすこと、多くの方々の声に耳を傾けることを最も重視し市政を進めてまいりました。
私たち市民が互いに支え合う「絆」がチーム旭川をつくり、そして、まちとまちが信頼し協力し合う「絆」がチーム道北へと拡がりを見せてきたと手応えを感じてきております。
昨年6月のことですが、私はスタルヒン球場のマウンドの上に立っておりました。ナイター設備のこけら落としとなる、北海道日本ハムファイターズの主催試合で始球式を務めた場面であります。
この日は、大変寒い日でしたが、マウンドからは、球場に詰めかけた満員の観客の皆さんがよく見え、その声援から喜びと期待の大きさを身体全体で感じ、心が燃え、同時に多くの思いがこみ上げてきました。
ナイターに期待する多くの皆様の声があったこと、そして、この声を実現するために多くの方々と協力して、国への要望活動に何度も足を運んだことなど、様々なことが頭をよぎり、感慨深いものがありました。
皆さんからの力を受けて、渾身の力で投げたボールはキャッチャーミットに収まり、スタルヒン球場の新たな歴史のスタートを切ることができたと思います。
小学生の頃、野球少年だった私は、少年団の仲間と一緒に日々の練習に励み、1試合1試合懸命にプレーしました。その当時は、将来プロ野球の始球式に立つとは思いもせず、目の前の目標に向かって頑張っていたことを思い出します。
今回の始球式は、目の前にある一つ一つの課題や目標に向かって日々の努力を惜しまず、真面目に真剣に正面から取り組むことが、いずれ形や場面が変わっても必ず実を結ぶことにつながると改めて実感する機会にもなりました。
市政運営においても、旭川の未来を見据え、真面目に真剣に決してぶれることなく、多くの仲間との絆を大切にしながら、目の前にある課題にしっかりと取り組み、平成26年度を旭川の未来への礎とするため全力投球していく決意であります。
結びに際し、市民の皆様と議員各位のますますの御健康と御活躍をお祈り申し上げますとともに、市政に対する一層の御支援と御協力をお願い申し上げ、平成26年度の市政方針といたします。

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