市長定例記者会見(令和3年3月25日)
市長と市政記者会との懇談会(市長定例記者会見)
開催概要
日時:令和3年3月25日(木曜日)午後4時00分~午後5時5分
場所:第1委員会室
カメラ:3台
記者:13名
内容
- 新型コロナウイルス感染症に関する第8次緊急対策
- 令和3年度定期人事異動の概要について
- 令和3年度旭川市職員採用候補者資格試験の実施について
- 市保健所における新型コロナウイルス変異株の検査について
- 旭川市における新型コロナワクチン接種について
- 旭川宿泊応援事業「あさっぴー割」の一部再開について
- 質疑応答(発表項目)
- 質疑応答(発表項目以外)
発表資料
令和3年度 新型コロナウイルス感染症に関する第1次追加対策(PDF形式 232キロバイト)
動画
発表内容
皆様、お忙しい中をお集まりいただき、誠にありがとうございます。
先ほど、第43回本部会議におきまして、令和3年度新型コロナウイルス感染症に関する第1次追加対策を取りまとめましたので、皆さんにご報告させていただきます。
令和3年度新型コロナウイルス感染症に関する第1次追加対策について
まず、対策の名称でございますが、令和2年度では、「緊急対策」として実施してまいりましたが、令和3年度におきましては、当初予算から対策を予算計上しておりますことから、今後、補正予算として実施する対策は「追加対策」としてまいります。
お手元の資料「令和3年度新型コロナウイルス感染症に関する第1次追加対策」をご覧ください。
まず、資料に記載の事業費でありますが、基本的に「億千万円単位」の概数となっております。
はじめに、現状認識でございますが、北海道における集中対策期間が3月7日に終了し、国の緊急事態宣言が3月21日に解除されたところでございます。
本市におきましては、この度の緊急事態宣言の解除を受け、市の対処方針で申し上げますと、V字回復に向けたフェーズ3の入口、初期段階という状況との認識を持っておりますが、本市におきましても、依然、断続的に新規感染者が発生し、
また、全国や道内では変異株が確認されるなど、引き続き、感染防止対策を徹底する必要がございます。
一方、国の緊急事態宣言による長引く外出自粛などの影響を受けまして、市内経済の停滞が続いている状況にございます。
この度の対策につきましては、こうした本市の現状を踏まえまして、感染再拡大の防止と社会経済活動の回復に向けた支援を行うため、第1次追加対策として取りまとめたものであります。
予算規模でありますが、事業費ベースは、8億5千万円で、地方創生臨時交付金の対象事業となる項目には、黒い印で交付金の「交」という印、国や道の補助金を活用した対策には、丸い白抜きの印で「国」「道」という印を付しております。
まず、左の上段「医療・保健対策」でありますが、
(1)医療・検査体制の確保といたしまして、発熱外来診療の体制を6月30日まで延長するほか、今後、クラスターが発生した場合に、医師や感染管理認定看護師等をアドバイザーとして派遣する経費や、相談窓口の周知として、新型コロナウイルスに関する問合せ先などが掲載された家庭内に掲示できるポスターを制作し、全戸配布する経費に合わせて、7千万円を計上しております。
次に、左の下段「市民生活対策」では、
(1)感染拡大の防止といたしまして、子ども食堂等の衛生対策への支援に、百万円を計上しており、この事業には、新型コロナウイルス感染症対策基金を充当することとしております。
また、歳出予算は伴いませんが、市民文化会館などにおける収容人数制限に伴う施設使用料の減額を6月30日まで延長いたします。
(2)高齢者・障害者の活動促進といたしまして、高齢者の寿バスカード利用者の自己負担分の無償化期間を6月30日まで延長するとともに、在宅の重度障害者に福祉タクシー乗車券等を交付する経費に合わせて、7千万円を計上しております。
次に、右の上段の生活者の視点からの「経済対策」でありますが、
(1)子育て世帯生活支援特別給付金につきましては、国の制度でありますが、子育て世帯のうち、児童扶養手当を受給するひとり親世帯等に対し、児童1人当たり5万円を支給するもので、3億9千万円を計上しております。
(2)の国民健康保険事業特別会計の傷病手当金の支給につきましては、令和2年度から実施しておりますが、支給対象とする期間を6月30日まで延長することに伴い2百万円を計上しております。
なお、後期高齢者医療保険におきましても、後期高齢者医療広域連合から同様に傷病手当金が支給されます。
(3)は、令和2年度も実施した収入減少による国民健康保険料及び介護保険料、後期高齢者医療保険料の減免を令和3年度まで延長するものでございます。
国民健康保険料の減免については、一般会計からの国民健康保険事業特別会計への繰出金として、3千万円を計上しておりますが、介護保険料及び後期高齢者医療保険料の減免については、補正予算での対応はございません。
次に、右の下段の事業者の視点からの「経済対策」では、
(1)事業者への追加支援といたしましては、まず、長引く外出自粛などの影響を受けている飲食店を支援するため、プレミアム付飲食チケットの発行に1億9千万円を計上しております。
このプレミアム付飲食チケットは、1セット3,000円で販売し、6,000円分の飲食ができるチケットで、プレミアム率は100%となっております。
また、より多くの方にご利用いただけるよう、1人1セット限定で、5万人分を発行し、事前の申込により販売し、申込みが多数の場合は、抽選を予定しております。
なお、チケットの利用は、今後、市内全域の飲食店を対象に登録を行い、7月下旬からの利用開始を予定しております。
最後に、ホテル旅館業事業者への支援でございますが、これは、市内宿泊者への宿泊料金の割引、いわゆる「あさっぴー割」の実施期間を6月30日まで延長するものでございまして、1億1千万円を計上しているところでございます。
以上が、第1次追加対策の内容であります。
新型コロナウイルス感染症につきましては、いまだ先行きが不透明で、予断を許さない状況にあるものと認識しております。
このため、令和3年度におきましては、すでに、令和2年度から予算を繰り越して実施する対策、令和3年度当初予算に盛り込んだ対策、さらには、今回、新たに計上した追加対策を合わせて、これから本格的に実施をしてまいりますが、今後におきましても、「市民の命」と「地域経済」を守り抜くため、事態の状況に応じ、また、市民や事業者の皆様の状況を踏まえながら、補正予算として、速やかに追加対策を講じてまいりたいと考えております。
また、市民の皆様におきましては、北海道から協力要請のあった「外出」、「飲食」、「職場」の3つの場面での感染防止行動の徹底をお願いします。
特に、今年の年度末、年度始めにおいては、入学式等の行事において、感染防止を徹底すること、歓送迎会等については控えること、大人数での会食が避けられない場合は、卒業旅行などの旅行を控えること、入学、着任までの体調管理を徹底すること等の感染の再拡大を防止する行動をお願いします。
私からは以上であります。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和3年度定期人事異動の概要について
令和3年4月1日付けの定期人事異動の概要について、説明申し上げます。
本日、午前中に異動・昇任する部長に対し辞令書を交付いたしましたが、次長職以下の異動・昇任につきましては、現在、最終調整を行っており、3月29日に全体を発表予定であります。
全体の異動件数は、消防、市立旭川病院を除いて、昨年度とほぼ同規模の750件程度になると見込んでおります。
このうち、部長職の異動・昇任につきまして、令和3年度において新たに土木部雪対策担当部長を新設し、今年度末で退職する部長職等4名の補充を行ったほか、配置換えによる5件の異動と合わせて、計10件と、昨年の18件より少ないものとなっております。
昨年11月に新型コロナ担当部長、1月にはコロナ対策監を置いたところですが、新年度においても当面はコロナ対策に力を傾けていく必要がありますことから、部長職人事については、安定的な組織運営とともに、スピード感をもって事業を推進できるような組織体制を意識しており、新体制のもとコロナ収束後も見据えながら一丸となって市政運営を行ってまいります。
次に、次長職以下の異動につきましては、少子高齢化や人口減少が進む中、本市における中長期的な課題の解消に向け、適材適所の人事を行っているところです。
また、女性職員の登用につきましては、課長職への昇任はもとより、管理職候補者となる課長補佐職への昇任、ポスト係長への配置など、組織全体で積極的に女性活躍の推進を図れるよう、現在、最終調整を行っております。
以上、令和3年度の定期人事異動についての説明といたします。
令和3年度旭川市職員採用候補者資格試験の実施について
今年度の職員採用試験ですが、お手元に配布している年間スケジュールに沿って実施してまいります。大学卒と社会人区分からスタートし、12月までに短大・高校卒、障害のある方など各区分の試験を実施していきます。
昨年度からの変更点を2つ御紹介します。
1点目は、社会人区分の実施時期を見直し、昨年度まで7月から10月頃にかけて行っていた日程を、今までより3カ月程度早め、4月から7月にかけて実施します。
2点目は、すべての試験区分において、紙による申込の他、インターネットから申込できるようになりました。
また、多くの方にまちや市役所の仕事の魅力を伝えることを目的に、3分間就職説明会と題し動画サイト・YouTubeに説明動画を配信いたしました。このほか試験に関する情報発信は、「Twitter」などSNSも活用しながら、積極的なPRを行っていきます。
これからの本市行政を担う意欲あふれる人材の確保に向けて、多くの方に受験していただきたいと考えておりますので、報道のほどよろしくお願いします。
市保健所における新型コロナウイルス変異株の検査について
現在、世界では、イギリスや南アフリカ、ブラジルで確認された3つの変異株の感染が拡大しており、国内でも、それらの感染が広がりを見せる中、道内においても、札幌市と小樽市で変異株への感染が22例確認されたところであります。
幸い、市内では感染疑いを含め、発生は確認されておりませんが、予断を許さない状況にあると認識しております。
このような変異株の感染状況を鑑み、市保健所において、3月15日以降に変異株の検査が実施できる体制を整えたところであります。
15日以降、7日連続で感染者が発生せず、検査対象となる検体がないこともあり実施しておりませんでしたが、22日以降、1件検査し、変異株ではないことを確認しているところです。
引き続き、変異株の検査を実施してまいりますが、当面の間は市保健所で新型コロナウイルスへの感染が確認された検体のみを検査する抽出検査といたします。
旭川市における新型コロナワクチン接種について
現在旭川市では、65歳以上の方を対象としたワクチン接種の準備を進めておりますが、4月中に旭川市に供給される予定のワクチンの量は約1、000人分と大変少なく、また、5月の供給量も明らかになっていない状況です。
当面は、接種を希望される方に十分に行き渡る量のワクチンを確保することが難しく、旭川市では、限られた量のワクチンを効率的に接種するため、65歳以上の方の中でも、優先的に接種する方を選定することを想定しております。
優先的に接種する方の対象については、現在、旭川市医師会や基幹病院からご意見を伺っており、そのご意見を踏まえながら本市としての方針を決定します。
優先的な接種の対象は、決まり次第、市のホームページなどでお知らせします。
ワクチンの供給量が少ないうちは、優先的に接種する方を選定して接種を進めてまいりますので、多くの65歳以上の方の接種開始は、5月中旬以降になる見込みです。
接種に必要な接種券は、4月下旬までに郵送でお届けする予定です。
接種券が届いた後の予約手続などにつきましては、時期が近くなりましたら改めてお知らせします。
接種について分からないことなどは、旭川市新型コロナワクチンコールセンターにお電話ください。電話番号は25-3501で、午前8時45分から午後5時15分まで受付しており、3月中は平日のみですが、4月以降は土日祝日も対応いたします。
聴覚に障がいがあるなど、電話でのお問い合わせが難しい方は、FAX番号21-3176へお問い合わせください。
旭川宿泊応援事業「あさっぴー割」の一部再開について
昨年12月28日以降、一時停止している旭川宿泊応援事業「あさっぴー割」につきまして、4月1日から、市民の皆様が市内の登録宿泊施設を利用した場合に宿泊料から5千円を割り引く市民限定商品のみ再開することを決定いたしました。
受入準備が整った施設から順次、市民限定商品のみ予約販売を再開し、4月1日の宿泊分から割引を適用いたします。
事業期間につきましては、先ほど令和3年第2回臨時会補正予算に係る説明でもお話ししましたとおり、割引期間を6月末まで延長することといたしまして、観光需要が回復する夏季までの誘客促進を図ってまいります。
なお、再開に当たりましては、事業に参加する施設においては、北海道が新たに示した感染の再拡大防止に関する要請などに基づき、飲食などでの三密回避の徹底や利用客への「黙食」の呼びかけなど、これまで以上に感染対策にしっかり取り組んでいただくことし、また、担当する観光スポーツ交流部においては、保健所と協力し、保健師の同行のもと、これらの取組に対する実地ヒアリングも行ってまいります。
あさっぴー割を御利用いただく市民の皆様におかれましても、北海道が示した対策ポイントを御確認いただき、手洗いや咳エチケットなどの基本行動のほか、飲食する際には少人数、短時間、会話時のマスク着用などを実践いただきながら、安心安全な環境で、地元料理などの充実したサービスを満喫できる宿泊施設での滞在をお楽しみいただきたいと考えております。
質疑応答(発表項目)
北海道新聞
ワクチンについて、最初に届くのは何人分でしょうか。
市長
1000人分のワクチンです。
北海道新聞
想定している接種者はどのような方でしょうか。
市長
最終的な確定はしていませんが、老人ホーム等の高齢者施設を想定しています。
施設の規模等を見極めながらワクチン接種を行います。
北海道新聞
従業員は接種できるのでしょうか。
市長
数に限りがありますので、検討していきます。
北海道新聞
先行接種を行う場所を、他の市町村が接種を行うための研修場所にしてはどうかと、道の考え方が示されましたが、市長としてはいかがでしょうか。
市長
機会があれば、施設と相談しながら行っていきたいと思います。
北海道新聞
密になる可能性があるので、動画等で教材を作るなどの可能性は。
市長
そのようなことも含めて、検討したいと思います。
北海道新聞
本格実施を5月中旬とした根拠は。
市長
国から、5月から数千箱ずつ全国にワクチンを発送するとのことですので、予測して中旬だろうということであります。
しかし、6月末までにはすべて行き渡るように配布することとなっておりまして、正確な時期にはずれが生じる可能性があります。
北海道新聞
3点質問があります。1点目、子ども食堂について、1団体4万円の補助を継続するということでしょうか。
市長
その通りです。
北海道新聞
2点目、ひとり親世代の5万円の支給について、予算額からの単純計算で7,800人分として理解してよいでしょうか。
市長
約8,000人分としてください。
北海道新聞
3点目、2回目の臨時会のスケジュールはどうなっていますか。
市長
4月5日告示、12日開会を目指しています。
NHK
感染症対応のアドバイザーの派遣は医療チームを作り派遣するということでしょうか。
また、設置はいつ頃でしょうか。
市長
はい。そのような対応です。
設置時期については極力早くと考えています。
いつクラスターが発生するか分かりませんので、即応できる体制を整えていきたいと考えています。
NHK
昨年大規模なクラスターが発生した旭川市独自の対策なのかなと思いますが、今回の対策に対する思いや願いなどがあれば教えてください。
市長
事前の準備をしっかりと行うことで、初動を早くすることができますので、感染拡大を早期に防ぐという部分では非常に有効な方法ではないかと考えています。
NHK
変異種などもありますが、市民の皆さんには今回の対策をどのように感じてほしいですか
市長
感染が拡大する前に専門スタッフの皆さんに協議や情報共有をしていただき、体制の強化をしていきます。
市民の皆さんには感染対策をしっかりしていただきながら、市としても体制強化を行うので、安心していただければと思います。
あさひかわ新聞
旭川市の女性管理職の割合を教えてください。
市長
令和2年度で11.1%であります。
あさひかわ新聞
全国との比較は。
市長
全国との比較という面では手元に資料を持ち合わせていませんのでわかりませんが、15%を目標値として数値を上げていければと思っています。
あさひかわ新聞
課長補佐や係長職なども含めた女性登用についてはどのようにお考えですか。
市長
毎年極力意識して行っています。
今年度も同様に行ってきましたが15%の目標には達していませんけども、達成できるよう意識しながら行います。
あさひかわ新聞
管理職の登用については本人の承諾は必須と思うが、女性の拒否する場合はあるのでしょうか。
市長
そういう場合もあります。ライフステージでちょうど子育て等が忙しいなどの家庭の事情もあるでしょうし、管理職になる職員の年代的にも男女比が多少違いますが、能力のある人にはひとりでも多く管理職になっていただきたいなと思っております。
読売新聞
雪対策の人事について、新たな担当部長が新設されましたが、なぜでしょうか。経緯等を教えてください。
市長
新たに雪対策基本計画を改訂する時期でありまして、それを一つの大きなミッションとして行っていただきたいと思っています。
また、ご承知のように、除雪の予算が年々増えております。今年も過去最高の予算を使ったと言うことであります。しかし、予算が増えても市民の皆さんの満足度は高まっていないということも課題としてあります。
どのように効率的な市内の除排雪ができるか。
そして、事業者、市、あるいは市民の皆さんそれぞれの役割をどのように分担して今後の除排雪の体制を作り上げていくかですとか、そのようなことを新しい計画で持続的な除排雪体制の維持のために、しっかりと作っていきたいと思っています。
過去にも雪対策担当部長を設置していましたが、ここ数年は設置しておりませんでした。今年はそのようなタイミングでもありますので設置をさせていただきました。
読売
新たな計画、体制は次の冬から適用するのでしょうか。
市長
今年中の見直しを目指しています。
質疑応答(発表項目以外)
北海道新聞
優佳良織工芸館、雪の美術館などの対応について、冬の前にはなんとかしたいとのことでしたが、現状の見通しはいかがでしょうか。また、タイムリミットはいつごろですか。
市長
状況は、残念ながら3館ともに大きく変わりません。事業者さんとの協議中であります。
破産管財人とタイムリミットを含めて相談しており、管財人の方にも理解を得ながら進めていますが、残された時間は長くないとの認識に変わりありませんので、なんとか再生できるよう努力したいと考えています。
北海道新聞
具体的にリミットはいつでしょうか。
市長
日程は明言できませんが、それほどはないのかなと思っています。
北海道新聞
事業者との協議中とのことですが、感触は。
交渉は具体的にはどのような状況でしょうか。
市長
有望な事業者さんを中心に協議をすすめていますが、いくつもの事業者が関連していますので、そういう意味では複数の事業体の皆さんと協議している段階です。
北海道新聞
1つの大きな団体と協議しているイメージでよいでしょうか。
市長
はい。
あさひかわ新聞
優佳良織工芸館等の協議に関連して、以前財団法人と交渉されていたと思いますが、前回のように、税関係でなにか障害となっている、というようなことはあるのでしょうか。
市長
前回のような税関系などの障害は聞いておりません。
TVH
LINEについて、情報漏洩の危険性から国などでアカウントを閉鎖しているが、市ではなにか対応しないのでしょうか。
市長
国からの調査があり、市全体で、16件の使用を確認しています。
それらすべてに個人情報の取扱はありませんので、LINEの運用は継続しますが、国などから通知があればそれに応じて対応を行います。
TVH
情報の発信などのみ行い、市民からの情報を集めるようなことはしていないということですね。
市長
一部個人情報の取扱があると聞いていますが、すべて暗号化しており、閲覧できるようなものはありません。それもごく一部のことですので、基本的には個人情報のやりとりはないツールとして活用しています。
TVH
暗号化?取扱いはあるのですか。
市長
今年度から採用している市民課の「窓口申請システム」でありまして、機能の入り口はLINEでありますが、個人情報のやりとりはLINEのシステム外で行いますので、LINE上での個人情報の取扱はない。としています。
TVH
LINEとは別のサーバ上でのやりとりということですね。
市長
はい
読売
市長選の関係、スタンスや方向性について
市長
現時点では、お話しできることはありません。
議会でも同じことをたびたび聞かれますが、市長として市政に全力投球で頑張りたいと思っています。
北海道新聞
旭川大学公立化について、受け止めと課題等があれば教えてください。
市長
長い時間をかけて検討していることであり、開学に向けて期待を背負った事業であります。
今回、議会の皆さんの賛成をいただき、関係の皆さんに感謝したいと思います。
開学に向けて、議会等、市民の皆さんと情報共有をしながら作業を進めていきます。
課題はいくつかあると考えておりますので、その課題をクリアするために、多くの皆さんの知恵をお借りしながら進めていきたいと思っています。
北海道新聞
ごみ処理の関係で、最終処分場、産業廃棄物等について選考委員会での陳謝を行いましたが、市民にお話しすることがあればお願いします。
市長
当初の予定から大きく変更になってしまっていますので、謝罪をしたところであり、市民の皆さんにも不安、心配を抱かせてしまっていると思います。
また、最終処分場は必須のものでありまして、期限までに完成させ、空白がないよう、早急に行いたいと思っています。
ご心配、ご迷惑おかけしないよう取り組みたいと思います。
あさひかわ新聞
最終処分場の処分方法、においなどの解決しながら、プラスチックなども焼却するのはできないのでしょうか。
市長
現在の旭川市の施設では、プラスチックを燃やすと耐久性的にとても持ちません。
ごみ自体の量が減らせられれば問題ないのですが、現時点のごみの量や人口では厳しいと思います。
将来的にごみの量が減らせられればはプラスチックの焼却も可能になると思いますが、それらの見極めについても今後の検討事項であるとは思っています。
あさひかわ新聞
最終処分場について、持ち込まないという前提があると思いましたが、地域住民の心理はどうなんでしょうか。
市長
場所の選定が一番大変だと思っています。場所の選定を行うには住民の皆さんの思いが前提にありますから、それは大変な作業だと思いますが、選定に向けた作業を進めていきたいと思います。