市長定例記者会見(令和2年11月13日)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2020年11月13日

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市長と市政記者会との懇談会(市長定例記者会見)

開催概要

日時:令和2年11月13日(金曜日)午後3時30分~午後3時45分
場所:第1委員会室
カメラ:7台

記者:27名

内容

第6次緊急対策の詳細はこちら

動画

旭川市長定例記者会見動画(YouTube動画が開きます)

発表内容 

 新型コロナウイルス感染症に関する第6次緊急対策の追加について

先ほど、第26回本部会議におきまして、新型コロナウイルス感染症に関する「第6次緊急対策」に新たな対策を追加することとしましたので、皆さんにご報告させていただきます。

お手元の資料
新型コロナウイルス感染症に関する第6次緊急対策(追加分)

をご覧ください。
今回の追加分は、第4回定例会に提案を予定しておりますが、現時点で、資料の金額は、基本的に「億千万円単位」の概数としております。

はじめに、資料の上段、追加する予算規模でありますが、事業費、及び、一般財源ベースともに、5千万円でございますが、今回の追加により、第6次緊急対策全体の事業費ベースは、13億5千万円、一般財源ベースは、8億2千万円となっております。
このうち、地方創生臨時交付金の活用を想定した事業につきましては、対象となる項目には、黒い印で、交付金の「交」という印を付しており、今後、事業の執行段階での不用額も見込みながら、決算ベースで臨時交付金を充当することを想定したものとなっております。
また、北海道の財源を活用した対策には、丸い白抜きの印で「道」と付しております。
次に、対策の内容としましては、「医療・保健対策」と「市民生活対策」となります。

医療・保健対策、市民生活対策

はじめに、(1)の医療・検査体制の強化といたしまして、インフルエンザ流行期における「発熱外来体制の充実」を図るため、医師会との連携により、協力医療機関を追加するほか、PCR検査機器の購入等を進めてまいります。

また、(2)の感染拡大の防止に向けまして、市有施設の感染リスクの低減の観点から、リアルター夢りんご体育館等の衛生用品購入や、忠和地区センターの換気窓改修などの施設改修を行ってまいります。

おわりに

道内では、今月7日には、北海道における「警戒ステージ3」に移行したところでありますが、北海道全域で感染が拡大しており、本市におきましても、11月に入りましてから、2例のクラスター発生などにより、感染者数がすでに63名(11/12発表)にまで拡大しております。

本市といたしましては、これまで、関係機関との連携のもと、発熱者の外来診療体制をはじめ、入院病床数の確保など、医療・検査体制の強化を進めてきております。
しかし、これ以上の感染拡大を防止するためには、改めて、市民の皆さん一人一人に、マスク着用や、こまめな手洗い、十分な距離と換気といった基本的な感染予防対策を徹底していただくことが何より重要であり、この場をお借りし、引き続きの取組をお願い申し上げる次第であります。

今後におきましても、本市の感染状況、市民生活や経済情勢を注視しながら、「市民の健康」と「地域経済」を守るために、
しっかりと対策を進めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 「あさひかうPROJECT」地場産品詰め合わせセットの販売について

新型コロナウイルス感染症に関する第5次緊急対策として実施している地場産品消費拡大支援につきましては、コロナ禍の中で物産展の中止や観光客の減少により影響を受けた食関連事業者への支援と、地場産品の認知度向上を目的に、本市と、旭川商工会議所、あさひかわ商工会で実行委員会を組織し、「あさひかうPROJECT」という名称で取り組んでいるところであります。
本日13日から市民の皆様などを対象に、「あさひかうPROJECT地場産品詰め合わせセット」の申込受付を開始いたしました。また、市内事業者向けのギフトセットにつきましては、先だって11月6日より販売を開始しております。

本プロジェクトのテーマは「買って応援」であります。その応援消費を促進するため、販売する商品については、販売価格の倍額相当の地場産品を詰め合わせた商品構成としている他、旭川をテーマにしたオリジナルのエコバッグに詰め合わせをして、お引渡しいたします。
 エコバッグのデザインにつきましては、地元のクリエイターや高校の美術部・書道部に全12種類制作いただき、普段使いできるデザインに仕上げていただきました。

本プロジェクトの告知につきましては、本日、市内全戸にチラシを配付した他、今後もフリーペーパーやウェブサイトでも告知を継続していく予定であります。

事業者向けギフトセットにつきましては11月20日(金曜日)、市民向けにつきましては11月30日(月曜日)を申込締切としておりますので、ぜひこの機会に御購入いただき、地元の名産品を楽しんでいただきたいと思います。「あさひかうPROJECT」地場産品詰め合わせセットの販売について 

新型コロナウイルス感染症に関する第5次緊急対策として実施している地場産品消費拡大支援につきましては、コロナ禍の中で物産展の中止や観光客の減少により影響を受けた食関連事業者への支援と、地場産品の認知度向上を目的に、本市と、旭川商工会議所、あさひかわ商工会で実行委員会を組織し、「あさひかうPROJECT」という名称で取り組んでいるところであります。
本日13日から市民の皆様などを対象に、「あさひかうPROJECT地場産品詰め合わせセット」の申込受付を開始いたしました。また、市内事業者向けのギフトセットにつきましては、先だって11月6日より販売を開始しております。

本プロジェクトのテーマは「買って応援」であります。その応援消費を促進するため、販売する商品については、販売価格の倍額相当の地場産品を詰め合わせた商品構成としている他、旭川をテーマにしたオリジナルのエコバッグに詰め合わせをして、お引渡しいたします。
 エコバッグのデザインにつきましては、地元のクリエイターや高校の美術部・書道部に全12種類制作いただき、普段使いできるデザインに仕上げていただきました。

本プロジェクトの告知につきましては、本日、市内全戸にチラシを配付した他、今後もフリーペーパーやウェブサイトでも告知を継続していく予定であります。

事業者向けギフトセットにつきましては11月20日(金曜日)、市民向けにつきましては11月30日(月曜日)を申込締切としておりますので、ぜひこの機会に御購入いただき、地元の名産品を楽しんでいただきたいと思います。

あさひかわプレミアム付商品券の二次販売の実施について

あさひかわプレミアム付商品券の二次販売について、御説明いたします。

あさひかわプレミアム付商品券は、既に郵便局で商品券の引換え・販売を開始しておりますが、1冊3千500円分の「飲食・商店街等対象券」は、当初の申込数が発行冊数に至らず、約4万4千冊の余りが生じたことから、この度、この残った冊数分について、二次販売を実施いたします。

申込期間は、11月16日(月曜日)から25日(水曜日)までの10日間で、電話もしくはメールフォームにて申込みを受け付け、
18歳以上の旭川市民、または市内に居住する方を対象といたします。

また、購入できる上限は1人4冊までとし、購入申込みが多数となった場合には、前回と同様、抽選により冊数を割り当て、12月上旬に引換券の発送を予定しております。

今回販売する商品券は、飲食・商店街等での利用に限定した商品券のみではありますが、市内の多くの店舗でご利用いただけますとともに、既に商品券を購入いただいている方も、申込みは可能となっております。
この機会に是非ともお申し込みいただき、多くの市民の皆様にご利用いただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質疑応答(発表項目)

北海道新聞

第6次緊急対策の追加分について、医療検査態勢の強化は、協力医療機関の追加は、どの規模のものになるのでしょうか。

市長

予算に計上してある件数は、内科で20、小児科で17医療機関を計上しています。
現状では内科で18、小児科で17となっており、余裕を持った予算計上としています。

北海道新聞

PCR検査機器の購入数と購入先は。

市長

機器1台を保健所に設置いたします。

発表項目以外

NHK

高齢者の感染者が増加しており、医療機関への負担が掛かっている状況ではありますが、札幌市は自宅療養等の対応を取っています。
旭川市は今後自宅やホテル療養を行う予定はありますか。

市長

現状は病床が逼迫している状況にありませんので、陽性の方は病院で入院していただくことになります。
ホテル療養については、北海道と協議を進めていますので、満床となる事態が起こった際には市内ホテルを借り上げ、実施することになります。
また、そこも逼迫すれば札幌市と同様の自宅療養の可能性もありますが、現時点ではそこまでの逼迫状況ではないのかなと考えています。

NHK

院内感染を防ぐために人間ドックの制限や面会禁止などの措置をとっていると思います。
一般患者の不便については、どう感じていますか。

市長

院内感染が起きてしまうと、医療崩壊に繋がる可能性が出てきますので、それを極力避けるということは非常に重要なことだと思います。
一方では新型コロナの感染者以外の患者もたくさんいらっしゃいますから、動線の確保などを各医療機関で感染対策をとって、病院運用をしていただきたいと思っています。
しっかり徹底をしながら、病院を機能させてほしいと思います。

北海道新聞

吉田病院の患者さんについて、取材の話では旭川医科大学病院で受け入れが進んでいないとのことでした、市長はそれについてどのように受け止めますか。

市長

私自身は、そのような話は聞いていませんので分かりませんが、市内医療機関が協力しながら1つの医療機関に過度な負担が掛からないよう、調整をしていただきたいと思います。
市立旭川病院や保健所が中に入り、円滑に調整できるよう協議が必要だと思います。

北海道新聞

市長の任期が折り返しですが、選挙で掲げていた43の公約と、進み具合と評価をお願いします。

市長

全ての公約の達成状況については数字が手元にないですが、達成できているものや検討中や調査中のものがありますが、現時点では順調に公約の達成が進んでいると思います。
ですが残された任期の中で、未達成のものは最大限達成できるよう頑張っていかなければと思っています。

北海道新聞

公約の中で特に重要だと思われる、旭川大学の市立化、市立児童相談所の開設、優佳良織工芸館等の施設などの進捗状況を教えてください。

市長

大学においては、市議会で付帯決議として宿題を頂いているので、整理し提出したところです。
また、来週の総務常任委員会で質疑があり、答弁することになりますが、なるべく多くの議員の賛同を得られるよう説明を果たしていきたいと思っています。
児童相談所についても第1回定例会で付帯決議がついている案件です。
11月、最終は12月に協議会があり、それを元に方針を作り、議会との協議を進めていきたいと思っています。
織物については市からの補助をしながら数名で継続し、販売もしています。
なんとか引き続き織っていただけるよう、支援していきたいと思います。
建物については、事業者と意見交換をしている最中でなんとも言えませんが、任意売却の期間はそれほど残されていませんが、御協力いただける事業者を見つけられるよう頑張っていきたいと思っています。

北海道新聞

公約である43項目の中に、検討や推進という言葉が散見しており、歯切れ悪い印象がるのは事実で、市長としてはどのように考えていらっしゃいますか。

市長

今まで14年間公表してきておりましたので、違和感は感じていませんが、個々の項目について、分かりづらいところは意見交換しながら直していきたいと思います。

HBC

北海道医師会が先日会見をされて、新型コロナウイルスの影響で医療が大変逼迫していると言っていました。
旭川の状況についても、1、2週間で満床になる恐れがあるということでお伺いをしたことがあります。
そこで、どのような基準でホテル療養を開始するのでしょうか。

市長

市内で確保している病床数があり、そこが逼迫すればどこまで増床可能かを検討しなければいけません。市立旭川病院で最大限増床することはやっていきますし、他の5大病院の皆さんにも同じ思いで協力をいただきたい。というのが1つ。
また、他の患者さんやスタッフの人的資源の問題もありますので、受け入れが厳しいとなれば、軽症や無症状の方は病院以外で療養する可能性はあります。
しかしそれは、毎日状況を見ながらの判断でありまして、道とも連日意見交換しています。手遅れにならないよう、数で何床でと言うことはありません。

HBC

具体的にどのような状況でしょうか。

市長

ホテル療養の進捗については、上川総合振興局と連携しながら事務的に進めている段階です。

STV

現在に用意している病床数と、埋まっている数

市長

約100床、半分程度入院しています。

STV

病院によっては、コロナの影響で経営的な負担があると伺ったことがあります。
市内医療機関の連携が乱れつつあるという話もありますが、市長の意見は。

市長

経営に影響はあるだろうとは思いますが、市としては感染拡大を食い止めることが最大目標だと思いますので、少なくとも市立旭川病院はそこに最大限できることをやっていきます。
また、医師会、5大病院にも協力を要請することが大事だと思います。

STV

受け入れをすることになっている病院と協議の場はあるのでしょうか

市長

5大病院と保健所の間には医療対策連絡会があり、入院患者数や負担度について意見交換を行っています。
現在はクラスター感染が発生していますので、一堂に会してはありませんが、オンラインで実施をしております。

STV

吉田病院関係者に対して誹謗中傷がかなりあるらしい。と話を聞いたことがあります。
市内での感染が本格化する中で、感染者の目線からの対策などは市として実施する予定はありますか。

市長

最初の時点から一貫して市民へのお願いをしていることではありますが、差別、偏見、いじめに繋がらないよう、一丸となってこの難局を乗り越えていくという気持ちを持っていただきたいと思います。
市としては、個人情報の管理をしっかりし、何例目の感染者がどこの誰で何をしていたのかが他の方に分からないようしていきたいと思っています。

STV

呼びかけ以上の広報活動等を行う予定はありますか。

市長

今以上のことをする予定はありませんが、機会があるごとに旭川市ホームページ、SNS等で呼びかけをしていきたいと思っていますし、学校現場でも教職員を通して生徒さんに呼びかけを随時していただいています。

北海道新聞

旭川市で新型コロナウイルスの患者が2月半ばに初めて発生してから既に11月ということで、長期化していますがその間で「この指示は力が入ったな」というものがれば教えてください。

市長

2月22日、初めての感染症患者が発生した時、私自身も行政としても危機感を持ち、なんとしても感染拡大を食い止めるという思いで、万全の体制を取るようにと話をいたしました。
最近では、初めて患者さんでお亡くなりになられた方や2つのクラスターの発生など立て続いておりますので、さらに違った意味で気を引き締めなければいけないという思いで話をさせていただきました。本部会議においてもその都度、幹部職員に対してもそのような思いを伝えながら、全庁一致団結してこの難局を乗り越えていきましょうと、話をしてきています。

北海道新聞

4期目の折り返しですが、100点満点中、ご自身では何点着けますか。

市長

市長に就任させていただいてから14年間、幾度となく同様の質問を報道の方や市議会の皆さんからいただいておりますが、評価は私ができることでなく、市民の皆さんからしていただく事ですので、私自身への評価は難しいかなと思います。
最大限できることを全力でやってきたつもりですが、至らない点もあったと思います。
これからも初心を忘れる事なく、市長としての頑張りを果たしていきたいと思っています。

HTB

旭川市の病床が約半分埋まってる状況について、市長の受け止めは。

市長

随時把握していますので、それを踏まえて判断いたしましたが、病床としては逼迫している状況にはないと思っておりますが、二桁の感染者の発生が続けばすぐ埋まりますから、そのような状況が現実的になれば、次の対策を具体的に講じていかなければいけないと思います。

STV

ホテル療養施設の準備を始めた場合、最短でいつからできるのでしょうか。

市長

約1週間程度と聞いています。
宿泊者の移動や予約の振り分けがありますので、1週間が目安と道から連絡がありました。

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