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<知里幸恵遺稿ノート>

第七師団関係記録

概要

アイヌ語はかつては文字を使わず、口頭でのみ伝えられる言語でした。しかし大正時代頃から文字で表す試みが続けられてきました。その原点が知里幸恵の「アイヌ神謡集」であり、彼女が残した数冊のノートです。岩波文庫としても発行された「アイヌ神謡集」については、皆様方もよくご存じのことと思います。今回指定された「知里幸恵遺稿ノート」は、知里幸恵の直筆筆記で旭川市に残る唯一のノートです。またこの資料は、「アイヌ神謡集」が成立するまでの経緯をうかがわせるものとして、昭和43年に旭川市博物館研究報告で発表されて以来、アイヌ語研究者の間ではよく知られている史料でもあります。ノートの欄外には知里幸恵による解説が付されております。この解説の内容、及びローマ字記述の習熟度などから見て、知里幸恵による最も古いユーカラ草稿と推定されております。

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