平成30年度第1回中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館協議会 会議録

情報発信元 文化振興課

最終更新日 2018年8月30日

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平成30年度第1回中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館協議会 会議録

会議概要
日時 平成30年6月27日(水) 午後3時から午後5時まで
場所 旭川市彫刻美術館 研修室
出席者
  • 委員
    吉野法行、梶浦仁、藤井忠行、弦間信、椎名澄子、八重樫良二、
    黒田忠、豊田優菜
  • 彫刻美術館
    社会教育部長、文化振興課長、彫刻美術館長、彫刻美術館職員
会議の公開又は非公開の別 公開
傍聴者数 0人
会議の内容
(議題)
  •  平成29年度事業報告について
  •  平成30年度事業計画(案)について
  •  その他
    以下の会議録のとおり
会議資料(PDF形式)

会議の内容 

【会議の内容】
1 開会
2 委嘱状交付
3 社会教育部長挨拶
4 会長・副会長選出
(八重樫委員を会長に、椎名委員を副会長に選出した。)
以下、八重樫会長の進行により、議事を審議する。


5(1) 議事1「平成29年度事業報告について」
(2) 議事2「平成30年度事業計画(案)について」
事務局から一括して報告、説明を行い、これに関する質疑応答は次のとおり


●会長
ただいま事務局より平成29年度事業報告及び平成30年度事業計画についてまとめて
説明がありました。ご意見がありましたらご発言ください。
●委員
彫刻サポート隊ですが、構成員の主な年齢層ってどのような感じでしょうか。
●事務局
相当年齢層は高くなっています。彫刻サポート隊の班の中には、シニア大学自体が構成
員となっている班があり、この班では完全に60代あるいは70代以上の方しかいらっし
ゃいません。それ以外の班も大概はやはり60代、70代の方々が中心で、その中に少し
若い方が入っているというような状況となっております。
●委員
彫刻サポート隊ですけども、入るのに関して何か制約というか基準とかありますか。
●事務局
だいたい月に1回活動していただいておりまして、夏の期間6カ月間くらいの活動期間
の中でできるだけ参加できる方という事ですので、絶対に参加者は毎月活動しなくてはい
けないとかそういう制約は全くありません。
●委員
可能ならという事で提案なのですが、私は美部連、上川・旭川美術部連携協議会で事務
局長をさせていただいているのですが、旭川市内の美術部の連盟のようなものなのですけ
ども、もし可能でしたら各顧問のそれぞれの意思があるので強制ではありませんが、旭川
の美部連の美術部員をサポート隊に加入する方向で活動を受ける事も可能かなと思います。
そうなると旭川市内の美術部員の生徒数っていうのがおよそ500から600人ぐらいな
ので、激増っていう形になるかと思いますけれども、逆に人数が増えすぎる事による障害
のようなものが生じますでしょうか。
●事務局
大体今の人数の中で作品の割り当てとしては、ちょうど良く彫刻の数と清掃する人の数
がバランス取れているのかなというのがあります。このため、あまり人数が多くなると折
角参加していただいても、物足りないという感じになる懸念はあるかなと思います。また、
北星中学校の美術部の方には団体として一緒に活動していただいています。
●委員
全ての部員を動員してというような事にはならないので、実質4分の1から5分の1程
度の活動数になるだろうと想像されるので、およそ100から120、150名程度の形
になると思います。また、市内の中学校等でそれぞれが分散する形なので、1か所につき
10名から5、6名程度という形なのかなと思います。もし可能でしたらそういう形で彫
刻サポート隊に対して美部連から働きかけをすることは可能なのですが、どうでしょうか。
●事務局
彫刻作品の場所が買物公園であったり、中心部にあるものもあれば、橋梁にあるものが
ありまして、中学校の生徒の皆さんが参加できる場所に毎回来てもらうことが出来るのか
といった課題があるかと思いますが、折角そういったご提案をいただきまして、そういう
中学校の方々に体験していただくというのもすごく教育活動としても良いのかなと思いま
すので、相談させていただきながら現実的にできるものがあれば、是非お願いしたいと思
います。
●委員
そうなると美術部の活動として位置付けられ継続事業に出来るものなので、前向きに検
討していただきたいと思います。
●事務局
高校では、旭川実業高校の美術部の方々に、班としてこの周辺をずっとやっていただい
ている状況になります。
●会長
前向きなご発言、ご提案をいただきありがとうございます。是非検討していただきたい
と思います。
●委員
野外彫刻公開制作の設置場所が春光園となっていて、彫刻公園を作っていくのはすごく
いいなと思いましたが、一つ申し上げたいのが皆さんもご存知の「手」の作品ですが、作
品名や作者名が見当たらないので、せっかく見に来た人も、どういう作品で誰が作ったの
かなとなってしまうと思うので、春光園に作る予定であればちゃんとそうした表示を作っ
て、分かりやすくしたら良いかなと思います。
●事務局
旭川彫刻フェスタで作った作品については、忠別橋公園も含め全てキャプションを付け
ておりますので、今回も間違いなく付けます。
●委員
そうしていただけたらと思います。手の彫刻や7条買物公園にある大きな彫刻も作品名
が無いので、是非付けてもらえたらなと思います。
●委員
手の彫刻のキャプションはあるはずです。移設した時に担当しまして、実は買物公園の
改修が終わった後に移動場所として突き当りの所のほかにはどこも置けない状態でした。、
緊急車両が入るスペースがなければいけないなどのかなり困難な状況の中で、実際できて
る電話ボックスと街路灯を後で移設して、あそこにようやく設置できた経緯があります。
その時にキャプションも買物公園を全部一緒にやってると思いますのであると思います。
噴水の高さも、周辺の商店の方に水が飛ぶとかっていう事もあって、風によって高さを調
節する装置が付いているはずです。
●委員
申し訳ありません。知りませんでした。どのあたりにありますか。
●事務局
キャプションですが、駅の中にある安田侃の天秘という作品もキャプションはあるんで
すけれども、離れたところにあって分かりずらいということがありますが、本来は分かり
 やすい所にキャプションを付けることだと思います。
●委員
手が4条と5条の間にあった時は、水の所が深いので子供が落ちたら危険だということ
もありまして、移設した時に少し広くして浅く中で遊べるような状態にして整備してもら
いました。ただ、もっと駅に近い方が良いと言う意見もありますが、改修した時にあの場
所にしか置ける場所がありませんでした。
●会長
作品にキャプションを付けて欲しいというのは、大事なご意見だと思います。作品に作
者とか設置年度とかある種のストーリーがわかるようなものがあれば、もっと親しみやす
くなるだろうということですし、出来るのであれば常に設置するよう心がけて頂きたいと
いう思いがあります。旭川は特に雪が降りますので屋外のキャプションの置き方には特殊
な観点から考える必要があるという事もありますので、ご意見としてそういうところがあ
ると表していただければと思います。
●委員
予算の事もあるでしょうけど、ある地域ごとに彫刻の置かれたガイドマップみたいなの
と、それから作者の略歴がわかるようなプレートがあると、それを参考にして人が来たり
するのではないかと思います。
●会長
無言の作品と見る方とがどういうコミュニケーションが計れるか、ということもありま
すし、極力そういう予算の確保なり努力が出来ればいいかと思います。
●委員
彫刻マップは彫刻美術館に来た方に配布しているのでしょうか。
●事務局
数に限りがあるものですから、A3版については常時設置させて頂いておりまして、開
くタイプについては、申し出頂いた方にお配りしております。
●委員
彫刻美術館で色々企画とかされてると思いますので、子供たちが活動する夏休み前に企
画や彫刻の野外マップを全校生徒分ですと8000くらいの数ですけども、配ってもらう
と認知されるのかなと思います。目の前にあると認知するけれども、目の前に無いと認知
しないので、例えば我々が企画を色々するときも必ず生徒や保護者の目に触れる形で必ず
直前に印刷しています。偕行社がオープンしたっていうことを知らない人が結構いると思
いますので、もし可能であれば白黒印刷でも全然構わないと思います。
●事務局
財政的な面としては、この大きく開くタイプは年間で2000ほど刷れるかどうかとい
う予算状況にありまして、現在A3版でコピーして対応しておりますが、なかなか追いつ
かない部分があります。ホームページからダウンロードしていただくデータ版は設置させ

て頂いているというような現状です。
●会長
今お話しの中でダウンロードということがありましたが、彫刻美術館のサイトは旭川市
のサイトの中に置かれています。出来たら施設としてのサイトがあるとアピールとしては
良いと思いますし、多くの美術館もそうした形をとっていますね。ハードペーパーにする
こと自体が今、あまりなくなってきていますし経費もかかります。スマートフォンなどを
活用させて、バーコードに照らして何かダウンロードするなどされている方法などは、情
報が蓄積されるものとして用意された方が良いのではないかという気持ちはいたします。
スマートフォンを持たない人への対応は必要かと思いますが、これからの時代への対応を
始めて行くことが大事ではないかと感じます。
●委員
ステーションギャラリーの木内克展で木内克の作品とデッサンを見たときに、砂澤ビッ
キの作品は名前だけで寂しいなと思った記憶があります。バーコードで経緯だとか作品が
見られるようになることは、これから考えても良いんじゃないかなと思います。
●事務局
色々と事業者の方からもこのように出来たら本当に良いなというご提案等は頂いており
ますが、なかなかコストをかけずにどこまで出来るのかというのがあります。
●委員
グーグルマップにアカウントを作り一個一個の野外彫刻にポイントを付けてマッピング
したものを見られる状態にして、インターネット上にリンクを張ったりQRコードみたい
なもので読み取ったり記憶されたりすることは、誰がやるかわからないですけど費用はか
かるものではないと思います。
●委員
彫刻美術館が一般の美術館と一番違うところって言えばやっぱり移動に凄いお金がかか
るところですね。空港に木内克さんの「エーゲ海に捧ぐ」という作品があって、それを今
年移しましたよね。その時に業者の人に引越代いくらですかと聞いたら50万位とか言っ
たので、大きな彫刻作品に関しては常時そのぐらいはかかるという事ですね。
●事務局
そうですね。館内の作品を移動する場合も職員だけでは出来ないので、費用が発生して
しまいます。
●委員
ところでこの会議ではそもそもどういうことを話したらよいでしょうか。
●会長
事務局より昨年度の事業についての報告と今年度の事業計画の説明を受けまして、先ず
は事業について疑問やこうした方が良いとの意見がありましたらお話しいただきたいと思
います。同時に館を利用する立場からも、自由に御発言いただければと思います。

●委員
何か問題解決をするためにアイディアが出すという事よりは、むしろ我々の側から見て
こうなったらいいなという立場でしょうか。
●会長
そういうことだと思います。美術館の運営を巡っては常に何かしらの課題を抱えている
とは思いますが、実際に運営するのは職員の方々であり、その活動として表面に現れてく
るのは事業計画ですので、美術館の事業内容と計画についてまず検討するというのがこの
協議会の使命だと思います。意見を聞かれる場面も様々あると思いますが、何か気が付い
た事があれば意見を出していくことが私たちに託されていると思います。
●委員
他の美術館では例えば開館記念日だとか、名前を冠した人の誕生日や亡くなった日だと
かという記念日的な事で行事を組んでますよね。彫刻美術館では、そういう設定ってあり
ますか。
●事務局
中原悌二郎賞の贈呈式は中原悌二郎の誕生日である10月4日の前後で行っております。
その10月4日を無料で開放することについても、今後考えていけるのかなと思いました。
●委員
昭和33年に市民30万人近くから募金を集めて開館した安曇野の碌山美術館が、今年
は開館60周年という事で色々な企画展を企画しているのですが、そのポスターが残念な
がら彫刻美術館にありませんよね。そういう所との連携っていうのも必要ではないかなと
思います。碌山美術館と旭川彫刻美術館とは、全く遜色がないっていうか、中身や展示し
ている作品自体もその相関関係も本当はすごく面白いところも沢山あるのに、そういうの
がちょっと活かされていないのではないかなと感じています。ちなみにこれは碌山美術館
の資料ですが、本当に彫刻美術館は遜色なく彫刻美術館の方がもっと建物的には立派だと
思うところもあります。そういうところとの連携というか、これから考えていく事を期待
したいなと思いますので、よろしくお願いします。
●会長
どうも資料提供ありがとうございます。
●委員
本当は2階に飾っている中原悌二郎の12点の作品の相関関係はすごく面白いですね。
中村屋の話じゃないですけど、臼井吉見の書いた「安曇野」の中を見ても、そういう関係
の作家が色々出てきて、そういう事もやっぱり説明できるような中身にしていただければ
と思います。碌山美術館は駐車場がすごく大きくて大型バス何台も停まっている所なので
す。今の作品を活かすっていうかそういう事もアピールしていただきたいなと思います。
●委員
朝倉彫塑館などのあまり大きくない美術館との中で、交流して作品をお借りし展示して

いましたが、近年は皆それぞれ移動するだけでも費用がかかったりするというのもありま
す。情報だけでも交流できるといいと思うんですけども、例えば彫刻フェスタをやって記
録紙などを配布する範囲をきめ細かくチェックするとたくさん互いにやりとりできる場は
実際には沢山あると思いますが、なかなか送料いくらとか予算があるので冊子を作る数も
限られて郵送するのも限られてしまいます。ネットを通じて何か交流できるような新しい
ツールを開発する必要があるのかなと思いますね。全国的に見ても碌山美術館はいい場所
にあって羨ましいなと思うくらいの環境で、たくさんいい美術館ありますしね。旭川美術
振興会では、グループで旅行を企画して外国まで行ったりしていたようですが、近年でな
かなかそういうふうな動きはなくて、全体に停滞した状態となっています。何か今ある課
題のようなものを整理して、どこから手をつけるのか優先順位をつける。例えばネットで
情報を出すというのは多分一番やろうと思えばできるのではないかなと思います。
●委員
東海大学はなくなりましたが、大学に来てから24年ぐらい住んでいますけど、来たば
かりの時に学校の何かで彫刻美術館に最初に来ましたが、それきり中に入る事もなくてで
すね。20何年ぐらいは、前を通って建物見ることはありますけど、しばらく来た事がな
くて、工事中だって話も聞いていましたが、今日来て見てみると建物の中がすごく立派に
なって感じもすごくいいなと思いました。ただちょっと色々話を伺っていて思ったのが、
本当に好きな方にはすごくいい場所で、情報ももちろんあるだろうし彫刻サポート隊も楽
しんで関わっていると思うんですけども、本当に好きな人にとっては良い場所だけど、あ
まり興味が無いと言うか、彫刻の場合は移動するにもお金もかかるから頻繁に変わらない
ので、何か新しい事が常にある場所っていうよりは、あんまり変わらない感じの場所みた
いなイメージです。だけれども、ちょっと入ってみたらやっぱりなんか良いなって思った
んですね、そこら辺を情報発信する時に、自分ですと色んな情報を得ようとしたら、もう
スマートフォンしか見ないですよね、フェイスブックだったりツイッターだったり。SN
Sみたいなものインスタグラムとかそう言うもので情報得て、後は知っている人達とのネ
ットワークですよね。それも結局人との繋がりで情報を共有していくみたいなものなので、
インスタとかで何日からやってますみたいな案内とか、時々彫刻の写真と一緒にあがって
きたりすると、興味があっても無くてもフォローしていれば、見たりする事が出来ると思
うのでそういうのであれば面白いかなということですね。知るきっかけがやっぱり欲しい
なと思いました。
●委員
旭川美術館では、ツイッターにより情報発信しています。
●委員
今、知るきっかけが欲しいっていうことにつきまして、先程学校で夏休み前にくばると
いうお話しがありましたが、今回私が授業で幼児教育と食物栄養と生活福祉の学生に向け
て旭川の彫刻について1時間半話す機会がありまして、彫刻マップを学生数分いただいて

いましたが、近年は皆それぞれ移動するだけでも費用がかかったりするというのもありま
す。情報だけでも交流できるといいと思うんですけども、例えば彫刻フェスタをやって記
録紙などを配布する範囲をきめ細かくチェックするとたくさん互いにやりとりできる場は
実際には沢山あると思いますが、なかなか送料いくらとか予算があるので冊子を作る数も
限られて郵送するのも限られてしまいます。ネットを通じて何か交流できるような新しい
ツールを開発する必要があるのかなと思いますね。全国的に見ても碌山美術館はいい場所
にあって羨ましいなと思うくらいの環境で、たくさんいい美術館ありますしね。旭川美術
振興会では、グループで旅行を企画して外国まで行ったりしていたようですが、近年でな
かなかそういうふうな動きはなくて、全体に停滞した状態となっています。何か今ある課
題のようなものを整理して、どこから手をつけるのか優先順位をつける。例えばネットで
情報を出すというのは多分一番やろうと思えばできるのではないかなと思います。
●委員
東海大学はなくなりましたが、大学に来てから24年ぐらい住んでいますけど、来たば
かりの時に学校の何かで彫刻美術館に最初に来ましたが、それきり中に入る事もなくてで
すね。20何年ぐらいは、前を通って建物見ることはありますけど、しばらく来た事がな
くて、工事中だって話も聞いていましたが、今日来て見てみると建物の中がすごく立派に
なって感じもすごくいいなと思いました。ただちょっと色々話を伺っていて思ったのが、
本当に好きな方にはすごくいい場所で、情報ももちろんあるだろうし彫刻サポート隊も楽
しんで関わっていると思うんですけども、本当に好きな人にとっては良い場所だけど、あ
まり興味が無いと言うか、彫刻の場合は移動するにもお金もかかるから頻繁に変わらない
ので、何か新しい事が常にある場所っていうよりは、あんまり変わらない感じの場所みた
いなイメージです。だけれども、ちょっと入ってみたらやっぱりなんか良いなって思った
んですね、そこら辺を情報発信する時に、自分ですと色んな情報を得ようとしたら、もう
スマートフォンしか見ないですよね、フェイスブックだったりツイッターだったり。SN
Sみたいなものインスタグラムとかそう言うもので情報得て、後は知っている人達とのネ
ットワークですよね。それも結局人との繋がりで情報を共有していくみたいなものなので、
インスタとかで何日からやってますみたいな案内とか、時々彫刻の写真と一緒にあがって
きたりすると、興味があっても無くてもフォローしていれば、見たりする事が出来ると思
うのでそういうのであれば面白いかなということですね。知るきっかけがやっぱり欲しい
なと思いました。
●委員
旭川美術館では、ツイッターにより情報発信しています。
●委員
今、知るきっかけが欲しいっていうことにつきまして、先程学校で夏休み前にくばると
いうお話しがありましたが、今回私が授業で幼児教育と食物栄養と生活福祉の学生に向け
て旭川の彫刻について1時間半話す機会がありまして、彫刻マップを学生数分いただいて

配付したところ、学生達は駅の安田侃の作品ですら彫刻であることや、大学から一番近い
ところでは上川総合振興局にある寺田さんの作品も彫刻だったと初めてそこで知りました。
そこで初めて彫刻美術館のビデオを観させていただいて、凄く興味を示してそれぞれ色々
な感想を書いてくれましたけれども、ネットでは自分で知りたい情報に向かってピンポイ
ントでいくけども、どこから発信される情報が最初のきっかけになるのかなと思うと、先
程の配付したいという思いは実は大きなきっかけになるのかなと思いました。ホームペー
ジからダウンロードという話しがありましたけれど、私先に試してみましたが情報量が多
すぎるので実際手元で紙にした時にはボヤけて見えないくらい潰れてしまいます。やはり
贅沢を言えばやはりマップの方がすごく見やすく、手にとって今すぐ行ってみようって思
いますので、お金の面は色々あると思うんですけども、そこは凄く大事で影響が大きいか
なというふうには思います。
●委員
そうですね。確かにネット経由の情報は自分が取りにいこうとしないと得られないです
ね。
●委員
それがちょっと彫刻美術館は足りないのかなと思います。
●委員
多分、彫刻の性質や性格だと思いますが、横に広がるよりは縦に入る感じ。その世界に
入るともっと深く知りたくなることに対して、彫刻美術館がより深くガイド出来るような
仕掛けを工夫していく必要あるのかなと思います。彫刻散歩などに参加すると、もう少し
深い話しを聞きたかったりしますが、なかなかそういう仕組みがないので、ワークショッ
プや彫刻散歩のような全くの初心者に広く間口広げて入りやすい状態の企画のものと、あ
る程度理解している人たちがより深く、世界を自分で掘り下げていけるように手助け出来
るような仕掛けがあると、しっかりと底辺が出来てくるのではないかなと思います。今は
そうしたきっちりとした底辺作りに意識がいってなかったのかなって気がしますので、広
めると同時にそこで体験した人に、もっと実は色んな面白いストーリーがあるということ
をガイドしてあげると、かなりはまってくれる人が出て来るのではないかなと思います。
●委員
視角優先でなくて実際に触れるというのが貴重だと思うので、そういうものも生かすた
めの作品を常時置いてもらい積極的に触ってもらうと良いかなと思います。壊れる物もあ
るから全部はそういかないでしょうけど、やはり体感してもらうことが、より深みに入っ
ていくための一つの手になるのかなと思います。
●委員
手袋渡されると何も説明がなくても、触っていいのかなって思っちゃいますね。
●委員
そうですね。そうすると石だったら石の固さとかいろんな事がわかります。それぞれの

素材の違いというのは大きなファクターになると思います。
●委員
屋外は全部触れますよね。屋内でも物によっては触ることが出来ますか。
●事務局
館内にある作品は触ることは出来ません。
●委員
盲学校などの障がいがある子供たちに対して、触ることでの気付きや美術作品に触れる
ことで、目が不自由な方にもそういう体感が出来るでしょうし、幼少期の原体験として美
術館にお母さんとお父さんが連れていってくれるというような、そうした幼少期から読み
聞かせ絵本ではないけれど、そういう関わりがあるとある程度の年齢になっても美術館に
抵抗なく入っていくと思います。最近でも、中学生になって初めて美術館に行ったという
お子さんも結構いるくらいなので、やはり幼児期や小学校低学年ぐらいから親が美術館に
連れていってくれたりすると、垂直のものとは別に結構横の水平の広がりにつながるので
大事だと思います。特にAI の時代なので、これからは人間本来が持ってる良さを発揮でき
るように感性や直感を伸ばしていかなければならないので、そういう意味で美術は大事で
あると感じています。
●委員
美術館とか行くのは、学校で行くとかそういうイメージしかなく、ここに初めて来たの
も東海大の何かの授業かなと思います。無理やり連れてくるのは無理かもしれないですけ
れども、騒いだらいけないというルールを知るなど教育の面からもいいかもしれないです
ね。
●委員
2年前の協議会の中でも話しましたが、札幌の芸術の森では札幌市内の小学生全員が6
年間に1回は来るという事をシステム化していますが、多分予算が実際厳しいという部分
はあると思いますので、旭川市はそれが実現可能かっていうのはまたそれは別の話かもし
れませんけども、今現在取り組んでる彫刻巡回展示の体験というのは小学生とか中学生に
実際に彫刻を知ってもらえる大きな試みだなと思っています。それから、事業の中でこれ
は面白いなと思ったのは函館の公会堂でもやっていますがドレスを着るというのがありま
す。宿泊研修とか修学旅行で旭川市を選ぶ時に、旭山動物園と科学館とか色々なコンテン
ツはありますが、それらのパッケージ化が今ひとつかなと思います。上川管外の学校の先
生が旭川市を選ぶという時に一つ一つをウェブで調べれば一つ一つは見つかりますが、そ
れらがちゃんとパッケージ化されていて、こんなのがあってこういう風に修学旅行や宿泊
研修で使えますよという機能が少し弱いので、動物園とか科学館や彫刻美術館などのコン
テンツの関連性というか、アピールする部分があると学校教育として使いやすいというか
選ばれやすくなると思います。特に道北圏の小中学校において旭川市の宿泊研修とか修学
旅行先の可能性があると考えた時に、先程のドレスの話ですが意外とコンテンツとして人

気がありまして、函館の方に行くときにはそれをやるという話がすごく増えてきているの
で、その辺りをちょっと検討していただけたらいいなと思います。もう一つ別の話として、
鳥取県の知事が行った鳥取砂丘とポケモンGOの話になりますが、もうだいぶ下火になっ
ているからやっている人がいないのかなと思っていましたが、住んでいる常磐公園の近く
でポケモンGOを100名単位でやっていました。先程のグーグルマップの話にもありま
したが、ユーザー数の多いポケモンGOのポータルを鳥取砂丘では1キロから何百メート
ルおきにすることで、たくさんの観光客を呼び込むというのをやっています。一つの手と
して彫刻美術館の野外彫刻をポータルにすることも、意外と行くきっかけになるのかなと
思います。実際にイベントなどが発生した時には、かなりの人が来ると思います。ゲーム
と彫刻はどうかなと思うかもしれないですけども、実際に目の前で見て触るという行為す
らしない状況からアクションを起こすという面では有効かなと思います。
●委員
実際のところ先程の駅の彫刻の話にもありましたが、そこに彫刻があることは知っては
いても、見ているのとちゃんと認識して見たというか、ウォッチとルックじゃ全く意味が
違ってきます。
●委員
確かに見ているけど認識してないという感じですよね。ただ見えてるけど見ていない。
●会長
たいへん熱心な議論ありがとうございます。そこそこでお考えのところや表現もまた違
うものがあるかもしれませんけれども、私の役目としまして事業案が示されて、これを皆
さんに承知していただけるかどうかまとめなければならなりません。特にご指名をしない
中でご発言をいただいて大変ありがたい事だなと思います。自由な形で議論は充分にして
いただけたのではないかと思いますので、こうした話がありましたという形でまとめずに
この場の話は一旦終え、まずは最初の事務局の原案が示されていることに立ち戻って、そ
こで今日の議事を閉めたいと思いますがよろしいでしょうか。
(●委員一同 了承)
どうもありがとうございます。提案そのものに対するというよりも、普段お感じになら
れてる彫刻や美術に関することや、今日初めて知って感じた所について大変有意義な発言
をいただいたと思います。立ち戻りまして議案の1及び2に対し、ご承諾とご承認をいた
だきたいと思いますけどもよろしいでしょうか。
(●委員一同 了承)
●会長
どうもありがとうございました。それでは続きまして、議事の3、その他として事務局
からの説明をお願いします。
●事務局
その他としまして、先程の展示内容の所でも少しご説明しましたが、昨年度の年度末に

引き続きの委員の方々にはご意見いただいておりますが、今年はステーションギャラリー
においてチェアーズギャラリーとして6カ月ほど織田コレクションの展示をする形となっ
ております。これはステーションギャラリーということですので、位置づけとしては彫刻
美術館の分館として今後も展開をしていきたいと考えていますが、その中で彫刻だけでは
なく今回の場合は椅子や家具でありますが、その他の展示も含めて文化や芸術を発信でき
る場として活用していきたいと考えておりますことを、最後になりますがここで報告させ
ていただきます。あともう1点としまして、現在旭川市の行財政改革推進プログラムとい
うものが進められておりまして、昨年度の2回目の協議会でも少しお話させていただいた
んですけども、市の施設全体で料金改定と使用料等の改定について検討が始まっておりま
す。実際は32年度ぐらいを目処に料金改定をする方向で現時作業は進められております
ので、今後こういった協議会の場において、実際の具体的な料金改定をするしないといっ
た辺のものが見えた時には、また皆さんのご意見を頂戴する機会を設けたいと思っており
ます。以上2 点がその他の項目となります。
●会長
その他の事項としまして、ステーションギャラリーの活動方針の提示報告がありました。
ステーションギャラリーの活性化を図るものとして、チェアーズギャラリーの展示を行う
ということでした。2点目は市の財政に関わることですが、入館料等の料金見直しと公共
施設に関する見直しに関わることとして、ここの入館料に関しても平成32年度で改定す
ることについて何らかの検討を進めるというご説明だと思います。今の件につきまして、
ご質問ご意見等はありますか。
●委員
観覧料は今いくらですか。
●事務局
一般の方が300円。高校生が200円です。
●委員
ちなみに碌山美術館は700円です。
●委員
それは無理じゃないでしょうか。
●事務局
今のところ市としては最大1.5倍が上限という案が示されていますので、最大上がっ
ても450円なのかというところです。
●会長
今意見を出してもらっておりますが、実際には市の別なところでのご検討になることと
承知しています。入館料については、市民の立場でいえば気になるところではありますが、
免除区分も当然設けられるかと思います。
では、今の2点につきましてご承知頂けますでしょうか。(●委員一同 了承)
●会長
ありがとうございます。予定の時間も過ぎたところで、熱心な議論をいただけたかと思
います。これで第1回の中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館協議会を閉会いたします。長時
間にわたりご発言いただきありがとうございました。最後に事務局から連絡事項があれば、
お願いします。
●事務局
本日の会議録についてですが、事務局で作成後に出席議員の方にご確認いただきまして
確定したいと思っております。また確定後に書面で皆様に送付させていただきたいと思っ
ております。また次回の協議会につきましては、年度内にもう一度開催させていただきま
して、今年度の事業の進捗状況や来年度の事業予定についても相談させていただく機会を
設けさせていただきたいと思いますので、是非またよろしくお願いしたいと思っておりま
す。どうもありがとうございました。
以上、質疑応答を終了
6 閉会

お問い合わせ先

旭川市教育委員会 社会教育部文化振興課中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館

〒070-0875 北海道旭川市春光5条7丁目
電話番号: 0166-46-6277
ファクス番号: 0166-46-6288
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)及び12月30日から1月4日までを除く)