水質一口メモ

情報発信元 水道局総務課

最終更新日 2017年6月1日

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水質一口メモ

水のおいしさなど、水道水の水質に関する豆知識集です。

水質基準が変わりました

水道法が改正され、平成27年4月から「ジクロロ酢酸」「トリクロロ酢酸」の水質基準値が0.03ミリグラム/リットルとなりました。

水道局では、今後も市民の皆様に安全で良質な水をお届けするため、法定検査をはじめ、さまざまな水質検査を実施してまいります。

おいしい水の要素

水のおいしさは、飲む人の味覚や好み、健康状態、気温などの環境条件により異なりますが、多くの人は、水の硬度、臭気、残留塩素、水温、色度などにより、「おいしい又はまずい」と感じているようです。

旭川市の水道水は、河川の水質に差はありますが、いずれの浄水場でつくられた水も、「おいしい水」です。夏期には水温が高くなることがありますので、水道水を冷やすとよりいっそうおいしく飲めます。

「おいしい水の要件」(おいしい水研究会)、と旭川市の水道水の水質
項目

おいしい水

の要件

石狩川

浄水場

忠別川

浄水場

備考
蒸発残留物(ミリグラム/リットル) 30から200 64 98 適量でこくとまろやかさ
総硬度(ミリグラム/リットル) 10から100 22.8 39.9 高い水は好みが分かれる
遊離炭酸(ミリグラム/リットル) 3から30 2.5 3.1 さわやかだが多いと刺激

有機物等(過マンガン酸カリウム

消費量)(ミリグラム/リットル)

3.0以下 1.8 1.7

多いと渋い。塩素添加量も

増えるためまずくなる

臭気強度(TON) 3以下 0 0 カビ臭、腐敗臭など不快
残留塩素(ミリグラム/リットル) 0.4以下 0.3 0.3 消毒用で0.1以上は必要
水温(度) 20以下 11.0 10.8 (体温-20から-25)度がよい

(補足)浄水場のデータは、旭川市内の給水栓水(各浄水場につき、2ヵ所の蛇口の水)における平成27年度の年間平均値です。

水をおいしくする成分

ミネラル

ミネラルとは、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガンなど水中に溶けている鉱物質のことです。

ミネラルを適度に含むとコクとまろやかさが出ますが、多すぎると渋みや苦み等が増し、逆に少なすぎる水は、淡白でこくのない気の抜けたような味になります。

硬度

硬度とは、ミネラル成分のうち、カルシウム及びマグネシウムの合計量をいい、ミネラルの主要成分を占めます。

硬度の高い水を硬水、少ない水を軟水といい、おおむね硬水は硬度が水1リットル中120ミリグラム以上、軟水は硬度が水1リットル中120ミリグラム以下の量が含まれています。

ミネラル同様、適量の硬度を含む水はおいしいですが、硬度が高すぎると口に残るような味や渋い味になり、おなかをこわすこともあります。

旭川の水道水の硬度は、石狩川浄水場、忠別川浄水場ともに軟水で硬度が適度に含まれています。

遊離炭酸

湧き水や地下水に多く含まれており、水にさわやかな味を与えます。

これは、水中の炭酸が舌や胃の神経を刺激するためで、消化液の分泌を促進する働きを持っています。

しかし、あまり多く含まれすぎると刺激が強くなり、清涼感は失われます。

水をまずくする成分

有機物等

水中の有機物の量を示す値であり、この値が大きい水は渋みがあり、消毒のために多量の塩素を必要とするので、水の味は悪くなります。

臭気

においは水の味と密接な関係があり、嗅覚の方が味覚に比べて敏感であるといわれており、水のおいしさは臭いによっても左右されます。

水にいやなにおいをつける成分としてはフェノール類、ジェオスミン、2-メチルイソボルネオール、残留塩素などがあります。

残留塩素

水道水は、水道法により塩素で消毒を行い、蛇口で0.1ミリグラム/リットル以上の残留塩素を保つことが義務づけられています。

塩素は、消毒効果が高く確実であり、残留性効果があること、維持管理が容易なことなど優れた点があり、日本をはじめ世界的にも広く用いられています。

細菌類、特に消化器系病原菌に対して迅速な殺菌効果があるので、残留塩素は衛生上の安全性の目安になります。

水道局では、毎日旭川市内各地域の蛇口から出る水の残留塩素の濃度を検査し、安全でおいしい水の供給に努めています。

水の味に影響を与える環境条件

水温

一般に水は冷たい方がおいしく感じられます。

水を冷やすと塩素のにおいを感じなくなり、逆に水温が高くなると塩素をはじめ、いやなにおいを強く感じるようになり、味が悪くなります。

具体的には、体温より約20度から25度低い、10度から15度が適温です。

気温

夏場は水の温度も10度から15度が適温ですが、気温が下がる春や秋は水温も少し低い方が味がよく感じられます。

湿度

湿度が低いと身体からの水分の蒸散が多くなり、喉が渇くので味がよく感じます。逆に湿度が高いと喉もそれほど渇かず、塩素のにおいが鼻につきやすくなり、味がまずく感じられます。

水道水の保存期間

水道水は塩素で消毒されており、残留塩素が0.1ミリグラム/リットル以上あれば衛生上安全ですが、水を汲み置きしておくと時間の経過とともに徐々に塩素はなくなっていきます。

汲み置きしておいた水の残留塩素がなくなると、空気中や容器に付着していた雑菌などが繁殖し、飲み水として適さなくなります。

水道水を保存する場合、密閉できる容器を十分に洗浄し、できるだけ満水にします。保存場所は冷蔵庫が望ましいですが、冷蔵庫で保存できない場合は室温と暗所で保存してください。日のあたる場所や暖かい場所は、塩素がなくなりやすく保存に適しません。

保存期間を冷蔵庫で1週間から2週間、室温と暗所では3日から1週間くらいが目安になります。この期間を過ぎた水は、新しい水との交換が必要です。

話題性のある項目

水道水の水質で話題となる項目について説明します。

クリプトスポリジウム

クリプトスポリジウムとは、4マイクロメートルから6マイクロメートルの原虫の一種で、人間、家畜などに感染する病原体で、糞便を通じて環境中へ放出されます。人が感染すると腸に寄生し、激しい下痢、腹痛を起こし、3日から1週間程度続くと言われています。

クリプトスポリジウムは、適正な浄水処理で濁りとともに除去することができます。

また、原水中の汚染の指標となる微生物の検査や浄水工程の監視により、汚染の防止に努めています。

水道水におけるホルムアルデヒドの影響について

旭川市の水源は、石狩川と忠別川です。浄水場の取水口上流域には化学工場等、消毒用塩素と反応してホルムアルデヒドを生成する化学物質等を扱う事業所は存在しません。また、過去の検査結果から河川への影響はないものと判断しております。なお、水質検査計画に基づき、年4回の頻度で市内の給水栓(蛇口)のホルムアルデヒドの検査を定期的に実施し公表しています。

ホルムアルデヒドの検査結果について

石狩川浄水場系および忠別川浄水場系の過去3年間の検査結果は、いずれも定量下限値0.008(ミリグラム/リットル)未満でした。詳細は、次のページをご覧ください。

水質検査検査結果

(補足)ホルムアルデヒドは、原水中の有機物質と消毒用塩素が反応して生成された物質で、水道水の水質基準値は0.08(ミリグラム/リットル)と定められています。

水道水における放射性物質の影響について

旭川市の水道水における放射性物質の影響については、これまで公表されている大気中の濃度の測定結果(旭川市、札幌市)及び札幌市の水道水の検査結果から影響はないものと考えます。
なお、異常が確認された場合は、厚生労働省からの通知等に基づいて対応いたします。

水道水中の放射性物質について

北海道では、平成23年4月~平成27年4月までの間、水道水の放射性物質モニタリングを実施していますが、放射性物質は検出されませんでした。

札幌市等の水道水中の放射性物質については以下のページをご覧ください。
水道水の放射性物質モニタリング結果(新しいウインドウが開きます)(リンク先に移動します。)

空気中の放射線量について

旭川市内の放射線量は、上川総合振興局において測定しています。
測定結果については以下のページをご覧ください。
北海道における空間放射線量率モニタリング結果(新しいウインドウが開きます)(リンク先に移動します。)

お問い合わせ先

浄水課 水質試験係

電話番号

0166-57-5003