旭川市景観づくり基本計画について(景観づくりの取り組み例)

情報発信元 都市計画課

最終更新日 2016年2月24日

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まち並みづくり・活動づくりの具体的な展開例

具体的な景観づくりの事例を取り上げ、市民のみなさんの意見を基に、どのようなまち並みづくりをめざし、どのような活動をおこなうべきかを展開例としてまとめました。

目次

景観ゾーン

住宅地

商業・業務地

工業地

田園

緑地

景観ライン

道路

鉄道沿線

丘陵斜面地

河川

景観ポイント

交通拠点

眺望点

ランドマーク

景観形成重要物

景観ゾーン

住宅地

  • 花や木が連続するような、道に開かれた庭先づくりを進める。
  • 地域のシンボルとなっている、樹木や建物などを保全する。
  • 街路樹や公園の緑が豊かに通りを彩るように、公共空間の緑化を進める。
  • 落ち着きのある住宅地を目指すため、建築物の色彩の統一やオイルタンクなどの修景を行う。
  • 雪かきや落ち葉の掃除、通りにもれるあかりなど、生活感の感じられる景観を目指す。

商業・業務地

  • 店舗を新築、改築する場合は、建築物、看板の形態や色彩など、商店街の雰囲気に合わせる。
  • ポイントとなる場所に水や緑を取り入れ、うるおいや親しみのある雰囲気をつくる。
  • 昼の表情とともに、夜の表情も魅力あるものになるよう、照明などを工夫する。
  • 都心や郊外など、それぞれの場所の特徴に合わせた店舗や店先づくりを進める。
  • 人が歩いて楽しい通りになるよう、明るい店先づくりを進める。
  • 景観協定や建築協定などを活用する。
銀座通商店街
銀座通商店街
  • 市が、路面整備を実施した。
  • 整備に当たり、商店街と市が協議をして、神社の参道をイメージした通りとなった。
  • 商店街は、この通りに合わせたイベントを開催して、にぎわいを演出している。

工業地

  • 住宅と混在する工場、作業場では、作業風景が見えたり、看板を出したりするなど、周辺の人びとに中の様子が伝わるようにする。
  • 住宅地、商業地などに隣接する工場では、建物や看板の形態、色彩、駐車場の修景など、周辺と調和したものとする。
  • 周辺の景観に大きな影響を与える大規模な工場は、建物の形態や色彩など周辺環境と調和させたり、敷地の緑化による修景を図る。
  • 昔の産業の名残を感じさせる場所や建物を保全し、地域の特徴を伝える。

田園

  • 地域のシンボルとなっている屋敷林や防風林などを保全する。
  • 沿道に放置された廃車の撤去や、周辺から見える資材置き場などの修景を行う。
  • 建築物の色彩、形態や看板は、田園景観に調和したものとする。
  • 周辺の市町村と連携しながら、周辺部の田園景観を保全する。
  • 田園景観の美しさについて情報を発信し、田園に対する関心を高めていく。
西神楽の田園景観
西神楽の田園景観
  • 地域住民が主体となったNPOにより、自然環境の保全と地域の活性化を目指している。
  • 生産者と消費者との交流事業なども行われている。

緑地

  • 緑地の保全を図るため、各種制度を活用する。
  • 緑地内に建設される建物などの規模、形態、色彩は、自然環境に調和したものとする。
  • 放置された廃車の撤去や、資材置き場などの修景を行う。
嵐山公園北邦野草園
嵐山公園北邦野草園
  • 行政は、嵐山を都市公園や鳥獣保護区として位置づけ、豊かな自然の保全に努めている。
  • 市民団体が、嵐山ビジターセンターにおいて嵐山の紹介や案内を行ったり、一般市民も参加できるハイキングなどを実施し、嵐山の良さを広めている。

景観ライン

道路

  • 照明や案内看板などは、周辺の景観に配慮したものとする。
  • 広告看板の形態や色彩は、周辺の景観に調和したものとする。
  • 潤いのある道路とするため、街路樹の健全な育成を図ったり、植樹桝での花壇づくりを進める。
神楽岡通線
神楽岡通線
  • 市では、自然樹形を保つ路線として街路樹を管理している。
  • 沿線住民が、市に協力し落ち葉拾いなどを行っている。
  • 地域住民が、潤いある通りづくりのため、植樹桝にハーブを植える活動をおこなっている。

鉄道沿線

  • 車窓から見える資材置き場や工場施設などを、樹木の植栽などにより修景を行う。
  • 高架橋は、圧迫感などを抑制するとともに、まち並みに調和したものとする。
  • 鉄道沿線の景観について関心を持ってもらうよう、情報提供をおこなう。

丘陵斜面地

  • 各種制度を活用し、自然の豊かさが感じられるような緑のまとまりを守る。
  • 丘陵地につくる建物や看板は、自然環境に調和するような規模、形態、色彩とする。
神居地域の丘陵斜面
神居地域の丘陵斜面
  • 行政は、一部を環境緑地保護地区に指定し緑地の保全を図っている。
  • 事業者が、丘陵の上の建物について、周辺と調和した色彩となるよう配慮したものがある。

河川

  • 豊かな自然が感じられるように、河畔林を保全したり緑地を創出したりする。
  • 橋梁の整備は、河川全体の景観との調和を図る。
  • 大きな河川の整備は、周辺の眺望や、水との親しみなどにも配慮する。
  • 河川の美化運動を展開する。
永山新川
永山新川
  • 牛朱別川と石狩川をつなぐ人工的な川である。
  • 行政は、水鳥や水に親しめる場所や多くの緑地を整備している。

景観ポイント

交通拠点

  • 空港や駅などでは、旭川のイメージを向上させるため、水や緑を取り入れるなど、積極的に修景を図る。
  • 空港や駅、高速道路のインターチェンジ周辺では、建物や看板の整理や修景を行う。
旭川空港
旭川空港
  • 旭川空港の再整備では、緑地を多く取り入れた。
  • 事業者の協力により、周辺の屋外広告物の整理が行われた。

眺望点

  • 眺望に適した場所を、周辺環境との調和を図りながら整備する。
  • 丘陵や橋、堤防などにある優れた眺望点について、情報提供する。
  • 眺望点の周辺では、眺望を遮らないように、建物や看板の位置や意匠を工夫する。
旭山からの眺望
旭山からの眺望
  • 市は、旭山を都市公園として位置づけ、自然の保全を図っている。
  • 園内には、展望地までの道路やあずまやなども整備されている。

ランドマーク

  • ランドマークを選定し、情報提供する。
  • 必要に応じてランドマークそのものの修景や再整備を図る。
  • ランドマークへの見通しを遮らないように、周辺の建物や看板の位置や意匠を工夫する。
旭橋
旭橋
  • 市は、旭川八景の一つとしてPRしている。
  • 旭川八景の選定において、市民に人気があり「川のまち旭川」のイメージに強く結びついている。

景観形成重要物

  • 地域のシンボルとなる公共施設は、周辺のまち並みと調和したデザインとする。
  • まち並みを彩ったり、まちの歴史を感じさせたりする建造物の保全と活用を検討する
  • まち並みを特徴づける樹木や林地、ボリューム感ある並木を保全する。

関連ファイル

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お問い合わせ先

旭川市地域振興部都市計画課地域計画景観担当

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