IFLA ASIA-PAC LA AWARD 2017

国際造園家連盟アジアパシフィック支部（IFLA ASIA-PAC）の第10回ランドスケープ・アーキテクチャー賞（LA AWARD）授賞式が、11月4日にタイ バンコクで開催され、あさひかわ北彩都ガーデンがCultural and Urban Landscape部門（文化的かつ都市的な景観部門）で最優秀賞を受賞しました。また、Park and Open Space部門（公園・緑地部門）でも奨励賞を受賞しました。

IFLA ASIA-PAC LA AWARDは、更なる耐久性、柔軟性のある社会を目指した都市や自然環境を形づくっていく鍵となる職業としてのランドスケープ・アーキテクチャーの注目をより一層と高めるために開催される栄誉ある賞です。

審査員講評

本設計では、既存環境を活かしつつ、人々が訪れたくなる公共空間として総合的な変化をもたらすデザインによる問題解決が効率的になされています。河岸スペースの改良を通して、自然への強い憧れを喚起するといった機能と美しさを併せ持つデザインアプローチであるとともに、持続可能な方法での市民ボランティアとの結びつきにおいても成功を納めています。コンセプトから施工、維持管理に渡った設計指針となるプロジェクトです。

Cultural and Urban Landscape カテゴリー

最優秀賞（OUTSTANDING AWARD）

本カテゴリーへの応募プロジェクトは様々な都市空間において多岐にわたります。街の中のプラザや河沿いのプロムナード、歴史的地区の歩道、町並み整備やプレイ・コリドー、高架下、街角や裏街などのスペースを利用したプロジェクトなどが該当し、文化的かつ都市的な環境において、空間創造に成功を収める画期的解決法を用いた優れたデザイン手法を提示することを目的とするプロジェクトであることが問われます。

Park and Open Space カテゴリー

奨励賞（HONOURABLE MENTION）

本カテゴリーは、各々の公園、オープンスペースが対象となる土地の絶対的な理解と分析や実現への可能性の探求を踏まえた優秀なデザインがいかに称賛に価するかに着目しています。対象となるプロジェクトは、ビジョンや設計が近隣の住民、コミュニティによって強く必要とされるスペースとなるにふさわしいものであることが求められます。