カラスの生態について

情報発信元 環境政策課

最終更新日 2016年2月24日

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旭川市内のカラスについて

私たちに最も身近な野鳥である「カラス」について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
ごみステーションを荒らす、路上に糞を落とす、繁殖期には威嚇行動で危険を感じさせるほか、その外見とも相まって「汚い」「怖い」「不気味」など、不快感を持つ方も少なくないと思います。
その一方、カラスは生態系の中で一定の役割を担う鳥獣保護法で保護された野鳥です。
このページでは、カラスとの共存のため、意外に知られていないカラスの生態を紹介しています。

カラスの生態

カラスには、ハシボソガラスとハシブトガラスの2種類がいます。
外見上はよく似ていますが、鳴き声・生息場所・繁殖期などに微妙な違いがあります。

カラスの種類

名称

ハシブトガラス

(補足)通称「ブト」

ハシボソガラス

(補足)通称「ボソ」

平均的な体長

56cm

50cm

見た目の特徴

太く丸みを帯びたクチバシ
額が出っ張っている

細く直線的なクチバシ
額がなだらか

一般的な鳴き声

「カァー、カァー」(澄んだ声)

「ガァー、ガァー」(濁った声)

歩き方

跳ねながら歩く(ホッピング)

ペタペタ歩く(ウォーキング)

生息環境

市街地や林を好む
「森林のカラス」

農耕地など開けた環境を好む
「草原のカラス」

繁殖開始

4月上旬(枝葉が繁った後)

3月中旬(枝葉が繁る前)

子育て中の反応

非常に神経質で過敏な反応
人に対しても威嚇してくる

ハシブトガラスより弱い
人への威嚇はほぼ見られない

食性

雑食性(樹木の種子、肉類)

雑食性(農作物、昆虫)

エサの食べ方

安全な場所へ運んでから食べる

その場で食べる

 

  • ハシブトガラスは、枝葉が混み入った樹木(トドマツなど)に巣を作るため、 巣に気付かずに近くを通った人が不意に威嚇され驚くことが多い。
  • ハシボソガラスは、雪解け時期から巣を作り始める(枝を運んで飛び回る ので目立ちやすいが、人に危害が生じるほどの激しい威嚇は少ない。

カラスは賢い

  • 小学校低学年並みの知能をもつ。
  • いろいろな方法で追い払っても、単なる「脅し」とわかれば、すぐに慣れてしまう。
  • 自分をいじめた相手の顔や服装を覚え、繁殖期と関係なく仕返しをしてくる場合もある。

塒(ねぐら)で夜を過ごす

繁殖期以外

  • 早朝に飛び立ち、日中はエサ探し。暗くなると塒に帰る。
  • 秋と冬に集団塒をつくるが、集団塒の場所は一定とは限らない。

繁殖期

  • 営巣場所を中心に行動し、オス・メスが協力して子育てをする。
  • この時期、繁殖に関わらない(若い)カラスは集団塒をつくる。

カラスの巣や子育てについて

カラスの巣の画像

(枝分かれした固定しやすい部分を土台とし、すり鉢状の巣を作る。)

カラスの巣の中にある卵の画像

(3から4センチ大の緑色の卵を3から5個産む。ふ化までの日数は、約20日間。)

カラスの雛の画像

(つがいが交互に大量のエサを運ぶ。巣立ちまでの日数は、約30日間。)

ハシボソガラスの幼鳥の画像
(「威嚇の原因」として捕獲されたハシボソガラスの幼鳥)
  • 巣立ちの時点で外見は正にカラスだが、まだ幼く飛び続ける体力がない。
  • 十分な体力を身に付けるまで、親からエサを与えられる。
  • 飛べるようになる前に巣から落下する幼鳥もいる。
  • 親に守られながら地上で成長を待つため、知らずに近づくと威嚇される。
  • 巣立ちの後は、巣に戻ることはない。
  • 親鳥は、幼鳥が独り立ちできるまで行動を共にする。
  • 営巣から巣立ちまでの間、親鳥は巣・卵・幼鳥から外敵(人や天敵)を遠ざけようとする。(威嚇行動)

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