子ども・子育て審議会第3回市立保育所の在り方等に関する専門部会

情報発信元 子育て支援課

最終更新日 2016年4月6日

ページID 056240

印刷

子ども・子育て審議会第3回市立保育所の在り方等に関する専門部会会議録

・日時 平成27年12月21日(月曜日)18時半~20時40分
・ 場所 第二庁舎2階会議室
・ 出席者 部会委員 佐々木委員、佐藤委員、武田委員、宮崎委員
こども育成課 堀内課長、飯森主幹、宮川主幹、岸田主幹、佐竹所長、
多田所長、武田主査、高橋主査

議事

事務局で整理した答申案をもとに、確認を行った。

答申案の総論について

(委員)
・ 市立保育所を利用する者に対する保育の提供は行ってきたが、それ以外の部分については十分ではなかったため、このような答申にならざるを得ないと思う。
(委員)
・ 次期方針の内容が抽象的だと、今後、十分な評価ができないのではないか。
(事務局)
・ 次期方針は、進むべき方向性のみを整理しようとするものであり、引き続き、具体性を高めるための検討が必要であると認識している。
(委員)
・ 自ら課題を見出し、解決に向けた取組について、具体的なものとして見せられるものがあれば良かったが、それが無い中では、審議会の役割が大きくなると思う。今後、
定期的に審議会に報告が必要であると考えるがどうか。
(事務局)
・ 効率的な行政運営の視点等、庁内においても今後の取組について説明をしていくことが必要であり、審議会に対しても、定期的に報告していきたい。
(委員)
・ 事務局として出席している市保育士に、これまでの取組を振り返りながら、思うところがあれば伺いたい。
(事務局)
・ 市保育士の人数が少なくなる中で日々の保育に従事していることもあり、全市的な視点に立ち、「全ての子ども」という意識が低い状況であったと思う。
(委員)
・ 「全ての子どもに対して」、という部分について、しっかり認識してほしい。
(委員)
・ 役割として、公立と私立、市保育士と私立認可保育所の保育士は同じではないことを、認識してほしい。
(委員)
・ 今後、次期方針の進行管理について、どのような体制で進めていくのか。
(事務局)
・ 外から見た視点、庁内における視点等については、こども育成課の事務職の方が見 えやすい。その一方、市保育士については、取り組んでみたいものもあると思うので、 一緒にワーキンググループを作りながら、共通認識を持って進めていきたい。
(委員)
・ 少なくとも、市の保育士の中に、市全体のことを考え、全ての子どもに対して、と いう意識が浸透するまでは、こども育成課の事務職がリードしていくことが必要だと 思う。
・ 公開保育については、旭川民間保育所相互育成会等も参加してもらい、外からの意 見も聴取しなければ、自らの進んでいることも遅れていることも見えないので、ぜひ、 現行の内容について、見直してほしい。
・ 次期方針について、そもそも総括が十分ではないことから、もう一度、総括から、 やり直すという考えはないか。
(事務局)
・ 市立保育所については、庁内において、その存在意義が問われている状況にあり、 将来像を見据えて動かなければならないという時間的制約もある。市の保育士も、全 ての子どもに対して、という意識を持ち始めているので、走りながら進めていきたい。
(委員)
・ 公立だから、できることがあると思うし、様々なケースを扱っているのであれば、 民間事業者にモデルを提示し、一般化していくことが必要。そのような形になると、 公立は必要、ということになる。公立は民間と同じであるという考えを持つと、どう ぞ民間にお任せください、ということになる。

方針の基本的な考え方について

(委員)
・ 「積極的に地域に出向く」という表現があるが、その前に、市保育士の意識を変え ていくことが必要ではないか。現状と比べて、違和感があるがどうか。
(事務局)
・ 総論の部分に、「市保育士の中での共通認識を図り」等の表現を追加することで対 応したい。
(委員)
・ 「地域に出向く」について、一方で、保育所に保育士がいないと保育もできないと 思うがどうか。
(事務局)
・ 当面、動ける者は、子ども総合相談センターに配置している市保育士等、限定的に ならざるを得ない。今後、積極的に取り組んでいく上で、市立保育所の数についても 整理していくことが必要になる。
(委員)
・ 市保育士は、自らを保育士として認識し、自らの保育所で保育をしていれば良いと の思いがあったと思うが、一方で、市の職員として、自分たちで施策を作り上げてい く立場にあることも認識することが必要。繰り返しになるが、こども育成課全体で、 市保育士をサポートしていくことが必要。

取組の内容について

(委員)
・ 市保育士の採用に当たり、学問の履修状況に留意するとはどういうことか。
(事務局)
・ 保育士の資格に加えて、ソーシャルワークに係る資格なども考慮していくことが望 ましいということ。
(委員)
・ 4年制大学において、保育士の資格に加えて、特別支援の教員資格を持っている者 を採用するなど、質を高める取組が大切。
・ 発達支援コーディネーターに違和感を感じている。どういう業務を経験し、どうい う研修を経てそこまで育成していくのか、具体的な内容が見えない。
(委員)
・ 何でも資格があれば良いというものでもないが、対人援助という点で考えた場合、 ソーシャルワークのスキルは必要。
(委員)
・ 私立認可保育所、幼稚園等における対応能力の向上とはどういうことか。
(事務局)
・ 市立保育所だけで全てできるものではない。私立認可保育所や幼稚園を含めて、全 てが対応能力を上げていこうということ。関連する取組として、巡回相談事業、特別 支援保育の補助金、子ども総合相談センターの研修機能等があるが、これらをどのよ うに進めていくか検討が必要だと考えている。
(委員)
・ 保育士は、18歳までの子どもを見る専門家であるので、役割は大きいはず。そこ を含めて人材育成に力を入れてほしい。

取組の進め方について

(委員)
・ 公開保育について、自信を持って発表してほしいし、私立認可保育所への呼び掛け など、速やかに取り組んでほしい。
(委員)
・ 市立保育所は、1か所になるのか。
(事務局)
・ 決まったものは無い。市立神楽保育所については施策推進の拠点保育所として継続 することを想定しているが、それ以外の2つの保育所については、保育ニーズの状況 等も踏まえながら、平成30年度又は平成31年度に判断する予定。
(委員)
・ 取組の進め方について、「できるところから」、「速やかに」は良いが、取り組んだことの評価として、いわゆるPDCAの宣言を答申に盛り込むべきだと思う。

文言修正等について

(委員)
・ 「全ての子ども」の範囲について、市外に住所のある子どもも含めていくのか。
(事務局)
・ 基本は市内に住所のある子どもだが、それ以外の子どもについても何らかの形で旭 川市と関わりがある場合については、できることをしていく、というスタンスは持つ べきだと思う。

答申内容の確定に向けた答申案の主な修正内容について

・ 総論について、「市保育士の中での共通認識を図る」旨の追加を行う。
・ 方針の基本的な考え方について、「課題認識を持つ」旨の追加を行う。
・ 取組の内容について、「市立保育所は民間事業者と異なる役割がある」旨の追加を 行う。
・ 取組の進め方について、「取組状況についての審議会への報告と聴取した意見の反 映に努める」旨の追加を行う。

関連ファイル

お問い合わせ先

旭川市子育て支援部子育て支援課

〒070-8525 第2庁舎5階
電話番号: 0166-25-9128
ファクス番号: 0166-22-3275
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)