性感染症

情報発信元 健康推進課

最終更新日 2023年2月8日

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性感染症とは

性行為によって感染するいろいろな病気のことです。現在10歳代から20歳代の若い人に多く見られている病気です。
感染しても自覚症状があまりないものが多く、かかったことに気がつかずパートナーを感染させてしまうこともあります。感染したまま放置すると、男女ともに不妊の原因になったり、生殖器がんへの進行や、妊娠中の女性であれば、胎児や新生児に悪影響を与える場合もあります。
また、性感染症に感染すると、粘膜に炎症を生じるため、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染する可能性が高くなります。
気になる症状があるなど、感染が心配なときは、ひとりで悩まず、早めに保健所に相談するほか、医療機関で検査を受けましょう。

感染が心配な時は?

男性は泌尿器科、女性は産婦人科を受診しましょう。疾患によっては、内科や皮膚科でも受診可能な場合があります。

エイズ(HIV感染)に関しては、旭川市保健所でも無料で匿名のHIV迅速検査を行っています。
HIV検査に関してはこちら

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感染を予防するためには

ノーセックス(性行為をしない)

「セックスをしない」ということも、大切な性感染症予防方法のひとつであり、最も確実な方法といえます。また、セックス=挿入行為ではありません。オーラルセックスやキスで感染するものもあります。

性行為のパートナーと共に性感染症の検査を受け、感染していないことを確認する

HIVについては、保健所で無料・匿名で検査を受けることができます。HIV検査に関してはこちら
その他の性感染症の検査は、女性は婦人科、男性は泌尿器科で検査できます。疾患により皮膚科や内科での受診が可能なものもありますので、まずは相談してみましょう。

コンドームを正しく使う

コンドームは避妊のためだけではなく、HIVをはじめとする多くの性感染症の予防に効果的です。
ただし、「正しく」使うことが前提となりますので、説明書などで使用方法をよく確認し、保管や使用期限などにも注意して正しい使用を心がけましょう。
なお、ピル(経口避妊薬)は性感染症の予防にはなりません。

主な性感染症の種類とその症状

主な性感染症について以下に解説します。潜伏期間については、東京都感染症マニュアル(平成17年度)を参考としています。

エイズ(後天性免疫不全症候群)

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)が原因で起こる感染症です。初期症状に気づきにくく、のちには免疫機能が破壊されるので様々な治療困難な感染症を併発します。
潜伏期間:平均10年
エイズ(HIV)に関する詳細はこちら

性器クラミジア感染症

現在最も多い性感染症です。自覚症状がほとんどなく、感染・発病に気づかないまま進行することもあります。口腔性交(オーラルセックス)による咽頭(のど)への感染も増えています。
潜伏期間:約1週間から3週間

男性の症状

排尿時に痛みやかゆみを感じたり、下着にシミがつくこともあるが、多くは感染に気づかない。

女性の症状

あきらかな症状は少なく、感染に気づかないことが多い。

淋菌感染症

クラミジアと同時に進行することがあります。口腔性交(オーラルセックス)による咽頭(のど)への感染も増えています。
潜伏期間:約2日から9日

男性の症状

排尿時に激しい痛みがあり、尿道口から膿が出る。

女性の症状

男性より症状は軽い。緑黄色の濃いおりものが出たり、尿道から膿が出ることもあるが、症状が出ない場合もある。

尖圭コンジローマ

性器にかゆみや違和感を感じ、亀頭や膣口のまわりに小さなブツブツができます。
潜伏期間:約3週間から8ヶ月

性器ヘルペス

発熱や倦怠感とともに、水ぶくれが亀頭包皮、外陰部や膣にできます。
潜伏期間:約2日から10日

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