麻しん(はしか)にご注意ください

情報発信元 健康推進課

最終更新日 2023年5月22日

ページID 004125

印刷

麻しん(はしか)に注意しましょう

麻しんは海外における流行が報告されており、国内においても、令和5年4月以降、海外からの輸入症例を契機とした感染事例が報告されています。今後、更なる輸入症例や国内における感染事例が増加することが懸念されますので、御注意ください。

麻しん(はしか)とは?

麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

麻しんについて(厚生労働省ホームページ)(新しいウインドウが開きます)

症状

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合は先進国であっても1,000人に1人と言われています。

感染経路

空気感染、飛沫感染、接触感染で、人から人へ感染が伝搬し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。一度感染して発症すると、一生免疫が持続すると言われています。

潜伏期間

約10日~12日

予防にはワクチン接種が有効です

麻しんは感染力が強く、空気感染もするため手洗い、マスクのみでは予防はできません。
麻しんの対策として最も有効なのは予防接種であるため、予防接種法に基づく定期の予防接種の対象となっています。まだ受けていないお子さんは、早めに予防接種を受けましょう。
また、麻しんにかかったことがなく、2回の予防接種を受ける機会がなかった方や流行国に海外渡航される場合は、母子健康手帳などで麻しん既往歴や予防接種歴を確認し、既往歴が不明で、麻しんのワクチンを2回接種していない場合は、麻しんを含む予防接種を検討してください。
※麻しんの抗体がある場合でも、麻しんワクチンの接種は問題ありません。
※麻しんの抗体は、ワクチン接種後2~4週間後くらいからできはじめます。

医療機関に受診する場合

海外へ行った後や、感染者と接触した可能性があるなど、潜伏期間を経て麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)があり受 診する場合は、事前に医療機関に麻しんの疑いがあることを連絡し、受診方法の指示を受けてください。
周囲に感染を広げないよう受診時は マスクを着用し、公共交通機関の使用は避ける必要があります。

医療関係者等の皆様へ

発熱や発疹を呈する患者が受診した際は、麻しんの予防接種歴の確認等、麻しんの発生を意識した診療を行うとともに、臨床症状から麻しんと診断した場合には、速やかに保健所に届出をお願いします。

関連記事

お問い合わせ先

旭川市保健所健康推進課保健予防係

〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎4階
電話番号: 0166-25-9848
ファクス番号: 0166-26-7733
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)