左から猪狩衣里芽ちゃん、圭映ちゃん、浩文さん。親子みんなで一度にお風呂に入ることで、水や燃料を節約しています
石油や天然ガスなどの化石燃料は、長い年月をかけて自然が作り出したもので、私たちには作ることができません。現在の採
掘技術では、石油は約40年で尽きると言われています。
化石燃料を燃やして発電する時に排出される二酸化炭素(CO2)
が増加すると、地球全体の気温が上昇し、自然災害や異常気象が生じて、食料不足などが起こる原因になります。
水道水として使用する水を浄水場で処理したり、家庭で使用した水を下水処理場で浄化して川に戻したりする際に電力を使用するため、CO2が発生します。

木村裕子さん
火からおろした鍋に被せるだけで、余熱で保温調理ができる鍋帽子
6年前から環境家計簿をつけてエコライフを実践している木村裕子さんに話を聞きました。 「地域の講習会に参加したのがきっかけでした。家計簿をつけてグラフにすることで、電気や水道使用量の増減が分かり、CO2排出量を減らす方法を考えるようになりました。また、それまで節約意識がなかった夫も協力してくれるようになりました」と話します。
昨年の東日本大震災後には、節約意識がさらに高まり、鍋と鍋帽子を使ってご飯を炊くようになりました。「子供には、炊飯器を使ったご飯の炊き方しか教えていませんでしたが、それはスイッチを押すだけのことで した。初めて鍋で炊飯した時の、 パチパチと炊ける音やお米の匂いに感動しました。便利な世の中だからこそ、少し不便なことを選ぶことで、人間が本来持つ感性が生まれてくることに気付きました」と木村さん。「節約することが、ちょっと恥ずかしい時もあったけど、今は胸を張ってエコライフを楽しんでいます」と自信を持って話してくれました。
酒井智子さん
裏紙でメモ帳を作る桃菜ちゃん(右)と、短くなった鉛筆をつなぎ合わせる妹の陽奈子ちゃん
井彩子さん
「キャンドルナイト in 旭川」で使う、蜜ろうキャンドル。今年も6月22日に実施。
家族でエコライフに取り組む酒井智子さんに話を聞きました。 「きっかけは長女の桃菜の社会科の宿題でした。家のごみの量を調べる宿題で、我が家のごみの量があまりにも多いことが分かり、すぐに家族で話し合いました。すると他にも、電気や物の無駄遣いをしていることに気が付き、まずは照明の点灯時間を短くすることから始めました。決まった時間に家族みんなで居間でお茶を飲んだり、毎日1時間早く寝たりすることで、それまでバラバラの時間を過ごしていた家族に会話が増え、同じ目的を持つことで団結力が生まれました」と酒井さんはうれしそうに話します。 また、特に酒井さんが大切にしているのは、物を大事に使うことです。「小さくなった子供服は人に譲り、破れたズボンはワッペンを貼って再利用します。 子供たちとも、物を捨てる前には再利用できないか考え、捨てる時には『ありがとう』と言う約束をしています」と酒井さんは話してくれました。
環境にやさしい「エコ」は、 我慢する印象が強いですが、「環 境の保全と創造に関する旭川地域協議会」では、キャンドルナイトや打ち水大作戦などの催しを通じて、楽しみながら参加できる地球温暖化防止の活動を呼び掛けています。事務局長の井彩子さんに話を聞きました。 「エコは目標にこだわりすぎると重荷になるので、面白さを見付けながら実践するのが長続きする秘訣です。私たちも皆さんが参加しやすい場を作り、環境について考えるきっかけになればと思っています。私自身も初めて関わったキャンドルナイトで、エコの楽しさに気付きました。それからものを見る視点 が変わり、食品を買うときにも、 産地からの輸送距離が短い方が環境にやさしいというフードマ イレージを意識するようになり、 地場産品を選ぶ機会が増えるなど、生活スタイルも変わりました。エコ活動が色々な事につな がり、さらに興味が広がります」 と笑顔で話してくれました。
菱沼貴志さん
車から排出されるCO2を抑えるため、「やさしい発進」、「アイドリングストップ」などのエコドライブを推進しています。希望する方には、
エコドライブ実践中であることを周囲に伝えるステッカーを環境保全課(総合庁舎8階)などで配布しています。

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