平成29年度第3回上下水道事業懇話会会議録

情報発信元 水道局総務課

最終更新日 2018年3月30日

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平成29年度第3回会議録

議題

(1)浄水処理と水道水質管理について

(2)下水処理の水質管理・運転管理等について

(3)その他 アンケート結果と今後の議題テーマについて

日時

平成30年3月12日(月曜日)午後3時から午後4時30分まで

場所

旭川市水道局(上常盤町1丁目) 4階 第2会議室

出席者

参加者(11人)

橋本、古崎、吉田、今村、山下、篠原、太田、稲尾、増子、黒田、菅(敬称略)

事務局(14人)

木口(水道事業管理者)、和田(上下水道部長)、宮川(上下水道部次長)、

長谷川(上下水道部次長)、一関(上下水道部次長)、田中(上下水道部次長)、

平子(料金課長)、小林(サービス課長)、堂向(水道施設課長)、

橋本(浄水課長)、藤原(下水処理センター所長)、

稲場(総務課長補佐)、長野(総務課管理係主査)、西山(総務課管理係主査)

傍聴者の数

0人

資料(PDF)

浄水処理と水道水質管理について(PDF形式 205キロバイト)

下水処理の水質管理・運転管理等について(PDF形式 420キロバイト)

アンケート結果と今後の議題テーマについて(PDF形式 102キロバイト)

1 開会

2 欠席者の報告

3 配付資料の確認

4 懇話会審議

(1)浄水処理と水道水質管理について

水道局から浄水処理と水道水質管理について説明し、質疑応答に入る。

~質疑応答~

(参加者A)

私の家は、水道水ではなくて地下水を使っておりまして、水を出す場合の勢いは問題ないのですが、今月のはじめくらいから、お湯を出すと途中から弱くなってしまって、お風呂のお湯を溜めるときなどは、すごく時間がかかってしまいます。こういった状況はいつまで続くのでしょうか。

(水道局)

温水器等の設備の関係かと思いますので、詳しくは分からないですが、冷たい水を温めなくてはならないため、水温の低い冬場はどうしても温まるまでには時間がかかりますので、少し水量が落ちていくのかなという気がします。夏場になってくると、また少し出が良くなるのかなと思います。

(参加者B)

水道水が作られるまで、凝集と沈殿とろ過と消毒というプロセスがあったと思いますが、老朽化の対応やメンテナンスのコストなど、いま一番問題になっているのはどのプロセスになりますか。

(水道局)

石狩川浄水場では、いろいろな機械を動かす中央監視システムに少し問題がありました。いま手をかけているので安心しつつあるのですが、今後はやはり個別のプロセスではなく、本体そのものが気になります。コンクリート構造物的なものは耐用年数60年と言われており、すぐ急に壊れるということもないとは思うのですが、やはり本体そのものになると場所を含めてもう一回検討しなければならないと思います。

前回、施設見学で忠別川浄水場に行かれて、結構新しい施設に見えたと思いますが、あれももう20年以上経っています。電気設備関係も12~13年経つと部品も供給されなくなりますので、そちらの方のメンテナンスを主体に考えています。

次に優先順位にしているのは浄水処理に関するものです。濁度を図る水質計器が狂っていたら大変なことになりますので、なるべく壊れる前に取替える、というかたちで考えてやってきております。その他のものについては、少し待ってもいいものは待って、延命しながら使っております。

(参加者A)

地下水を使っていると砂が混じるようで、やかんに水を入れて底の方を見ると砂が少したまっています。また、やかんの水面の部分に線というか筋がついてしまいます。これは地下水だとどうしようもないことなのでしょうか。

(水道局)

砂かどうかは分析してみないと分からないですが、配管が古くなれば錆びて、鉄が剥がれ、砂のように見えることがあるかと思います。あと、筋ができるのは、やはり地下水の場合、鉱物を多く含みますので、カルシウム等のミネラル分が残っているものだと思います。害はないので、気になるのであれば、頑張って洗うしかないのかなと思います。

(参加者C)

蛇口に取り付ける浄水器というか、ろ過器を使ってみてはどうでしょうか。スーパー等で売っていますし、蛇口にポンとはめるだけで簡単なので。

(進行役)

私の個人的な経験ですが、私の家は石狩川浄水場の近くで、最初地下水を使っており、子どもが生まれたばかりのとき、おしめが赤くなってしまうことがありました。浄水器等も考えたのですが、思い切って水道に変えました。それから問題は起きていません。

(参加者D)

先ほど、浄水場施設の老朽化という観点から、耐用年数のことを言われていたと思います。水道水というのは、地下水と違って安心安全というのが一番だと思っているのですが、実際、耐用年数を超えて使っている部分があるのでしたら、それは全体の何割くらいなのでしょうか。

(水道局)

浄水場では耐用年数はまだきていませんが、一番古い施設の高速凝集沈殿池が昭和42年完成なので、そろそろくるかなというところです。お金の関係がありますので、今後、他の都市の状況を見て検討していくことになります。特に浄水場の場合は、一箇所だめになると施設全体に影響し、水が作れないということになりますので、修繕や補修を行い、延命しながらやっているのが現状です。

(参加者D)

水道管についてはどうなのでしょうか。

(水道局)

埋設された水道管の場合、法定耐用年数は40年と言われており、法定耐用年数を超えている管は平成28年度末時点で全体の13%となっております。ですが、法定耐用年数を超えたからといって、すぐ翌日水が漏れ出たりするわけではありませんので、現状では漏水調査等を行いながら対応しております。

 

(2)下水処理の水質管理・運転管理等について

水道局から下水処理の水質管理・運転管理等について説明し、質疑応答に入る。

~質疑応答~

(参加者E)

家庭からの汚水についてはよくわかりましたが、工場関係の汚水については、水道局として特別な指導等は行っていないのでしょうか。

(水道局)

時間が足りなくてお話できなかったことですが、私ども下水処理センターの役割として、特定事業場の指導というのがあります。それは、一定量以上の下水を流す工場等について、立ち入りをして、水質検査を行い、基準を超えている場合には、水質を直してください、適切な水質の下水を流してください、というふうに指導する権限がありまして、工場等に対してはそういったことを行っています。

実態として多いのが、油が一定量を超えたというものです。ホテルの厨房からの汚水について、油が基準値以上なので、油をちゃんと取り除いてから下水道に流してください、というような指導を私ども下水処理センターの大事な仕事としてやっております。

(参加者D)

前回、10月に下水処理場、浄水場と一緒に見学をさせていただいて、見学者の中から、これだけの施設、これだけのことをやっているのだから、これ、水道料金はしょうがないよね、というような声があって、自分も同じように思ったことを記憶しています。

本当にこれだけの水を作るのに、これだけのものがかかるのだなということで、市民としては、理解しなくてはいけないなと、今日も復習を見せていただいて、改めて感じました。

先ほど、国の補助金の関係で、市民の皆さまに応援してください、というようなことを少しおっしゃっていましたが、どうやったら応援できるのかなというふうに思ってしまいました。補助金というのがなかったら全く困るでしょうし、アンケート結果の中には、東川町のように水がタダにならないのかというような声もありましたが、東川も現在、水が出ない、あるいは水質が悪くなっている、というのが事実だと思いますし、子どもや孫が安心して水を飲めるといったら、やはり水道なのかなと思いました。逆に、このペットボトル水が100円で売られていますが、見方を変えたら水道水は安いのかなと思ってしまいました。やはり自分自身もこういう機会があって理解できたというのはありがたく思っています。 

(3) その他

アンケート結果と今後の議題テーマについて

(事務局)

本日お配りしましたアンケート結果と今後の議題テーマについてですが、第2回目のときに、皆さまにお願いいたしましたアンケートの結果をまとめ、要約させていただいて、分類させていただきました。今年度の懇話会は本日の3回目をもって終了なのですが、来年度も同じ3回程度実施させていただきたいと思います。その中で、表の下段、議題と書いてあります部分ですが、こういったことをテーマに、来年度3回やっていきたいと思っています。やはり料金の関係が一番、ご質問と言いましょうか、議題ということでは多いのかなと思います。こちらの方について、じっくり時間をかけて進めていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

(進行役)

ちょっと水道局にお願いなのですが、例年、予算・決算について、この最後の3月の時期の懇話会で議題としてあげられていたと思います。この懇話会の皆さんの声を、予算・決算、特に予算の方に反映していただければよろしいかなと思うのですが、そのあたりは水道局としてどのようにお考えでしょうか。

(事務局)

前回から引き続き、委員になられている皆さまには、この時期、予算・決算について説明させていただいておりました。水道局といたしましても大切なものと考えておりますが、単年度の予算・決算をご説明するのはなかなか難しい部分があります。いま、議会で予算が審議中ということもありますが、水道料金ですとか、課題、これについて、予算・決算というのは大きく反映させていくものだと考えております。従いまして、来年度、料金の仕組みや課題についての議題にあわせて、今までの経営状況ですとか、今後取り組むべきことということを絡めてご説明していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(進行役)

市民の声を予算等に反映させるのが、この懇話会の目的だと思いますので、時期や方法いろいろ問題はあると思いますが、予算・決算のご説明を別途よろしくお願いいたします。

5 閉会

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