旭川市博物館地学シート

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最終更新日 2018年2月15日

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旭川市博物館地学シート

上川盆地の生成や、その地質についてわかりやすくまとめたものです。

旭川市博物館の展示室地下の展示にも関連しているので、見学の参考にご利用ください。(館内にも設置しています)

※全てPDFファイルとなっております。

地質学・岩石学担当の学芸員が上川盆地の生成、その地質について
No タイトル 概要 発行日
第17回 上川盆地の生い立ち
~大地は動いている~その2
(PDF形式 384キロバイト)
大地の動きの説明画像ホットスポットでは、マントルから細長い上昇流によりマグマが運ばれ、火山を形成しています(例:ハワイ島のキラウエア火山)。
ただ、このように大地が動いているのは中生代以降(2億5000万年前、恐竜の栄えた時代)と考えられ、それ以前は全ての大陸は1つの超大陸であったかもしれないと考えられています。
2009年
9月15日
第16回 上川盆地の生い立ち
~大地は動いている~
(PDF形式 379キロバイト)
大地の動きの説明画像地球の表層にはリソスフェアという層があり、その層はいくつかに分かれ、相対的に動いています。この個々の物をプレートと言います。
これらが動く理由は諸説ありますが、ホットスポットによって生じる動きは原動力の一つとして考えられています。
2009年
9月1日
第15回 上川盆地の生い立ち
過去・現在・未来の地球
~大陸のお引っ越し~
(PDF形式 394キロバイト)
大陸の動きの説明画像今から約2億5000万年前、地球にはパンゲアと呼ばれる巨大大陸があったと考えられています。やがてそれが分裂して、現在のような海陸分布になっていきました。
現在のプレート移動がこれからも継続すると仮定するならば、遠い未来、オーストラリア大陸は日本と結合し、東アフリカは大陸から分裂すると推定されています。
2009年
8月31日
第14回 上川盆地の生い立ち
北海道の構造区分
~北海道の素顔~
(PDF形式 382キロバイト)
北海道の地質構造北海道の地質構造区分については、対象や着眼点の違いによって、様々に分類されています。
展示室で表現されている区分は、2億5000万年前から6500万年前(これを中生界という)の分布を元にして西から「渡島帯」、「礼文-樺戸帯」、「空知-エゾ帯」、「日高帯」、「常呂帯」、「根室帯」に分けています。
2009年
8月15日
第13回

上川盆地ができるまで

第10回上川盆地の形成その3
(PDF形式 387キロバイト)
北海道地図画像十勝岳火山群付近では、多くのガスを含んだ噴火が発生し、その噴出物や火砕流は低地帯であった上川盆地を高さ200メートル以上埋め尽くしました。
その後、河川による浸食と土砂の堆積により、浸食を受けた部分は低地となり、現在の旭川中心部を形成することとなりました。また、浸食を受けなかった場所は神楽岡や春光台のような台地として残りました。
2009年
7月31日
第12回

上川盆地ができるまで

第9回上川盆地の形成その2
(PDF形式 397キロバイト)
北海道地図画像千島前弧の西進は更に続き、中央北海道では火山活動が活発化します。
鮮新世末期(約200万年前頃)になると十勝岳火山群や大雪火山群の活動が活発となり、旭川~美瑛・富良野地域、十勝川上流から新得・帯広付近まで広範囲な火砕流の大地として広がっています。
2009年
7月31日
第11回

上川盆地ができるまで
第8回上川盆地の形成その1
(PDF形式 388キロバイト)

北海道地図画像中期中新世前期(約1500万年前頃)になると、東北日本弧が大陸から離れ、日本海が形成されてきます。
東北日本弧があるユーラシアプレートは更に東進し、中央北海道付近で北米プレートとぶつかり、下部に潜り込んでいきます。
2009年
7月15日
第10回

上川盆地ができるまで

第7回日高変成体の形成その2
(PDF形式 382キロバイト)

東西北海道の衝突後、ユーラシアプレートの東端は沈み込んでいき、火成・変成作用が活発になりました。その接合部分は約500万年前に地上に姿を現し、更に千島弧の西進もあわせ、日高山脈が形成されていきました。

主帯が水平移動する様子(イメージ)
4 主帯が西帯に対して水平移動する

山脈を形成する様子(イメージ)
5 主帯・西帯が東に急傾斜後
右横ズレ運動をしながら上昇し

山脈を形成する

2009年
7月1日
第9回

上川盆地ができるまで

第6回日高変成体の形成その1
(PDF形式 391キロバイト)

東北海道と西北海道の間が狭まる様子(イメージ)古第三紀始新世(約4000万年前)東西北海道は衝突の時期を迎えました。
そのころ形成されたのが日高変成体(現在の日高山脈)です。

1 東北海道と西北海道の間が狭まる

上部層が下部層の上へ積み重なる様子(イメージ)
2 島弧が衝突し、上部層が
下部層の上へ積み重なる
上部層と下部層からの接合体がユーラシアプレートの東縁部へのし上がる様子(イメージ)
3 上部層と下部層からの接合体が
ユーラシアプレートの東縁部へのし上がる
2009年
6月30日
第8回

上川盆地ができるまで
第5回~浅い海から平原に
~大陸とオホーツク古陸の接近
(PDF形式 390キロバイト)

解説パネル
解説パネルです
オホーツク古陸は更に西に移動し、その間にあった、古オホーツク海はやがて消滅することになります。
約5500万年前の出来事です。
2009年
6月15日
第7回

上川盆地ができるまで
第4回~浅い海から平原に~
(PDF形式 390キロバイト)

解説パネル
解説パネルです
オホーツク古陸は、ユーラシア大陸に衝突後、徐々に西に移動していきました。
その結果、古オホーツク海という浅い海ができあがりました。
この浅い海は、石狩炭田や留萌炭田などの元となったのです。
2009年
6月1日
第6回

上川盆地ができるまで

第3回オホーツク古陸の北上
(PDF形式 391キロバイト)
北海道の地質構造の説明画像
北海道の基本構造です
東から根室帯、常呂帯、日高帯
空知・蝦夷帯、礼文・樺戸帯、渡島帯
となっています
オホーツク古陸が北上の解説パネル
解説パネルです
白亜紀後期(1億年前頃から)、オホーツク古陸が北上してきました。
その衝突(8500万年前頃)により、常呂帯・根室帯が形成されることになります。
2009年
5月31日
第5回

上川盆地ができるまで

第2回神居古潭構造帯の誕生
(PDF形式 396キロバイト)
神居古潭構造帯が形成の解説パネル
解説パネルです
1億1000万年前頃、海洋プレートの沈み込みにより、海溝深部で形成された低温高圧型の変成岩類によって神居古潭構造帯が形成されていきます。
第1回で解説した「緑色岩」もこのころ生成されました。
2009年
5月15日
第4回

上川盆地ができるまで

第1回海溝にあった頃
(PDF形式 388キロバイト)
上川盆地が形成される解説パネル
解説パネルです
これから10回に渡り、上川盆地が形成されるまでを解説します。
上川盆地の歴史は1億4,500年前頃に起きた「イザナギプレート」の北上により始まります。
2009年
5月1日
第3回 旭川の銘石
「神居古潭石」をご存じですか?
(PDF形式 391キロバイト)
神居古潭石の写真
神居古潭石です
かつては神居大橋周辺の河原にたくさんあった、黒色で硬い変成岩です。
今でも庭石など鑑賞石として珍重される石です。
2009年
4月30日
第2回 旭川市の指定文化財に
「神居古潭おう穴群」
があります(PDF形式 389キロバイト)

(天然記念物)
神居古潭おう穴群の写真
神居古潭おう穴群です

神居古潭峡谷では、おう穴群が神居大橋付近に全長1.2キロメートルの範囲に分布しており、その様子を説明します。

2009年
4月15日
第1回 日本の地質百選に
「神居古潭渓谷の変成岩」が選定されています!
(PDF形式 420キロバイト)
緑色岩の写真
神居古潭を代表する岩石
「緑色岩」です
大陸プレートと海洋プレートの移動と衝突により生成された神居古潭は変成岩類を容易に観察できる場所です。
その様子を説明します。
2009年
4月1日

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〒070-8003 神楽3条7丁目(大雪クリスタルホール内)
電話番号: 0166-69-2004
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