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ノロウイルス

ここではQ&A方式でノロウイルスについて解説します。






このごろ冬になるとよく耳にする,ノロウイルスってなんですか?



ノロウイルスは,下痢や嘔吐などの急性胃腸炎症状を引き起こすウイルスです。
食品の中では増えず,感染した人の腸内で増殖します。
感染力が強く,少量のウイルスでも感染が起こります。
ノロウイルスによる食中毒は年間を通じて発生しますが,特に冬に多く発生します。



どうやって食中毒になるの?



食中毒としては,次のような感染経路が考えられます。

(1)感染した人の手指を介して二次汚染された食品を食べた場合。
(2)汚染された貝類などを,生あるいは十分に加熱しないで食べた場合。

最近では(1)のような,人や調理器具を介して二次汚染された食品を原因とする食中毒事例が多く発生しています。


また,ノロウイルスは食品以外にも,直接人から人へ感染し胃腸炎を起こします(感染症)







感染するとどうなってしまうの?



感染すると,一般的に24時間から48時間後に吐き気や嘔吐,腹痛,下痢など風邪に似た症状が現れます。
これらの症状は通常1日から2日ほど続きますが,その後は自然に回復します。

しかし,症状がなくなった後も,1週間から長いときには1か月程度も便の中にウイルスが含まれるので注意が必要です。
感染した人は手洗いや入浴の際に十分な洗浄を心がけましょう。






食中毒を予防するにはどうすればいいの?



食中毒予防の基本は手洗い,調理器具の消毒等の衛生管理です。

 ・ 調理前や調理中,食事の前,トイレの後など,流水と石けんで念入りに手を洗いましょう。
 ・ 包丁,まな板,ふきんなどの調理器具は,使用の度に洗浄と消毒,乾燥を行い
  常に清潔に保ちましょう。
 ・ 調理器具は食材別,加熱・非加熱食品別に使い分けましょう。
 ・ 消毒は,熱湯(85℃以上)で1分間以上加熱するか,次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度
  200ppm)で浸すように拭きましょう。
   (ノロウイルスにはアルコールは効果がありません)
 ・ 食品は中心部までしっかりと加熱しましょう。ノロウイルスは比較的熱に弱く,
  十分に加熱すれば死滅します。
 ・ 下痢や嘔吐などの症状があるときには,食品を直接取り扱う作業は控えるようにしましょう。


   ※ 市販の家庭用塩素系漂白剤は,塩素濃度 5 % です。
      水 1 リットルに対し 4 ml の割合で希釈すると 0.02 % (= 200ppm)になります。
      (参考 : ペットボトルのキャップ1杯は約 5 ml )








食中毒の予防三原則,「つけない・増やさない・やっつける」を徹底しましょう。!



[参考]
ノロウイルスに関するQ&A(PDF)【厚生労働省HP】


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クドア

ここではクドアによる食中毒について解説します。

クドア食中毒とは?

近年,食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢が起こるが,軽症で終わる原因不明の有症事例が散見されています。そのような事例において,有症者が生鮮魚介類,特にヒラメを喫食している場合が多いことが確認されました。ヒラメについて詳しく調べたところKudoa septempunctata(以下「クドア」と称します。)と呼ばれる寄生虫がいることが確認され,前述の原因不明食中毒の原因の一つとして,現在調査・研究が進められているところです。

クドア寄生虫とはどのようなものですか?

クドアは,ヒラメの筋肉に生息する寄生虫です。その生態は,よく判っていませんが,多毛類(ゴカイ)と魚類との間をいったりきたりして各々に寄生しているといわれています。しかし,ヒトなどのほ乳類には寄生しないということです。

クドアが寄生した食品を食べるとどんな症状がでますか?

クドアが寄生したヒラメの刺身を食べた後,数時間程度(4〜8時間程度)で一過性の嘔吐や下痢を示し,軽症で終わった事例が報告されています。事例が少ないことから,現時点で,どのくらいの量を食べると症状を示すかは明らかになっていません。

すべてのヒラメが感染しているのですか?

調査段階ではありますが,特定の条件下で飼育(養殖)されたヒラメに感染していることが確認されており,天然では感染する可能性は低いと考えられています。

また,クドアは一定の条件で加熱又は凍結することにより,病原性を示さなくなることが確認されており,喫食前に一度加熱又は凍結することで,有症事例は防止できると考えられます。




クドア・セプテンプンクタータ


平成23年4月25日

厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課

資料2−1「生食用生鮮食品を共通食とする病因物質

不明有症事例を巡る経緯」より抜粋




[参考]
「生食用生鮮食品による原因不明有症事例への対応について」(PDF) 【厚生労働省HP】
「ヒラメを介したクドアの一種による食中毒Q&A」【農林水産省HP】


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