旭山にゅーす・ぶろぐ

【しいくのぶろぐ】一覧

このページでは「しいくのぶろぐ」の記事のみを掲載しています。

「しいくのぶろぐ」飼育展示スタッフによる日々の出来事や想いなどを綴ったブログです。

2018年9月のしいくのぶろぐの記事

青草から乾草になりました!

 だんだん気温も下がってきて、季節もあきに近づいてきましたね。
 こども牧場では、動物に与える草が青草から乾草に変わりました。
 動物にとっては乾草よりも青草の方がおいしいみたいで、急に青草がなくなると「乾草はいらない」と草を食べなくなってしまう動物もいるので、乾草と青草を混ぜて徐々に青草の量を減らしていきます。
 最初は全然乾草を食べてくれないのですが、今ではムシャムシャと乾草を食べてくれています。冬に備えてたっぷり栄養を!

ヤギ

乾草を食べるヤギ

こども牧場担当:増谷拓哉

【どうぶつたちは元気です!】


 この度の地震で被災された皆様、特に厚真町をはじめ被害の大きかった道南方面にお住いの皆様に心よりお見舞い申し上げます。


 旭山動物園では、結果的に動物にも施設にもほとんど被害はありませんでした。
 ただ、9月6日早朝から7日早朝までの約24時間は停電し、6日は臨時閉園となりました。
 どうしても電源が必要な機器はエンジン発電機に繋いでしのぎました。餌を保管する大型冷凍庫の電源は切れたままでしたが、なんとか24時間は持ってくれました。
 混乱する職員たちをよそに、動物たちは来園者の居ない動物園でのんびり過ごしているように見えました。
 勤務後に帰宅しても自宅は真っ暗、懐中電灯で一夜を過ごしました。
 街灯も信号も消えた夜、星空だけはとても綺麗でした。

 結果的には約一日の停電でしたが、当初は「一週間続く可能性も」という報道もあり、不安な夜を過ごしました。
 自分を含めた現代人がいかに電気に依存しているかを思い知らされました。
 動物園は7日から開園していますが、照明の使用を減らしたり、節電での営業となっています。


 今もインフラが復旧せず不安な日々を過ごされている方の中には、動物園が営業再開していることに複雑な思いを抱く方もおられるかもしれません。
 言い訳になるかもしれませんが、せっかくの北海道旅行中に停電に巻き込まれた旅行者の方々に、7日から開園することで動物園を楽しんでいただくことができました。
 動物園は日々の生活に絶対必要な施設ではないかもしれません。でも今大事なことは、動物園の社会的役割を果たすことなのではないでしょうか。
 動物の魅力、北海道の魅力を発信することで、北海道のみなさんに元気を伝えられたら嬉しく思います。

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 12日は秋晴れ、鮮やかな飛行機雲が見えました。
 秋の旭山動物園、みなさんぜひお越しください!


(もうじゅう館担当:大西 敏文)

【コノハズク巣立ちしています!】

 皆さんこんにちは。

 9月に入りすっかり秋めいてきて、もう冬が近いと考えると悲しくなるミカンの国出身、フクロウお世話係です。

 さて、そんな時期ではございますが、コノハズクが巣立ちしました。

 今年のコノハズク、実は有精卵がたくさんありましたが、残念ながら孵化までいたらず、今年はだめかなと思っていたところ、最後に温めていた卵から8/16に1羽、8/23にもう1羽孵化を確認し、その後順調に成長、それぞれ8/30と9/5に巣立ちしました。

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<ヒナ2羽>

 2羽の孵化日に差があるため現在でも写真のように大きさに違いがでており、先に巣立ちした方は既に羽角も分かるようになってきています。彼らの成長は早いので、今のほわほわした姿はすぐに見られなくなってしまいます。今しかみられないほっこりした彼らの姿を観察しに来てくださいね。

 ヒナ2羽の動画もアップしましたのでご覧ください!コチラ↓

コノハズクのヒナの動き www.youtube.com/watch(新しいウインドウが開きます)


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<換羽中のオオコノハズク>


 ついでに、親たちやオオコノハズクは渡りのための衣替え(換羽)でみすぼらしい姿になっています。こちらはこの時期の風物詩なので、フクロウたちで秋を感じたい方、是非是非見に来てください。

 では、またね~。

(副園長・獣医師・フクロウ担当:池谷 優子)

【クマタカの雛の巣立ち】

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<手前が雛、奥が親。>

 以前、こちらのブログでもお伝えしていましたが、5月22日に北海道産動物舎で孵化したクマタカの雛が無事に巣立っています。

 旧猛禽舎(現在のクジャク舎)では自然繁殖に成功していましたが、現在飼育している北海道産動物舎に移動してからはなかなかうまくいかず、4年ぶりの自然繁殖となります。

 途中、巣立ちにはまだ早い時期に巣から落下するというハプニングもありましたが、それを乗り越え無事に巣立ちを迎えてくれて感慨もひとしおです。現在はまだ北海道産動物舎で親と一緒に展示していますので幼鳥特有のブルーグレーの美しい虹彩を是非観察していただけたらと思います。

(ホッキョクグマ・ワシタカ担当 大内 章広