初めての冬

最終更新日 2023年3月1日

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初めての冬

 飼育員としての初めての冬があと一ヶ月ほどで終わろうとしています。冬を経験してまず思うのが、除雪大変だった!です。

 冬は、キリンたちが歩きやすいように放飼場内の足場(コース)作りが最も大事になってくるのですが、展示スペースがなかなかに広いため、そこそこ時間がかかります。雪が降った際には写真のように足場作りをしています。

before

before

after

after 乾草や砂等をまくことで滑りにくくなるようにしています


 しかし、雪が降らなく暖かい日が続いた際は、足場がツルツルで滑りやすくなってしまいキリンたちにとって危険な状態になります。雪が降る日が続くと除雪かぁ・・・あんまり降らない日が続くと早く降ってほしいなぁ・・・と矛盾した気持ちになることもしばしばありました。いつも以上に天気予報に敏感になりました。


 さて、最近のキリンたちの様子ですが、毎朝、放飼場に出てくるとワイヤー越しに頭をこすり合わせます。多いときには30分以上続きます。昼頃にもお互いにワイヤー付近まで近づいてこすり合わせていることもあるので、見たことがある!という方も多いのではないかと思います。ゲンキから寄っていくこともあれば、あさひから寄ることもあります。

こんな感じ

こんな感じで頭をこすり合わせます。


 また、雪国の動物園ならではの光景としてキリンたち(特にゲンキ)が雪を食べている様子を見ることができます。そんなに食べるのかと思うほど、熱心に食べていることもあります。

雪を食べる

雪を食べるゲンキ


 冬はまだ来たことないよという方もぜひ一度足を運んでもらえれば、新たな発見があるかもしれません。

きりん舎担当 土井 尚哉