【ゴマフアザラシの体を知ろう!】
いきなりですが、みなさんはアザラシの体をじっくり観察したことはありますか?
正直泳いでいたり、水中にいることが多いのでじっくり観察することはちょっと難しい生き物かもしれません。
ですが多くの方にアザラシについて知ってもらいたいと思うのが飼育担当だと思うので、私がブログ担当の時は普段見ることが難しい体の部位や、あまり知られていないアザラシのことを紹介していこうと思います!
さて今回は1番みなさんが観察しにくい場所だと思う「口の中」を紹介します!
まずはゴマフアザラシの麦に協力してもらって撮影した口の中をみてください!
どうですか?
私たちとちょっと違うところがいくつかあったのではないでしょうか?
全部話しているとすごく長くなってしまうので今回は2つに絞って簡単にですが話していきます。
1つ目は歯の形が違います。
私たち人間は前歯で物を噛みちぎったり、奥歯ですり潰したりしますよね?
アザラシは犬歯という尖った歯で魚を捕まえてすり潰すことなく丸呑みで食べていきます。
そのため人のようなすり潰す形の歯がないんです!
2つ目の違いは舌の形です。
写真をみてもらえると分かると思いますが、先が少し割れています。これは魚を丸呑みにする時に喉奥へ魚を入れていく時の支えのように使うそうです。
ちなみに丸呑みで食べるので味覚がほとんど発達していません。そのため私たちが食べて美味しいホッケも残念ながら味が分からないんです…
今回は簡単にでしたがアザラシの口の中の紹介をさせていただきました。
第2弾があれば違う体の場所を紹介しようと思うのでお楽しみに!!
最後に気持ちよさそうに寝ているアザラシを載せておきます。
(あざらし館担当:大村 凌也)