ぺんぎん館での3ヶ月

最終更新日 2022年7月20日

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ぺんぎん館での3ヶ月

 はじめまして。4月からペンギン担当として勤務しております、川勝と申します。

 大阪出身で、3月までは一般企業で経理の仕事をしておりました。小さい頃から動物が好きで、学生時代に動物の生態や環境について学んでいたこともあり、飼育員として採用いただきました。飼育員となり3ヶ月が経ち少しずつ業務にも慣れてきましたが、日々生き物と接することの責任を感じております。今回は3ヶ月間ペンギンを担当して、感じたことをお話したいと思います。

 まず、衝撃を受けたのは、エサの時間(もぐもぐタイム)でのペンギンの個性の強さです。ペンギンたちはよく人を見ており、3か月経った現在でも私からエサを食べないペンギンもいます。どうしたら食べてくれるだろう?と食べ方やタイミングなど、飼育している46羽それぞれの個性を見極めてエサをあげることができるよう、歩み寄っていきたいと思っています。

 現在の私の課題は潜水作業です。1ヶ月に数回、ぺんぎん館のプールを掃除します。具体的には水中で体勢を維持しながらガラス面を擦ったり、掃除機をかけたりします。潜水作業を行うには潜水士という国家資格が必要で、この資格は学生時代に取得していました。また、趣味で海でのダイビング経験は有りました。しかし水中で作業を行った事はなかったため、プール内で浮いたり沈んだりしてしまい、まだまだ練習中です。早く先輩方のように潜れるよう慣れていきたいと思います。

 さて、先日もブログにてお伝えしましたが、6月17日にキングペンギンのヒナがふ化しました。毎日大きな声で鳴き、元気に育っております。体重は1ヶ月で10倍以上になり、成長が早いなと感じました。是非足を運んでいただき観察いただければと思います。

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ふ化当日のヒナ。体重は200gほどでした。

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 7/17(30日令)のヒナ。体重は2,640gになりました。毎日体重を測っています。

 まだまだ未熟な点が多くありますが、日々変化するペンギンたちの魅力を伝えられるようになりたいと思っております。また、私自身お客様との会話から気付きを沢山いただいております。ぺんぎん館で見かけた際は是非話しかけてください!

(ぺんぎん館担当:川勝 優衣)