マガモ・カルガモのヒナが孵りました

最終更新日 2022年6月7日

ページID 075431

印刷

マガモ・カルガモのヒナが孵りました

 5月30日ととりの村で3羽のマガモのヒナが孵りました。

 翌日からも次々と卵が孵り、ととりの村の大池はまるでカモの幼稚園のようです。

 1

眠るカルガモのヒナ

 4月末に鳥たちを外放飼場に出し、すぐにメスたちが卵を産み始めました。

 それからヒナが孵るまで、何度もカモたちの巣にヘビが入り、捕まえてはととりの村の外に放していたので、無事ヒナが泳いでいる姿を見たときは嬉しかったです。

2

泳ぎ回るヒナたち

 ヘビやネズミ、時にはカラスなどの天敵から親鳥に守られながら、よく食べよく泳ぎ、秋になる頃には親鳥と同じくらいの大きさになって、鳴き声もピーピーからグエーグエーと変わり、成長していくヒナたちのを見るのは感慨深いです。

野生では、キツネなど他にも外敵が多いカモたち。

厳しい自然界で親鳥は外敵の目につかない場所を探し、巣材を集め、自分の羽を抜いたりして巣を作り、たくさんの卵を産みます。

たまに巣材をかぶせて卵を隠し、餌を探しに行ったり水を飲みに行ったりしながら、雨の日も風が強い日も卵を温めます。カラスが近づいて来た時には卵を守るために羽で叩いて戦うこともあります。

3

卵を抱くマガモ

母鳥たちが産み大切に大切に温める卵の中には、孵るとすぐに自力で泳ぎ、餌を探し回ることができるたくましい生命力が詰まっています。

ととりの村のヒナたちも少しずつ大きくなっています。

これから半年間、その成長を見守っていきたいと思います。

4

カルガモのヒナ

(ととりの村・シンリンオオカミ担当 原田 佳)