【もうじゅう館の近況】

最終更新日 2022年2月4日

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【もうじゅう館の近況】

 なかなかもうじゅう館全体のことをお伝えする機会もないので、今回は近況をお伝えしようと思います。


 まず、1月中旬にユキヒョウのジーマが繁殖のために引越しをしました。それまで一緒に生活していた娘であるユーリはジーマがいない環境にまだ戸惑っているようですが、徐々に今の状況に慣れてもらい、ゆくゆくはジーマのように立派な母親になってもらえればと思っています。


 昨年新しく仲間入りしたライオンのイオ。今のユーリのように新しい環境に戸惑いを隠せない様子でしたが、今ではすっかり慣れてくれたようで、雪が降り積もる放飼場に出て遊んだりしています。寒さには強くはないので、外に出てる時間はまだ短いですがたくましくなっています。


 アムールトラは、あっという間に大きくなった3頭の仔が今の悩みのタネで、もう親から独立させてそれぞれ単独で分けてやりたいのですが、部屋数や放飼場の関係から父、息子2、母と娘の3グループで展示しています。これがなかなか大変で両親を合わせて5頭のトラをどうやって部屋を入れ替えたり順番に放飼場に出してあげられるか?という点に苦労しています。


 ヒグマのとんこはもうじゅう館での生活も残りわずかとなってきました。新施設では土の地面や小川があったりするようなので今まで出来なかった新しい行動を見せてくれると思います。「えぞひぐま館」での活躍を期待しています。


 そして最後にアムールヒョウ。メスのみらいはアムールヒョウの個体数がとても少ないこともあり、繁殖相手が現れるのを待っているような状況です。そして昨年からバックヤードに移動したキン。まだまだ元気はありますが、やはり股関節は徐々に思うように動かなくなってきているようで、後肢を引きずることが当初よりも増えてきました。なるべくキンの思うように過ごして欲しいので放飼場と寝室は開放したままで自由に行き来できるようにしていますが、寒さのためか最近はすぐに寝室に戻りたがっています。

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 また機会をみて近況をお伝えしていければと思います。

(もうじゅう館担当:大内 章宏)