【春よ!】
皆さんこんにちは。
今年の冬は大変雪が多かったと思っているミカンの国出身者です。
そして、やっと、やっと春の気配を感じる日々がやってきました。
私もさすがに6年も北海道で生活していると0度を超えてくると暖かいとか言う言葉が出てくる様になってきましたが、その上プラス一桁台の気温が続くと春だ春だと騒ぐようになってしまいました。ミカンの国に住んでいた時にはあり得ない言葉です。でも、ほんとーに春なんですよね、雪国の皆さん。
気温が上がってきて春の気配を感じますが、そこではっきりした証拠はないかと園内を探し歩いてみたので、見つけた物をあげてみます。
その1「根開き(ねあき)」。これは春の季語らしく、木の根元の雪が先に溶けて地面がまるく見える現象のことです。
たくさんの根開き
なぜ起こるかを調べてみると、木は春先に活発に地下水を吸い上げる様になるのですが、その地下水は周りより暖かいため、吸った木の根元も暖かくなり先に雪が溶けて地面が見える様になること、もう一つの理由は木と雪の太陽光の反射率の違い(木は黒いのでより太陽光を吸収して温かくなる)によって周りの雪が溶けるとのことでした。
その2「フキノトウ」。 ド定番ですが雪解けの地面から覗いていました。
緑っていいね
満開の花々も恋しいですが、雪が溶けたところに緑が見られるようになるのはとてもうれしいですね。
その3 「トビ」。ミカンの国にすんでいた時は年中みられる鳥でしたが、旭山だと真冬にはほぼいなくなり3月からまた頻繁にみられる鳥なので、トビを見るとああ春が来るんだと感じるようになりました。
今年は旭山はまだまだ雪が残っていますし、春だ春だと騒いでみてもまだまだダウンのコートは手放せませんが、あとちょっと、頑張ります!。
(副園長:池谷 優子)