あざらし館の鳥たち

最終更新日 2018年11月17日

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あざらし館の鳥たち

 あざらし館では、ゴマフアザラシと一緒に、オオセグロカモメ1羽とオジロワシ2羽を飼育しています。もともとメスのオジロワシはいたのですが、夏からオスも一緒に同居を始めました。

 始めの頃はお互い離れた場所にいることが多かったのですが、最近では同じ止まり木にいることもみられます。こまま繁殖行動も見ることができればといいなーと少し期待しています。

 この3羽の鳥たち。よく「飛んでいかないの??」と聞かれるのですが、昔、なんらかの事故にあってしまい、ケガをしているところを保護されてきた鳥たちなので、片方の翼がなかったりで、もう二度と空を飛ぶことができません。

 人との距離が近い野生動物は、どうしても人の活動の影響を受けやすく、車、列車、飛行機、風力発電所等の衝突など、事故に巻き込まれることが多くみられます。

 人が便利に暮らしていく一方で、傷ついてしまう野生動物がいることを、この飛べない鳥たちから感じとっていただけたらと思います。

オジロワシ

同居したオジロワシ

あざらし館担当:杉村尚美