【イベリアトゲイモリの卵が孵化しました】

最終更新日 2018年5月10日

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【イベリアトゲイモリの卵が孵化しました】

 

 突然ですが、イベリアトゲイモリの卵が孵化しました。

・・・
 といっても、皆さん「ん?あぁそう。」って感じだと思います。
 現在は幼生(カエルでいうオタマジャクシ)となり、裏の水槽を泳ぎ回っています。
イモリ1

<イベリアトゲイモリの幼生>

 大半は、卵・幼生のときに成体(大人)に食べられてしまうため、卵を発見するたびに、回収をして裏の水槽で成長を見守ってきました。

 皆さんの前に展示されるのは、大人になってからなので、成長の過程を見れる機会はほぼありません。
 しかし、イモリはカエルやサンショウウオとは異なり、卵を卵塊として産まず、
イモリ2

<カエルの卵塊>
 この一粒一粒をバラバラに水草に産みつけるため、全ては回収しきれません。

 卵の状態で回収しきれなかったもので、上手いこと成体から逃げ延びている個体は、展示用水槽の中でひっそりと泳いでいます。


 じっくりと【あばら骨を皮膚から突き出して防御をするイベリアトゲイモリ】の幼生を探してみてください。
 ほら、気になったでしょ?
(両生類は虫類舎・あざらし館・アフリカのゲテモノたち・飼料担当 鈴木達也)