【ご利益】
アムールヒョウのツインズ、みなさんもうご覧いただけましたか?
冬期は寝室へのシュートを開放し、出入り自由としています。
寝室に入っている時は、残念ながら来園者のみなさんにはご覧いただけませんが、なにぶんまだ生後三か月過ぎですのでご了承ください。
AM1回、PM1回ぐらいは外に出て遊んでいるようです。特に3:00~3:30の閉園間際に活動してることが多いかな?狙い目です。
11月上旬の閉園期間。わずか1週間の慌ただしい中でしたが、アムールヒョウ放飼場にひと工夫くわえてみました!
アムールヒョウ用「丸太のテラス」です。
放飼場はすり鉢状なので、中から見ると高さ3mほどあります。支柱になっている左右の木は、園内(は虫舎ウラ)に生えていたミズナラです。
園内の木を伐採したものを、丸太として再利用したのです。生木なのでめっちゃ重かった!飼育係の男手が総出でワッショイワッショイ、「御柱祭り」のように立ててもらいました。
来園者の目線で見ると高さ2mほど、テラスにヒョウが登ると目線より少し上になるように計算して作りました。
すり鉢状の放飼場の地面にヒョウがいる時は前列のお客さんしか見ることができませんが、このテラスにヒョウが登れば後ろのお客さんも見ることができる、というわけです。
職員みんなの協力も得て作ったテラス、母子を外に出してみるとさっそく登ってくれました。
「ヒョウが気に入ってくれたらいいな」と想像しながら作ったテラスに、動物を出した初日から完璧に意図通りヒョウが登った時ほどうれしいものはない。
まさしく「御柱祭り」のご利益でしょうか!?
今はあどけないツインズも、あっという間に成長します。今この瞬間のツインズの様子、みなさんお見逃しなく!
(もうじゅう館担当:大西 敏文)