【まもろうPROJECT ユキヒョウ】
少し前ですが、6月16日に京都大学と東京都市大学の研究者の方々と協力して、ユキヒョウの子の体長測定を行いました。
モンゴルやインドのユキヒョウ生息地に直接赴き、ユキヒョウ保全のための調査をされている方々です。
この時で59日齢。まだ展示訓練中の時期です。
保定するときはいっちょ前にガウガウうなっていますが、首を持ってしまえば「運搬の硬直」といわれる無抵抗な状態になります。
そんな動画はコチラ → <ユキヒョウの子・59日齢の保定>
動画の最期に見切れてるのは・・・坂東園長!?(笑)
体長から胸囲や足幅まで16項目の計測。
耳の長さや・・・
足の長さまで計測されちゃいました。
動物園のユキヒョウのデータを採ることで、野生のユキヒョウの子を目撃した時におおよその日齢を推定する、という目的だそうです。
旭山で生まれたユキヒョウの子が、野生のユキヒョウを保全する何らかのお役に立てるかもしれない、というわけですね。
もうじゅう館・ユキヒョウ舎の横に、研究者の方々が取り組んでおられる「まもろうユキヒョウPROJECT」についての展示看板を貼りました!
QRコードを携帯で読み取れば、野生のユキヒョウを捉えた画像もご覧いただけますよ。
ユキヒョウの子が公開され、はやくも来園者の人気者になっています!大変うれしいことです。
でもそんなユキヒョウが、野生下では人との関わりの中で絶滅の危機に追いやられている。
その事実にまで思いを馳せてくださっている方は、意外と少ないのではないでしょうか。
動物園のユキヒョウの魅力から、野生のユキヒョウを保全する大切さを感じていただければうれしく思います。
もうじゅう館担当:大西敏文