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2019年4月のすべての記事
2019年4月29日 | 図書館ぶろぐ
「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!
2019年の夏期開園がスタート。
「動物園だより」最新号は恒例のクロスワードです!
(脚も長くて、首も長いフラミンゴ。ピンク色の羽の裏側は黒いんですね!)
夏期開園がスタートしました。
緑も少なく、桜も開花していませんが、少しずつ色のあるものが増えてきました。
先日、開園前の4月25日には、野草園でカタクリの花が咲いていました。
リニューアルオープンした「フラミンゴ舎」ではピンクやオレンジ色の色鮮やかなフラミンゴが翼を広げています。
「フラミンゴ舎」内にはベンチがあるので、ゆっくり観察してみてくださいね。
さて、先日、新しい「動物園だより」と「どうぶつえんみにだより」を発行しました。
「動物園だより」では、年に一度のクロスワードパズルです。
旭山動物園や動物に関する問題で、旭山動物園に関する答えになっていますので、
ぜひ、みなさん挑戦してみてください。
クロスワードの答えをはがきに貼って応募していただくと、抽選で賞品が当たりますよ。
「どうぶつえんみにだより」は、「フラミンゴ舎」のリニューアルオープンを記念して、
鳥の「くちばし」に注目してみました。食べるものによって「くちばし」の形や使い方が違います。
フラミンゴだけでなく、園内の鳥を観察するときにも参考にしてみてくださいね。
動物図書館では今年度も、引き続き、旭山動物園の動物たちのニュースやイベント情報など、
動物たちの魅力を発信していきます。よろしくお願いいたします。
投稿者:動物図書館 北川裕美子
旭山動物園だより258号
内容: クロスワードに挑戦!
「旭山動物園だより」はこちらからダウンロードできます(新しいウインドウが開きます)
あさひやまどうぶつえんみにだより91号
内容:「くちばし」
「あさひやどうぶつえんみにだより」はこちらのページからダウンロードできます。(新しいウインドウが開きます)
「旭山動物園だより」「あさひやどうぶつえんみにだより」のバックナンバーはこちら(「資料・統計」のページへ)
2019年4月27日 | しいくのぶろぐ
モユク☆カムイ100号が完成しました!
モユク☆カムイ100号が完成しました!
「モユク☆カムイ100号」が完成しました。
今回の表紙は、第1号でも描かれていた「エゾタヌキ」となります。
全ページフルカラーで、ページ数も倍増しています。
第1号発刊から38年、飼育展示スタッフが受け継ぎながら完成した記念の100号となります。
ぜひ、動物園にお越しの際は、手にとってご覧いただければと思います。
モユク☆カムイ100号へのリンクはこちら
もくじ
1・寄稿 モユク・カムイ100号にあたって
2・ぼくは動物大使 その61 アイヌ語ではモユク・カムイ~エゾタヌキ~
3・表紙で振り返るモユクカムイ 1~100号までの道のり
4・モユク・カムイの今・昔
5・2019みどころマップ
6・モユクカムイ100号によせて
7・主なできごと・飼育動物数
8・編集後記
入手方法
モユク☆カムイは、動物園東門管理事務所、園内サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場で入手することが出来ます。また、郵送での取扱いも行っています。詳しくは旭山動物園までお問い合わせください。
モユクカムイについての詳細はこちら
2019年4月26日 | お知らせ
VRあさひやまどうぶつえん
「VRあさひやまどうぶつえん」の公開開始について
旭山動物園では平成29年5月より「VRあさひやまどうぶつえん」の公開を開始しました。
広く国内外の皆さまがリアリティのある映像を通じて旭山動物園を体験していただく事で、園内を散策される際のシュミレーションをしていただいたり、文字だけではわからない事をご確認いただけるようになりました。
ご来園の際に回る園内のルートを決めるのに役立てていただいたり、クリックすると動物舎の写真や情報が見られる園内マップが付いているなど、SNSとも連結しており、多様なニーズに合わせてご利用いただける便利な機能が沢山ついていますのでぜひご活用ください。
※現在休止中です。
「VRあさひやまどうぶつえん」の視聴について
下記の「VRを視聴する」というバナーをクリックするとVRをご覧いただけます。
「VRあさひやまどうぶつえん」の利用画面について
園内マップ
VRを開いたときに園内マップがVR画面の右上に小さく表示されますので、クリックすると大きなマップが表示されます。
マップの「どうぶつ舎」をクリックすると移動することができます。
展示動物
展示施設の動物近くでは「どうぶつの解説」、一部の動物では「どうぶつの動画」を見ることができます。
上記のようなアイコンが目印になっていますので、クリックしてご覧ください。
2019年4月26日 | しいくにゅーす
こども牧場の手洗い場での新しい取り組みが期間限定で始まります
2019年4月25日 | お知らせ
2019年5月の壁紙カレンダーができました
2019年5月の壁紙カレンダーができました
5月のWEBカレンダーの動物はホッキョクグマです。
5月のWEBカレンダーの動物はホッキョクグマです。
春はホッキョクグマの繁殖の季節です。現在、イワン(オス)とピリカ(メス)のペアリングを行っており、繁殖活動により新たな命が生まれることを期待しています。
右に写る桜はエゾヤマザクラです。旭山動物園がある旭川市では、例年5月初旬に見頃を迎えますが、園内にもさる山やキリン舎、ホッキョクグマ館の周辺にエゾヤマザクラを植えており、ゴールデンウィークの頃には園内が薄桃色に色づき、いつもと少し違う雰囲気になります。
春を感じながら、動物たちをご覧ください。
WEBカレンダーのダウンロードはこちら
お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
カレンダー1905_1280x1024(画像形式(JPG) 674キロバイト)
カレンダー1905_1366x768(画像形式(JPG) 562キロバイト)
カレンダー1905_1920x1080(画像形式(JPG) 1,000キロバイト)
カレンダー1905_1920x1200(画像形式(JPG) 1,103キロバイト)
カレンダー1905_2560x1440(画像形式(JPG) 1,639キロバイト)
カレンダー1905_iphone(画像形式(JPG) 546キロバイト)
過去の壁紙カレンダー
過去のカレンダー |
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2019年4月分(ゴマフアザラシ) |
2019年3月分(ライオン) |
2019年2月分(シンリンオオカミ) |
2018年4月分(チンパンジー) |
2018年3月分(キングペンギン) |
2018年2月分(ホッキョクギツネ) |
2018年1月分(シンリンオオカミ) |
2019年4月20日 | しいくのぶろぐ
【アザラシの赤ちゃんの愛称が決まりました】
【アザラシの赤ちゃんの愛称が決まりました】
2019年3月24日(ぽちゃ丸の仔♀)と3月28日(まめの仔♀)に誕生したアザラシ。
まめの仔は産まれたときから体が小さく、授乳は確認できているもののなかなか体が大きくなりませんでした。
野生のアザラシも生まれて2、3週間ほどから魚を食べ始めるということで、途中からはお母さんが与えるお乳とは別にホッケも与えていました。
魚を与えて始めてからは、ぐんぐん体重も増えていき、今では1日に13匹ものホッケを食べています。
2頭とも換毛しており、ぽちゃ丸の仔はすっかり真っ白ゴマちゃんから、ゴマフアザラシになりました。
(1)ぽちゃ仔換毛前
(2)ぽちゃ仔換毛後
さて、そんなゴマフアザラシの仔ですが、愛称が決まりました。
ぽちゃ丸の仔は『だいず』
まめの仔『あずき』
おととしに産まれた「まくろ」と「ましろ」のように対になっている名前の方が覚えやすいので、そうしようと決めていました。
先に名前が決まったのは、『あずき』の方で、「まめ」の仔であることと、体が極端に小さかったことから、小さい豆(まめ)の仔で『小豆(あずき)』。
そこからは「あずき」が小さいから、大きいぽちゃ丸の仔は『大豆(だいず)』に決定しました。ぽちゃ丸の仔なので、豆は一切関係ないのですけどね。
開園まであと一週間。
ぜひ、『あずき』と『だいず』がいるあざらし館に足を運んでみてください。
(小獣舎・両生類は虫類舎・ゲテモノ担当:鈴木 達也)
2019年4月14日 | 園長(ゲンちゃん)日記
ゲンちゃん日記・平成31年4月「オランウータンのリアンの死」
ゲンちゃん日記・平成31年4月「オランウータンのリアンの死」
(写真:次女のモカを抱くリアン、3月6日死亡)
様々なことが新たに動き出す新年度を迎えました。想定もしなかったことが起きた昨年度、今年度はどのような年になるのでしょう。
ゴンタ、マリ、旭姫、釧太郎、モモ、そしてリアン。現在のオランウータン舎で命を終えたヒト科の動物たちです。皆さんの心の中にいるのはどの個体でしょうか?ニシローランドゴリラのゴンタはエキノコックス症に感染し死亡しました。寄生虫が脳に転移していわゆる脳梗塞様の発作を繰り返しました。ゴンタと長年共に暮らしていたマリはゴンタが死亡した翌年突然死しました。明確な死因は究明できませんでした。ゴンタとマリは雌雄の関係になることはなく、子を残すことはできませんでした。
ゴリラがいなくなった獣舎で新たにオランウータンの飼育を始めました。釧路から釧太郎そしてインドネシアから旭姫が来園し繁殖に向けた体制が整いましたが、旭姫が死亡しました。そして台湾からリアンの来園。すると今度は釧太郎が死亡しました。リアン順調に成長し平成13年に空中散歩と呼ばれるようになった新施設での主役となりました。その翌年ジャックが来園し次の年に長女モモが誕生しました。リアンは出産時育児を放棄しましたが、飼育員がリアンの乳首に子供を吸い付かせる介添え保育をすることで、見事母親になりました。モモ誕生の四年後長男モリトの誕生、最初から育児ができました。モモはまだまだ子供でしたが弟モリトの面倒を見て母リアンの育児のサポートをしていました。何もかもが順調に思えた矢先にモモが事故死。モリト誕生から8年後に次女のモカの誕生。大人になると単独で生活をするオランウータン。最近ではリアンとモカ、ジャックそしてモリトが寝室でも放飼場でも別々に暮らしていました。
3月6日リアンの死は突然でした。解剖時所見ではくも膜下出血を認めました。
モカはまだ数年は母親と共に過ごす年齢ですが比較的精神的な親離れが早く、母親の顔色をうかがうことなくグイグイと自分のペースで行動する傾向が強い個体と言うこともあってか、現在はリアンの死で大きく体調を崩すこともなく毎日を過ごしています。ただしオランウータンとして生きていく上で、例えば出産育児、オスとの間の取り方など、まだまだリアンから学ばなければいけないことは多くあったはずで、今後様々なケアをしながら成長を見守っていかなければいけません。
それぞれの獣舎で数え切れない誕生と別れを積み重ねています。
一つでも悔いを減らせるよう日々を大切にしなさいと改めてリアンに教えられました。
旭山動物園 園長 坂東 元
2019年4月13日 | しいくにゅーす
レッサーパンダの「栃」の死亡について
レッサーパンダの「栃」の死亡について
2019年4月5日にレッサーパンダの「栃(とち)」が死亡しました。
レッサーパンダの「栃」はレッサーパンダ舎にて飼育していましたが、2018~19年の冬期間に数回食欲が低下するなど、年齢による衰えが見られていました。「栃」の体調を見ながら短時間の屋外展示にするなどして飼育していましたが、4月3日より食欲がなくなり、4月5日の朝に死亡を確認しました。
解剖の結果、腹水の貯留と心臓の拡張を認め、心不全(老衰)と診断しました。
「栃」は2001年7月24日広島県安佐動物公園生まれのメスで、2012年3月に山口県徳山動物園から当園で飼育していたオスの「ノノ」との繁殖のためにブリーディングローン(繁殖のための動物の貸し借り)で来園しました。その後、2013年と2014年にそれぞれメス1頭の出産子育てに成功していました(2頭はその後他の園に引っ越しています)。
2015年以降は高齢となったため繁殖は引退し、ペア相手の「ノノ」と暮らしていましたが、2017年に「ノノ」が死亡してからは、他の若い個体とは同居させずに1頭で飼育していました。
レッサーパンダの飼育下での寿命は15~16歳程度であり、「栃」は11歳とやや高齢の時に来園しましたが、当園での繁殖にも成功してくれ、国内の血統維持管理の点でも貢献してくれた個体でした。
当園で飼育しているレッサーパンダはこれでオス3頭、メス5頭の8頭になっています。
2019年4月4日 | しいくのぶろぐ
【アザラシの子育て】
【アザラシの子育て】
3月24日と3月28日にゴマフアザラシが出産しました。
24日に出産したのが「ぽちゃ丸」、28日に出産したのが「まめ」です。
一昨年にもそれぞれ出産しており、ぽちゃ丸の仔(まくろ)は自然哺育で、まめの仔(ましろ)は育児放棄したため人工哺育を行いました。※自然哺育…親が直接育てること
今年は2頭とも自然哺育で育てており、子育ての様子を直接見ることができます。
●画像1「授乳」
まめに関しては、一度も自然哺育を行ったことがなく、今年も人工哺育になるのかなと正直思っていました。しかし、出産直後の映像で、においの確認をしたあとも仔のそばを離れることもなく、3時間後には授乳も確認できました。
他のアザラシがむやみに仔に近づくと追い払ったり、母親として仔をしっかり見ているようです。
今年から突然に授乳したり、他のアザラシ同士の喧嘩が始まったらすぐに仔のもとに飛んで行ったりと、誰に教わったわけでもないのに動物の本能とはすごいものだなぁとしみじみと感じさせられています。
●画像2「まめ仔」
2004年にあざらし館がオープンして以来、複数頭が同時に自然哺育を行うのは初だそうで、子育ての仕方の違いもタイムリーに見ることができています。
保護色として真っ白な毛で氷と同化している仔を目立たせないためにも、ゴマ模様の母親は水の中から仔を見守るのが一般的なゴマフアザラシの子育て方法なのですが、まめの方がアザラシらしい子育てをしており、ぽちゃ丸はずっとベッタリで少し過保護なのかなと感じることもあります。
それでも水中から陸に上がるときは下から仔を押し上げる様子も見れたり、まだまだこんな行動するのかという発見が尽きません。
●画像3「足場になるぽちゃ」
ゴマフアザラシは3月から4月の間に出産し、産まれたときは真っ白な毛をしています。子育ての期間はたった2~3週間程度で、それが終わるころには、体の毛も立派なゴマ模様に変わってしまいます。
●画像4「ぽちゃ仔」
●画像5「まめ仔」
旭山動物園は春に閉園期間があるので、夏期開園を迎える頃にはもう白い毛は残っていません。なので、閉園期間中でも皆さんに成長をお伝えできるようSNS等で発信していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
(アザラシ・両生類は虫類・ゲテモノ・飼料担当
鈴木 達也)
2019年4月2日 | しいくにゅーす
ゴマフアザラシの「まめ」が出産しました
ゴマフアザラシの「まめ」が出産しました
先日の「ぽちゃ丸」に続いて、3月28日の8時頃にゴマフアザラシの「まめ」が出産しました。
母子ともに落ち着いており、授乳も確認できています。
赤ちゃんの性別はまだ確認できていません。
まめは、一昨年の「ましろ(2017年4月3日生まれメス)」に続き、3回目の出産となります。
一昨年は育児放棄をしたため、人工保育を行ったのですが、今年は子育ての様子もしっかり見られ、仔は自然保育で育っています。
あざらし館が2004年に完成してから、複数頭が自然保育で育つのは初めてのことであり、これから先「ぽちゃ丸」の仔とともに、どんなやりとりをしながら成長していくのかを見守っていきたいと思います。
アザラシの仔の白い姿も子育ての様子も、夏期開園の頃にはもう見ることができません。
4月7日(日曜日)が冬期開園最終日となりますので、ぜひ足を運んでいただき、真っ白な「ゴマちゃん」を見ていただければと思います。
引き続き、現在は安心して子育てができるよう、観察エリアを一部制限しております。温かく見守ってあげてください。