旭山にゅーす・ぶろぐ

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2018年5月のすべての記事

2018年6月の壁紙カレンダーができました

1806カレンダー

 今月のWEBカレンダーの動物はシマフクロウです。

 今月の動物はシマフクロウです。シマフクロウは日本で見られるフクロウ類の中で最も大きく、翼を広げると180cmを超えることもあります。

 

 旭山動物園ではオスのロロとメスのモコの2羽のペアを飼育し、繁殖を目指してきました。そして、今年4月に2羽のヒナが孵化いたしました。シマフクロウの繁殖は当園では初めてのことです。ヒナの生育は順調で、巣穴から顔を見せる頻度も増えてきました。6月には巣立ちを迎える予定です。ロロとモコが協力して仔育てする様子、ヒナが育っていく様子をぜひ、じっくりと観察してみてください。

 WEBカレンダーのダウンロードはこちら

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。

【800×600】  
【1024×768】  
【1280×800】

【1280×1024】 
【1366×768】
【1680×1050】

過去の壁紙カレンダー

 

過去のカレンダーはこちらからご覧ください
2018年5月分(カバ)
2018年4月分(チンパンジー)
2018年3月分(キングペンギン)
2018年2月分(ホッキョクギツネ)
2018年1月分(シンリンオオカミ)
2017年12月分(アムールヒョウ)
2017年11月分(シマフクロウ)
2017年10月分(カピバラ)
2017年9月分(ニホンザル)
2017年8月分(ニホンザル)
2017年7月分(トナカイ)
2017年6月分(オランウータン)
2017年5月分(アザラシ・ダチョウ)
2017年4月分(ホッキョクグマ)
2017年3月分(タンチョウ)
2017年2月分(シロフクロウ)
2017年1月分(ニワトリ(ポーリッシュ))
2016年12月分(エゾタヌキ)
2016年11月分(レッサーパンダ)
2016年10月分(シンリンオオカミ)
2016年9月分(ヨーロッパフラミンゴ)
2016年8月分(シロテテナガザル)
2016年7月分(アムールトラ・ユキヒョウ)
2016年6月分(アビシニアコロブス)
2016年5月分(シマフクロウ)
2016年4月分(レッサーパンダ)

 

 

【とんこも感激ぃ~!?】
 

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 某ハチミツ屋さんから、ハチミツを一斗缶で寄贈してもらいました。
 

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 でも時間が経つと固まり「結晶化」しちゃいました・・・
 みなさんのご家庭でも、ハチミツを放置してたらガチガチに固まってしまったこと、あるんじゃないでしょうか。

 でもそんな時、ハチミツを元に戻す方法があるんです。
 それは・・・
「湯煎する」のです。
 ハチミツは15度以下になると結晶化してしまうので、それ以上に温度を上げてやるわけです。

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 もうじゅう館裏には給湯器があり、75度のお湯が出ます。ハチミツをプラスチック容器に小分けし、じっくり湯煎すると・・・

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 あ~らふしぎ!元どおり「シャバシャバな」ハチミツに復活します。
 ただしけっこう時間かかります。ガラス容器だと熱伝導が悪いので、プラスチック容器で湯煎するのがベストです。

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 とんこも喜んで、べろり~んとハチミツをなめています。舌めっちゃ長っ!!

「でも時間が経てばまた結晶化しちゃうんじゃない?」と心配な貴方!
 ハチミツを結晶化させずに保存する裏ワザがあるんです。
 それは・・・

「冷凍庫で保存する」のです!
 ハチミツが結晶化する温度は5度~15度の間。家庭用冷凍庫で-10度~-15度ぐらいに冷やすと、ハチミツは結晶化することも無く、凍ってしまうこともありません。

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 冷やすと水あめのように固くなりますが、このとおり問題なく使えます。
 ご家庭であれば、使う時だけ冷凍庫から取り出し、使い終わったらまた冷凍庫に戻す。これだけでOK!

1.ハチミツは冷凍庫で保存すれば結晶化しない
2.もし結晶化してしまったら、湯煎すれば元通りになる

 予めプラスチック容器のハチミツを買えば、結晶化させてしまった時に湯煎で戻しやすい、ともいえますね。 みなさんもぜひお試しあれ!
 飼育係はときに「カリスマ主婦」でもある!??

・・・スミマセン言い過ぎました。本当はネットで調べたニワカ知識なのでした。
 にしても、飼育係にはポリバレントな能力が求められます。

 とんこがハチミツをなめる様子を動画でご覧になりたい方はコチラ↓
www.youtube.com/watch
 ヒグマの意外なほど長い舌をご覧ください。

(もうじゅう館担当:大西 敏文)

 動物図書館で「アリジゴク」の秘密を調べてみよう!

先日、今年度1回目の「絵本の読み聞かせ」がありました。いつもおいでくださる方や遠方よりおいでくださった方など、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。今年度、10回の読み聞かせを計画(4月のブログに予定表があります)しています。次回は、6月9日(土)11時からです。皆さんのお越しをお待ちしています。

ところで皆さん、「アリジゴク」は知っていますか?名前を聞いたことがある人はたくさんいると思いますが、実物を見たことがある人はあまりいないのではないでしょうか。

実は、動物図書館にいるんです!3匹も!!飼育ケースに砂を入れて飼っています。見ているととてもおもしろいですよ。砂をすり鉢状に掘った一番深いところで、獲物が巣に落ちて来るのをジーッと待っています。

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 (砂にもぐろうとするアリジゴク) 

5月16日に飼育ケースをのぞいてみて、ビックリ!
砂粒を集めて作ったボールの様なものがありました。直径は1cmくらいです。ケースの中には、アリジゴクしかいないはずなので、砂のボールの中でアリジゴクが何かしているのかもしれません。しばらく様子を見ようと思います。

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(アリジゴクが作った砂のボール)

アリジゴクは、ある虫の赤ちゃん(幼虫)なんです。もしかするとアリジゴクの大人(成虫)が砂のボールの中から出てくるかもしれませんね。楽しみです!

アリジゴクに会いたくなってきた方、興味のある方は、本物のアリジゴクを見ながら、動物図書館にある本で秘密を調べてみませんか。面白いことをたくさん見つけてください。

「アリジゴクのもぐもぐタイム」が見られるかもしれませんよ~。アリにとってはまさに地獄ですけど~!!

                                                        (投稿者:稲 村 昌 弘)

トナカイの赤ちゃんが生まれました

 

 5月15日の朝にトナカイの和香がメスの赤ちゃんを出産しました。

出産後の様子

<出産後の様子>

 和香は旭山動物園に来てからは3回目の出産ですのでとても上手に子育てをしています。

 生まれたばかりの赤ちゃんがなかなか乳頭の場所を見つけられない時は、和香が赤ちゃんのおしりを口で押して飲みやすい位置に誘導して授乳を促していました。

 赤ちゃんは今ではグイグイと乳首を引っ張って飲んでいます。

 

 トナカイはあっという間に大きくなり、子育て期間も短い動物です。

 トナカイの子育てをご覧になりたい方はお早めに!

 

(おらんうーたん舎・トナカイ担当:佐橋 智弘)

 

 

 

集合写真の撮影場所(正門)について

小中学校や幼稚園・保育園などの遠足シーズンになりました。集合写真などの撮影場所として活用していただいている正門前広場のホッキョクグマのモニュメントですが、只今、フラミンゴ舎の改修工事の関係で、工事用のパーティションが隣接して設置されております。

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ご覧の通り、記念写真にパーティションが映り込んだり、人数によっては撮影そのものが難しくなる状況です。そこで、臨時の撮影場所として、かば館裏側、ダチョウの横にあるカバ・キリンのモニュメント前をご案内しております。

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集合写真用に旭山ロゴと日付の入った看板を新たに設置しました。入園門から少し遠ざかりますが、きりん舎・かば館が目の前にあり、こども牧場、ぺんぎん館やあざらし館からも近いため、撮影後の解散場所としては利便性のある場所です。

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また、同じデザインのモニュメントがカバ館の上側にもありますが、団体での撮影や順番待ちが、園内を走行するシルバーシャトルの通行や、一般のお客様の見学の妨げになる怖れがありますのでお控えください。

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正門から撮影コーナーまで団体で移動する場合、シルバーシャトルのルートと重なっていますので、安全のため、右側の階段をご利用ください。

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東門前広場のヒョウのモニュメントもご利用いただけます。(東門入園、正門退園も可能です)

ご不便をお掛けしておりますが、撮影場所の候補として、ご検討いただければと思います。

クジャクの恋

 オスの飾り羽がはえそろい、とても美しい姿になりました。
 そして、その羽を広げてふるわせています!!
 何をしているのでしょう?

 メスに対するアピールで、ディスプレイと呼ばれるものです。
 クジャクは現在繁殖期!
 ディスプレイをするのは夏頃までですよー!

クジャク

クジャクのオスのディスプレイ

 

こども牧場:渡部ゆりか

トナカイが出産しました

トナカイ
5月15日に生まれたトナカイの赤ちゃん

 5月15日にトナカイが出産しました。3年連続の出産となります。性別はメスです。
15日の朝、担当者が放飼場で赤ちゃんがいるのを確認し、毛が乾いていたことから、未明から明け方に出産したと思われます。

 生まれた赤ちゃんの授乳も確認できており、元気に成育している様子がうかがえます。

こげ茶色の毛をしている赤ちゃんですので、地面の色と同じで見つけづらいですが、足をとめてじっくり探してもらえればと思います。

 

 

ゲンちゃん日記・平成30年5月 「目覚めよ!眠っている本能や能力」 

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 (写真:近隣の田んぼにいるハクチョウ)

 今は4月上旬で閉園期間突入です。異常な勢いで雪解けが進んだかと思えば、冬に逆戻りとなんだか落ち着かない気候です。とは言え旭山のすぐ下の田んぼの雪解けも進み多くのハクチョウが羽を休めています。少し昔までは4月の下旬の光景だったので、春は確実に早く訪れるようになりました。
 雪解けと共に花粉症の季節です。自分は今では花粉症などのアレルギーはたぶんありません。ウルシも大丈夫です。実はさかのぼることうん十年、大学生の頃酪農実習がありその時に牧草アレルギーが発覚しました。カモガヤアレルギーです。カモガヤは牧草のオーチャードグラスのことで、雑草としてもごく一般的ですね。毎日牧草の収穫作業だったのですが、腕には蕁麻疹、涙鼻水…作業は続き夜は咳で眠れなくなり、それでも朝3時過ぎには起きて、ウシの搾乳…でした。実習先は釧路方面で診療所も車で1時間以上と絶望的な状況でした。単位を取るためにまさに必死でした。動物園に就職して飼育作業で青刈りの牧草を触らずに過ごすことは不可能でした。実習から数年経ち忘れかけていたのですが、やはり激烈なアレルギー反応が出ました。コンタクトレンズはあきらめ眼鏡に変え、薬を飲むと眠気との戦い。先輩から「昔○○動物園で牧草アレルギーのやつがいて耐えきれずに退職した。退職後怪しい宗教活動にのめり込んだ、お前は頑張れ!」どう頑張るんだろう?牧草と縁のない動物の担当に変えてはくれないんだ?と思いつつ、とにかく動物のためにと働きました。なんと数年でアレルギーは治まったのです。
  人の世界ではアレルギー人口は増加しています。同じように伴侶動物いわゆるペットでも同じ傾向です。人の暮らし方の変化が原因の多くを占めると考えられていますからペットに関してはうなずける面があります。旭山動物園で飼育している野生種の動物たちは今のところ致命的なアレルギーは認められていません。人と暮らしを共にしていないこともありますが、将来は衛生概念や医療など共有することは増えていきますからアレルギーが問題になる時代が来る可能性はあると思います。 
  そういえば、30年前の動物たちと今の動物たちを観ていると野生の本質は変わらないけれど、いろいろな意味で丸くなってきているなと感じます。昔は野生個体やその2世の個体がたくさんいました。気迫、凄みが半端ではない個体がたくさんいました。今では飼育下で世代を重ねた個体が大半を占めます。安全と食べることを保障され続け世代を重ねています。
 だからこそ、眠ってしまっている本能や能力を少しでも目覚めさせてやろう、そう考え試行錯誤の日々が続きます。

  

 旭山動物園 園長 坂東 元

【だいじに使おう】
 

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 ペンギン担当・木下さんが「ブラシこんなんなっちゃったー」と見せてくれました。
 めっちゃ減ってるやん!てかどう使ったらこんな減り方するの??

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 ぺんぎん館には玉砂利が敷いてあります。
 重い玉砂利を押しながらこすると、ブラシがどんどん減ってしまう。でもすぐ交換したらもったいないので、限界まで使ってたらこうなったのだとか。

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 いつもきれいにしてもらって、ペンギンたちもきっと喜んでるでしょう。デッキブラシを作った業者さんも、ここまで使えば感激してくれてるかも?
 今はすでに新しいブラシに交換してあります。このブラシも限界まで使われる事疑いありません。

 環境問題を訴える動物園。「モノは大事に」を実践しています。
 ほっきょくぐま館で展示している「ホッキョクグマがボロボロに壊したポリタンク」と同じように「飼育係が限界まで使い切ったブラシ」も、どこかに展示するのもいいかも??

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 ペンギンたちは繁殖シーズンを迎えています。(モニターで観察中)

(もうじゅう担当:大西 敏文)

【春の自然観察会をおこないました】

 

 5月6日(日)に「旭山動物園の自然観察会 春の草花・野鳥に会いに行こう」をおこないました。

 当日は残念ながら小雨が降り、気温も肌寒く感じましたが、旭山公園散策路はたくさんの春植物が美しい花を開かせていました。

 野鳥もきれいなさえずりを聴かせてくれましたよ。

 春と言えばサクラのお花見ですが、さえずりを聞きながらの足下の小さな植物のお花見もまた良いものです。

エゾエンゴサク

 <エゾエンゴサクをよ~く見てみると・・・>

 旭山動物園は今年もたくさんの自然観察会を実施する予定です。

 皆さまのご参加お待ちしております。

(おらんうーたん舎・トナカイ担当:佐橋 智弘)

外が気になるんです!

 皆様こんにちは、ミカンの国出身のフクロウのお世話係です。

 前回シマフクロウの雛誕生のブログをあげましたが、今回はシマフクロウ家族の今について報告します。

 開園を迎え、ロロさん(父)とモコさん(母)は順調に子育てを続けています。

エサを持ってくる

エサを受け取るモコさん(左)と持ってきたロロさん(右)

 

 ロロさんはいつも通り狩りと警備に忙しいですが、モコさんは少し楽になってきたようです。というのもここ数日、普段は20分程度の外出だったのが、1時間とか長いときは3時間なんて日も出てきたからです。これは孵化から1ヶ月たち気温が高くなってきたこと、ヒナたちが十分大きくなって(おそらく1kgぐらい)親の体温で暖め続けなくてもなってきたからだと思われます。しかし、警戒心はMAXのまま、私の姿を見るとすぐに巣に入ってしまいます。

 そして先日、モニターでのみ確認できていたヒナを巣の入り口から確認することができました!初めて見る外が気になるのかきょろきょろとした仕草などかみられ、ほっこりする光景でした。

巣穴から見る

モコさんの視線が・・・

 

ヒナ2羽

外が気になります

 

 ヒナたちが外をのぞいているかどうかは彼らの気分次第ですが、みなさんも今しか見られないヒナたちの姿を観察しにきてくださいね。

副園長・フクロウ担当・獣医師:池谷優子

 【生まれたよ!】

 チロとニコル

<チロとニコル>

 3月16日、チンパンジーのチロが赤ちゃんを産みました。

 チロにとっては5年ぶりの出産です。父親はピースケ。彼にとっては初めての子どもになります。いつもは暴れん坊のピースケですが、子どもができたのを機に少しだけ優しくなったように見えます。

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<新米パパ「ピースケ」>

 赤ちゃんはメスで(たぶん・・・)「ニコル」と名付けました。お兄ちゃんの「タケ」お姉ちゃんの「ナ」の一文字づつとったのと、いつもニコニコしていてほしいなぁという願いが命名理由です。

 先日、チロの様子を見に行くとチロのお腹にニコルがいません。「あらっどこいった?」と思ったら5才になるお姉ちゃんの「ニナ」がニコルを抱えてあやしていました。危なっかしくてヒヤヒヤですが、こうして子育てを学んでいくんです。

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 <お姉ちゃんの「ニナ」>

 今後はニコルの成長とともに、ニナのお姉ちゃんっぷりにも注目です!

(チンパンジー担当・副園長:中田 真一)

【イベリアトゲイモリの卵が孵化しました】

 

 突然ですが、イベリアトゲイモリの卵が孵化しました。

・・・
 といっても、皆さん「ん?あぁそう。」って感じだと思います。
 現在は幼生(カエルでいうオタマジャクシ)となり、裏の水槽を泳ぎ回っています。
イモリ1

<イベリアトゲイモリの幼生>

 大半は、卵・幼生のときに成体(大人)に食べられてしまうため、卵を発見するたびに、回収をして裏の水槽で成長を見守ってきました。

 皆さんの前に展示されるのは、大人になってからなので、成長の過程を見れる機会はほぼありません。
 しかし、イモリはカエルやサンショウウオとは異なり、卵を卵塊として産まず、
イモリ2

<カエルの卵塊>
 この一粒一粒をバラバラに水草に産みつけるため、全ては回収しきれません。

 卵の状態で回収しきれなかったもので、上手いこと成体から逃げ延びている個体は、展示用水槽の中でひっそりと泳いでいます。


 じっくりと【あばら骨を皮膚から突き出して防御をするイベリアトゲイモリ】の幼生を探してみてください。
 ほら、気になったでしょ?
(両生類は虫類舎・あざらし館・アフリカのゲテモノたち・飼料担当 鈴木達也)

ととりの村 リニューアルオープン

 

 平成28年秋から改修工事のため閉鎖していたととりの村が、4月28日にリニューアルオープンしました。

 鳥たちにとっても1年半ぶりの屋外。初めは戸惑っている様子でしたが、すぐに慣れ、思い思いの場所で過ごしています。

ととりの村

<ととりの村>

 今回新たに設置された潜望鏡。普段は目にすることがない、水面下の水鳥たちの様子を見ることができます。

 潜望鏡のすぐ近くに浮き餌台を設置しているので、タイミングが合えば、オオハクチョウやコクチョウ、カモたちが水に浮かんだ餌を食べる姿や、潜って餌をとる姿が見られるかもしれません。

潜望鏡

<潜望鏡>

 当然ですが、鳥たちがいないときに潜望鏡を覗いても、餌台が上の方に少し見えるだけ。いつも鳥たちが近くにいるわけではないので、タイミングよく鳥たちの水中の姿を見られたときは感動しますよ(私もまだ一度しか見たことがありません・・・)。

 ゆっくりと池を泳ぐ水鳥たちの姿を眺めていると、こちらものんびりとした気分になります。

 皆さんも、ととりの村で水鳥たちと一緒にゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

(ととりの村 こども牧場 教育担当:鎌上 塁)

5月12日(土)の11:00から動物図書館で絵本の読み聞かせがあります。

 夏期開園がスタートし、ゴールデンウィークも終わりました。

動物図書館前に立つエゾヤマザクラの木は、散ってはいないものの花より葉っぱが目立つ葉桜になっちゃってます…。なかなか天候に恵まれなかった連休でしたね。

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(「青い空にピンク色の桜」を撮りたかったです…。)

 

さて、動物図書館から絵本の読み聞かせのお知らせです。

5月の絵本の読み聞かせは5月12日(土)11:00からです。

 

今回の絵本は、3月25日に引退したJR北海道の列車「旭山動物園号」にペイントされているいろんな動物たちを描いた、あべ弘士さん作の「みんなのせて」と、

たくさんのオタマジャクシの様子を描いた「999ひきのきょうだいのおひっこし」です。

 

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(5月の読み聞かせの本、2冊)

 

また、絵本の読み聞かせの後には、飼育スタッフによる「絵本に出てきた動物の解説」があります。飼育スタッフならではの、詳しく、興味がわく解説を聞くことができますよ。お楽しみに!

 

※動物図書館では、絵本の読み聞かせのスタンプカードを用意しています。絵本の読み聞かせに参加していただくとスタンプを押すことができ、5個で努力賞、夏期・冬期すべて参加していただいた方には皆勤賞として、プレゼントをお渡ししています。

 

(投稿者 北川裕美子)

 

【カバの新生活】

 

 カバの百吉と旭子の繁殖に向けての同居(ペアリング)を行っています。

 2016年12月頃から発情の兆候が見られるようになった旭子。百吉と旭子は今年で7才と6才になりいよいよ繁殖への第一歩を踏み始めました。


 最初はお見合いのような感じでお互いけん制していました。旭子は百吉を突き返して気の強い性格が出てしまいます。百吉は何とか旭子に近づいていこうとするのですが臆病な性格なので旭子に押されてしまいます。しかし、時間が解決してくれました。お互い言葉を発しないので口を開けたり、体をなめたり表現する2頭ですが、仲が良さそうです。

屋外プールですごす2頭

屋外プールですごす2頭

 皆さんから見ると、けんかしているのかな?旭子は嫌がっているのかな?じゃれているのかな?などいろいろ想像出来ると思います。飼育している私もドキドキしながら観察しています。

 歯がするどいので、けがをしたりすることもありますが旭子が発情すると百吉もどうなるのか楽しみです。お互い同じ空間での新生活、何が起こるかわかりません。


 旭山動物園ではカバの繁殖となるとゴンとザブコの末娘ナミコ(1992年生まれ)以来となります。屋外や屋内で百吉と旭子のお互いのコミニュケーションが見られ、水中交尾もあるかもしれません。

 皆さん2頭の様子を見にきてください。

(カバ・タンチョウ担当:高井 正彦)

「旭山動物園だより」と「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!

  写真1

 (ととりの村に新設された潜望鏡。水鳥が近くに来たときはぜひ、そーっとのぞいてみてください)

 

夏期開園がスタートしました。

まだ緑も少なく、茶色が多い園内の木々ですが、エゾヤマザクラの花が咲き始めました。

白い雪の世界から、緑や黄色、ピンクといった色が現れる春。泥で靴が汚れたりすることが多いですが、やっぱり春の到来は嬉しくなっちゃうものですね。

 

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さて、先日、新しい「動物園だより」と「どうぶつえんみにだより」を発行しました。

「動物園だより」では、年に一度のクロスワードパズルです。旭山動物園に関する問題と、旭山動物園に関する答えになっていますので、ぜひ、みなさん挑戦してみてください。クロスワードの答えをはがきに貼って応募していただくと、抽選で賞品が当たりますよ。

「どうぶつえんみにだより」は、動物の「うんち」に注目してみました。動物の種類が違えば「うんち」の形もしかたもさまざまです。園内の動物たちの「うんち」にもご注目くださいね!

 

今年度も、引き続き、旭山動物園の動物たちのニュースやイベント情報など、動物たちの魅力を発信していきます。よろしくお願いいたします。

 

投稿者:動物図書館 北川裕美子

 

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旭山動物園だより249号 

内容:クロスワードパズル

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旭山動物園だより249号

 

あさひやまどうぶつえんみにだより82号

内容:うんち

  画像3

あさひやまどうぶつえんみにだより82号

 

「旭山動物園だより」「あさひやどうぶつえんみにだより」のバックナンバーはこちら(「資料・統計」のページへ)

カバの二世誕生に向けての同居を始めました

カバ同居
「旭子」(奥)「百吉」(手前)

 カバの「百吉(オス)」と「旭子(メス)」の同居を始めました。
 外で一緒に出ていることもあれば、室内で一緒に出ていることもありますので、展示についてはどちらかとなっています。ご了承ください。

 同居を始めて約2週間がたちましたが、最初はお互い距離感を保ちつつという感じでしたが、距離感が縮まりお互いを認めあう状況になってきています。「旭子」が陸に上がれば、「百吉」がそれについていき、プールに潜れば一緒に潜るといった感じです。室内のプールで同居をしていたら、迫力ある2頭の行動を見ることができます。

 「旭子」は一昨年の年末頃から、約1月に1回発情兆候が認められるようになっていました。ただ「百吉」との体格差が大きかったため、同居はまだ早いという判断でした。今年「旭子」は6歳を迎え、繁殖には支障がない年齢となったため、同居に踏み切りました。

 「旭子」に発情が来ると交尾を確認できるかも…。そうなると2世誕生に期待を持つことができます。

 そんな「百吉」と「旭子」を温かく見守っていただければと思います。
 

 youtubeに同居の様子を公開しています https://www.youtube.com/watch?v=aCSIsLbDcnc

ブタの飼育を始めました

 今年から第2こども牧場では、ブタの飼育を始めました。まだ約2ヶ月齢のメスのブタ2頭が、4月の閉園中に来園してきました。開園初日は少し興奮気味でしたが、今は走ったり、穴を掘ってエサを探したり、寝たりと色々な姿を見せてくれるようになりました。家畜動物の中では、中々見ることがないブタ。そんなブタを知ってもらいたく、飼育を始めました。

ブタ

走るブタ

 

 「なぜブタ?」と思われるかもしれません。ブタはイノシシを改良して作られた動物ですので、習性は受け継いでいます。穴を掘ってエサを探すという動物らしさを見ていただくこと。

ブタ掘る

土を掘り、エサを探すブタ

 

 来園したブタは、品種で言うと大ヨークシャー(オス)とランドレース(メス)の子どもになります。ちなみに、みなさんが食べているブタは生後約6ヶ月齢のブタの肉なのです。そして食卓に出てくるということ。

 食卓に…というと、「かわいそう」という声も聞こえてきそうですが、ブタを見て「いただきます」という感謝の気持ちを持ってもらえれば…。そんな思いでブタを飼育しています。

 「いただきます」という感謝の気持ちは他の動物でもあります。今年からこども牧場は、動物を「食べる」と「利用する」をしっかり伝え、動物から人は恵みをもらい続けていることを知ってもらうため、「いただきますパネル」というものを作成しました。

 看板の大きさは大小ありますが、全部で8枚あります。こども牧場の色々な動物のところに掲示していますので、ぜひ探しながら動物を見て、感謝の気持ちを少しでも持ってもらえればと思います。

(こども牧場・教育活動担当:佐賀真一)

ニホンザルの出産

 旭山動物園にも春が訪れ、とても暖かくなってきました。

 厳しい冬を乗り越え、緑が色づきはじめる春に、ニホンザルは出産シーズンをスタートさせます。

 子どもを育てるためには母乳が必要です。母乳を分泌するために母親は、たくさんの栄養が必要となります。その栄養を得るために植物がたくさん芽吹いてくる春~夏に出産を行うのです。

 2018年で一番早い出産は、4月20日でした。これからだいたい7月頃までが出産シーズンです。

 さて、今年は何頭産まれることやら・・・。

ニホンザル

今年最初の出産です

(ニホンザル担当 鈴木悠太)