- すべて |
- しいくにゅーす |
- お知らせ |
- しいくのぶろぐ |
- 園長(ゲンちゃん)日記 |
- 図書館ぶろぐ
2017年11月のすべての記事
2017年11月30日 | 図書館ぶろぐ
2017年・冬期の「絵本の読み聞かせ」は12月9日(土)11:30スタートです
2017年・冬期の「絵本の読み聞かせ」は12月9日(土)11:30スタートです
2017年も残すところ30日を切りましたね。
動物図書館では、そんな12月、冬期1回目の「絵本の読み聞かせ」を行います。
時間は、夏と異なり、11:30からとなっております。
今回、読む本は世界的な絵本作家として有名なエリック・カールの「ゆっくりがいっぱい!」。のんびりナマケモノのそばを、たくさんの動物たちが通っていきますよ。
もう1冊は「しろねこしろちゃん」。黒ネコのお母さんから生まれた、真っ白なネコのお話です。
もちろん読み聞かせのあとは、絵本に登場してきた動物について飼育スタッフが解説をしてくれます。お子さんはもちろん、大人でも楽しめる内容となっておりますのでぜひ、12月9日(土曜日)11:30に、動物図書館に来てくださいね!
また、2017年度・冬期(11月~3月)の「絵本の読み聞かせ」スケジュールもできましたので、ご報告いたします。
毎月第2土曜日に実施している「絵本の読み聞かせ」ですが、冬期は開始時間が11:30からとなります。お間違えのないよう、お願いいたします。
(投稿者 北川裕美子)
2017年11月30日 | お知らせ
2017年12月の壁紙カレンダーができました(2種類)
2017年12月の壁紙カレンダーができました(2種類)
今月のカレンダーは今年8月に生まれたアムールヒョウの双子(オスとメス)で、アムールヒョウの双子の誕生を祝し、2種類作成しました。お好きな方を選んでお使いください。アムールヒョウは野生ではシベリアや中国東北部に生息しています。木登りが得意で、樹上で休んだり、獲物を引き上げ食べたりします。また、アムールヒョウは環境悪化や密猟により、生息数が非常に少なく、絶滅危惧種に指定されています。当園では11月15日よりアムールヒョウの双子の展示を開始しました。アムールヒョウの双子の展示を開始して間もないため、放飼場と寝室の通路が開いており、いつでも行き来できる状態にしています。なお、現在は寝室をモニターからご確認いただけます。屋外放飼場に双子が出ると、時折木登りをする姿がみられるようで、最近ではずいぶんと木登りも上手になってきたようです。
展示は終日行っており、園内はすっかり雪景色になりました。木登りのほか、雪遊びをする姿、双子の子育て中の母親ルナの様子も見られるかと思いますので、当園へお越しの際には、ぜひ「もうじゅう館」へお立ち寄りください。
※なお、12月2日(土)~10日(日)にかけて、アムールヒョウ双子の愛称を募集しています!
詳細はこちら↓
アムールヒョウ双子の愛称を募集します(来園者のみ対象。募集期間:12月2日から12月10日まで)
WEBカレンダーのダウンロードはこちら
お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
【800×600】
【1024×768】
【1280×1024】
【1280×800】
【1366×768】
【1680×1050】
WEBカレンダーのダウンロードはこちら
お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。
【800×600】
【1024×768】
【1280×1024】
【1280×800】
【1366×768】
【1680×1050】
過去の壁紙カレンダー
【ご利益】
アムールヒョウのツインズ、みなさんもうご覧いただけましたか?
冬期は寝室へのシュートを開放し、出入り自由としています。
寝室に入っている時は、残念ながら来園者のみなさんにはご覧いただけませんが、なにぶんまだ生後三か月過ぎですのでご了承ください。
AM1回、PM1回ぐらいは外に出て遊んでいるようです。特に3:00~3:30の閉園間際に活動してることが多いかな?狙い目です。
11月上旬の閉園期間。わずか1週間の慌ただしい中でしたが、アムールヒョウ放飼場にひと工夫くわえてみました!
アムールヒョウ用「丸太のテラス」です。
放飼場はすり鉢状なので、中から見ると高さ3mほどあります。支柱になっている左右の木は、園内(は虫舎ウラ)に生えていたミズナラです。
園内の木を伐採したものを、丸太として再利用したのです。生木なのでめっちゃ重かった!飼育係の男手が総出でワッショイワッショイ、「御柱祭り」のように立ててもらいました。
来園者の目線で見ると高さ2mほど、テラスにヒョウが登ると目線より少し上になるように計算して作りました。
すり鉢状の放飼場の地面にヒョウがいる時は前列のお客さんしか見ることができませんが、このテラスにヒョウが登れば後ろのお客さんも見ることができる、というわけです。
職員みんなの協力も得て作ったテラス、母子を外に出してみるとさっそく登ってくれました。
「ヒョウが気に入ってくれたらいいな」と想像しながら作ったテラスに、動物を出した初日から完璧に意図通りヒョウが登った時ほどうれしいものはない。
まさしく「御柱祭り」のご利益でしょうか!?
今はあどけないツインズも、あっという間に成長します。今この瞬間のツインズの様子、みなさんお見逃しなく!
(もうじゅう館担当:大西 敏文)
【募集終了】アムールヒョウ双子の愛称を募集します(来園者のみ対象。募集期間:12月2日から12月10日まで)
8月12日・13日に誕生し、11月15日から一般公開をしているアムールヒョウ双子(オスとメス)の愛称募集を下記のとおり行います。アムールヒョウ双子の展示についてはこちら
1 募集期間 ※募集終了
12月2日(土曜日)~12月10日(日曜日)の9日間
2 応募方法
もうじゅう館・アムールトラとヒグマ展示の間の観察場所に設置してある【応募用紙】に「愛称」「その愛称を考えた理由」「応募者の氏名」等を記入し、設置してある応募箱へ投函してください。
(記入漏れがある場合、無効となりますので、ご了承ください。)
また、アムールヒョウの近況を説明した看板を応募箱近くに設置しますので、その看板を見て、愛称を考える参考としてください。
3 留意事項
- 当園としては「実際にアムールヒョウの子どもの様子をできる限り見て愛称を考えてもらいたい」との考えから、来園者のみを対象とするため、電話、FAX、郵便、Email等での応募受付は行いません。
- 応募は1人1通です。
4 選考方法
- 命名者は1名とします。
- 愛称及び命名理由が同一のものが複数ある場合は、抽選を行い命名者を決定します。
- 選考にあたっては、必ずしも一番多い愛称とするものではなく、命名理由を重点として選考します。
5 アムールヒョウの子どもの基本情報(現在)
オス・メスともに
体長:約40cm
体重:約5kg
(※11月12日計測時)
6 命名式について
冬期開園中(12月下旬頃)にもうじゅう館前で実施する予定です。
当日は命名者にぬいぐるみの他、飼育担当から特別なプレゼントを用意しております。
命名式の詳細については、決まり次第、改めてお知らせいたします。
【レイラ】
その後もライラ・のん・パック宛てに、たくさんのお花をいただいております。
これほどたくさんのお花が届くのは、めったにないことです。みなさん本当にありがとうございます。
あらためて見ると切花は美しいものですね。前を通るたび、ふと立ち止まります。
いまの季節、もうじゅう館の外に置くことはできませんが、気温が低いので花は長持ちするでしょう。
いただいたお花、しっかりお世話(飼育?)します。
さて、長年連れ添ったライラを亡くしたレイラ。
高齢になり、寒い日は扉を開けても外に出ようとしません。これからの季節、来園者のみなさんにはなかなかご覧いただけないかもしれません。
でも大きな病気はなく、静かに余生を送っています。ライラより一歳年上で、何度も出産育児で体力を使ってきましたが、ライラより長生きしています。ライオンの世界も女性の方が長寿、という事でしょうか。
あまり近づくと「ガウッ!」と怒る。レイラ母さん、まだまだ健在です。
ライラとレイラはよく鳴き交わしをしていました。「がおーん!」と鳴きはじめると、人間同士は会話もできないほどの轟音。その鳴き交わしがもう聞かれないと思うと寂しい気持ちになります。
たくさんの子孫を残し、動物園の「功労者」ともいえるレイラ。無理させず、のんびり余生を送らせてあげたいと思います。
(もうじゅう館担当:大西 敏文)
2017年11月21日 | 図書館ぶろぐ
「旭山動物園だより」と「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!
「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!
(写真1:ホッキョクギツネは、もうちょっと白くなりそうです)
園内にある木々の葉も落ち、あっというまに秋が終わってしまいました。
そろそろ園内が真っ白になる頃ですね。
動物たちの冬じたくも、着々と進んでいるようです。
さて、先日、新しい「動物園だより」と「どうぶつえんみにだより」を発行しました。
「動物園だより」では動物の仔たちが「放飼場デビュー続々」ということで、アムールヒョウの仔とキングペンギンのヒナ、レッサーパンダの仔を紹介しています。
「どうぶつえんみにだより」では、冬に真っ白な毛になる「ホッキョクギツネ」を紹介していますよ。
また、現在、動物資料展示館(2階が動物図書館です)で、これまで発行してきた「動物園だより」「どうぶつえんみにだより」を掲示する「動物園だより&どうぶつえんみにだより展」を開催中です。来年3月まで開催中で、月替わりで掲示内容を変更しています。
ぜひ、見に来てくださいね。
旭山動物園だより245号
内容:冬期開園スタート!放飼場デビュー続々!
あさひやまどうぶつえんみにだより 78号
内容:ホッキョクギツネ
「旭山動物園だより」「あさひやどうぶつえんみにだより」のバックナンバーはこちら(「資料・統計」のページへ)
2017年11月20日 | しいくのぶろぐ
「意思表示」「相手の気持ちを考える」
しいくのぶろぐ「意思表示」「相手の気持ちを考える」
みなさんこんにちは。
クモザル、カピバラ飼育担当の白木です(度々登場!)。
これまで、前々回「日々のできごと」 、 前回「怖すぎて・part1・part2」と題して、カピバラとのできごとを4コマで書いてみましたが、大・大好評につき(?)、さらに第3弾を書いてみました。
タイトル「意思表示」「相手の気持ちを考える」の2話構成です。
どうぞご覧ください!(なお、冬期はカピバラを展示していませんのでご了承ください。)
タイトル「意思表示」
※画像クリックで拡大できます
タイトル「相手の気持ちを考える」
※画像クリックで拡大できます
(飼育:くもざる・かぴばら館担当 白木 雪乃)
2017年11月16日 | しいくのぶろぐ
【アムールヒョウの子、見分けてみよう!】
【アムールヒョウの子、見分けてみよう!】
アムールヒョウのツインズ、10月から展示訓練を開始しています!
(※なお、動物園では11月15日を「一般公開」開始日としました。)
じゃれあいながら日々成長している2頭。
とくにメスの子は活発です。(お転婆?)生後わずか2~3カ月で、放飼場に垂直に立てた4~5mの丸太をスイスイと登ってしまいました。
この写真の丸太は垂直じゃないけど、垂直も登れちゃいます。
アムールトラやユキヒョウの子に比べ、アムールヒョウの子の方がアクティブ&アグレッシブに感じますね。
考えてみれば当然かもしれません。アムールヒョウの生息域には、天敵であるアムールトラやヒグマもいます。天敵に出会った時、ヒョウの子は「木の上に逃げなければ生きのびられない」のです。厳しい野生を生きるたくましさを感じます。
ヒョウはみんなヒョウ柄ですが、よ~く見ると個体それぞれ模様が違います。研究者は野生のヒョウを模様で個体識別します。今年生まれのツインズも、模様でオスとメスを見分けられますよ!
眉間にまゆげ?のような模様があるのがメスです。
わかりますか?斑紋がつながって「!」みたいな模様に見えますよね。
仮面ライダーの触角のようにも見えます。
まゆげ(触角)模様が無いのがオスです。
左オス、右メスです。
ちなみにこの記事の最初の写真は、左メス、右オスですね。
展示訓練は天候や動物の体調をみながら不定期で行っています。もし展示訓練中に来園されたら、ぜひオスとメスを見分けてみてください!
見分けることができたら、あなたもアムールヒョウの研究者になれるかも??
(もうじゅう館担当: 大西 敏文)
2017年11月15日 | しいくにゅーす
アムールヒョウ双子の屋外展示を開始しました(11月15日)
アムールヒョウ双子の屋外展示を開始しました(11月15日)
8月12日、13日に生まれたアムールヒョウの双子(オスとメス)ですが、現在、体長約40cm、体重約5kgにまで成長しました。
屋外放飼場に出る練習を10月から始めましたが、放飼場の環境にも順調に慣れてきたことから、11月15日より正式に一般公開を開始しました。
放飼場での2頭の様子は、母親の「ルナ」について歩いたり、子ども同士で遊んだりと様々な姿や表情を見せてくれています。
屋外展示について
アムールヒョウの双子は、母親のルナと一緒に展示しており、基本的に終日の展示となりますが、天候や双子の体調等によっては、屋外で見られない時間帯があったり、展示しない場合もありますので、あらかじめ御了承ください。
双子の動画
一般公開初日(11月15日)に撮影した双子の動画です。こちらもご覧ください(旭山動物園公式youtubeページへ)。
愛称募集について(募集終了しました)
12月2日から12月10日にかけてアムールヒョウ双子の愛称募集を行います(募集終了しました)。
2017年11月12日 | しいくのぶろぐ
【動物園動物の死とは (2)】
しいくのぶろぐ【動物園動物の死とは (2)】
10月4日のパックに続き、11月1日にアムールトラののん、7日にライオンのライラ。もうじゅう館では3件の訃報が続きました。
パック19才、のん21才、ライラ21才。年齢も近いので、同時期に寿命を迎える可能性も想定してはいましたが、まさか1カ月ほどの間に3頭立て続けに逝ってしまうとは・・・
空になった寝室を見ると、さすがに寂しく感じられます。
<写真1> のんの死に顔は安らかでした。
園にはみなさんからのお花が届いています。送ってくださった方々、ありがとうございます。Facebookにもたくさんのコメントが寄せられており、みなさんの3頭に対する思いが伝わってきます。
3頭とも、もうじゅう館を代表するような存在でした。
<写真2> もうじゅう館裏ですみませんが、飾らせていただきました。
命には必ず終わりがある。寿命を全うしての死はあってはならない事ではなく、自然な事です。飼育係は動物の死に対して、一般の方よりドライに受け止めている部分があるかもしれません。
ただ、ぼくがもうじゅう館で動物の誕生と死を両方見守ってきて、思ったことは・・・
アムールトラが繁殖した時の喜び。ぼくにとってキリルとザリアのペアと、その子どもたちソーンとナージャは特別な存在です。
同じように、ライラやのん、パックが生まれた時にも、それを見守る飼育担当者がいて、ぼくと同じように感動を受け、彼らを特別な存在と感じた事でしょう。
もうじゅう館担当はぼくで4代目になります。動物たちの成長や繁殖を見守ってきた前任者たちから命のバトンをリレーして、ぼくがアンカーになった、というわけです。
ライラ・のん・パックには、来園者や職員、多くの人の思い入れがある。その人たちの思いも受けとめ、最後までしっかり看取ってあげよう、ということは意識しました。「最後を看取ってくれたのがあいつ(大西)でよかった」そう思っていただけたら幸いです。
<写真3> ライラは立てなくなっても最後まで飼育係を威嚇し、百獣の王の威厳を捨てませんでした。
3頭それぞれの容体が悪化してきた時、獣医3人や園長と、今後どんなケアができるのか、さまざまな話し合いをしました。
正解がひとつではない事なので、獣医3人にもそれぞれの考えがあったり、もうじゅう館の設計者でもある園長の、ライラやのんに対する思いの強さも知りました。ぼく自身も担当動物の死について、考えさせられたり、ときには考えが揺れることもありました。
「猛獣はどのように命の終わりを迎えるのか」「それに際して飼育係(獣医)はどう向き合うべきか」。3頭が最後に教えてくれたことを、職員それぞれが糧として、今後の仕事に活かさなければならないのだと思います。
(もうじゅう館担当:大西 敏文)
2017年11月8日 | しいくにゅーす
ライオンの「ライラ」の訃報
ライオンの「ライラ」の訃報
ライオンの「ライラ」(オス・21歳)が11月7日に死亡しました。
11月1日に放飼場で後肢が動かず起立不能となったライオンのライラですが、寝室で抗炎症効果のあるステロイド剤を連日投与するなどし、治療を継続しておりました。
しかし、腰から下が動かない状態が続いており、11月4日と6日に麻酔をかけて、褥瘡(じょくそう)防止等を目的に、体位交換を行うなど生活の質の保持を計ってきましたが、11月7日朝、死亡を確認しました。
解剖の結果、内臓に明らかな異常を認めなかったため、老衰と診断しています。国内でも屈指の高齢個体であったため、体の各所に加齢による負担がかかったものと判断しています。
今後、ライオンの展示はメスの「レイラ」(22歳)のみとなりますが、レイラも高齢個体なため、不定期での展示となりますのでご了承ください。