旭山にゅーす・ぶろぐ

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2016年3月のすべての記事

2016年4月の壁紙カレンダーができました

写真は吊り橋を渡るレッサーパンダです。
平成28年度の旭山動物園ポスター&パンフレットにも採用されているレッサーパンダ。

旭山動物園では現在、6頭を飼育展示しています。

レッサーパンダ達の無邪気なしぐさや伸び伸びと過ごす様子をぜひご覧ください。 

1604カレンダー
 

お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。

【800×600】  
【1024×768】  
【1280×1024】
 

【1280×800】  
【1366×768】  
【1680×1050】
 

過去のカレンダーはこちらからご覧ください
2016年3月分(オオタカ)
2016年2月分(エゾユキウサギ)

園内店舗等の営業終了について(3月31日)

旭山動物園正門

以前よりお知らせしているとおり、園内の下記店舗については、3月31日(木曜日)をもって営業を終了します。

  • もぐもぐ食堂(正門)
  • モグモグプラット(正門)

このため、冬期開園中の4月1日~7日は、上記2店舗が利用できませんのでご了承ください。

なお、夏期開園を開始する4月29日から、新店舗にて営業を開始する予定となっています。

新店舗の詳細は追ってお知らせします。

また、東門レストラン「モグモグテラス」についても、3月31日で営業を終了しますのでご了承ください。

当園の飼育担当職員が「野依科学奨励賞」を受賞しました

クジャク

「独立行政法人国立科学博物館」が平成14年より表彰を実施している「野依(のより)科学奨励賞」について、
この度、当園の飼育担当職員が同賞を受賞しましたのでお知らせします。
なお、表彰式は3月30日に東京で行われます。

 

賞名 平成27年度「野依科学奨励賞」(教員・科学教育指導者の部)
氏名 旭川市旭山動物園 飼育・教育担当 奥山 英登(おくやま ひでと) 
小論文タイトル「旭山動物園で行ってきた博学連携への10年」

詳細は下記ファイルをご覧ください。

国立科学博物館プレスリリース野依科学奨励賞の受賞者の発表及び表彰式の開催について(PDF形式 371キロバイト)

「旭山動物園だより」&「あさひやまどうぶつえんみにだより」最新号を発行しました!

一般向けの「旭山動物園だより」と、小学校低学年向け「あさひやまどうぶつえんみにだより」の2種類です。
旭山の”今”を伝えるタイムリーな情報やクイズなどが楽しめますよ!
ぜひご覧ください !!

動物園だより227号
(旭山動物園だより227号)
あさひやまどうぶつえんみにだより60号
(あさひやまどうぶつえんみにだより60号)

【最新号のご案内】
・旭山動物園だより 227  内容:雪あかりの動物園の裏側をのぞいてみよう!
・あさひやまどうぶつえんみにだより 60号  内容:カバの旭子(アサコ)

アムールトラの「ザリア♀」の展示を中止しています

アムールトラ
アムールトラの「ザリア」

アムールトラの「ザリア(メス)」ですが、現在展示を中止しています。

昨年の12月末に、「キリル(オス)」との交尾を確認しており、妊娠している可能性があるため、産室を用意し、その中で過ごしております。産室も昨年より環境を改善し準備をしました。産室の様子はビデオで観察をしています。

今後は良い報告ができることを楽しみに待ちたいと思います。
また、「キリル」と「のん(メス)」は、交代で展示を行っていますので、ご覧いただけます。

「春遠からじ」
 

 いつもGW開けに春の総括と題し、ぶろぐを記してきました。今回は少し早めにいつものアングル(シマフクロウ舎前の桜)の今の状況をお伝えします。

いつものアングル

いつものアングル
 

 残雪も多く「春はまだ遠いなぁ・・・」って感じです。3月9日に釧路市動物園から搬入したシマフクロウが小さく写っています。食欲も旺盛で順調に新しい環境に馴れてきています。

 

 もう一つは、3月13日に放飼場の擬木に首が挟まってしまったキリンの「ゲンキ」ですが、怪我もなく翌日も普通に外に出て行き、普段と変わらない様子で一安心です。

 ご心配をおかけしましたがゲンキは元気です。

3月21日のゲンキ

3月21日の「ゲンキ」
 

 厳しかった冬ももうすぐ終わります。次回は満開の桜と土の上を優雅に歩くキリンの姿をお伝えしたいと思います。   

 「は~るよ来い!」

きりん舎・飼育担当主査:中田真一

シマフクロウのペアを通常展示でご覧になることができます(3月22日)

 

シマフクロウ展示再開
元気な様子を見せるロロ(左)とモコ(右)

3月9日に釧路市動物園から来園したシマフクロウのペア(オス・ロロ、メス・モコ)について、大勢の人がいる環境に慣れていないことなどから、これまでシマフクロウ舎の観察エリアを制限していましたが、この度、通常の展示を再開しました。

シマフクロウのペアは新しい環境にも慣れ、落ち着きをみせており、エサもよく食べるなど、元気な姿を見ることができます。

また、タイミングが良ければシマフクロウが飛翔する迫力ある様子も見られるかもしれません。シマフクロウ舎へぜひお越しください。

シマフクロウ来園の詳細についてはこちら

動物読書感想文コンクールの表彰式を行いました。(3/21)

本日、第16回動物読書感想文コンクールの表彰式を行いました。
入賞した12名の児童の方を対象に最高賞の旭山動物園賞などの表彰を行い、
入賞者には、坂東園長から賞状と副賞が授与されました。

表彰式の様子
(表彰式の様子)
入賞おめでとうございます。
(入賞おめでとうございます)

入賞された皆さん、本当におめでとうございます。

入賞された皆さんには後日入賞作品を文集にまとめ、発送します。
楽しみにお待ちくださいね。

今年の動物読書感想文コンクールは、市内のみならず道外から計128名の小学生の皆さんから応募がありました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

審査は2月までに動物図書館の職員、坂東園長ほか8名の審査員(動物園職員)によって厳正に行われました。(なお審査にあたっては、事前に学校名や児童名を伏せた上で行っております。)
今年の作品は「動物の命」に関する題材が多かったことが特徴的でしたが、応募された皆さんの作品はどれも素晴らしいものばかりで、審査員も入選作品を選ぶのに頭を悩ませました。

そんな中でも入賞作品となった12作品は、本を読んだ感想だけでなく、自分の思いもしっかりと書かれており、動物への興味関心もとても高いものばかりでした。

なお、入賞12作品は文集として発行しました。文集は園内の動物図書館で読むことができます。
子供たちの素晴らしい作品をぜひ読みにいらしてください。

今回の動物読書感想文コンクールを通して、子ども達の本を読む機会が増えたり、動物に興味をもってもらえるきっかけとなればとても嬉しいです。

第16回動物読書感想文コンクール詳細についてはこちら(旧旭山動物園公式HPへリンク)

(投稿者 大西 美希)

 

今年度最後の読み聞かせを行いました。

3月があっという間に半分終わってしまいました。
あと半月で新年度が始まります。

3月の壁カレンダー
(3月の壁カレンダー)
  • 最近の動物図書館はというと、12日(土曜日)に今年度最後の絵本の読み書かせを行いました。

今回の絵本は、「ペンギンほっきょくへゆく」と「いのちのいれもの」の2冊でした。
どちらも少し長いお話でしたね。
「ペンギンほっきょくへゆく」は、絵がとても可愛くて、ほのぼのするお話で、
「いのちのいれもの」は人間、動物の命についてとても考えさせられる絵本でした。

いのちのいれもの読み聞かせ
(読み聞かせの様子)
  • 解説は、飼育主査の中田がペンギンやアムールトラのいちのお話しをしてくれました。

実は中田はアムールトラのいちが亡くなる時にもうじゅう館を担当していたそうです。
その当時のお話は私も聞いたことがなかったので初めて知ることばかりでとても考えさせられました。
読み聞かせに参加した方だけが聞くことが出来たとても貴重なお話でした。

動物の解説
(動物の解説)
動物の解説(2)
(動物の解説(2))
  • そして、今回はなんと1名の方が努力賞(5回参加)、2名の方が皆勤賞(11回全てに参加)を受賞されました!

たくさんのご参加ありがとうございました。

努力賞の方の表彰
(努力賞の受賞式)
皆勤賞受賞の方
(皆勤賞の受賞式)
皆勤賞受賞の方の表彰
(皆勤賞の受賞式)
  • 新年度の絵本の読み聞かせは、5月からスタートします。

(※4月は第2週の土曜日が休園期間中のため行いません。)
現在来年度の読み聞かせの絵本を選出中です。
どんな絵本が登場するのか楽しみにしていてくださいね。

どんな絵本かな?
(どんな絵本かな?)
  • また新年度から、たくさん参加してくれた方にお渡しする副賞や参加したときにスタンプを押すスタンプカードが変わります。
    こちらも楽しみにしてくださいね!
    ぜひ、来年度もたくさん参加してくださいね。
スタンプカード
(来年度のスタンプカード)
  • 旭山動物園の冬期開園は4月7日(木曜日)まで!

まだ冬の動物園を楽しんでない方はぜひお越しください。
(※路面が見えている場所もありますが・・・)

(投稿者 大西 美希)

あっという間の8ヶ月 

 ぺんぎん館では昨年生まれのキングペンギンのヒナたちが順調に成育しています。先に生まれた39番は今まさに大人への階段を上っています。茶色のヒナの羽が日に日に抜けてきて、下から大人の羽が見えてきました。

 39番は7月13日に孵化しました。このときは羽が生えていない灰色の姿で、体重は約200グラムで生まれました。

ふか3日目
孵化3日目の39番


 その後に茶色い羽になり、今は大人の羽に換わっています。体重は約18キログラムで、孵化した時から比べると90倍になりました。孵化した日からずっと見ているので「本当に大きくなったな~」としみじみと感じます。あと半月もすれば完全に大人の羽に換わります。皆さんも大人への階段を上っているヒナたちをぜひご覧ください。
 

クチバシで羽をぬいています
現在の39番。クチバシで羽を抜いています
 
だいぶ羽が抜けてきました
だいぶ羽が抜けてきました


獣医師・ぺんぎん館担当:佐藤 伸高

冬の旭山動物園画像

役所的には年度末です。いろいろと大変な時期です。

旭川の人口が34万人を切ったニュースはやはりとは思いましたがショックは大きかったです。

動物園でこれだけたくさんの命を預かり続ける覚悟を問われてるように感じました。

分相応の中で背伸びをせず、丁寧に、地に足をつけ、前向きにチャレンジ、でしょうか。
それにしても2月は大雨、凍結、大雪とめまぐるしく天候が変わりました。

自然の力には、収まるまで何もできないのが現実ですね。

自然に対峙することが技術ではなく、受け流す発想も必要だと感じます。
こんな状態だったので、動物の放飼場もザクザクになったり、ガリガリ、デコボコに凍ったり、

ツルツルになったりと気を使うことが多くありました。あっ、もちろん来園者に対してもでした。

この冬は外国の観光客が明らかに多く訪れています。多国籍化も進んでいます。

多くはアジア圏の方ですが、暑い国の方が多いので雪道の歩き方を知りません。

今までなかったのですが、今シーズン初めて外国の方が園内で転倒したことが原因での

トラブルが続きました。僕たちには冬の雪は当たり前の自然現象ですから、

自動車を運転していて凍結路面でスリップ事故を起こしても、

道路管理者に補償させようとは思いませんよね。

でも南国のヒトにしたら雪はたとえば台風のような天災で、だから雪道で転んでケガをしたら

誰かが補償してくれるものだと考えるのかもしれないと感じました。

さらに病院にとなると救急車を手配するのですが、こちらで手配をするので

支払いも当然動物園がするものと勘違いを生みだしているのかもしれません。

ツアーでの来園者ならば添乗員の方にお任せできるのですが、個人で訪れる観光客が増えていますから、

ケガをした方も異国で心細いのも理解できるし、言葉の壁が誤解を生じていたりします。

せっかく来てくれたのにお互いに納得できないしこりを残すのは悲しいことです。

新たな課題です。旭山動物園は山の斜面にあります。自然の地形には逆らえません。

毎日数回路面のチェックをしてできるだけ滑らないように、滑り止めの砂利をまいたり、

ツルハシで細かくデコボコにしたりするのですが、雪が降り続いたり、

気温が急激に上がったりするといたちごっこになってしまうこともあります。

東門に上がる坂道も要注意です。

とにかく今年は日中の気温が上がることが多く、ここは札幌?と感じる日が多くありました。

すり足で歩いたくらいではテカテカにならない旭川の雪はどこに行ったのか!

と寒い冬が恋しくなる2月でした。

ライオン夫妻

 

ライオン

夫婦仲良くツーショット

 ライオンの老夫婦、ライラとレイラ。
 寒い日は外に出たがらない2頭ですが、3月に入り、自発的に外に出る日も増えてきました。
 ライオンも春の足音を感じているようです。


 毛球症の病歴がある2頭。月一回、予防としてラキサトーンという薬を投与しています。
 じつはこの薬、ネコの毛球症治療薬です。

 動物の治療には家畜用の薬を使用します。キリンは反芻獣なのでウシ用の薬を使うとか。


 イヌ科・ネコ科の動物なら、イヌ用・ネコ用の薬をそのまま使えるので、さまざまな症状に対応しやすかったりします。

 もちろん体の大きさは全然違うので、そのぶん大量に使います。
 

 猫ならラキサトーンを一回3gほど与えるのですが、ライオンに対してはライラに50g、レイラに50g。一回にチューブまるまる一本を使い切ってしまいます。
 

ライオン
なになに、「3.適用上の注意」には・・・?


 箱の裏を見ると、投薬方法のアドバイスも書いてあります。
「気難しい猫に与える際は、指にとって猫の口に入れるか、鼻先に塗るなどしてください。」


 んー


 うちの子たちには無理ですね!(笑)
 ぼくの指がなくなっちゃいます。


ライオン

一応、猫が食べやすいようにシロップのような甘い味が付いています


 でも大丈夫。↑こうやって肉に塗れば、ライラもレイラもちゃんと食べてくれます。


ライオン

なんかいつもと違う味がするな~??


 ちょっと顔をしかめて「マズそう」ですが・・・(笑) 食べてくれるだけエラい!
 投薬がスムーズな動物は飼育係としては非常に助かります。

 気難しいライオンじゃなくて良かった。

 最高気温がプラスの日が増えれば、ライオン夫婦が外に出る日も増えることでしょう。


ライオン


 老いても元気なライオン夫妻。
 みなさんぜひ会いに来てください。

 

もうじゅう館担当:大西 敏文

きんきょうの春

 しいくのぶろぐをご覧の皆さんはじめまして。
 前回の中野さんと異なり、けっこう前から飼育スタッフになったロン毛です。

 ぼくが担当するインドクジャクは冬期開園中にご覧いただけません。
 クジャクたちは、あたたたたたたたたたたかいお部屋で過ごしています。
 

 オスのクジャクには、飾り羽がキレイに生えてきました。

飾り羽

美しいですなぁ


 気の早い個体は、メスたちにアピールを開始!
 でも、メスたちは、まだオスよりもエサにご執心のようです。


 クジャク

ディスプレイする一昨年生まれのヴァラーハセンパイ


 夏の開園(4月29日から)では、美しいインドクジャクたちを改めてご堪能いただこうと思っています。

 放飼場内や看板など、展示もリニューアルしますよ。お楽しみに!

 

インドクジャク・教育活動担当:奥山 英登

シマフクロウが釧路市動物園から来園しました

シマフクロウ
来園したシマフクロウ2羽
左:「ロロ(♂)」 右:「モコ(♀)」

3月9日夕方、釧路市動物園からシマフクロウ2羽(オスとメス)が来園しました。
来園した2羽は、オスが「愛称:ロロ(1997年うまれ)」、メスが「愛称:モコ(2011年うまれ)」になります。

すぐにシマフクロウ舎に放飼をしましたが、止まり木にとまり落ち着いた様子を見せています。
ペアで来園したことにより、今後は、シマフクロウの繁殖を目指していきます。カメラなどの設置をし、様子をしっかりと観察していきたいと思います。
 

また、シマフクロウが環境に慣れ、採食が安定するまで、しばらくの間はシマフクロウ舎の観覧は制限させていただきます。
園路からはシマフクロウの様子が見られますので、そこからの見学となります。ご了承ください。
 

天売(てうり)猫のおはなし会と譲渡会を開催しました

おはなし会の様子
「おはなし会」の様子

3月6日に学習ホールで「天売(てうり)猫のおはなし会と譲渡会」を行いました。
「おはなし会」では、環境省と羽幌町海鳥センターの方から天売島の海鳥の紹介や猫の現状、問題、課題、対策など、ニャン友ねっとわーく北海道の方からは、天売猫の預かりボランティアの紹介や猫の視点からのお話、当園園長から旭山動物園での取り組みや天売島を訪問した際に感じたことなどのお話があり、約50名の参加された方々は真剣な眼差しでお話を聞いていました。
 


 

譲渡会の様子
「譲渡会」の様子

午後からは、こども牧場で飼育・馴化中の猫2頭に加え、羽幌町で馴化中の猫5頭、計7頭の譲渡会を行いました。たくさんの方々にご来場いただき、天売島の猫の現状を知っていただくきっかけになったのではないかと思います。また、面談もされた方もおり、今後譲渡に向けての審査が行われます。

今後もこども牧場では、天売島の猫を通して、たくさんのことを発信していきたいと思います。

天売猫おはなし会&譲渡会の詳細はこちら

シマフクロウとレッサーパンダ「栄栄(ロンロン)」が引っ越しします

シマフクロウの「ロック♀」釧路市動物園へ

シマフクロウ
シマフクロウの「ロック」

シマフクロウ「ロック♀」が3月8日に釧路市動物園へ引っ越しをします。
2012年に釧路市動物園から来園し約4年過ごしていましたが、今回「ロック」を釧路市動物園に戻し、新たなペアを迎え旭山動物園で繁殖を目指していくことになりました。
新たなシマフクロウのペアが来園するのが3月9日となっていますが、展示に関しては様子を見てからになるので、追ってお伝えをしたいと思います。

 

レッサーパンダ「栄栄(ロンロン)」那須どうぶつ王国へ

レッサーパンダ
レッサーパンダの「栄栄(ロンロン)」

レッサーパンダの「栄栄(ロンロン♀)」が3月9日に栃木県にある那須どうぶつ王国に引っ越しをします。
「栄栄(ロンロン)」は、2013年7月に「ノノ♂」と「栃(トチ♀)」との間に生まれた子どもで、一般公募により命名をしていただいた個体です。
今後は那須どうぶつ王国に移動し、新たなペアを形成し、繁殖を目指していくことになります。
「栄栄(ロンロン)」の新たな地での元気な姿を見せてくれること、そして赤ちゃんの出産を期待したいと思います。

冬もあとすこしで終わります

 しいくのぶろぐをご覧の皆さんはじめまして。

 前々回の池谷さんと同じく、昨年の4月から飼育スタッフになった中野です。旭山動物園に配属されたのは一昨年の4月からですが、飼育に関しては昨年からです。ぶろぐは今回が初めてです。よろしくお願いします。

 

 ぼくの担当動物はエゾシカの森、フラミンゴ、両生類・は虫類舎です。現在来園者の皆さんが見られる動物もいれば見られない動物もいますが、飼育作業はもちろん毎日行っています。

 

 フラミンゴは冬期間の展示はありませんが、室内で元気にしています。

 

フラミンゴ

フラミンゴ寝室の様子

 

 フラミンゴ好きな方も多いようで、フラミンゴどこー?という声もよく聞きます。寒さが苦手なので、春がくるまでもう少し待っていてくださいね。

 

 次にエゾシカですが、彼らは冬でも元気。寒さにはそれなりに強い動物です。

 北海道に住む動物は、差の激しい四季の変化に対応するために、季節ごとに見た目が変わるものが多いです。エゾシカがまさにそうで、季節ごとに色々な姿を見せてくれます。

 

エゾシカ

オスのマカロニ

 

 写真でも分かるようにオス鹿にはツノが生えます。

 ツノのせいなのか、第一声で「あ、トナカイがいる!」と言われることも多く、担当としてはせつない気分になることも。

 シカのツノは毎年生えかわるため、現在のツノは春先に根元からポロッと落ちてしまいます。その後新しいツノが成長してきますが、完成するのは10月頃。

つまりこの姿はあと1ヶ月ほどで見納めになっちゃうんですね。見ておきたい方はお早めにどうぞ!

夏には毛皮の鹿子模様がとても美しくなり、こちらも見逃せないと思うので、エゾシカは是非1年を通して観察してもらいたい動物です。 

 

最後に両生類・は虫類舎ですが、ここは屋内で暖かさを保っている事もあり、あまり季節感はないですね。(自然界では冬眠する季節ではあるのですが)

 そのため、ニホンアマガエル(冬眠中)を除いて現在も見られるようになっています。

 たまーにアオダイショウとアズマヒキガエルを皆さんの目の前に連れてきてガイドをしていますので、お時間のある方はぜひ見に来てください。

エゾシカ・フラミンゴ・両生類・は虫類担当:中野 奈央也

3月の絵本の読み聞かせを行います!

暖かい日も多くなり、少しずつ春へと近づいてきました。


さて、3月12日(土曜日)に今年度最後の絵本の読み聞かせを実施します。
今回読む絵本は「ペンギンほっきょくへゆく」と「いのちのいれもの」の2冊です。
「ペンギンほっきょくへゆく」は、南極と北極に住む2羽の仲良しなペンギンのお話しです。

「いのちのいれもの」は、旭山動物園の元園長小菅正夫氏が書いた絵本で、いのちをつなげていくということについて考えさせられる1冊となっています。
絵本を読んだ後には、飼育スタッフによる、動物の解説も行いますよ。

3月の読み聞かせ絵本

5月から始まり11回目の今年度最後の読み聞かせに、ぜひお越し下さい。
お待ちしています!

【投稿者 昆野 優子】