旭山にゅーす・ぶろぐ

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2014年10月のすべての記事

 食べマルシェも終わりすっかり秋の気配です。
メタボ解消と戦いながら食欲の秋を迎えてしまいました。
食べマルシェでは3施設連携がきっかけで
武雄市からイノシシ丼のブースが出ていました。
なぜイノシシ?とふと興味がわきました。

武雄市では有害駆除したイノシシがゴミとして捨てられていたことに、
こんなことではいかんと、処理工場を建設し
どうしたらおいしくいただけるのかを研究したそうです。
死後30分以内の解体、3回の血抜き、熟成…。
大変な苦労でしたねと話してるうちに、実は北海道に何回も足を運び
エゾシカ協会を始め多くの方にお会いして勉強させてもらったのです。
愕然としました。
北海道に習い北海道を越えていた…。
行政が主体となり地元の味に育て、販路を開拓する。
その根底に命を粗末にしてはいけないとの理念。
う~ん、我々も頑張らないといけないとの思いを新たにしました。

さて、メキシコの動物園から来たカバのお嫁さん、
室内プールにも慣れ、旭山の一員になりました。
この号がでるころには可愛い名前をつけてもらっていることでしょう。
旭山に来園してからは寝室、寝室間の移動、
屋外放飼場と施設にも順調に慣れ、
いよいよ最後に室内放飼場そう室内プールデビューとなりました。
百吉の足を踏み外し芋虫がのたうち回るように
溺れ沈んでいく姿がどうしても頭をよぎります。
百吉は水底に着地した瞬間に何事もなかったかのように水面に向かい
見事なムーミンジャンプを決めました。
あの深いプールがカバ本来の能力を覚醒させたのだと我ながら感動しました。

でもふと百吉だからできたのかも…。
かば子(名前が決まっていないのでおい!と呼んでもしっくりこないので
暫定的にかば子と声かけをしています(^^;)」は
カバの中でも運動神経が鈍い方だったら、
かば子溺死!そんな見出しが頭をよぎります。
マイナス思考が先行してしまいます。
いざというときに救助できるよう潜水士の資格を持つ力持ち2名が
パンツ一丁で潜水道具、救助用のロープを用意し待機、
自分は海水パンツでシュノーケリングを用意し陣頭指揮。

いよいよかば子が室内プールに入りました。
ためらうことなく浅瀬から入水、水中を見回し、水中にダイブ!
それはまるでスローモーションのようです。
水底に着地し辺りを見回します。
息継ぎ忘れてないか?内心ドキドキです。
そして後ろ足で立ち上がるようにゆっくりとジャンプ。
水面に鼻を出し瞬時に息継ぎ、そして潜水。
なんと落ち着いた行動!またも取り越し苦労に終わりました。

今の心配は百吉の水中アクリルドームをかじる癖。
カバの前歯、犬歯は一生伸び続けるので
木などをかじるのは大好きなのですが、
何もアクリルドームでやらなくても…困ったもんです。