「アリジゴク」の正体!?

最終更新日 2018年6月17日

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 「アリジゴク」の正体!?

 先日、今年度2回目の「絵本の読み聞かせ」がありました。多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。読み聞かせの後は、ダチョウの飼育担当の田中から旭山動物園のダチョウに関するお話がありました。最近産んだというダチョウの卵を手にのせ、その大きさや重さを実感したり、飼育担当ならではの生態に関するお話なども聞くことができ、とても貴重な時間となりました。

 datyou

 (ダチョウの卵を手に持ち説明する飼育担当)

   次回は、7月14日(土)11時からです。絵本の読み聞かせは、「しましまかしてください」「キリンですけど」の2冊です。飼育担当からのお話は、当日のお楽しみに!
皆さんのお越しをお待ちしています。

   ところで皆さん、5月24日の図書館ぶろぐで紹介した、「動物図書館のアリジゴクが、5月16日に砂のボールを作った。」という記事を覚えていますか。
6月16日の朝、飼育ケースを見ると、砂にさしておいた小枝に虫(下の写真)がとまっていました。「ウスバカゲロウ」です。「アリジゴク」と呼ばれている虫は、ウスバカゲロウの幼虫でした。成長したアリジゴクは砂のボールを作りその中でさなぎになります。さなぎになってからちょうど1ヶ月。砂のボールに穴を開け成虫になるために出てきました。羽化の様子は残念ながら見ることは出来ませんでしたが、無事成虫になり一安心です。ウスバカゲロウ(成虫)の寿命は短いので、次の日、外に放してあげました。

arijigoku
 (羽化した「ウスバカゲロウ」)

   動物図書館には、ウスバカゲロウの幼虫がまだ2匹います。この2匹も成虫になるまでしっかりお世話しようと思います。
   虫の好きな方!来館の際は、ぜひ見ていただければと思います。あっ、図鑑も一緒に見て下さいね。ウスバカゲロウがもっと好きになりますよ~!

(投稿者:動物図書館 稲 村 昌 弘)