ゲンちゃん日記・令和元年9月「たくさんのご支援、ありがとう!」

最終更新日 2019年9月18日

ページID 067444

印刷

ゲンちゃん日記・令和元年9月「たくさんのご支援、ありがとう!」

エゾヒグマ

(写真:エゾヒグマ)

 今年は大きな自然災害もなく夏を乗り切りました。このまま平穏な日々が続くといいのですが…。

 先々月号で書かせていただいた、NPO法人旭山動物園くらぶさん主催での「おかえり!旭山動物園号」さよならから一年半。旭山動物園に”走る絵本”の再現空間を というクラウドファンドですが、おかげさまで無事目標を達成いたしました!本当に多くの方々からご支援を頂きました。ご支援と共にたくさんの温かいメッセージも頂きました。当初目標達成後にも多くの方から、もう大丈夫なのか?何かあったら支援するぞ!と声をかけていただきました。改めて旭山動物園は本当に多くの方々に支えられ今日という日を迎えられているのだとの思いを新たにしました。支援してくださった皆様方本当にありがとうございました。走る絵本の再現空間は冬期開園時を目指して整備を進めていきたいと思います。

 さてこれから冬に向かってですが、東門からのゆっくりロードにエゾユキウサギとキタキツネの飼育展示施設を整備します。春に整備したエゾタヌキ・テン舎、すでに整備していたエゾリス舎と合わせて北海道産ほ乳類の展示が充実します。エゾモモンガも展示しているのですが完全夜行性なので日中はほぼ姿が見れません…次の課題ですね。さらにチンパンジー館とサル舎のリフォームも行います。

 そしてエゾヒグマ館の設計です。今年はヒグマ出没に関するニュースが続いていますが、知床はヒトとヒグマの関係があらゆる意味で凝縮されている場所です。北海道の自然を象徴する素晴らしいヒグマとヒトの生活圏に出没して駆除されるヒグマがいます。今年は例年にもまして知床に通うことになると思います。日本で無二のエゾヒグマ館を目指します。

旭山動物園 園長 坂東 元