ゲンちゃん日記・平成30年4月「新たな見どころいっぱいでスタート」

最終更新日 2018年6月10日

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ゲンちゃん日記・平成30年4月「新たな見どころいっぱいでスタート」 

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 (写真:ととりの村)

 もう新年度に向けての夏期開園準備期間です。この原稿を書いている時点では、例年にない積雪量です。なかなか減っていきません、いやむしろ増えたりしてます。春を迎える準備として雪割りをして道路や歩道をきれいにして、地面はきれいな緑が芽吹いて、さぁ春だ!ですよね。開き直るわけではありませんが、今年は残雪を楽しめるのかもしれません。

 開園50周年の年度が終わりました。自分たち的には結構充実した一年だったのですが、皆さんにはどう写ったのでしょうか?ともあれ51年目の年度が始まります。

 まずはととりの村のリニューアルオープンから始まります。なぜリニューアルかというと、ととりの村の池の漏水がひどくなったことと、基本的に雨水と、旭山の沢水がととりの池の水源なのですが、その水の供給が不安定になったことが原因です。池を少し浅くして面積を小さくしました。ただ池を作り直しただけでは旭山らしくないので、池の中をのぞき見できる潜望鏡を設置しました。水鳥たちが水中でどのように水かきのついた足を使っているのか?どのようにして餌をついばんでいるのかを覗いてみてくださいね。

 次に冬期間中にボルネオオランウータン放飼場の改築を行いました。ここ2シーズンくらい夏期開園期間中放飼場の脇の芝生にボルネオカワガメがいたのを覚えていますか?

 サルの仲間は皆爬虫類を苦手とします。もちろんオランウータンもです。自然の中では多種多様な生きものが暮らしています。それは仲良くではなく無視することでもなく認め合うことが基本です。そんな共存を目指していよいよオランウータンとカワガメの共存飼育を目指します。オランウータンの放飼場の中にカワガメの池を増築しました。2シーズンの間オランウータンたちはカワガメを観察していたはずで、好きになることはないはずですが認める下地はできたのではないかと考えています。順調に共存できるか慎重に取り組んでいきます。

 そうそう、3月にはチンパンジーのチロの出産がありました。ぜひ会いに来てください。51年面も命の営みは続きます。

 夏期開園の準備作業が順調に進みますように。スタッフのプチリニューアルも楽しみにしていてくださいね。

   旭山動物園 園長 坂東 元