2018年4月のしいくにゅーすの記事
2018年4月27日 | しいくにゅーす
新しい動物たちが仲間入りしました
新しい動物たちが仲間入りしました
明日から夏期開園が始まりますが、その前に先週新しく仲間入りした動物たちを紹介いたします。
4月18日に、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターから、保護個体で野生復帰が不能と判断されたシロフクロウ♀1羽、ハヤブサ3羽(♂2羽と♀1羽)、コミミズク2羽(♂1羽と♀1羽)が来園してきました。
それぞれの動物は展示施設が違いますので、こちらも紹介いたします。
シロフクロウ:シロフクロウ舎で展示
コミミズク:北海道産動物舎(元キンメフクロウを飼育していた場所)
また、今年から「どっちかな?」看板という新しい企画が始まります。お子さんが動物を見て楽しくなる、興味を持つきっかけになるようなクイズ形式の看板です。探してみてくださいね。
それでは、夏期開園が始まりますが、51年目のスタートとなる旭山動物園へぜひお越しください。
職員一同お待ちしております。
2018年4月18日 | しいくにゅーす
ブタの展示を始めます
2018年4月14日 | しいくにゅーす
シマフクロウの2羽目が孵化しました
シマフクロウの2羽目が孵化しました
4月13日にシマフクロウの2卵目が孵化しました。今回孵化したのは3月8日に産卵を確認した卵です。
4月9日に孵化した1羽目のヒナは、親からエサをもらい食べている姿も確認ができ、順調に成長しています。
今後も動画などを随時更新していきますので、楽しみにお待ちください。
2羽のヒナの様子はこちらから
2018年4月11日 | しいくにゅーす
ライオンの「レイラ」の訃報
ライオンの「レイラ」の訃報
ライオンの「レイラ」(メス、22歳)が4月10日に死亡しました。
昨年の11月にペア相手のオスの「ライラ」が死亡した後は1頭での飼育となり、もうじゅう館で暮らしていましたが、高齢のため冬期間は外の展示場に出たがらない日も増えていました。
3月中旬より食欲の低下が見られ、餌を残す量が増えてきたので3月24日に麻酔下で検査を行いました。検査の結果、慢性的な炎症を疑う所見を認めました(白血球の増加)。
翌日より抗生物質の投薬を始めましたが、食欲は回復せず投薬のみ少量の餌に混ぜて与えることが出来る状態でした。
その後、投薬の餌も食べなくなり、部屋の移動をいやがるなど活力の低下が目立ってきました。そのまま経過を観察すれば徐々に寝たきりになり衰弱していくことが考えられましたが、体力のあるうちに状態を把握をすることと少しでも体調を回復させることを目的として、4月10日に再度麻酔を行ったところ、麻酔覚醒時に呼吸が停止し、蘇生措置を行いましたが死亡しました。
解剖の結果、肝臓の変性の他、脾臓の腫大、肺のうっ血・水腫など心機能の低下を疑う所見を認めました。食欲低下の原因は加齢による肝機能の低下であると考えられ、麻酔による循環器(心臓)負担増加が原因の心不全と診断しました。
※「レイラ」の死亡により旭山動物園で飼育しているライオンはいなくなりました。今後は他の動物園とも相談しながら新たなライオンの導入を検討していく予定です。
2018年4月10日 | しいくにゅーす
シマフクロウが1羽孵化しました
シマフクロウが1羽孵化しました
旭山動物園では2年前からシマフクロウのペア(ロロ♂、モコ♀)を飼育しています。
繁殖期は早春です。今年は2月18日にカメラの前で完全な交尾が確認され、ヒナの誕生が期待されていました。
3月に入り、3月6日に1卵目、3月8日に2卵目の産卵が確認され、メスの抱卵(卵をあたためること)が始まりました。シマフクロウの抱卵期間は35日前後ですので、有精卵であれば4月10日前後の孵化が予想されたため、今月に入り観察を続けていたところ4月9日の昼頃に1羽の孵化が確認されました。旭山動物園では初めてのこととなります。
今後は、2卵目の孵化がうまくいくことを期待しつつ、生まれたヒナが無事成長するため初めての子育てを行うシマフクロウ達をサポートしていきます。
これまで旭山動物園ではアムールトラ・ユキヒョウ・アムールヒョウの繁殖の時も行っていた取り組みで、命の営みを来園者の方々と共有していくため、子育ての様子などをライブ映像で伝えてきました。今回のシマフクロウも同じ取り組みであり、抱卵中もライブ映像を流しておりました。今回の孵化は閉園中ということもあり、このような報告となりましたが、4月28日の夏期開園までは、随時近況を報告していく予定です。