旭山にゅーす・ぶろぐ

【しいくにゅーす】一覧

このページでは「しいくにゅーす」の記事のみを掲載しています。

「しいくにゅーす」では飼育に関する様々な情報を紹介します。

2017年1月のしいくにゅーすの記事

あざらし館に流氷ひろばが完成!

流氷ひろば
流氷ひろばの上にいるゴマフアザラシ

 あざらし館に流氷が到来しました!正確には、流氷を再現するためにプールを凍らせました。

 なぜ、流氷か?ゴマフアザラシは、北海道に流氷と共にやってきて、流氷の上で出産と子育てを行います。
 そのためゴマフアザラシの子どもは、流氷の上で外敵から見つかりにくい白い毛で生まれてくるのです。
 そんな自然界のゴマフアザラシの生活をわかりやすく観察していただくために、プールを凍らせ流氷を再現しています。

 流氷は、ゴマフアザラシだけではなく、さまざまな栄養素やプランクトンを運んできて様々な生物を育みます。

 北半球で最も南に流氷が来る北海道。そんな雄大な北海道の自然をイメージしながらゴマフアザラシを観察していただければと思います。
 

カピバラ・ワピチの訃報

カピバラ
カピバラの「泉水(いずみ)」

 

 1月8日にカピバラの「泉水(いずみ・オス)」が、胃穿孔による腹膜炎のため死亡しました。
 「泉水」は2010年に旭山動物園へ来園し、今年で8歳になる個体でした。
 昨年には、メスの「ゴンベ」・「ピョン」が老衰のため死亡し、旭山動物園にはカピバラの飼育個体はいなくなってしまいました。

 今後、新たに導入を考えていく予定です。

 

 

ワピチ
ワピチの「サチ」

 

 1月10日に、ワピチの「サチ(メス)」が老衰のため死亡しました。
 12月頃から自力で立ち上がれなくなり、飼育員が立ち上がるのをサポートをしながら経過を見ていました。
 「サチ」は31歳ととても高齢であり、過去には10頭の子どもを産み育てての大往生でした。

アビシニアコロブスが出産しました

 昨年の12月17日に、サル舎で過ごしているアビシニアコロブスが出産(性別:オス)しました。2年連続の出産となります。現在の様子は、母親が赤ちゃんをしっかりと抱き育児をしており、順調に成長をしています。

 アビシニアコロブスの赤ちゃんは、最初全身真っ白な毛をしており、成長するとともに、親と同じ毛色になっていきます。赤ちゃんの成長を見ていくととてもおもしろい動物です。

 ですが、アビシニアコロブスは、冬の時期は気温が低いため展示を行っていないため、残念ながらご覧いただけません。生まれてからの成長の様子については、サル舎前に看板を設置しお伝えしていく予定ですので、ぜひご覧ください。そして、立派に成長した姿を春にはご覧いただますので、楽しみにお待ちください。


アビシニアコロブスの赤ちゃん

生まれた赤ちゃんと母親の「アビー」