天売猫の「ひじき」を譲渡しました

最終更新日 2019年3月26日

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天売猫の「ひじき」を譲渡しました

 3月21日に「天売猫のおはなし会と譲渡会」を行い、約30名の方々に参加していただき、天売島の現状や天売猫について伝えることができました。
 譲渡会では、こども牧場で約3年間・馴化(じゅんか)を行ってきた天売猫「ひじき」の里親さんが決まりました。そして、3月25日に里親さんのご自宅へ譲渡のため伺い、今後のことなどをお話させていただきました。

ひじき譲渡会
 里親さん(左下)と「ひじき」との記念撮影

 ひじきは、これから新しい環境で楽しく過ごしていくことと思います。今後も里親さんから写真などをいただき、近況をこども牧場で掲示していく予定です。
 
 今回の譲渡で、こども牧場で馴化をしていた天売猫はいなくなりましたが、今後も天売猫や天売島の自然を看板などで伝えていきたいと思います。
 
※天売猫(てうりねこ)とは?
 天売島では、島に生息するウトウやウミネコなどの海鳥の繁殖地にネコが出入りをし、ヒナや卵を襲い、生態系に影響を及ぼしていることから、2014年度から環境省や羽幌町が協力し、島内にいる約200~300頭のネコの捕獲に取り組み、避妊去勢し、馴化(じゅんか:人に慣れさせること)して里親を探し、譲渡していくという活動を行っています。このような天売島にいるネコを「天売猫」と呼んでいます。
 旭山動物園では、この活動に2015年から協力させていただき、天売島の現状を伝えています。